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嫁ポジション存在のたどり着く場所5
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「さて、レベルあげるぞ」
身体を拭きながらされるままで話を聞く蒔はもう考えを放棄したような感じである。
蒔の額に宝典はキスを落とす。
蒔の細い腰を支え、体をうつ伏せにする。
「え、ちょっと・・・この恰好、なに?」
慌てる蒔に
「ほら、手に力が入る?無理?」
そう言って、宝典に尻を差し出すようにされる。
四つん這い・・だよな。
蒔は震える手で身体をなんとか持ち上げ、足は閉じている。
「その格好も、いいんだけどさ!!」
そう言って、宝典は蒔の足を自分の身体を入れ割って広げていく。
そして内ももをそっと撫で上げながら蒔の背中にキスを落としていく。
「はぁ・・・これ、俺、無理 」
弱音を吐きたくなるほどのゾクゾクと快感が沸き上がる。
「これよりは、ましだろう!!」
グイっと持ち上げられて、蒔は完璧に足を突っ張り、手で身体を支え、そして後ろの蕾も丸見えである。
「いや、宝典!!これはもっと嫌」
そう言っている蒔を気にせず、宝典は蒔の引き締まっている細い腰、足の付け根、徐々に降りていき、
後ろの蕾がより見えるように割って周りを指でなぞる。
「蒔、お風呂の時、何かした?」
一つ、一つの感覚に息を乱して、反応をしていた蒔は、
「え?一応、普段より身体を綺麗には洗ったけど
・・・何かするのか?
したほうがよかったのか?」
蒔の問いに、宝典は胸の中から湧いてくる喜びを抑えるのに必死である。
「蒔がさ、もし男同士の身体の合わせ方をすごく詳しかったら、腹が立ってたかもしれない」
蒔は、
「え、勉強不足だろうって怒るところだろう」
宝典は、蒔の足の間にある興奮の象徴をそっと、刺激を与えていく。
「分かってないなぁ。一から俺が教えるんだぞ。体に受け入れるために準備するところを。
興奮するだろ」
蒔は何を言われているのか半分も、入ってこない。
弱いところをさんざん、知られてしまった今、ちょっとの刺激で快感を得てしまう。
「なに・・・教えてよ・・するからさぁ」
腕ががくがくとし始め、顔の近くにあったクッションに額を置いて身体を安定させる。
蒔が目を開けて見える光景は、彼をより一層、体を震わせるものだった。
自分の大きく開いた足の間に宝典の身体が見える。
宝典が、自分の物を的確に刺激をしている様子を見ることができてしまうのだ。
それだけでも、卑猥な光景である。
蒔の興奮を増した原因、宝典の物も、育ってビクンビクンと脈打っている。
宝典も興奮している・・・
そこで、蒔は、自分だけが、ずっと彼の刺激により翻弄されていることに気づいた。
宝典は、まだ、一度も体の熱を出していないでは、ないか。
そう、思ったら、蒔は知る限りの知識で宝典に応えようとする。
「たかのりぃ、俺もしたい・・・」
蒔からの言葉に、宝典は一瞬考える。
何をしようとしているのだろう。
一度、蒔は身体を戻し、宝典と向き合って座る。
宝典は膝立ちの状態。
興奮を続けている様子に、蒔も駆り立てるものがある。
蒔は、少しずつ、近づいて、宝典の口づけを待つため、上を向いてねだる。
「キス・・・」
蒔の雰囲気が少し変わったことに気づいた宝典は言われた通りにする。
宝典の口づけをうけて、決心がついたかのように、蒔は彼の物をそぉっと握る。
「うわ!!蒔?!」
蒔の予想外の行動に宝典は驚く。刺激に大きく反応して、いく。
その様子を嬉しそうに蒔は見、そして自分の口の中に包み込むかのように入れていく。
歯が当たらないように、舌で宝典の熱く存在感のあるものを刺激を与えていく。
ただ、彼の物は近くで見た時に気づいたが、自分の物よりサイズが違う。
口に入れたのはよかったが、舌を動かす余裕もないほど、口の中を満たしている。
唾液が増えて刺激を与えれない分、頭を動かして唇で包んでいくしかできそうにない。
一度、口を離し
「はぁ、大きい・・・」
蒔は感想を言っただけだが、言われた本人には興奮を増す薬になっただろう。
蒔は、目の前の物が、先ほどより大きくなったように思う。
思わず、宝典の顔を見ると、なんだか複雑な顔をしてる。
「いや、今のは喜ぶ言葉だから。・・無理はするな」
喜んだのか・・
蒔は嬉しくなった。
そして、再び口の中に頬張っていくのだった。
蒔は先よりも容量を増した物を含んで、唾液を絡めていく。
蒔の口からは
「ん。もぁ」
と、声が勝手にでてきている。
宝典は蒔の頭をそっと撫で、そして額にかかった髪を上げていく。
そこには、隠れていて見えなかった蒔の顔と、口の中に入ったり出たりしている自分の物だった。
卑猥な光景である。
蒔は様子を見られているとは知らず、座る体勢のまま、宝典の股間に顔を埋めている。
口を大きく開け、彼の唇は赤く色づいている。
自分の物に刺激を与えようと、宝典の腰骨に手を当てて頭を動かす姿は悩殺される刺激である。
蒔は加減もできずに、コツを掴むと徐々に動かすペースが速くなっていく。
宝典はだんだんと、余裕がなくなり、
「・・・っく。・・・ぁあ、まじで、気持ちいい。・・・蒔 ・・・もう口を離せ」
焦った様子の声に、蒔は宝典の表情を確かめ、刺激を続けていく。
「おい!!離せ。蒔!!だめ。出る・・・!!出る!」
蒔は宝典の言葉を聞きながらも口を離さない。
宝典の物が一段と大きくなり、そのあと、口の中にドロっと粘りのあるものが、出される。
蒔も、思わず、張り詰めていた気を緩めながらも、まだ、出てくるものを口で受ける。
宝典は射精を我慢していたせいで、出し切るまでに余裕もなかった。
蒔は少しづつ、宝典の物を口から出すようにゆっくりと頭を宝典の股間から離していく。
その刺激は、射精後の余韻で敏感になっている宝典の物を挑発しているように感じる。
口から最後に出された刺激で、蒔の口の外に白い糸が宝典の物を繋いでしまった。
蒔は出された宝典の熱を喉の奥にゆっくりと飲み込んでいく。
人の物など飲んだことはない。
そもそも、自分のものも飲んだことなどない。
飲みたいとも思わない。
ただ、愛しい人の物を味わってみたい。
少しでも自分の物にと思うようになっていた。
喉の奥に残るような粘りと、独特の匂いを纏う苦さを我慢しながら口の中の物を飲み干す。
射精後の刺激で、思考の低下、余韻を感じていた宝典は、蒔の唇にうっすらと白く膜を帯び、その延長を自分のものとを繋いでいる光景にまた、興奮してしまう。
蒔のゆっくりと飲み込む音と、息遣いに、我に返り、蒔が取っている行動に慌てる。
「あぁ、すまん。おい!飲むなよ。ほら、ここに吐き出せ」
そう言って時には、蒔は全てを飲み干していた。
「・・・苦いし、これ、喉に。・・・まずいわ」
蒔の表情に
「飲んだのか!
