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1章

黄色+緑色の調7

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偽の媚薬、これは単に純度の高い検査薬。
これを湯の中に1滴入れるだけで、お湯は一気に色が変わる。
黒の色に変わる様子はなんとも奇妙だろう。
フラン様の警戒の仕方は尋常ではない。
母君である国王から出生の秘密を知らされてそれは加速された。
過去の事件を子どもは知らずに大きくなっているという。

国王を苦しめた物を支える夫君が配慮なさっているのだろう。
フランに仕えている龍に、フラン付の医師は作戦を伝える。
母国では医師の仕事の傍ら、元王子の側近として従事していた。
現国王であるフランの母、その夫になった元王子。
立場は少し変わることとなったが、志は変わらない。
元王子である元主のため、医師としてできる方法で役目を果たす。
それが、この国に留まる決意なのだから。



フランの留守、この時が狙われる。

静かにそしてその日は着実に近づいていた。


フランが定期的に訪問している孤児院。
定期的にということで、比較的近場ということもあり、この日は、警備が簡易化された。
それ自体、異常と気づけば己の身を滅ぼすことはなかっただろう。
しかし、絶好の機会を逃さないように愚か者は動いた。



視察を終えたフランが乗り物に乗る直前、何者かに襲撃された。

この一報はすぐに国王の元に入った。
「これ、あなたなら、どう思う?」
国王でありフランの母である立場として夫に問う。
「あぁ、君が考えていることだと思う」
2人が考えていたこと。

フランの帰りを遅らせること。
これが一番の目的だろう。

「どうして、年を取ると人はおろかになるのかしら…」
王の零した言葉に夫は苦笑い。
「僕たちも、その仲間にいつかは、入るのだろうね」
お互い、視線を合わせそして確かめるように口づけを交わした。


フランの部屋で帰りを待ちながらミルは己の作業を行っていた。
この無心で作業する時間がとても居心地がいい。
そう思っていた。

コンコン
《入ってもよろしいでしょうか?》
― ? ―
作業をしていた手をとめ、ミルは扉の方を伺う。

ミルはいつも入ってくる龍ではない声に不審に思った。
返事をせずに様子を伺う。
ゴンゴン
先ほどより加減を忘れた音に、ミルは不穏な感じを受けた。

それに扉の向こうに一人ではない気配、足音がする。
―…誰?
何か嫌な感じがする。
ミルの胸に、説明のつかない騒がしさがやってきた。

そばにいるはずの龍の姿が見えないことも不思議に思った。
どうしよう…
自分の姿をあまり見せないほうがいいと判断したミルは、寝室にある布を取る。
そして部屋の奥にあるフランの私室に逃げ込んだ。

誰にも入れたことはないという私室。
ここには、フランの宝物も置いてある。
私室の扉は他の扉より華美ではない。
目立たないから見つかりにくいかもしれない。
動かせる家具で扉を押さえるように置く。
ミルの送り続けた物が入ったフランの宝物の箱を抱える。
寝室の布を頭からかぶり、本棚と机の隙間に隠れた。

焦るミルは、落ち着かせようとゆっくりと息を吸う。
自分のこの判断は正しいのか。
それを不安な気持ちのままゆっくりと正しいと自分に言い聞かせるのだった。


いつもなら、部屋にはミルとフラン、龍以外立ち入ったりはしない。
誰かくるにしても、前もって教えてくれていた。
緊急性のあるものより、招いていない者からの訪問と言っていいだろう。
扉を叩く音、そして複数の足音。
ミルは胸の鼓動で思考が遮られそうになるのを、どうにかしようと考える。
ギュッと握りしめた箱を開け、緑と黄色の石を握る。

あっちの世界でもこうして隠れた自分がこっちの世界でも隠れている。
ミルは、冷ややかに自分の状況を見て、少し悲しくなった。
立ち向かう勇気も力も持ち合わせていない自分を非力だと思った。
閉じこもるように身体を縮まって過ぎ去ることだけを祈っていた。


どれくらいの時間が過ぎただろう。
フランの私室の扉の向こうでは音がしていない。
小さい声で
《―…ミル様》
!!!
あの声は龍の声!
音を立てずに扉まで近づく。
《ミル様》
先ほどより近くに聞こえる。
「…龍さん、僕ここにいます」

扉の向こうでは龍だけ?
《よかった…》
「そこに誰かいる?」
《もう、いませんよ。出てきても大丈夫です》
寄せていた物を避け、扉を開ける。
!!!!
いつもは身だしなみを整えている強面の龍が、乱れている。
「やっぱり何かあったんだね」
ミルの問いに龍が応える。
「御無事で何よりです。
 ミル様にお伝えしようと思っていたのですが、予想外のことが起きまして…」

