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38海外前夜の回想2
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身体の奥のミハルさんが、俺を貫いていくっ!
背中を仰け反るようになった俺だが、オレは、元気だ。
さっきので、ミハルさんの腹に線を所々描くように飛ばした物が、彼の身体を独占したような気分を味わえるってことは、内緒だ。
埋め込まれた物が、容赦なくイイ所を刺激して、オレは蘇る。
―この状態でキスって…む、無理っ!!
身体で息をする俺、その様子を嬉しそうに見ているミハルさん。
目が合って、
「キスでイクまで、やめれません」
!?!?
―この人、魔女じゃないよっ!魔王だよっ!
ぎこちないが、俺は、一生懸命、彼の顔を手で挟み、唇を押し当てる。
「まだまだ、合格には遠いね」
―悔しいが事実だ。
今度は、勇気を出して、舌を使っていく。
始め小さくチロチロと舐めていたのだが、思い切って舌を彼の唇を割るように入れていく。
自分でも震えているのが、わかる。
恥ずかしさや、彼からゆっくりと動かされ起される快感に、生理的な涙がゆるゆると流れていく。
自分でも、怯えているんだなって思う。
でも、それもミハルさんが受け止めてくれる。
試行錯誤で、彼が徐々に息を荒くしているのを見ると、自分の身体も熱さを増していく。
―キスでイクって?
今でも、イキそうなんだけどっ!
頭の中で、色々と言葉を発するも、それを表には出せない。
俺が話そうとすると、快感を引き出されて、身体が震える。
「アッ!あっ!…」
喘ぎ声?ノンノン…っ!
これは、息をするのにも、大変だって言うことだ。
ま、喘ぎもあるけどなっ。
俺は、いつものように、俺のオレを自分で触れようとした。
ガシッ
―!?
俺の経験値が、警笛を鳴らす。
掴まれたのは、俺の両手…・
ミハルさんを見ると、意地悪そうな顔をしている。
―…笑ってる…
「手を使わずに、自分で後ろとキスでイってごらん」
低音の声で、自分でも、後ろがキュッと縮こまるのを感じた。
「ひゃっ!…アッ!アッ!…・」
もう、今ので限界が近い俺は、恥じらいもなく、その急激に身体に走る絶頂に向けてはしたないお願いをしていた。
「ミハルさんっ!舌出して!イ、イクから…っ!
…やだっ!足りない…っんん!!」
掴まれた手を無理やり離して自分から彼の頭を引き寄せて唇を合わす。
ミハルさんも、俺がしやすい様に、唇をあけていて、舌を絡めることを早急にしていく。
―切羽詰まってんだよっ!
俺の限界を悟ったミハルさんは…
容赦なく突き上げてくるっ!苦しい…
徐々に、下腹の辺りに熱が溜まっていく。
一突き一突きに反応して、腰が波を打つように大きく跳ねる。
俺は、口を塞いでるのに、聞こえてくる色んな音に…・感じていた。
キスの合間に聞こえるミハルさんの吐息。
下の方から聞こえる粘着質な水音。
肌が合わさる音。
そして、自分の声にならない声…
「ンンンンっ!…・んンンンっ!」
通訳させるの?
(ダメダメっ!…・イッちゃう!)
―!!!!!!
目を閉じて、身体が大きく跳ねる。
正直、俺はミハルさんのことなど考えれないほど、快感に包まれていた。
耳が周りの音を消していた時間は数秒だろうか…
ミハルさんの息遣いが耳に入ってきて、俺は、ゆっくりと目を開けた。
―!!
そこには、嬉しそうにそして優しい…けれど、熱がまだまだ籠っているミハルさん。
?
なんで?
「…要君、キスでイケたのもすごいけど、出てないよ?」
みはるさんは、手で俺のオレをぺちぺちと自分の腹と、俺の腹に叩くように振り回す。
「…へ?」
―でも、俺はいま、イッたのに…・
「これね、ドライって言うの。
正確には、ドライオーガズムかな。
じゃ、続けよっかっ!!」
―いやいや、俺、イッたって!
!!!!
―何これ?
ミハルさんが動くたびに、身体が大きく跳ねる。
痙攣するように、身体が自分の意志とは違い動く。
「…っやっはっちょっと…イクっ!!さっきイッたの知っているでしょ?
-っま、またっ?!
う、動いたら‥イクってえぇぇぇっ!!」
俺は、融けた顔を上に向けて、襲い掛かる快感に体と心ごと、震えさせられる。
―イってしまったっ!!
溢れてくる涙の奥に、ミハルさんが喜んでいる。
今ので、ミハルさんもイッたのかな?
ゴムを…
付け替えている…
え?
まだすんの?
俺に酸素を…
俺に少しの休息をっ!
溢れてくる涙と、飲み込むことを忘れた口から出てくる涎で俺は…言葉を出せなくなっていく。
再び、容赦なく挿入。
「ひゃっ…やらって…っ!うわぁぁぁん。
ひっ!ヒ…ぁぁぁぁっ」
ズン!
大きく突き上げられる。
「ぁぁ、ぁっぁぁ‥・」
じっと、見られている感じがしたので、ミハルさんを見る。
「かわいいね。
それに、気持ちいいって顔してる。
…ねぇ、要君、俺の事、前より好きになった?」
質問をしているのに、ジワリ…ジワリと、動かないで欲しい…
「ぁっ、アッ、‥み、ミハルさんの事?
…っはっ!…好きだよ?」
俺は、素直に言葉に表す。
でも、この言葉にはいろんな感情が含まれている。
俺を好きになってくれているっていう、感謝の気持ちが大きい…
気持ちが高ぶって、声が震える。
俺、凄く幸せって思う。
そう思ったら、ミハルさんをぎゅって抱きしめたくなった。
力が入らないけど、手を背中にまわす。
―!!
それだけで、ミハルさんは俺の感情を気付いてくれたかのように答えてくれる。
…答え方が…おかしいけどね…はは。
俺の中のミハルさんが、今、変容したんだと思う。
だって、俺の身体の中の苦しさが強まり、ミハルさんの様子も余裕がないみたい。
俺は…ただ、その激しさを伴う彼の思いを少しでも受け止めるようにしがみつくしかなかった。
背中を仰け反るようになった俺だが、オレは、元気だ。
さっきので、ミハルさんの腹に線を所々描くように飛ばした物が、彼の身体を独占したような気分を味わえるってことは、内緒だ。
埋め込まれた物が、容赦なくイイ所を刺激して、オレは蘇る。
―この状態でキスって…む、無理っ!!
身体で息をする俺、その様子を嬉しそうに見ているミハルさん。
目が合って、
「キスでイクまで、やめれません」
!?!?
―この人、魔女じゃないよっ!魔王だよっ!
ぎこちないが、俺は、一生懸命、彼の顔を手で挟み、唇を押し当てる。
「まだまだ、合格には遠いね」
―悔しいが事実だ。
今度は、勇気を出して、舌を使っていく。
始め小さくチロチロと舐めていたのだが、思い切って舌を彼の唇を割るように入れていく。
自分でも震えているのが、わかる。
恥ずかしさや、彼からゆっくりと動かされ起される快感に、生理的な涙がゆるゆると流れていく。
自分でも、怯えているんだなって思う。
でも、それもミハルさんが受け止めてくれる。
試行錯誤で、彼が徐々に息を荒くしているのを見ると、自分の身体も熱さを増していく。
―キスでイクって?
今でも、イキそうなんだけどっ!
頭の中で、色々と言葉を発するも、それを表には出せない。
俺が話そうとすると、快感を引き出されて、身体が震える。
「アッ!あっ!…」
喘ぎ声?ノンノン…っ!
これは、息をするのにも、大変だって言うことだ。
ま、喘ぎもあるけどなっ。
俺は、いつものように、俺のオレを自分で触れようとした。
ガシッ
―!?
俺の経験値が、警笛を鳴らす。
掴まれたのは、俺の両手…・
ミハルさんを見ると、意地悪そうな顔をしている。
―…笑ってる…
「手を使わずに、自分で後ろとキスでイってごらん」
低音の声で、自分でも、後ろがキュッと縮こまるのを感じた。
「ひゃっ!…アッ!アッ!…・」
もう、今ので限界が近い俺は、恥じらいもなく、その急激に身体に走る絶頂に向けてはしたないお願いをしていた。
「ミハルさんっ!舌出して!イ、イクから…っ!
…やだっ!足りない…っんん!!」
掴まれた手を無理やり離して自分から彼の頭を引き寄せて唇を合わす。
ミハルさんも、俺がしやすい様に、唇をあけていて、舌を絡めることを早急にしていく。
―切羽詰まってんだよっ!
俺の限界を悟ったミハルさんは…
容赦なく突き上げてくるっ!苦しい…
徐々に、下腹の辺りに熱が溜まっていく。
一突き一突きに反応して、腰が波を打つように大きく跳ねる。
俺は、口を塞いでるのに、聞こえてくる色んな音に…・感じていた。
キスの合間に聞こえるミハルさんの吐息。
下の方から聞こえる粘着質な水音。
肌が合わさる音。
そして、自分の声にならない声…
「ンンンンっ!…・んンンンっ!」
通訳させるの?
(ダメダメっ!…・イッちゃう!)
―!!!!!!
目を閉じて、身体が大きく跳ねる。
正直、俺はミハルさんのことなど考えれないほど、快感に包まれていた。
耳が周りの音を消していた時間は数秒だろうか…
ミハルさんの息遣いが耳に入ってきて、俺は、ゆっくりと目を開けた。
―!!
そこには、嬉しそうにそして優しい…けれど、熱がまだまだ籠っているミハルさん。
?
なんで?
「…要君、キスでイケたのもすごいけど、出てないよ?」
みはるさんは、手で俺のオレをぺちぺちと自分の腹と、俺の腹に叩くように振り回す。
「…へ?」
―でも、俺はいま、イッたのに…・
「これね、ドライって言うの。
正確には、ドライオーガズムかな。
じゃ、続けよっかっ!!」
―いやいや、俺、イッたって!
!!!!
―何これ?
ミハルさんが動くたびに、身体が大きく跳ねる。
痙攣するように、身体が自分の意志とは違い動く。
「…っやっはっちょっと…イクっ!!さっきイッたの知っているでしょ?
-っま、またっ?!
う、動いたら‥イクってえぇぇぇっ!!」
俺は、融けた顔を上に向けて、襲い掛かる快感に体と心ごと、震えさせられる。
―イってしまったっ!!
溢れてくる涙の奥に、ミハルさんが喜んでいる。
今ので、ミハルさんもイッたのかな?
ゴムを…
付け替えている…
え?
まだすんの?
俺に酸素を…
俺に少しの休息をっ!
溢れてくる涙と、飲み込むことを忘れた口から出てくる涎で俺は…言葉を出せなくなっていく。
再び、容赦なく挿入。
「ひゃっ…やらって…っ!うわぁぁぁん。
ひっ!ヒ…ぁぁぁぁっ」
ズン!
大きく突き上げられる。
「ぁぁ、ぁっぁぁ‥・」
じっと、見られている感じがしたので、ミハルさんを見る。
「かわいいね。
それに、気持ちいいって顔してる。
…ねぇ、要君、俺の事、前より好きになった?」
質問をしているのに、ジワリ…ジワリと、動かないで欲しい…
「ぁっ、アッ、‥み、ミハルさんの事?
…っはっ!…好きだよ?」
俺は、素直に言葉に表す。
でも、この言葉にはいろんな感情が含まれている。
俺を好きになってくれているっていう、感謝の気持ちが大きい…
気持ちが高ぶって、声が震える。
俺、凄く幸せって思う。
そう思ったら、ミハルさんをぎゅって抱きしめたくなった。
力が入らないけど、手を背中にまわす。
―!!
それだけで、ミハルさんは俺の感情を気付いてくれたかのように答えてくれる。
…答え方が…おかしいけどね…はは。
俺の中のミハルさんが、今、変容したんだと思う。
だって、俺の身体の中の苦しさが強まり、ミハルさんの様子も余裕がないみたい。
俺は…ただ、その激しさを伴う彼の思いを少しでも受け止めるようにしがみつくしかなかった。
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