いや、嬉しいし、願望でもあるが・・・・・水!!水を飲め!!」
喜んでいるが、慌てている。
自分の行いが彼を喜ばしたことには、正直、嬉しい。
水を飲みながら、
「ごめん、うまくできなかった」
「いやいや、気持ちがよかったし、これはもう、十分だ。
あと、すごく上手過ぎたら俺は悲しくなる」
あぁっと、納得して宝典の顔を見る。
蒔は宝典の胸元に顔を埋めて、
「喜んでくれて嬉しい」
と、甘えながら彼の乳首を指でクルクルと刺激する。
「おい!ところで、忘れてません?初心者コースの2番目」
!!!
ハッと彼の顔を見た。
「慌てることはないんだ。でも、できたら、俺のしたいことは、やりたい」
蒔は強く求められる嬉しさも悪くないと思える。
「で、宝典は俺をどこまですれば気が済むの?」
宝典は、少し考えて蒔に応えた。
「指を入れられるか、受け入れるための準備のやり方を一緒に覚える。
蒔はどっちがいい?」
質問VS質問だよ。
「え・・・っと、前者は結局、するんだよな。
後者は絶対なんだよな。では、後者で」
わかったと答えた宝典は、蒔を抱き寄せ、ベッドに一緒に横になる。
「でも、その前に、少し充電。
この唇と、この目元。それから蒔さんを味わう」
そう言って、自分たちに布団をかける。
そして蒔は仰向けのまま、宝典にたくさんの口づけをもらい、口づけを返す幸せなひと時を独り占めするのだった。
夕食を取り、それまでの淫靡な時間とはかけ離れた過ごし方を今、蒔はしている。
もちろん、全裸ではない。
服は着てる。
ここはとても重要である。
ちなみに、宝典も着ている。
「今日は結局、初心者コースの2で終わりなんだな・・」
食後の片づけをしながら独り言を言っていると、後ろから
「お、蒔は優秀だな。これから3をするからな。
するからなではなく、教えるからな。だな」
ぼとり・・・
持っていたものを落としてしまった。
よかった、キッチンペーパーで。
終わってなかったのは、気づいていたが、宝典も気づいていたのか・・・・
落としたキッチンペーパーを拾いながら、宝典が言う。
「まぁ、そんなに緊張するな」
宝典の様子を伺いながら、特に何もなく過ごす。
「さぁ、じゃ。もう一度、お風呂に入ろう。
今度は、一緒に」
そう言って、宝典は、蒔の手を引き、浴室に入る前、手際よく服を脱がしていく。
蒔は、されるがままでいるが、ふと、疑問に思う。
「一緒に入らないと、わからないことなのか?」
「そうよ。これは、大切なことだからな」
そう言って、2人裸になり、お湯をためながら身体を洗っていく。
狭い空間に肌と肌が触れ合うのは、ベッドや旅先でも露天風呂の時とは、同じではない。
遮るものも、誤魔化すこともできず、蒔は困惑していた。
「こっちにおいで」
宝典に呼ばれ、広めの浴槽に二人入る。
「これから教えることは、蒔が傷つけたり体調を崩さないためのことだ」
そう言って、気を付けることを蒔に一つ一つ、教える。
蒔は、詳細を知り、一部納得するところもあった。
そうだよなぁ・・・これは、お互いにメリットがある。
・・・あれは、俺のためか・・・
「意外とわかるかも。できる様な気がする」
蒔の話を聞いて宝典は嬉しそう。
「慣れてくると、色々教えるからな」
・・・・なんか顔が、残念。
「今日はもうやらしいことしないのか?」
蒔の問いに宝典は、
「できそうなことあればやりたいが・・・」
「いいよ。できそうなやつ、今からするよ」
宝典は、蒔の顔をじっと見て、蒔の気持ちも察する。
「焦るなよ」
「うん」
そうして、蒔は教えられたことを済ませ、宝典の待つ寝室に向かう。
ドアを開けると、部屋の照明は落とされ、アロマが焚かれていた。
「あ、いい匂い」
蒔は緊張して入ってきた自分が癒されているのが、わかる。
ベッドに上がり、宝典のそばに行く。
待たせ過ぎたか・・・
「宝典?」
布団をめくり見てみると、いない・・・・
「あれ?」
クローゼットのドアが開いていて、人の姿が見える。
近づいてもう一度、声をかける。
「宝典?」
!!!!
「あ、蒔。お帰り。・・・ん?どうした?」
「なんでシャツを持っているの?これからどこか行くの?」
折角、用意したのに、出かけるなんてひどすぎる。
緊張して、ドキドキして、勇気出してきたのに・・・
蒔は、泣きそうなのを堪えて尋ねる。
「折角・・・俺・・・」
宝典に顔を見られないように、顔を背ける。
蒔の様子を見て、宝典は声をかける。
「このシャツはこれから蒔が着るものだ。泣くな」
ベッドに蒔を座らせ、着ているものを脱がす。
「蒔が折角、俺のために準備をしてくれるのに放置はしないさ。
・・・蒔」
涙が止まらない蒔の目元や唇に宝典はキスをする。
シャツを着せられ、キスを受けている蒔を宝典は、一度立たせる。
ボタンを全部留め、蒔を見る。
そこには、宝典の大きなシャツを着て、他は何もつけていない蒔がいた。
涙で目は潤み、袖は長く、萌え袖状態。
シャツの裾は太ももが半分隠れている。
「・・・」
蒔は、もっと、隠したいのか、シャツを手で、下に引っ張るようにしている。
・・・宝典は、自分の中の自分に聞いてみたくなる。
蒔は煽ってるのか?