誰かが襲撃のような訪問をしてくることは龍にはわかっていたということか。
ミルはその後の言葉が気になった。
「予想外って?」
過ぎる不安が身体の体温を奪っていくように感じる。

龍はミルの何かを察している様子で言葉を濁す…
「落ち着いて聞いてください。
 実は、この部屋に誰かが来ることは、密告で知らされていました。
 フラン様の留守を狙うこともわかっていました」
静かに龍の言葉を解きほぐす。
そのために対応を龍は色々と準備していたのだろう。
「このことをお知らせしにいく途中、知らせが入ったのです。
 フラン様が何者かに襲撃されたと…」
!!!
ミルは息をのむ。
「心配はいりません。
 命に別状はありません。
 ただ、今のままでは少し容態が安定していないので動かせないのです」
!!!
安定していない…
怪我をしているのだろうか、それとも、不自由なことになっているのだろうか。

ミルは龍に質問する。
「この部屋を襲った人と、フランを襲った人って仲間ですか?」
頷き、
「このタイミングで行ったのです。
 仲間と見ています。
 それより、ミル様。
 よく、隠れることを判断されましたね」

ミルは少し気弱に答える。
「扉の方から聞こえるのは龍ではない声。
 扉を叩く音も荒っぽい。
 足音が複数いたからね。
 フランには申し訳ないけど、私室には誰も入れたことがないって言ってたからね」

龍は正しい判断をしたミルをなだめる。
「賢明な判断だと思います。
 もし、次の時も、同じように動いてくださいね。
 この部屋に来たものはやはりミル様を狙っていた者です。
 身体を拘束し、子種を狙っていたようです。
 一部の者は、ミル様自身に興味があったようです」

龍の言葉に背中からぞくりと悪寒がした。
以前、フランと龍から言われたように自分を狙うものが本当にいた!
子種を狙うという。
精通が来て子種の意味を実感する。
フランとあの時、求めあったのはとても実りあるものだったと思う。
―フランが好きだ。
フランだからミルは自分を求める彼に自分をゆだねた。
我を忘れる姿をさらけ出したのだ。
お互いを求める。
確かにその通りだと思った。
フランの姿を早く確かめたい。
「龍さん、フランは今、どこに…」

龍は少し躊躇って答えを渋る。
「…ここから少し離れた場所です。
 ですが、フラン様の御意向でミル様は行けません」
!!!
「なぜ?」
ミルは思わず龍に攻めよった。
「まだ、狙われる可能性が高いからです。
 フラン様から伝言でございます。
 父と母の助けでミルに執務をお願いしたい。
 だそうです。
 大丈夫です。私もいます」
執務ってまだ、文字も憶えている途中だというのに…
「えっ…でも、僕、無理じゃ…」
龍は笑う。
「そうですね。
 いきなりフラン様と同じことをするのは、無理だと思います。
 でも、鏡に選ばれた者はそれもこの国では慣例です。
 ミル様ができる物をと言われているのです。
 わかりやすく言うなら、書類の確認です」
ミルはそれでも不安な顔をしている。

「…うん。
 龍さん、よろしくお願いします。
 あと、フランのお母さんはフランの様子を知っているのでしょうか?」
「はい。
 報告はいっております。
 夫君も把握しております。
 たぶん、そろそろミル様を…「入るわよ~!!」
扉がバン!と開いて国王が入ってきた。
「王!!」
…これって前もあった。
龍を見ると苦笑い。
フランはこの場合、どうするのかな?
ミルは考え、
「よく、来てくださいました。お母様、お父様」
!!!!!
2人が固まっている。
龍が静かにミルに言う。
「ミル様、少し早いですよ」
ミルは少し寂しそうに
「そっか…
 僕の親はもう会えないし、フランのことを大切に思っている人だから…
 なんだか、僕のお父さんやお母さんのように思ったんだ。
 ごめんなさい。
 しつ…「失礼じゃないわよ!」
国王が夫君と並んでミルの傍にくる。
「ごめんなさいね、さすがに驚いたわ。
 でも、嬉しいわね。あなた」
「そうですね。
 まさか、こんなにきれいな人にお父さんと呼んでもらえるなんて…」

「聞いたかしら、フランの事。
 執務だから表にはでないから大丈夫よ。
 急ぎは夫がするから。
 あと、うまい様に龍を馬車馬のように働かすことね」

片目を閉じていたずら好きの顔をしている国王が龍をみる。

「やれやれ、このお二人は私を酷使するのでね…
 こちらは、お任せください」
ミルは3人のやり取りをみてクスクス笑う。
「…仲がいいんですね」

国王は言う。
「龍は夫の国の従者だったの。
 私はこの人たちに救われたのよ」
ミルはその穏やかな表情をした王を見て感じた。
少しでも役に立つのなら。
「あの… できることからしますので、よろしくお願いします!」
フランのため、そしてフランをみて幸せと感じる人たちのため。
そして自分の力を見出すため挑戦するのだった。

そう心に決めたミルだが、不安は大きかった。
フランがそばにいないだけでこんなにも心の平常が保てないでいる自分がいる。
改めてフランの存在の大きさを確認するのだった。

一方、フラン。
孤児院からの帰り、乗り物に乗るときに何者かに襲撃された。

そこまではフランも把握していた。
警備の薄さを疑うこともせず、愚か者は実行してきた行為を現場で押さえられ確保された。
予定通りの動きに安堵していたそのあと、予想しない出来事が起こった。
動き出した乗り物が細い道に差し掛かった時、その乗り物がガタガタと音を立て始めた。
振動も激しくなりフランは危険を察した。

フランは周りの様子を見ようと窓に近付いた。
その瞬間。
大きな衝撃があった。
「王子!!」
フランは呼びかけられた方に視線を向けた。
高く壁にそって置かれていた樽が乗り物に向けて上から落ちてくる様子が見られた。
フランより前に方の者はすでに樽の下敷きになっている。
腕で咄嗟に身体を窓から離れ、固いものの陰に身体を入れようとした。
だが、王族の乗り物でも限界はあった。
顔を打ち付けられ身体は衝撃で大きく跳ねた。
フランは咄嗟に、自分の腹部を守った。
腕に大きく痛みを伴う感覚はあった。
それでも、フランは腹部を守った。
まるで、ミルの子どもがいるかのように…


多くの樽が崩れその中心にあったフランの場所は、誰も近づくことはできなかった。
「…誰、か…! …誰…か!」
「王子!!王子!!」
近くで無事だった警備の者は一番に王子の身を案じた。

「っ― 私は無事だ!!皆、動けるものは怪我人の救助を!!」
どこからか王子の声が聞こえる。
逞しく威厳のある声。
「王子は無事だ!動けるものは、近くにいる怪我人を!」
こうして凍りついた事故の現場は動き出した。

結局、フランが助けられたのはしばらく後のことだった。
助け出された時、フランは周りの者に声をかけて勇気づけた。
顔面は強打したことにより一部赤く腫れあがっている。
怪我をしながらも救助に出ている者を労った。
痛みが走るが民を率いるものとしてそれを悟らせてはならない。
王子としての役目を果たし、開けた場所に視線を向ける。
知らせを受けて駆け付けた龍の姿が見えた。
フランは身体の温度が下がり、視界が白くなる。
あと、もう少しで龍の所迄行けるのに…

龍は、フランの歩き方、そして顔色などに違和感があり彼に駆け寄る。
膝から落ちそうなフランを受け止め、彼の身体を支える。
彼の歩いた場所からは微かに血が付いている。

「龍…
 腹を守って…」
そう消えそうな声でフランが言う。
!!!!
強面の龍の顔がより一層、凄みをきかす。
すぐに駆け付けた救護隊に安静な体勢で運ばれる。

「―…これは!!……」
フランの怪我は顔面強打、腕の骨折、そして下腹部からの出血。
「憶測ではありますが、この腕の怪我は、腹部を守られたことによるものでしょう」
診察した隊員の長が言った。
「動かすことは…」
長は静かに横に首を振る。
「…無理でしょうな。
 顔は時間が薬でしょう。腕は発熱を伴うでしょう。
 そして、腹部。
 今はなんとか留まっていると表現した方が適しているでしょう」
それぐらい危ない…
龍は
「このことはまだ、極秘に…」
長も頷く。
「それより、どこに運ばれますか?」
龍は迷った。
本来ならミルのいる場所が一番なのだろう。
でも、動かすには厳しい。
悩んでいる龍をみて長が言葉をかける。

「この場所からすぐに救護の控える部屋があります。
 そちらはいかがでしょう。
 人払いもできます」

龍はやむを得ない判断とみる。
「お願いします」
顔色の悪いフランは気を失っているようである。
本来なら判断を仰ぎたいのだが、まずは身の安全である。

フランの身体は警備の者と龍の配下の者により人に知られることなく運ばれた。
龍は、ミルを気にかける。
まだ、落ち着けない。
ミルを狙うもの存在をまだ、本人に伝えていない。
そして、国王への報告を済ませミルの元に向かうのだった。

この時間にも、ミルの身に危険が及ぶ可能性があったのだ。
足早にフランの部屋に向かう。
龍は、念のために警戒をして極秘に配備を強化していた。
それなのに、フランの部屋の前は慌しい様子を見せる愚か者の姿。

この時、龍は自分の思考が怒りを越してそれ以上になる瞬間を感じた。
騒ぐ愚か者の背後に静かに龍は近づく。
「ここで何をしている」
普段でも強面。
そして今は温度を纏わないような狂気を含む威圧感で立っている。

それでも、強行に扉を開けた者がいた。
周りにいる者が言う
「お前は、所詮、王子の犬さっ!
 だが、我々はそれでは満足できぬ。
 この機会を逃してはっ!!っぐは!!」
守りたい存在を狙うやつの言葉など、そこらにある石よりも価値はない。
素早い技で、扉の外で中に入ろうと妨害する輩の動きをしとめる。

背後で控える龍の配下の者に渡す。
龍はフランの部屋に入った者の姿を部屋に入って確認する。
一人は若い者。謀をした奴らの中の子どもだろう。
もう一人は現役の官僚だ。私利私欲にまみれていい噂がない。

静かに近づく龍の気配を感じ取る余裕もなく、2人はミルの姿を探している。
「どこだ!!」
「本当に、ここにいるんですか!?
 あなた、これだけ危険なことをして、冗談では済まされません!」
「へへへ…よく言うじゃないか。旨いものは、しっかりと…」

龍はこの不愉快極まりない会話を聞きながらミルの姿がないことに安心する。
そして、煌びやかにある部屋の奥に控えめな扉。
あそこはいつも開かれている。
今は閉じられている。
ミルの賢明な判断に龍は安心する。
ミルは安全である。
これで、こちらも気兼ねなく動ける。
愚か者の若い方に近付く。
「何か探しものですか?」
尋ねた返事も聞くことなく口をふさぎ、急所となるツボを押さえる。
崩れ落ちながら泡を吹く姿を確認する。

この時点で龍は残る一人の姿を確認する。
相変わらず、卑しい顔つきでミルを探している。
「もう、そろそろ、でてきても、いいんだぞ…」
若干息が荒くなっている。
履いている服の上からでも股間の辺りが張っている様子を見て分かる。

龍は呆れる。
探しながら興奮している姿は醜い。
気配を消す必要のない愚か者の前に立つ。
「ひぃぃ!!
 お、お前。いつの間に!!
 ―お、お前も仲間に入るか?
 それもいい…」
指を2本だして龍は愚か者と目があう。
「?」
強面の龍が笑って指を2本出している。
「!!そうか。
 いいだろっ…かぁぁぁぁぁ」
力をなくしながら愚か者は崩れていく。
両目からは赤い物が流れている。
「部屋を汚さないでいただけますか」
そんな龍の言葉も耳には入っていないだろう。

「連れていけ」
後ろで控える者に伝える。
龍は部屋を整え、そして閉ざされた扉に声をかける。
「ミル様!」
中からは音が聞こえない。
無理もない。
危険を察して身を隠したのだ。
もしかしたら、この扉の反対側は物が置かれているかもしれない。

とりあえず、排除した者を確認するため、向かう。

途中、国王の夫君に会う。
「ミル様は賢明な判断をされて隠れておられます。
 声をかけたのですがまだ、出てこられません。
 先に奴らの確認を」
「そうだな。
 残りがいるかもしれぬ。
 子どもなどを寄越した者もいるだろう。
 王の時のようにならないようにしてほしい」

ちらりと彼の顔をみる。
「…フラン様の今後がどうなるか…」
「それを導くのが龍だろう」
龍はふぅっと息を吐く。
「…無理を言わないでくださいね」
途中で別れ彼の想いを感じながら主の今後を考える。

再びフランの部屋に入り扉の様子を見る。
「ミル様!!」
声をかけると少し中で動く気配がした。
《龍さん?》
不安を含んだ声でも無事を確認する。

部屋から出てきて姿を確認し落ち着かせる。
ミルからはフランの様子を伺う姿が見られた。

心配をするのは当然だ。
フランはどんなこともミルを優先して今まですごしてきた。
その彼が、ここに帰ってこれない。
それだけでミルは不安に思うだろう。
だが、ここでミルにも覚悟をしてもらわないといけない。
フランが王子として、そして次期国王としての責務を果たす上でミルは支えてもらわなければならない。
さすがに、現国王夫妻のようにとはいかなくとも、出来ることはある。

それに、ミルの容姿。
これはとても魅力的だ。
普段は長い髪をまとめて美しさを控えているがそれでも、白い髪、白い肌。
そして緑の瞳。唇は何もつけていないのに桃色に色づいている。
そして清麗である。
これに、鏡に選ばれた者として崇められるだろう。
皆の者にもっと納得してもらえる確かなものを。
そう思うと龍はミルを育てる覚悟を決めた。


国王たちの前向きな言葉。
そして誰にも頼れることのない場所での責務の代行。
逃れることのないミルをどう育てるか、龍は身体の奥から湧いてくるぞくりとも感じる歓びにも似た感覚を覚えた。

龍とミルがフランの部屋で2人きりになった時、龍がミルに言った。
「さぁ、ミル様。
 お勉強のお時間ですよ」
強面の龍。
細身の清麗なミル。
2人はお互いを見つめていた。
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