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番外編
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「それじゃ、気をつけろよ」というロイターさんとアデルさんと別れて、食堂を後にした。
その際に、ロイターさんが俺にそっと近づいて、
「壁って意外と薄いからさ……アデルは気づいてなかったけど、気をつけろよ?」
と囁いて行ったのには、羞恥で死んでしまうかと思った。
いや、いっその事死んでしまえたら楽だ。
少しジルにあたってしまうくらい、許して欲しい。
ジルと連れ立って班別の集合場所である迷宮前へ向かうと、既に騎士たちは揃っていたらしく、しっかりと隊服を着込んだ3人が待っていた。
元気よくピコピコ動いているレオンさんの耳に意識を持っていかれそうになるが、ぐっとこらえる。
この国に獣人は少ないらしく、俺もほとんど見かけなかったがそこまで珍しくもないとのこと。
縄張り意識の強い獣人が、自国から出てくるのは珍しいんだとか。
フィンさんが教えてくれたのだが、レオンさんはこの国に流れてきた獣人から生まれたらしいので、この国で育っているためあまりそこら辺は関係ないみたいだ。
「それじゃあ、早速行こうか」
アルバートさんを先頭に、迷宮へ向かう。
どうやら、深層へ向かう班は少し早めに出発するらしく、4、5班くらいしか見かけなかった。
その中には金獅子のみんなもいた。
チラリとエミリーさんと目が合った気がしたが、気のせいかもしれない。
迷宮の入口は、あとから人間が手を加えたのがわかるような、下へと続く階段のある洞窟のような入口であり、そこそこ広い。
冷たい、湿ったような風が吹いてきて、あまり気持ちの良いところではなかった。
へ~、最初に俺がこの世界に来た迷宮と、あまり変わらないんだな。
中は洞窟のようになっており、この世界に落ちてきた迷宮と違いは分からなかったが、出てくるモンスターは違うみたい。
並び順は、先頭にアルバートさん、2列目にレオンさんとフィンさん、そして俺とジルだ。
特になにか話し合った訳では無いが、基本的魔術師は後ろ、剣士は前ということだろう。
ジルは何も言わずに俺のそばにいるが、きっと何かあった時にすぐに守ってくれる気なのだろう。
ありがたい。
迷宮を最初から進むのは、初めての経験になる俺だが、思ったよりもあっさりと中層後半まで降りることが出来た。
結構拍子抜けというか……それも、騎士たちの働きぶりがすごかったためだが。
アルバートさんがいち早く敵をみつけ、それと同時にあっさりと一凪で倒してしまう。
数体まとめて来ても同じで、前衛3人がズパズパと切りつけては倒していく。
これ、俺ら要る??
アルバートさんは剣に氷魔法を纏わせているのか、それとも剣自体にそういう効果が付与されているのかは俺には分からないが、切り口が凍りついたようにパキパキとヒビが入って砕け散ったオオカミ型のモンスターを見た時は、普通に顔がひきつった。
涼しい顔しているが、これは多分普通に戦闘を楽しんでいる雰囲気で、顔に見合わず血の気の多そうな人だと思う。
氷鬼のあだ名は伊達ではないということか。
対して、レオンさんは大ぶりの攻撃で力押しするのが得意なようで、大剣を頭上から振り下ろして敵の頭をかち割っていた。
さすが獣人、俺には絶対にもてそうもないほどの武器を軽々と振り回して、一目散に敵へと駆けてゆく。
ギラギラとした、まるでライオンのような顔で生き生きとしてすらいた。
そんなふたりを眺めて、漏れ出てくる敵を素早く動いて倒していくのがフィンさん。
細身の剣を使った突き技で、危うげなく倒していく。
だが、その顔がうっすらと笑みを貼り付けているのは、この人も戦闘狂の証で……このパーティー、俺以外戦闘狂しかいないのではないか?