「恥ずかしい・・・」
蒔の一言は、宝典を興奮させるものだった。
「蒔、ごめん・・・めっちゃきた!!」
そう言いながら、宝典は蒔をベッドに仰向けになるよう、少し乱暴に倒す。
ドサッと、蒔の身体は跳ね、着ているシャツが一部、めくれる。
その扇情的な光景は、より一層、宝典の気分を高めた。
蒔も、恥ずかしいが自分の姿で興奮している宝典の様子に、煽られるように気分は高まっていった。
「やだ・・・見えちゃう・・・」
ここにいるのは、小悪魔の蒔である。
宝典はそう思った瞬間であった。
小悪魔 蒔は自分が煽っている自覚はない。
恥ずかしい・・・
宝典は、仰向けの蒔に、口づけをし、
「最後までできなくてもいいから、蒔がほしい。
ごめん、やっぱり我慢は無理だわ」
そう言って、着せたばかりのシャツのボタンを少し外す。
中から見える蒔の鎖骨、乳首など順番に唇を落としていく。
蒔の足を少し立たせ、準備したという場所をじっくり見ようと顔を近づける。
蒔は、慌てる。
「宝典!?やだ・・・そこは、あまり見ないで」
顔を起こして、宝典に必死に訴える。
だが、その様子すらも刺激の材料だ。
ローションを掌に取り、温める。
そして、蒔の後ろの孔にゆっくりと塗りつけていく。
蒔は刺激の強さに身体を跳ねらせる。
「やぁ!!!・・・ローションって、うぅ・・全部。
はぅ!!・・・・こんな物なの?」
宝典は好感触の反応に、どんどん、刺激を与えていく。
指先を孔には入れず、周りをゆっくりと塗る。
そして、指の平で押したり、指でなぞったりして、
感覚を育てていった。
最初は、ただ、ぬめりのあるものを塗られているなと思う程度だった。
徐々に、感じる場所で、快感を得る場所が出てきた。
「やぁ・・・。あ、あぁ。ぁぁ、あっ!!」
これ、気持ちがいい。
自分の物が、徐々に力を持ち、反応をし始めているのに気が付いた。
「ねぇ、蒔。気持ちがいいだろ・・」
宝典の問いに、生理的な涙が出始めている蒔は、何も答えれなかった。
「俺もな、自分で試したからなっ!」
!!!!
がばっ!!っと、思わず、起きてしまった。
「宝典、これを試したのか!?」
蒔は信じられないという顔をする。
宝典は座り、手を止める。そして、蒔を見る。
「だって、怖いだろ。蒔の気持ちを少しでも、分かろうと思ってな」
蒔は嬉しくなった。先ほどの生理的な涙とは違うものが流れた。
胸が熱くなるのを感じた。
蒔はもう、何もためらうものはなかった。
「宝典・・・・もう、分かった。
俺、宝典の物になりたい。・・・・して」
そう言って、宝典に向けて両手を広げ涙を貯めた状態で精一杯の誘惑の言葉を言う。
蒔は、どこまでも自分が愛されていると実感した。
早く、この人の物になりたい。
そう、心から思えた。
宝典は蒔が誘っている様子に、思わず、息を飲み込む。
一度、蒔に口づけを落とし、視線を近くに合わせる。
「時間がかかるぞ・・・、それでもいいのか?」
蒔は何も言わず、こくんっと頷く。
宝典は潤いを足し、蒔の奥にたどり着けるべく、慎重にしていった。
蒔も、宝典の助けになるのならと、身体に力が入らないようにゆっくりと呼吸をする。
与えられる快感を心と体で受け止めていく。
蒔の身体に力が入らないよう、乳首や耳、そして彼の物を刺激し、徐々に指を孔に入れていく。
入った瞬間、ビクッと蒔は身体を震わす。
「手を繋ぐか?」
気遣う宝典を目を開け、見る。
少し手を伸ばし、彼の手とつなぐ。
揺らぐ心の奥が落ち着くのを感じる。
指を孔に入れたまま、宝典は蒔の膝、うち膝、内腿、足の付け根などにたくさんのキスを落とす。
指を動かさずにいる宝典は、その指を少し円を描くように少し広げる。
「・・・ん。
はぁ・・・痛くは・・・ないけど
・・・異物感がすごい・・・する・・・・!!
ああぁっ。いや、ま、まわさないで」
蒔の震える声は宝典を興奮へと導いていく。
「やっべぇ、俺、蒔に入れなくても今ならイケそう・・・」
宝典の呟きは蒔に届かない・・・
余裕のない体全体で呼吸しているようなものである。
指を奥に少しずつ、出したり入れたりするようにして未開発の場所を広げていく。
「この体勢、本当は初めてにはきついんだが、それでもいいのか?」
蒔はそれでも、彼を受け入れたかった。
「お前の物になったのを確認したいからな。
・・・それとも、俺じゃ、萎えるか?」
宝典は慌てる。
「バカヤロウっ!煽るなって」
蒔にキスをしに顔を近づける。
たくさんのキスを落としてくれる。
蒔はもっと煽ってやった。
「はやくぅ、ここに入れて」
そう言って、自分の足を広げ、尻をわり孔が見えるようにする。
「明日は、動けないと思っておけ・・・自業自得だ」
そう言って、宝典の指が少し緩んだピンクの場所に本数を増やした。
「!!!!やぁ・・・!!きっつ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
潤いをゆっくりと足し、蒔の物もしごいていく。
指を増やされた蒔は、体から汗が噴き出てくるのを覚えた。
正直に言って、苦しい。痛みはない。
だが、入ってくる指がすごく大きなものに思える。
ちゅ・・・ちゅ・・・っと、孔が馴染むまで動かさずキスを落とす。
へその下、腰、体でキスをされていない場所を探すほうが早いぐらいたくさん、もらっている。
ゆっくりとゆっくりと時間をかけて宝典は蒔の身体を開いていった。
そして、蒔に口づけを落とし、
「入れるぞ・・・蒔、舌を出せ」
強張る身体を必死で緩めようとしている蒔にそんな要求をと思ったが、
蒔は自分の舌を宝典の元へ出し伸ばす。
宝典の口から蒔に赤い舌が伸びる様子が見える。
蒔は届きそうな宝典の舌に自分の舌を絡めようとする。
宝典は、その様子を見、そして自分の熱く熱を持つ物に、ゴムをつけ、潤いをしっかり絡めていく。
蒔にも潤いを足し、そしてゆっくりと進めていくのだった。
蒔は孔に押し当てられたものを感じ、それでも宝典の舌を捉えようと片腕で彼の首を引き寄せる。
宝典は、蒔の思わぬ行動に、驚き、体重を彼の方に少し預けてしまった。
「!!!!!あぁぁぁぁ」
「いたずらをこんな時にするな・・・傷つけたくない。
このままで少しいさせて・・・」
蒔の締め付けと、彼の中に入っているという気持ちだけで、宝典は持っていかれそうになる。
宝典の苦しそうな顔、自分の孔が宝典の物を受け入れているのだと、蒔が実感する。
2人、大きく呼吸を整え、そして、宝典は奥までゆっくりと開いていく。
「・・・はぁ・・・ん。くる・・・しい」
「・・・・きっつ・・・全部、入ったぞ」
宝典は蒔の額に浮かぶ汗を指で拭き、彼の顔を見る。
蒔も見上げた宝典の額にたくさんの汗が見えるのがわかる。
「痛い?」
宝典の問いに、
「ううん、痛くはない。宝典は気持ちいい?」
蒔の問いに、
「はぁ、ごめん。すぐイキそう・・・。嬉しくて本当に涙が出る」
そう言ってるそばから宝典は涙を流している。
「泣くなよ・・・これで終わりか?違うだろ?」
そう言って、蒔は宝典と自分のつながっているところに、自分の指を持っていき、触れる。
そして、宝典の目を見ながら、
「あまり、激しくしないでね。」
宝典は腰を思わず強く動かす。
・・・暴発・・・・
中で宝典の物がどくどくと出す感覚がする。
目を合わせて
「「今のは、ダメだろう・・・」」
宝典は、出てすぐだというのに、ゆっくりと動き出した。
「え!?さっき、出したばっかりだろう」
慌てる蒔に、
「大丈夫。安心しろ。・・・俺はこんなんじゃ、足りない」
そう言って宝典は、さっと蒔から抜き、そしてゴムを手早く付け替える。
そして、再び、ゆっくりと蒔の中に入ってきたのだった。
宝典の姿は、蒔を見下ろし、口を少し上げ、欲情した雄の顔だった。
「・・・っつぅ・・・」
蒔の声か、宝典の声か、部屋の中は混ざっていった。
「あぁ、は、激しく動かすなぁ・・・」
「無理だね・・・大丈夫、傷つけてはいないからな」
そう言って、結合部をじっくりと眺め見、そして潤いを足し、また、徐々に動きを加速させていく。
「蒔の中、温かい。」
「耳元、やめ・・・はぁ・・・あぁああ。
やだ。どこ触って。!?!?」
余裕のない蒔をさらに追い詰めるかのように、宝典は蒔の物に触れて刺激をし始める。
前も、後ろもグズグズに気持ちよくなってきていて、蒔は限界を感じる。
「ひゃ・・・、だめ・・・しごいたら!
・・・やぁん。まだ、イキたくない・・・」
?!?!
宝典は腰の動きを少し緩め、蒔を見る。
快感に浸り、胸の頂を宝典に突き出しているように、身体を反らしている。
前側の刺激がやみ、蒔は閉じていた目を開け、宝典の顔を見る。
宝典と一瞬、目があった。
ニヤリと笑い、そして、突き出している胸を舌で厭らしく転がしていく。
違う快感に、またしても蒔は身体を震わせ、徐々に、下半身に熱が集まってくるのを感じる。
「いや、・・・胸も。
だめ、離して!あぁ!
ひゃっ!あ、なんかイク!!
イク!!・・・ん!」
蒔の絶頂とともに、宝典を締め付ける場所が一段ときつくなる。
「・・・・気持ちよすぎて、俺も・・・出る。・・・っく!!」
腰骨と腰骨が当たるのではと思うほど、打ち付けてくる宝典の身体を蒔は必至に捕まる。
そして、揺さぶられる瞬間、自分の中で彼のものが、大きくなる。
薄い膜に吐き出されているとは言え、ドクドクと脈打つのは感じる。
「ぁあ・・・・・あ、中で出てる・・・・」
たとえ、それが小さい声の蒔の言葉でも効果は絶大である。
宝典に再び力を湧かせていったのであった。
再び力を持った宝典に
「え!?…はぁ」
蒔の言葉は成り立つことはその後、しばらくなかった。
「…わかったから!!もう、無理!!
次、始めたら嫌いになる。
…絶対になる!!!」
こっちは、初心者なんだ。
ちょっと、嬉しくなって宝典が喜びそうな言葉を言ってしまったような気もする。
でも、いきなり!!初心者に何回、挑んでるんだ。
「この、絶倫」
「よかったな、夜の生活は満たされそうだな・・・」
蒔の動かない身体を面倒くさがらず、むしろ、喜んで後始末をしている宝典はずっとご機嫌だ。
身体を拭き、さっぱりして流石に疲れて蒔はウトウトし始めた。
「蒔、ありがとう」
そう言って、宝典は蒔を抱き寄せ彼が眠るまで、じっと顔を見ているのだった。
蒔も、彼を受け入れることができたことにすごくうれしく思っていた。
やっと…彼のモノになれたんだ…
そう思ったらホッとして、宝典の声が聞こえるがゆっくりと彼の匂いが近づくのを感じる。
そして、ゆっくりと眠りに落ちていくのであった。
蒔が目覚めた時、隣に宝典はいなかった。
それよりも、蒔は自分の状況に愕然とした。
身体の節々が痛み、後ろの孔はまだ、中に宝典がいるような感じがする。
かぁっと昨夜のことを思い出したが、体はザビ付いたロボットのように動かない。
「宝典!!」
蒔が声をかけると、ドアが開き、雑炊を片手に持って宝典が入ってきた。
「起きたか?昨日は無理をさせたな…。どこか痛むか?」
持っていたものを安定した場所に置き、宝典はベッドに腰掛ける。
「身体の関節と後ろ…変」
蒔は少しふてぶてしく応える。
「そうだな。念のために後ろは薬を後で塗るからな」
!!??
「薬?大袈裟じゃ…」
「おう、過保護なぐらいに俺は大切にするつもりだからな。
これぐらい序の口」
照れる蒔を見つつ、用意したものを渡す。
「動けるためにも先ずは食べろ」
蒔は、宝典にしっかりと介抱され、身体を休ませる。
それにしても、この健気に尽くしてくる様子は何かに見えてくる。
…大型の犬だ。
そうか…残念イケメンの他に大型の犬を隠し持っていたのか…
一人、大きめのベッドで寛いている蒔は考える。
折角の最後の休日を自分はこうして寛いでいる。
なんだか申し訳がない。
そばに来た宝典は、近くで蒔から声をかけてもらえるのを待つかのように本を読んでいる。
「宝典、明日から仕事だろう。
休みは今日が最後だから一人で出かけてきたらいいぞ。
俺も、もう少しで動けそうだし」
蒔の話を聞き、宝典は読んでいた本を横に置き、蒔に近付く。
「奥さんを置いてどっかに行ったりしませんよ」
そう言って、また、蒔の唇を味わう。
「あっ…こ、こら」
体力を回復すると、感じる快感も復活してしまう。
この状況を、蒔はどう逃れればいいのか分からなかった。
ちゅ。ちゅ。っと、目をみては唇を落とす宝典を蒔は思う。
この先、これからも、この甘い時間は続くのだろう。
彼を思い、そして彼を信じて。楽しい人生があるのは間違いないだろう。
蒔はふふふっと、笑いを漏らす。
「…ん?
何に笑ってる?」
宝典を見て、蒔は応える。
「宝典と一緒なら、楽しくなるだろうなって」
「あぁ。そうなるだろうな」
宝典と蒔はまた、唇を合わせるのだった。
その指には、おそろいのリングが彼らを写していた。
身体を拭きながらされるままで話を聞く蒔はもう考えを放棄したような感じである。
蒔の額に宝典はキスを落とす。
蒔の細い腰を支え、体をうつ伏せにする。
「え、ちょっと・・・この恰好、なに?」
慌てる蒔に
「ほら、手に力が入る?無理?」
そう言って、宝典に尻を差し出すようにされる。
四つん這い・・だよな。
蒔は震える手で身体をなんとか持ち上げ、足は閉じている。
「その格好も、いいんだけどさ!!」
そう言って、宝典は蒔の足を自分の身体を入れ割って広げていく。
そして内ももをそっと撫で上げながら蒔の背中にキスを落としていく。
「はぁ・・・これ、俺、無理 」
弱音を吐きたくなるほどのゾクゾクと快感が沸き上がる。
「これよりは、ましだろう!!」
グイっと持ち上げられて、蒔は完璧に足を突っ張り、手で身体を支え、そして後ろの蕾も丸見えである。
「いや、宝典!!これはもっと嫌」
そう言っている蒔を気にせず、宝典は蒔の引き締まっている細い腰、足の付け根、徐々に降りていき、
後ろの蕾がより見えるように割って周りを指でなぞる。
「蒔、お風呂の時、何かした?」
一つ、一つの感覚に息を乱して、反応をしていた蒔は、
「え?一応、普段より身体を綺麗には洗ったけど
・・・何かするのか?
したほうがよかったのか?」
蒔の問いに、宝典は胸の中から湧いてくる喜びを抑えるのに必死である。
「蒔がさ、もし男同士の身体の合わせ方をすごく詳しかったら、腹が立ってたかもしれない」
蒔は、
「え、勉強不足だろうって怒るところだろう」
宝典は、蒔の足の間にある興奮の象徴をそっと、刺激を与えていく。
「分かってないなぁ。一から俺が教えるんだぞ。体に受け入れるために準備するところを。
興奮するだろ」
蒔は何を言われているのか半分も、入ってこない。
弱いところをさんざん、知られてしまった今、ちょっとの刺激で快感を得てしまう。
「なに・・・教えてよ・・するからさぁ」
腕ががくがくとし始め、顔の近くにあったクッションに額を置いて身体を安定させる。
蒔が目を開けて見える光景は、彼をより一層、体を震わせるものだった。
自分の大きく開いた足の間に宝典の身体が見える。
宝典が、自分の物を的確に刺激をしている様子を見ることができてしまうのだ。
それだけでも、卑猥な光景である。
蒔の興奮を増した原因、宝典の物も、育ってビクンビクンと脈打っている。
宝典も興奮している・・・
そこで、蒔は、自分だけが、ずっと彼の刺激により翻弄されていることに気づいた。
宝典は、まだ、一度も体の熱を出していないでは、ないか。
そう、思ったら、蒔は知る限りの知識で宝典に応えようとする。
「たかのりぃ、俺もしたい・・・」
蒔からの言葉に、宝典は一瞬考える。
何をしようとしているのだろう。
一度、蒔は身体を戻し、宝典と向き合って座る。
宝典は膝立ちの状態。
興奮を続けている様子に、蒔も駆り立てるものがある。
蒔は、少しずつ、近づいて、宝典の口づけを待つため、上を向いてねだる。
「キス・・・」
蒔の雰囲気が少し変わったことに気づいた宝典は言われた通りにする。
宝典の口づけをうけて、決心がついたかのように、蒔は彼の物をそぉっと握る。
「うわ!!蒔?!」
蒔の予想外の行動に宝典は驚く。刺激に大きく反応して、いく。
その様子を嬉しそうに蒔は見、そして自分の口の中に包み込むかのように入れていく。
歯が当たらないように、舌で宝典の熱く存在感のあるものを刺激を与えていく。
ただ、彼の物は近くで見た時に気づいたが、自分の物よりサイズが違う。
口に入れたのはよかったが、舌を動かす余裕もないほど、口の中を満たしている。
唾液が増えて刺激を与えれない分、頭を動かして唇で包んでいくしかできそうにない。
一度、口を離し
「はぁ、大きい・・・」
蒔は感想を言っただけだが、言われた本人には興奮を増す薬になっただろう。
蒔は、目の前の物が、先ほどより大きくなったように思う。
思わず、宝典の顔を見ると、なんだか複雑な顔をしてる。
「いや、今のは喜ぶ言葉だから。・・無理はするな」
喜んだのか・・
蒔は嬉しくなった。
そして、再び口の中に頬張っていくのだった。
蒔は先よりも容量を増した物を含んで、唾液を絡めていく。
蒔の口からは
「ん。もぁ」
と、声が勝手にでてきている。
宝典は蒔の頭をそっと撫で、そして額にかかった髪を上げていく。
そこには、隠れていて見えなかった蒔の顔と、口の中に入ったり出たりしている自分の物だった。
卑猥な光景である。
蒔は様子を見られているとは知らず、座る体勢のまま、宝典の股間に顔を埋めている。
口を大きく開け、彼の唇は赤く色づいている。
自分の物に刺激を与えようと、宝典の腰骨に手を当てて頭を動かす姿は悩殺される刺激である。
蒔は加減もできずに、コツを掴むと徐々に動かすペースが速くなっていく。
宝典はだんだんと、余裕がなくなり、
「・・・っく。・・・ぁあ、まじで、気持ちいい。・・・蒔 ・・・もう口を離せ」
焦った様子の声に、蒔は宝典の表情を確かめ、刺激を続けていく。
「おい!!離せ。蒔!!だめ。出る・・・!!出る!」
蒔は宝典の言葉を聞きながらも口を離さない。
宝典の物が一段と大きくなり、そのあと、口の中にドロっと粘りのあるものが、出される。
蒔も、思わず、張り詰めていた気を緩めながらも、まだ、出てくるものを口で受ける。
宝典は射精を我慢していたせいで、出し切るまでに余裕もなかった。
蒔は少しづつ、宝典の物を口から出すようにゆっくりと頭を宝典の股間から離していく。
その刺激は、射精後の余韻で敏感になっている宝典の物を挑発しているように感じる。
口から最後に出された刺激で、蒔の口の外に白い糸が宝典の物を繋いでしまった。
蒔は出された宝典の熱を喉の奥にゆっくりと飲み込んでいく。
人の物など飲んだことはない。
そもそも、自分のものも飲んだことなどない。
飲みたいとも思わない。
ただ、愛しい人の物を味わってみたい。
少しでも自分の物にと思うようになっていた。
喉の奥に残るような粘りと、独特の匂いを纏う苦さを我慢しながら口の中の物を飲み干す。
射精後の刺激で、思考の低下、余韻を感じていた宝典は、蒔の唇にうっすらと白く膜を帯び、その延長を自分のものとを繋いでいる光景にまた、興奮してしまう。
蒔のゆっくりと飲み込む音と、息遣いに、我に返り、蒔が取っている行動に慌てる。
「あぁ、すまん。おい!飲むなよ。ほら、ここに吐き出せ」
そう言って時には、蒔は全てを飲み干していた。
「・・・苦いし、これ、喉に。・・・まずいわ」
蒔の表情に
「飲んだのか!
いや、嬉しいし、願望でもあるが・・・・・水!!水を飲め!!」
喜んでいるが、慌てている。
自分の行いが彼を喜ばしたことには、正直、嬉しい。
水を飲みながら、
「ごめん、うまくできなかった」
「いやいや、気持ちがよかったし、これはもう、十分だ。
あと、すごく上手過ぎたら俺は悲しくなる」
あぁっと、納得して宝典の顔を見る。
蒔は宝典の胸元に顔を埋めて、
「喜んでくれて嬉しい」
と、甘えながら彼の乳首を指でクルクルと刺激する。
「おい!ところで、忘れてません?初心者コースの2番目」
!!!
ハッと彼の顔を見た。
「慌てることはないんだ。でも、できたら、俺のしたいことは、やりたい」
蒔は強く求められる嬉しさも悪くないと思える。
「で、宝典は俺をどこまですれば気が済むの?」
宝典は、少し考えて蒔に応えた。
「指を入れられるか、受け入れるための準備のやり方を一緒に覚える。
蒔はどっちがいい?」
質問VS質問だよ。
「え・・・っと、前者は結局、するんだよな。
後者は絶対なんだよな。では、後者で」
わかったと答えた宝典は、蒔を抱き寄せ、ベッドに一緒に横になる。
「でも、その前に、少し充電。
この唇と、この目元。それから蒔さんを味わう」
そう言って、自分たちに布団をかける。
そして蒔は仰向けのまま、宝典にたくさんの口づけをもらい、口づけを返す幸せなひと時を独り占めするのだった。
夕食を取り、それまでの淫靡な時間とはかけ離れた過ごし方を今、蒔はしている。
もちろん、全裸ではない。
服は着てる。
ここはとても重要である。
ちなみに、宝典も着ている。
「今日は結局、初心者コースの2で終わりなんだな・・」
食後の片づけをしながら独り言を言っていると、後ろから
「お、蒔は優秀だな。これから3をするからな。
するからなではなく、教えるからな。だな」
ぼとり・・・
持っていたものを落としてしまった。
よかった、キッチンペーパーで。
終わってなかったのは、気づいていたが、宝典も気づいていたのか・・・・
落としたキッチンペーパーを拾いながら、宝典が言う。
「まぁ、そんなに緊張するな」
宝典の様子を伺いながら、特に何もなく過ごす。
「さぁ、じゃ。もう一度、お風呂に入ろう。
今度は、一緒に」
そう言って、宝典は、蒔の手を引き、浴室に入る前、手際よく服を脱がしていく。
蒔は、されるがままでいるが、ふと、疑問に思う。
「一緒に入らないと、わからないことなのか?」
「そうよ。これは、大切なことだからな」
そう言って、2人裸になり、お湯をためながら身体を洗っていく。
狭い空間に肌と肌が触れ合うのは、ベッドや旅先でも露天風呂の時とは、同じではない。
遮るものも、誤魔化すこともできず、蒔は困惑していた。
「こっちにおいで」
宝典に呼ばれ、広めの浴槽に二人入る。
「これから教えることは、蒔が傷つけたり体調を崩さないためのことだ」
そう言って、気を付けることを蒔に一つ一つ、教える。
蒔は、詳細を知り、一部納得するところもあった。
そうだよなぁ・・・これは、お互いにメリットがある。
・・・あれは、俺のためか・・・
「意外とわかるかも。できる様な気がする」
蒔の話を聞いて宝典は嬉しそう。
「慣れてくると、色々教えるからな」
・・・・なんか顔が、残念。
「今日はもうやらしいことしないのか?」
蒔の問いに宝典は、
「できそうなことあればやりたいが・・・」
「いいよ。できそうなやつ、今からするよ」
宝典は、蒔の顔をじっと見て、蒔の気持ちも察する。
「焦るなよ」
「うん」
そうして、蒔は教えられたことを済ませ、宝典の待つ寝室に向かう。
ドアを開けると、部屋の照明は落とされ、アロマが焚かれていた。
「あ、いい匂い」
蒔は緊張して入ってきた自分が癒されているのが、わかる。
ベッドに上がり、宝典のそばに行く。
待たせ過ぎたか・・・
「宝典?」
布団をめくり見てみると、いない・・・・
「あれ?」
クローゼットのドアが開いていて、人の姿が見える。
近づいてもう一度、声をかける。
「宝典?」
!!!!
「あ、蒔。お帰り。・・・ん?どうした?」
「なんでシャツを持っているの?これからどこか行くの?」
折角、用意したのに、出かけるなんてひどすぎる。
緊張して、ドキドキして、勇気出してきたのに・・・
蒔は、泣きそうなのを堪えて尋ねる。
「折角・・・俺・・・」
宝典に顔を見られないように、顔を背ける。
蒔の様子を見て、宝典は声をかける。
「このシャツはこれから蒔が着るものだ。泣くな」
ベッドに蒔を座らせ、着ているものを脱がす。
「蒔が折角、俺のために準備をしてくれるのに放置はしないさ。
・・・蒔」
涙が止まらない蒔の目元や唇に宝典はキスをする。
シャツを着せられ、キスを受けている蒔を宝典は、一度立たせる。
ボタンを全部留め、蒔を見る。
そこには、宝典の大きなシャツを着て、他は何もつけていない蒔がいた。
涙で目は潤み、袖は長く、萌え袖状態。
シャツの裾は太ももが半分隠れている。
「・・・」
蒔は、もっと、隠したいのか、シャツを手で、下に引っ張るようにしている。
・・・宝典は、自分の中の自分に聞いてみたくなる。
蒔は煽ってるのか?
「恥ずかしい・・・」
蒔の一言は、宝典を興奮させるものだった。
「蒔、ごめん・・・めっちゃきた!!」
そう言いながら、宝典は蒔をベッドに仰向けになるよう、少し乱暴に倒す。
ドサッと、蒔の身体は跳ね、着ているシャツが一部、めくれる。
その扇情的な光景は、より一層、宝典の気分を高めた。
蒔も、恥ずかしいが自分の姿で興奮している宝典の様子に、煽られるように気分は高まっていった。
「やだ・・・見えちゃう・・・」
ここにいるのは、小悪魔の蒔である。
宝典はそう思った瞬間であった。
小悪魔 蒔は自分が煽っている自覚はない。
恥ずかしい・・・
宝典は、仰向けの蒔に、口づけをし、
「最後までできなくてもいいから、蒔がほしい。
ごめん、やっぱり我慢は無理だわ」
そう言って、着せたばかりのシャツのボタンを少し外す。
中から見える蒔の鎖骨、乳首など順番に唇を落としていく。
蒔の足を少し立たせ、準備したという場所をじっくり見ようと顔を近づける。
蒔は、慌てる。
「宝典!?やだ・・・そこは、あまり見ないで」
顔を起こして、宝典に必死に訴える。
だが、その様子すらも刺激の材料だ。
ローションを掌に取り、温める。
そして、蒔の後ろの孔にゆっくりと塗りつけていく。
蒔は刺激の強さに身体を跳ねらせる。
「やぁ!!!・・・ローションって、うぅ・・全部。
はぅ!!・・・・こんな物なの?」
宝典は好感触の反応に、どんどん、刺激を与えていく。
指先を孔には入れず、周りをゆっくりと塗る。
そして、指の平で押したり、指でなぞったりして、
感覚を育てていった。
最初は、ただ、ぬめりのあるものを塗られているなと思う程度だった。
徐々に、感じる場所で、快感を得る場所が出てきた。
「やぁ・・・。あ、あぁ。ぁぁ、あっ!!」
これ、気持ちがいい。
自分の物が、徐々に力を持ち、反応をし始めているのに気が付いた。
「ねぇ、蒔。気持ちがいいだろ・・」
宝典の問いに、生理的な涙が出始めている蒔は、何も答えれなかった。
「俺もな、自分で試したからなっ!」
!!!!
がばっ!!っと、思わず、起きてしまった。
「宝典、これを試したのか!?」
蒔は信じられないという顔をする。
宝典は座り、手を止める。そして、蒔を見る。
「だって、怖いだろ。蒔の気持ちを少しでも、分かろうと思ってな」
蒔は嬉しくなった。先ほどの生理的な涙とは違うものが流れた。
胸が熱くなるのを感じた。
蒔はもう、何もためらうものはなかった。
「宝典・・・・もう、分かった。
俺、宝典の物になりたい。・・・・して」
そう言って、宝典に向けて両手を広げ涙を貯めた状態で精一杯の誘惑の言葉を言う。
蒔は、どこまでも自分が愛されていると実感した。
早く、この人の物になりたい。
そう、心から思えた。
宝典は蒔が誘っている様子に、思わず、息を飲み込む。
一度、蒔に口づけを落とし、視線を近くに合わせる。
「時間がかかるぞ・・・、それでもいいのか?」
蒔は何も言わず、こくんっと頷く。
宝典は潤いを足し、蒔の奥にたどり着けるべく、慎重にしていった。
蒔も、宝典の助けになるのならと、身体に力が入らないようにゆっくりと呼吸をする。
与えられる快感を心と体で受け止めていく。
蒔の身体に力が入らないよう、乳首や耳、そして彼の物を刺激し、徐々に指を孔に入れていく。
入った瞬間、ビクッと蒔は身体を震わす。
「手を繋ぐか?」
気遣う宝典を目を開け、見る。
少し手を伸ばし、彼の手とつなぐ。
揺らぐ心の奥が落ち着くのを感じる。
指を孔に入れたまま、宝典は蒔の膝、うち膝、内腿、足の付け根などにたくさんのキスを落とす。
指を動かさずにいる宝典は、その指を少し円を描くように少し広げる。
「・・・ん。
はぁ・・・痛くは・・・ないけど
・・・異物感がすごい・・・する・・・・!!
ああぁっ。いや、ま、まわさないで」
蒔の震える声は宝典を興奮へと導いていく。
「やっべぇ、俺、蒔に入れなくても今ならイケそう・・・」
宝典の呟きは蒔に届かない・・・
余裕のない体全体で呼吸しているようなものである。
指を奥に少しずつ、出したり入れたりするようにして未開発の場所を広げていく。
「この体勢、本当は初めてにはきついんだが、それでもいいのか?」
蒔はそれでも、彼を受け入れたかった。
「お前の物になったのを確認したいからな。
・・・それとも、俺じゃ、萎えるか?」
宝典は慌てる。
「バカヤロウっ!煽るなって」
蒔にキスをしに顔を近づける。
たくさんのキスを落としてくれる。
蒔はもっと煽ってやった。
「はやくぅ、ここに入れて」
そう言って、自分の足を広げ、尻をわり孔が見えるようにする。
「明日は、動けないと思っておけ・・・自業自得だ」
そう言って、宝典の指が少し緩んだピンクの場所に本数を増やした。
「!!!!やぁ・・・!!きっつ・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
潤いをゆっくりと足し、蒔の物もしごいていく。
指を増やされた蒔は、体から汗が噴き出てくるのを覚えた。
正直に言って、苦しい。痛みはない。
だが、入ってくる指がすごく大きなものに思える。
ちゅ・・・ちゅ・・・っと、孔が馴染むまで動かさずキスを落とす。
へその下、腰、体でキスをされていない場所を探すほうが早いぐらいたくさん、もらっている。
ゆっくりとゆっくりと時間をかけて宝典は蒔の身体を開いていった。
そして、蒔に口づけを落とし、
「入れるぞ・・・蒔、舌を出せ」
強張る身体を必死で緩めようとしている蒔にそんな要求をと思ったが、
蒔は自分の舌を宝典の元へ出し伸ばす。
宝典の口から蒔に赤い舌が伸びる様子が見える。
蒔は届きそうな宝典の舌に自分の舌を絡めようとする。
宝典は、その様子を見、そして自分の熱く熱を持つ物に、ゴムをつけ、潤いをしっかり絡めていく。
蒔にも潤いを足し、そしてゆっくりと進めていくのだった。
蒔は孔に押し当てられたものを感じ、それでも宝典の舌を捉えようと片腕で彼の首を引き寄せる。
宝典は、蒔の思わぬ行動に、驚き、体重を彼の方に少し預けてしまった。
「!!!!!あぁぁぁぁ」
「いたずらをこんな時にするな・・・傷つけたくない。
このままで少しいさせて・・・」
蒔の締め付けと、彼の中に入っているという気持ちだけで、宝典は持っていかれそうになる。
宝典の苦しそうな顔、自分の孔が宝典の物を受け入れているのだと、蒔が実感する。
2人、大きく呼吸を整え、そして、宝典は奥までゆっくりと開いていく。
「・・・はぁ・・・ん。くる・・・しい」
「・・・・きっつ・・・全部、入ったぞ」
宝典は蒔の額に浮かぶ汗を指で拭き、彼の顔を見る。
蒔も見上げた宝典の額にたくさんの汗が見えるのがわかる。
「痛い?」
宝典の問いに、
「ううん、痛くはない。宝典は気持ちいい?」
蒔の問いに、
「はぁ、ごめん。すぐイキそう・・・。嬉しくて本当に涙が出る」
そう言ってるそばから宝典は涙を流している。
「泣くなよ・・・これで終わりか?違うだろ?」
そう言って、蒔は宝典と自分のつながっているところに、自分の指を持っていき、触れる。
そして、宝典の目を見ながら、
「あまり、激しくしないでね。」
宝典は腰を思わず強く動かす。
・・・暴発・・・・
中で宝典の物がどくどくと出す感覚がする。
目を合わせて
「「今のは、ダメだろう・・・」」
宝典は、出てすぐだというのに、ゆっくりと動き出した。
「え!?さっき、出したばっかりだろう」
慌てる蒔に、
「大丈夫。安心しろ。・・・俺はこんなんじゃ、足りない」
そう言って宝典は、さっと蒔から抜き、そしてゴムを手早く付け替える。
そして、再び、ゆっくりと蒔の中に入ってきたのだった。
宝典の姿は、蒔を見下ろし、口を少し上げ、欲情した雄の顔だった。
「・・・っつぅ・・・」
蒔の声か、宝典の声か、部屋の中は混ざっていった。
「あぁ、は、激しく動かすなぁ・・・」
「無理だね・・・大丈夫、傷つけてはいないからな」
そう言って、結合部をじっくりと眺め見、そして潤いを足し、また、徐々に動きを加速させていく。
「蒔の中、温かい。」
「耳元、やめ・・・はぁ・・・あぁああ。
やだ。どこ触って。!?!?」
余裕のない蒔をさらに追い詰めるかのように、宝典は蒔の物に触れて刺激をし始める。
前も、後ろもグズグズに気持ちよくなってきていて、蒔は限界を感じる。
「ひゃ・・・、だめ・・・しごいたら!
