8 / 9
苦手克服を失敗しちゃった8
しおりを挟む
このぬいぐるみ、捨てることができなかったんだっ!
捨てたと知られたら、後が怖い。
だからと言って、閉じ込めるようにしていると
「あげたぬいぐるみは元気かしら?」
と聞かれてる。
だから、どこか視線を合わない場所に置いていたのだが…
俺は、ぬいぐるみに耳を当てた。
ジ―――――
機械の運転している音が聞こえるっ!
後ろを確認すると、ポケットがある。
その中を見ると、目が…目が‥‥カメラ。
耳が…盗聴器…
俺、魂を今、どこかに飛ばせるわ。
そんな抜け殻の俺の様子をみていた倉一がぬいぐるみをキッチンに持っていき、洗い桶に水をためてその中に容赦なく、沈める。
必殺、水没。
地味に、恐怖をかんじてしまうわっ!
でも、これで全部がなくなったとは、思えない。
それを倉一が気づいて、鞄の中から道具を取り出してきた。
盗聴器、盗撮器の発信する電波を受信するらしい…
結果。何も出てこなかった。
俺…すごく疲れた…
「お前、異常なほど愛されてるなっ!?」
えぇぇぇっ!
これ、愛情表現の一つなの?
勘弁してほしいんだけど…
そんな俺を他所に倉一は
「抱いていいか…?」
なんて聞いてくる…
俺も、落ち着いたら、やはり倉一の傍が一番落ち着くし、気付いたら頷いていた。
でも、素直になれない自分もいたりするわけで…
「俺の全部を受け止める覚悟が…あんのか?」
―か、かわいくねぇぇぇ
でも、そんな言葉も、倉一にはいいらしく。
「あるあるっ!」
って、押し倒す。
で…
「思ったんだけど…侑って、胸をいじってんの?
えいっ!エイエイっ!」
指でツンツンって突いてくる。
もう、この歳になるまでに色々と達観をしてしまうと、一人で慰めることもしてしまうわけで…
隠れて撮りためていた倉一の写真を‥オカズに身体を慰めていましたっ!
――――!!
「それで、ここも、こんなに…いつでも準備ができてんの?」
―うぅぅぅ
まさか、この歳で…好きな奴とこんな行為ができるとは思ってもいなかった俺は、後ろを解してそれなりに自分で遊ぶことも憶えていた。
だって、好きな奴を想像したら、やっぱり気持ちがいいじゃん…
でも、こうやって身体を繋げれるとは思っていなかったから、俺の性癖がバレてしまった。
「あんまりみるなっ!
だって、お前とこんなことできるとは、思ってもいねぇし、ありえないって思ってたから…
代わりに…」
俺の言い訳を倉一は、普段、倉一の代わりにしている玩具を動かして聞いている。
ウィーン、ウイーン
と音がするたびに、俺は、自尊心が崩れそうになる。
「まぁ、どこの誰かに貪られるよりかは、いいけどさっ!
もう、今の時点で、ここ、こんなにエロイんですけど…っ!」
そう言って、ローションを絡めた指が俺の後ろを出たり入ったりする。
当然、挿入されるときの身体の力の抜き方も、弁えているわけで…それが、倉一にとって、気に入らなかったようだ。
「そう…いち‥、やだぁ…
指じゃ‥やだ…」
そう言いながら、俺ははしたなく、受け入れる準備が出来ている孔を指で見せつけるように広げる。
「侑、エロすぎっ!
こんなんで、よく一人でいたなっ!?
女なんて、無理だわ。
お前、俺じゃなきゃダメな体にしてやるっ!!」
そう言って、初めて経験する俺を容赦なく、揺さぶり翻弄していく。
「ああぁっ!!
大きい…っ!熱いっ…
本当の、そういちだっ…
嬉し…もっと、もっとっ!
俺をお前のもんにしてぇぇっ!」
と、
淫語連発してしまった…
玩具で身体を開いても、生身の人間は初めてなわけで…
俺は、初めてにして、中でイってしまった。
「どうしよう…
予想以上なんだけど…」
俺の顔を見ながら、倉一が呟く。
何が?と、見上げると…
「…お前のエロさが、俺の好みのど真ん中なんだけど…
何?あれ?ここをこんなにしてから…」
そう言って、俺の胸を突いてくる。
「…もしかしたら、女の人と、結婚することができたとしても、俺は身体までは繋げれないと思ってた…
それは、あの時のことも原因だけど…
お前に助けてもらった身体のままで、いたかった…」
白状してやるって覚悟で俺は自分の想いをさらけ出す。
それは、予想以上に重たい倉一の想いを知ったからだ。
俺も、結構重いと思うんだが…
目の前の男は、それを嬉しそうに聞いている。
「これからは…いつでも抱きしめて…」
そう言っている間に、俺は夢の中に入っていったのだった。
捨てたと知られたら、後が怖い。
だからと言って、閉じ込めるようにしていると
「あげたぬいぐるみは元気かしら?」
と聞かれてる。
だから、どこか視線を合わない場所に置いていたのだが…
俺は、ぬいぐるみに耳を当てた。
ジ―――――
機械の運転している音が聞こえるっ!
後ろを確認すると、ポケットがある。
その中を見ると、目が…目が‥‥カメラ。
耳が…盗聴器…
俺、魂を今、どこかに飛ばせるわ。
そんな抜け殻の俺の様子をみていた倉一がぬいぐるみをキッチンに持っていき、洗い桶に水をためてその中に容赦なく、沈める。
必殺、水没。
地味に、恐怖をかんじてしまうわっ!