俺の隣で、一見丸腰で歩いている男は根っからの魔人様だし。
「武器は?」と聞いたところ、「殴れば問題ない」とかえってくるほど。
岩山程のクリスタルを片手で持ち上げられるほどの腕力を見た事があるので、モンスターの頭部などトマトのようにひねり潰せるのであろう。
まぁでも、俺が魔法使う機会が少なそうで何よりだと思うことにしよう。
マジックバッグに入れてきた食料で腹ごしらえをしてさらに進み、ついに深層へ続く階段へ足を進めた。
ここまで5時間程だろうか。
ヘトヘトというほどではないが、なかなかに慣れないな。
そして階段をぬけて出た場所に、俺は盛大に顔を引き攣らせた。
なんとそこは、ジャングルの中のように木が生い茂り、背の高いものから小さいものまで、多くの木によって根が張り巡らされていた。
水まで流れている所まであり、足場が悪い上に見通しも悪い。
天井は高く、青白く光っているためまるで外のよう。
遠くでモンスターのなく甲高い声が聞こえて、さらにぶぶっとハエが飛ぶような音がした。
「ここからは、かなり広くなっている上に昆虫型や猿型のモンスターが多いので、背後にも気をつけてくださいね」
アルバートさんの言葉に、サッとさらにジルの近くへよって、「わかってるよね?」とアイコンタクトを送る。
伝わってるのかは分からないが、ジルはぐっとサムズアップしてきたので、伝わってると思いたい。
ここで引き返したい気持ちも山々だが、出発しだした騎士たちに続いて俺も歩き出す。
周りには、見たこともないような赤と黒のドグロの巻いたような柄の花や、明らかに毒のありそうなカラフルな実がなっていたりして、ほんとに別世界のようだ。
さっきまでは、洞窟!と言った感じのあからさまな迷宮だったのに。
万が一、万が一だが敵に襲われた場合は、炎系の魔法は使わない方が良さそうだ。
火事なんか起こしたら、たまらない。
夜、ジルから聞いた話だと、俺の魔力で使える魔法は炎か水らしい。
それぞれの魔力には得意な属性があるため、だいたい1人1属性なのだが、ジルの魔力が炎が得意であり、俺自身の少しの魔力が水属性だったのだ。
これがもし、炎しか使えなかったらここだと詰んでいたな。
「敵だ!!!!!」
しばらく歩くと、アルバートさんが敵を発見したらしく、強い声で俺らに接近を知らせてきた。
前方から姿を表したのは、ゴリラのようなモンスター。
ただし、あっちの2倍はあろうかという巨体に、口からは牙が飛び出しておりかなりの威圧感がある。
「ウェ……」
臭い……!!!!!
漂ってきたつんと鼻に来る、何かが腐ったような臭いに慌てて鼻を塞いだ。
動物特有の臭いとしても、おかしいレベルでの異臭に、みな顔を顰めている。
ゴリラは俺らに気づいて、咆哮をあげると突進してくる。
アルバートさんが冷静に、横に逸れてから一撃を入れたが、一撃とは行かずなかなかに皮膚が硬いようだ。
と思ったら、数体の何かがその巨体の後ろから前を通り越して俺らの方に降ってきた。
「ひえ、、!?芋虫……!!!!!」
その後ろに隠れていたであろう、ランドセル位の大きさの芋虫型のモンスターが数体、ヨダレを撒き散らしながら大口を開けて降ってきていた。
その口には尖った歯がびっしりと並び尽くしていて、鳥肌がゾワッと全身を駆け巡る。
あまりのことにびっくりした俺は、目の前に迫ってきていた芋虫に、咄嗟に手をかざしていた。
途端、俺の手からは水が勢いよく飛び出して、その柔いぶよぶよしたモンスターの皮膚を突き抜けた。
「っ、ーー~!?」
魔法だ……!!!!!と喜ぶまもなく、俺は自分が打った水の勢いで、不幸にも後ろに吹っ飛ぶ。
勢いよくぐるっと後ろに回った視界に、受け身も取れずに地面に体を叩きつけるかと思ったが、ジルに抱きとめてもらったらしく、気づいたらジルに抱え下ろされていた。
「大丈夫か?」
「……なんとか」
バクバクと異常な心音を無視して、何とか声を引きずり出す。
俺の無事を確認したジルは、俺に後ろにいるように言うと、かけて行って残りの芋虫に蹴りを入れた。
そこから漂ってくる異臭に、臭いの元はこの芋虫だったのかと納得した。
攻撃を受けるその度に、弾けるように内蔵をばらまいて飛び散る芋虫。
「やっぱり、ジルもさすがにパンチはしないよね」などと達観して考えていたが、それが悪かったのか。
俺は、自分の足首に巻き付くツタに気づかなかった。
その際に、ロイターさんが俺にそっと近づいて、
「壁って意外と薄いからさ……アデルは気づいてなかったけど、気をつけろよ?」
と囁いて行ったのには、羞恥で死んでしまうかと思った。
いや、いっその事死んでしまえたら楽だ。
少しジルにあたってしまうくらい、許して欲しい。
ジルと連れ立って班別の集合場所である迷宮前へ向かうと、既に騎士たちは揃っていたらしく、しっかりと隊服を着込んだ3人が待っていた。
元気よくピコピコ動いているレオンさんの耳に意識を持っていかれそうになるが、ぐっとこらえる。
この国に獣人は少ないらしく、俺もほとんど見かけなかったがそこまで珍しくもないとのこと。
縄張り意識の強い獣人が、自国から出てくるのは珍しいんだとか。
フィンさんが教えてくれたのだが、レオンさんはこの国に流れてきた獣人から生まれたらしいので、この国で育っているためあまりそこら辺は関係ないみたいだ。
「それじゃあ、早速行こうか」
アルバートさんを先頭に、迷宮へ向かう。
どうやら、深層へ向かう班は少し早めに出発するらしく、4、5班くらいしか見かけなかった。
その中には金獅子のみんなもいた。
チラリとエミリーさんと目が合った気がしたが、気のせいかもしれない。
迷宮の入口は、あとから人間が手を加えたのがわかるような、下へと続く階段のある洞窟のような入口であり、そこそこ広い。
冷たい、湿ったような風が吹いてきて、あまり気持ちの良いところではなかった。
へ~、最初に俺がこの世界に来た迷宮と、あまり変わらないんだな。
中は洞窟のようになっており、この世界に落ちてきた迷宮と違いは分からなかったが、出てくるモンスターは違うみたい。
並び順は、先頭にアルバートさん、2列目にレオンさんとフィンさん、そして俺とジルだ。
特になにか話し合った訳では無いが、基本的魔術師は後ろ、剣士は前ということだろう。
ジルは何も言わずに俺のそばにいるが、きっと何かあった時にすぐに守ってくれる気なのだろう。
ありがたい。
迷宮を最初から進むのは、初めての経験になる俺だが、思ったよりもあっさりと中層後半まで降りることが出来た。
結構拍子抜けというか……それも、騎士たちの働きぶりがすごかったためだが。
アルバートさんがいち早く敵をみつけ、それと同時にあっさりと一凪で倒してしまう。
数体まとめて来ても同じで、前衛3人がズパズパと切りつけては倒していく。
これ、俺ら要る??
アルバートさんは剣に氷魔法を纏わせているのか、それとも剣自体にそういう効果が付与されているのかは俺には分からないが、切り口が凍りついたようにパキパキとヒビが入って砕け散ったオオカミ型のモンスターを見た時は、普通に顔がひきつった。
涼しい顔しているが、これは多分普通に戦闘を楽しんでいる雰囲気で、顔に見合わず血の気の多そうな人だと思う。
氷鬼のあだ名は伊達ではないということか。
対して、レオンさんは大ぶりの攻撃で力押しするのが得意なようで、大剣を頭上から振り下ろして敵の頭をかち割っていた。
さすが獣人、俺には絶対にもてそうもないほどの武器を軽々と振り回して、一目散に敵へと駆けてゆく。
ギラギラとした、まるでライオンのような顔で生き生きとしてすらいた。
そんなふたりを眺めて、漏れ出てくる敵を素早く動いて倒していくのがフィンさん。
細身の剣を使った突き技で、危うげなく倒していく。
だが、その顔がうっすらと笑みを貼り付けているのは、この人も戦闘狂の証で……このパーティー、俺以外戦闘狂しかいないのではないか?
俺の隣で、一見丸腰で歩いている男は根っからの魔人様だし。
「武器は?」と聞いたところ、「殴れば問題ない」とかえってくるほど。
岩山程のクリスタルを片手で持ち上げられるほどの腕力を見た事があるので、モンスターの頭部などトマトのようにひねり潰せるのであろう。
まぁでも、俺が魔法使う機会が少なそうで何よりだと思うことにしよう。
マジックバッグに入れてきた食料で腹ごしらえをしてさらに進み、ついに深層へ続く階段へ足を進めた。
ここまで5時間程だろうか。
ヘトヘトというほどではないが、なかなかに慣れないな。
そして階段をぬけて出た場所に、俺は盛大に顔を引き攣らせた。
なんとそこは、ジャングルの中のように木が生い茂り、背の高いものから小さいものまで、多くの木によって根が張り巡らされていた。
水まで流れている所まであり、足場が悪い上に見通しも悪い。
天井は高く、青白く光っているためまるで外のよう。
遠くでモンスターのなく甲高い声が聞こえて、さらにぶぶっとハエが飛ぶような音がした。
「ここからは、かなり広くなっている上に昆虫型や猿型のモンスターが多いので、背後にも気をつけてくださいね」
アルバートさんの言葉に、サッとさらにジルの近くへよって、「わかってるよね?」とアイコンタクトを送る。
伝わってるのかは分からないが、ジルはぐっとサムズアップしてきたので、伝わってると思いたい。
ここで引き返したい気持ちも山々だが、出発しだした騎士たちに続いて俺も歩き出す。
周りには、見たこともないような赤と黒のドグロの巻いたような柄の花や、明らかに毒のありそうなカラフルな実がなっていたりして、ほんとに別世界のようだ。
さっきまでは、洞窟!と言った感じのあからさまな迷宮だったのに。
万が一、万が一だが敵に襲われた場合は、炎系の魔法は使わない方が良さそうだ。
火事なんか起こしたら、たまらない。
夜、ジルから聞いた話だと、俺の魔力で使える魔法は炎か水らしい。
それぞれの魔力には得意な属性があるため、だいたい1人1属性なのだが、ジルの魔力が炎が得意であり、俺自身の少しの魔力が水属性だったのだ。
これがもし、炎しか使えなかったらここだと詰んでいたな。
「敵だ!!!!!」
しばらく歩くと、アルバートさんが敵を発見したらしく、強い声で俺らに接近を知らせてきた。
前方から姿を表したのは、ゴリラのようなモンスター。
ただし、あっちの2倍はあろうかという巨体に、口からは牙が飛び出しておりかなりの威圧感がある。
「ウェ……」
臭い……!!!!!
漂ってきたつんと鼻に来る、何かが腐ったような臭いに慌てて鼻を塞いだ。
動物特有の臭いとしても、おかしいレベルでの異臭に、みな顔を顰めている。
ゴリラは俺らに気づいて、咆哮をあげると突進してくる。
アルバートさんが冷静に、横に逸れてから一撃を入れたが、一撃とは行かずなかなかに皮膚が硬いようだ。
と思ったら、数体の何かがその巨体の後ろから前を通り越して俺らの方に降ってきた。
「ひえ、、!?芋虫……!!!!!」
その後ろに隠れていたであろう、ランドセル位の大きさの芋虫型のモンスターが数体、ヨダレを撒き散らしながら大口を開けて降ってきていた。
その口には尖った歯がびっしりと並び尽くしていて、鳥肌がゾワッと全身を駆け巡る。
あまりのことにびっくりした俺は、目の前に迫ってきていた芋虫に、咄嗟に手をかざしていた。
途端、俺の手からは水が勢いよく飛び出して、その柔いぶよぶよしたモンスターの皮膚を突き抜けた。
「っ、ーー~!?」
魔法だ……!!!!!と喜ぶまもなく、俺は自分が打った水の勢いで、不幸にも後ろに吹っ飛ぶ。
勢いよくぐるっと後ろに回った視界に、受け身も取れずに地面に体を叩きつけるかと思ったが、ジルに抱きとめてもらったらしく、気づいたらジルに抱え下ろされていた。
「大丈夫か?」
「……なんとか」
バクバクと異常な心音を無視して、何とか声を引きずり出す。
俺の無事を確認したジルは、俺に後ろにいるように言うと、かけて行って残りの芋虫に蹴りを入れた。
そこから漂ってくる異臭に、臭いの元はこの芋虫だったのかと納得した。
攻撃を受けるその度に、弾けるように内蔵をばらまいて飛び散る芋虫。
「やっぱり、ジルもさすがにパンチはしないよね」などと達観して考えていたが、それが悪かったのか。
俺は、自分の足首に巻き付くツタに気づかなかった。
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