・・・やぁん。まだ、イキたくない・・・」
?!?!
宝典は腰の動きを少し緩め、蒔を見る。
快感に浸り、胸の頂を宝典に突き出しているように、身体を反らしている。
前側の刺激がやみ、蒔は閉じていた目を開け、宝典の顔を見る。
宝典と一瞬、目があった。
ニヤリと笑い、そして、突き出している胸を舌で厭らしく転がしていく。
違う快感に、またしても蒔は身体を震わせ、徐々に、下半身に熱が集まってくるのを感じる。
「いや、・・・胸も。
だめ、離して!あぁ!
ひゃっ!あ、なんかイク!!
イク!!・・・ん!」
蒔の絶頂とともに、宝典を締め付ける場所が一段ときつくなる。
「・・・・気持ちよすぎて、俺も・・・出る。・・・っく!!」
腰骨と腰骨が当たるのではと思うほど、打ち付けてくる宝典の身体を蒔は必至に捕まる。
そして、揺さぶられる瞬間、自分の中で彼のものが、大きくなる。
薄い膜に吐き出されているとは言え、ドクドクと脈打つのは感じる。
「ぁあ・・・・・あ、中で出てる・・・・」
たとえ、それが小さい声の蒔の言葉でも効果は絶大である。
宝典に再び力を湧かせていったのであった。
再び力を持った宝典に
「え!?…はぁ」
蒔の言葉は成り立つことはその後、しばらくなかった。
「…わかったから!!もう、無理!!
次、始めたら嫌いになる。
…絶対になる!!!」
こっちは、初心者なんだ。
ちょっと、嬉しくなって宝典が喜びそうな言葉を言ってしまったような気もする。
でも、いきなり!!初心者に何回、挑んでるんだ。
「この、絶倫」
「よかったな、夜の生活は満たされそうだな・・・」
蒔の動かない身体を面倒くさがらず、むしろ、喜んで後始末をしている宝典はずっとご機嫌だ。
身体を拭き、さっぱりして流石に疲れて蒔はウトウトし始めた。
「蒔、ありがとう」
そう言って、宝典は蒔を抱き寄せ彼が眠るまで、じっと顔を見ているのだった。
蒔も、彼を受け入れることができたことにすごくうれしく思っていた。
やっと…彼のモノになれたんだ…
そう思ったらホッとして、宝典の声が聞こえるがゆっくりと彼の匂いが近づくのを感じる。
そして、ゆっくりと眠りに落ちていくのであった。
蒔が目覚めた時、隣に宝典はいなかった。
それよりも、蒔は自分の状況に愕然とした。
身体の節々が痛み、後ろの孔はまだ、中に宝典がいるような感じがする。
かぁっと昨夜のことを思い出したが、体はザビ付いたロボットのように動かない。
「宝典!!」
蒔が声をかけると、ドアが開き、雑炊を片手に持って宝典が入ってきた。
「起きたか?昨日は無理をさせたな…。どこか痛むか?」
持っていたものを安定した場所に置き、宝典はベッドに腰掛ける。
「身体の関節と後ろ…変」
蒔は少しふてぶてしく応える。
「そうだな。念のために後ろは薬を後で塗るからな」
!!??
「薬?大袈裟じゃ…」
「おう、過保護なぐらいに俺は大切にするつもりだからな。
これぐらい序の口」
照れる蒔を見つつ、用意したものを渡す。
「動けるためにも先ずは食べろ」
蒔は、宝典にしっかりと介抱され、身体を休ませる。
それにしても、この健気に尽くしてくる様子は何かに見えてくる。
…大型の犬だ。
そうか…残念イケメンの他に大型の犬を隠し持っていたのか…
一人、大きめのベッドで寛いている蒔は考える。
折角の最後の休日を自分はこうして寛いでいる。
なんだか申し訳がない。
そばに来た宝典は、近くで蒔から声をかけてもらえるのを待つかのように本を読んでいる。
「宝典、明日から仕事だろう。
休みは今日が最後だから一人で出かけてきたらいいぞ。
俺も、もう少しで動けそうだし」
蒔の話を聞き、宝典は読んでいた本を横に置き、蒔に近付く。
「奥さんを置いてどっかに行ったりしませんよ」
そう言って、また、蒔の唇を味わう。
「あっ…こ、こら」
体力を回復すると、感じる快感も復活してしまう。
この状況を、蒔はどう逃れればいいのか分からなかった。
ちゅ。ちゅ。っと、目をみては唇を落とす宝典を蒔は思う。
この先、これからも、この甘い時間は続くのだろう。
彼を思い、そして彼を信じて。楽しい人生があるのは間違いないだろう。
蒔はふふふっと、笑いを漏らす。
「…ん?
何に笑ってる?」
宝典を見て、蒔は応える。
「宝典と一緒なら、楽しくなるだろうなって」
「あぁ。そうなるだろうな」
宝典と蒔はまた、唇を合わせるのだった。
その指には、おそろいのリングが彼らを写していた。
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