でも、これで全部がなくなったとは、思えない。
それを倉一が気づいて、鞄の中から道具を取り出してきた。
盗聴器、盗撮器の発信する電波を受信するらしい…
結果。何も出てこなかった。
俺…すごく疲れた…
「お前、異常なほど愛されてるなっ!?」
えぇぇぇっ!
これ、愛情表現の一つなの?
勘弁してほしいんだけど…
そんな俺を他所に倉一は
「抱いていいか…?」
なんて聞いてくる…
俺も、落ち着いたら、やはり倉一の傍が一番落ち着くし、気付いたら頷いていた。
でも、素直になれない自分もいたりするわけで…
「俺の全部を受け止める覚悟が…あんのか?」
―か、かわいくねぇぇぇ
でも、そんな言葉も、倉一にはいいらしく。
「あるあるっ!」
って、押し倒す。
で…
「思ったんだけど…侑って、胸をいじってんの?
えいっ!エイエイっ!」
指でツンツンって突いてくる。
もう、この歳になるまでに色々と達観をしてしまうと、一人で慰めることもしてしまうわけで…
隠れて撮りためていた倉一の写真を‥オカズに身体を慰めていましたっ!
――――!!
「それで、ここも、こんなに…いつでも準備ができてんの?」
―うぅぅぅ
まさか、この歳で…好きな奴とこんな行為ができるとは思ってもいなかった俺は、後ろを解してそれなりに自分で遊ぶことも憶えていた。
だって、好きな奴を想像したら、やっぱり気持ちがいいじゃん…
でも、こうやって身体を繋げれるとは思っていなかったから、俺の性癖がバレてしまった。
「あんまりみるなっ!
だって、お前とこんなことできるとは、思ってもいねぇし、ありえないって思ってたから…
代わりに…」
俺の言い訳を倉一は、普段、倉一の代わりにしている玩具を動かして聞いている。
ウィーン、ウイーン
と音がするたびに、俺は、自尊心が崩れそうになる。
「まぁ、どこの誰かに貪られるよりかは、いいけどさっ!
もう、今の時点で、ここ、こんなにエロイんですけど…っ!」
そう言って、ローションを絡めた指が俺の後ろを出たり入ったりする。
当然、挿入されるときの身体の力の抜き方も、弁えているわけで…それが、倉一にとって、気に入らなかったようだ。
「そう…いち‥、やだぁ…
指じゃ‥やだ…」
そう言いながら、俺ははしたなく、受け入れる準備が出来ている孔を指で見せつけるように広げる。
「侑、エロすぎっ!
こんなんで、よく一人でいたなっ!?
女なんて、無理だわ。
お前、俺じゃなきゃダメな体にしてやるっ!!」
そう言って、初めて経験する俺を容赦なく、揺さぶり翻弄していく。
「ああぁっ!!
大きい…っ!熱いっ…
本当の、そういちだっ…
嬉し…もっと、もっとっ!
俺をお前のもんにしてぇぇっ!」
と、
淫語連発してしまった…
玩具で身体を開いても、生身の人間は初めてなわけで…
俺は、初めてにして、中でイってしまった。
「どうしよう…
予想以上なんだけど…」
俺の顔を見ながら、倉一が呟く。
何が?と、見上げると…
「…お前のエロさが、俺の好みのど真ん中なんだけど…
何?あれ?ここをこんなにしてから…」
そう言って、俺の胸を突いてくる。
「…もしかしたら、女の人と、結婚することができたとしても、俺は身体までは繋げれないと思ってた…
それは、あの時のことも原因だけど…
お前に助けてもらった身体のままで、いたかった…」
白状してやるって覚悟で俺は自分の想いをさらけ出す。
それは、予想以上に重たい倉一の想いを知ったからだ。
俺も、結構重いと思うんだが…
目の前の男は、それを嬉しそうに聞いている。
「これからは…いつでも抱きしめて…」
そう言っている間に、俺は夢の中に入っていったのだった。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
薬師は語る、その・・・
香野ジャスミン
BL
微かに香る薬草の匂い、息が乱れ、体の奥が熱くなる。人は死が近づくとこのようになるのだと、頭のどこかで理解しそのまま、身体の力は抜け、もう、なにもできなくなっていました。
目を閉じ、かすかに聞こえる兄の声、母の声、
そして多くの民の怒号。
最後に映るものが美しいものであったなら、最後に聞こえるものが、心を動かす音ならば・・・
私の人生は幸せだったのかもしれません。※「ムーンライトノベルズ」で公開中
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
絶滅危惧種の俺様王子に婚約を突きつけられた小物ですが
古森きり
BL
前世、腐男子サラリーマンである俺、ホノカ・ルトソーは”女は王族だけ”という特殊な異世界『ゼブンス・デェ・フェ』に転生した。
女と結婚し、女と子どもを残せるのは伯爵家以上の男だけ。
平民と伯爵家以下の男は、同家格の男と結婚してうなじを噛まれた側が子宮を体内で生成して子どもを産むように進化する。
そんな常識を聞いた時は「は?」と宇宙猫になった。
いや、だって、そんなことある?
あぶれたモブの運命が過酷すぎん?
――言いたいことはたくさんあるが、どうせモブなので流れに身を任せようと思っていたところ王女殿下の誕生日お披露目パーティーで第二王子エルン殿下にキスされてしまい――!
BLoveさん、カクヨム、アルファポリス、小説家になろうに掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる