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番外編
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「この世界での結婚って、どんな感じなの?」
テントに身を隠して早々、あとから入ってきたジルに尋ねた。
「あー、さっきの話か」と、魔法で体を拭くための水をバケツに出しながら、「そうだなー」と話し始めた。
「国によっては離婚が許されてないところもあるが、基本的には教会と国に届出を出して、知り合いを呼んでお祝いをするくらいだな」
「ふーん、あっちの世界とあんまり変わらないんだね」
「ギルドにも届出を出しておけば、万が一の時に職員が色々と知らせてくれたりとかするみたいだしな」
やっぱり、迷宮で命を落とす人は多いからだろう。
知らせる人も、大変だろうな。
「俺の世界では、同じ指輪をつけたりしたんだけど、そういうのはあるの?」
「へ~、そんなことするんだな。こっちではあんまりそういうのはしないな」
何となく、そうだとは思っていた。
店に来る客も、指輪とかあまりしてなかったし。
俺は単に、剣握ったりする時に邪魔だからかなー?とも思っていたが。
「それでだな、一応結婚しておこうと思うんだが」
「いいんじゃない?」
「軽いな」
だって、今更だし。
俺からしてみれば、契約した時から生涯寄り添うようなもんだと思っていたからな。
実質的な夫婦のそれである。
ジルも嫁とか言ってたし。
「それは帰ってきてからにするか」というジルに同意して、簡単に体を拭いてから横になった。
寝れないかもと心配していたのだが、横に感じるジルに、やっぱり体温高いよな~……なんて考えていたら、すぐに寝てしまったみたいだ。
起きたら既に隣にジルはおらず、慌ててテントの外へ出ると、ジルが見張り番をしていた。
「おはよう、起こしてよ」
「元々そこまで俺に睡眠は必要ねぇし、お前すやすや寝てたから」
「疲れてたんだろ」って、こういう所に素直にキュンと来てしまった俺。
まだ空が白み始めてた頃であったし、ここの気候は向こうで言う春が一年中続いているような感じなので、やはり朝は少し寒い。
ジルは寒くはなさそうだが、一応俺がまとっている、テントから引っ張り出してきた毛布に入れて一緒に朝焼けを眺めた。
朝焼けはどこでも変わらないんだなって考えたら、なんかおかしくなって笑った。
異世界トリップって、もっとホームシックになったりするもんだと思っていたが、こっちで即刻一生物の宝物を手に入れちゃったので、そんなこと考える暇がなかった。
ふと、「そういや昨日のあれって、プロポーズだったのでは?」と思ったが、まあいいや。
あんまり考えても仕方ないしな。
そんなふうにしていたら、1時間くらいして最初にアデルさんが起きてきた。
ちょっとこの体制は人前では恥ずかしかったので、サッと抜け出して朝ごはんの準備をする。
一瞬ジルが不服そうな顔をしたが、すまんな。
この世界の人たちは、日本人からすると結構オープンな人が多いので、あんまり気にしないとは思うが俺は嫌なのだ。
そこまでおっぴろげて晒す気は無い。
焼いたパンに、ベーコンや目玉焼きを乗っけるジブ〇の定番スタイルと簡単なスープのセットを黙々と食べて、早朝からすぐにまた出発した。
ーー
隣町ーーラヴィーヌは谷の狭間にできた結構大きな街だった。
ラヴィーヌは見た目のとおり、谷という意味だそうだ。
王都の隣町ということもあって、それなりに栄えているし、王都の迷宮より少しランクは下がるが、それなりの迷宮もあるし、崖上からの景色はかなり綺麗であるため、観光地としても有名だそうだ。
興味本位で、谷底を馬上から覗き込んで、あまりの高さにびびった。
「高いな……」
「なんなら俺が抱えて飛び込んでもいいぞ」
「切実に遠慮しとく」
「残念だな」
この高さから飛び降りても死なない自信しかなさそうなジルだが、俺は無理だ。
途中で気絶するんじゃないだろうか。
谷底へ下る道を降りきったところにある街への関所をくぐり抜けて、真っ直ぐギルドへ向かう。
どうやら、ギルドで宿を手配してくれたらしく、その宿はギルド横に併設されているそうだ。
街は王都に引けを取らないほどに賑わっていて、こころなしかこちらもウキウキしてくる。
最初はあまり乗り気ではなかったが、なんだかんだジルがいれば楽しいということに気がついた。
相変わらずちょろいなぁ、俺。
谷はやはり風が強いのか、そこそこ強い風に髪がなびいた。
ジルの髪の毛も、きっと舞っているのだろう、後ろでジルの身じろぐ気配がした。
ギルド前で馬を宿の方へ預けて、中へはいると隊服を着た集団が居て、ロイターさんはすぐにそちらに近寄った。
王都でも見かける、騎士の紫紺の隊服だ。
ジルも似合いそうだなーとか思ってしまった。
1度、見てみたい気もするな。
だってこういうのって、かっこいいじゃん。
コスプレ感がないからかな、すごい自然体だし。
中心にいた金髪碧眼の男の人が振り向いて、俺たちに声をかけてきた。
「おや、あなた方は……金獅子の方々かな?」
「どーも!俺とこっちの3人が金獅子のメンバー。そしてそっちの美丈夫がソロのジル、とその付き添いのユウくん」
ペコッと頭を下げる。
最近気づいたのだが、外面的な意味では俺がジルの分も立ち回ることが多い。
そのため、俺自身結構ぶっきらぼうなところがあったのだが、こっちに来てから愛想が良くなった気がする。
「そうだったんですか。俺は第3騎士団長のアルバート・レイロートです、よろしくお願いします」
ふわっと笑うレイロートさんは、貴族なのだろう、家名持ってるし。
金髪碧眼の白馬が似合いそうなイケメンさんだ。
この国の王子様とか見た事ないけれど、きっとこんな感じなのかな……と思う。
この世界のイケメンはレベルが高くてびっくりするが、俳優も裸足で逃げ出すような顔面にびっくりするだけですんでいるのは、ジルの顔を毎日見てるからだろう。
あんな顔見続ければ、目が肥えるのも仕方が無いと思う。
「明日からの話をしたいのも山々なのだが、何チームかに分けて探索する予定なので、夕食の時にチームで会議としようと思っているのだがそれでいいかな?」
「異論はないよ~、宿に戻ってればいいかな?」
「あぁ、それで頼むよ」
案外顔合わせは5分と経たずに終わったので、みんな宿に行くのだろう。
連れ立って外へ出た。
その時ふと、やりたいことが見つかったのでジルに断りを入れて街に行くことにした。
ジルは自分もついて行くと渋っていたが、俺はのらりくらりとかわしていたら、ジルが先に折れてくれた。
「いいか?日が落ちるまでに帰ってこい。それと、人気のないところに行くんじゃないぞ?」
まるで女子高校生への対応だ。
娘に対するお父さんのような注意を貰ったことに、苦笑いして頷いた。
テントに身を隠して早々、あとから入ってきたジルに尋ねた。
「あー、さっきの話か」と、魔法で体を拭くための水をバケツに出しながら、「そうだなー」と話し始めた。
「国によっては離婚が許されてないところもあるが、基本的には教会と国に届出を出して、知り合いを呼んでお祝いをするくらいだな」
「ふーん、あっちの世界とあんまり変わらないんだね」
「ギルドにも届出を出しておけば、万が一の時に職員が色々と知らせてくれたりとかするみたいだしな」
やっぱり、迷宮で命を落とす人は多いからだろう。
知らせる人も、大変だろうな。
「俺の世界では、同じ指輪をつけたりしたんだけど、そういうのはあるの?」
「へ~、そんなことするんだな。こっちではあんまりそういうのはしないな」
何となく、そうだとは思っていた。
店に来る客も、指輪とかあまりしてなかったし。
俺は単に、剣握ったりする時に邪魔だからかなー?とも思っていたが。
「それでだな、一応結婚しておこうと思うんだが」
「いいんじゃない?」
「軽いな」
だって、今更だし。
俺からしてみれば、契約した時から生涯寄り添うようなもんだと思っていたからな。
実質的な夫婦のそれである。
ジルも嫁とか言ってたし。
「それは帰ってきてからにするか」というジルに同意して、簡単に体を拭いてから横になった。
寝れないかもと心配していたのだが、横に感じるジルに、やっぱり体温高いよな~……なんて考えていたら、すぐに寝てしまったみたいだ。
起きたら既に隣にジルはおらず、慌ててテントの外へ出ると、ジルが見張り番をしていた。
「おはよう、起こしてよ」
「元々そこまで俺に睡眠は必要ねぇし、お前すやすや寝てたから」
「疲れてたんだろ」って、こういう所に素直にキュンと来てしまった俺。
まだ空が白み始めてた頃であったし、ここの気候は向こうで言う春が一年中続いているような感じなので、やはり朝は少し寒い。
ジルは寒くはなさそうだが、一応俺がまとっている、テントから引っ張り出してきた毛布に入れて一緒に朝焼けを眺めた。
朝焼けはどこでも変わらないんだなって考えたら、なんかおかしくなって笑った。
異世界トリップって、もっとホームシックになったりするもんだと思っていたが、こっちで即刻一生物の宝物を手に入れちゃったので、そんなこと考える暇がなかった。
ふと、「そういや昨日のあれって、プロポーズだったのでは?」と思ったが、まあいいや。
あんまり考えても仕方ないしな。
そんなふうにしていたら、1時間くらいして最初にアデルさんが起きてきた。
ちょっとこの体制は人前では恥ずかしかったので、サッと抜け出して朝ごはんの準備をする。
一瞬ジルが不服そうな顔をしたが、すまんな。
この世界の人たちは、日本人からすると結構オープンな人が多いので、あんまり気にしないとは思うが俺は嫌なのだ。
そこまでおっぴろげて晒す気は無い。
焼いたパンに、ベーコンや目玉焼きを乗っけるジブ〇の定番スタイルと簡単なスープのセットを黙々と食べて、早朝からすぐにまた出発した。
ーー
隣町ーーラヴィーヌは谷の狭間にできた結構大きな街だった。
ラヴィーヌは見た目のとおり、谷という意味だそうだ。
王都の隣町ということもあって、それなりに栄えているし、王都の迷宮より少しランクは下がるが、それなりの迷宮もあるし、崖上からの景色はかなり綺麗であるため、観光地としても有名だそうだ。
興味本位で、谷底を馬上から覗き込んで、あまりの高さにびびった。
「高いな……」
「なんなら俺が抱えて飛び込んでもいいぞ」
「切実に遠慮しとく」
「残念だな」
この高さから飛び降りても死なない自信しかなさそうなジルだが、俺は無理だ。
途中で気絶するんじゃないだろうか。
谷底へ下る道を降りきったところにある街への関所をくぐり抜けて、真っ直ぐギルドへ向かう。
どうやら、ギルドで宿を手配してくれたらしく、その宿はギルド横に併設されているそうだ。
街は王都に引けを取らないほどに賑わっていて、こころなしかこちらもウキウキしてくる。
最初はあまり乗り気ではなかったが、なんだかんだジルがいれば楽しいということに気がついた。
相変わらずちょろいなぁ、俺。
谷はやはり風が強いのか、そこそこ強い風に髪がなびいた。
ジルの髪の毛も、きっと舞っているのだろう、後ろでジルの身じろぐ気配がした。
ギルド前で馬を宿の方へ預けて、中へはいると隊服を着た集団が居て、ロイターさんはすぐにそちらに近寄った。
王都でも見かける、騎士の紫紺の隊服だ。
ジルも似合いそうだなーとか思ってしまった。
1度、見てみたい気もするな。
だってこういうのって、かっこいいじゃん。
コスプレ感がないからかな、すごい自然体だし。
中心にいた金髪碧眼の男の人が振り向いて、俺たちに声をかけてきた。
「おや、あなた方は……金獅子の方々かな?」
「どーも!俺とこっちの3人が金獅子のメンバー。そしてそっちの美丈夫がソロのジル、とその付き添いのユウくん」
ペコッと頭を下げる。
最近気づいたのだが、外面的な意味では俺がジルの分も立ち回ることが多い。
そのため、俺自身結構ぶっきらぼうなところがあったのだが、こっちに来てから愛想が良くなった気がする。
「そうだったんですか。俺は第3騎士団長のアルバート・レイロートです、よろしくお願いします」
ふわっと笑うレイロートさんは、貴族なのだろう、家名持ってるし。
金髪碧眼の白馬が似合いそうなイケメンさんだ。
この国の王子様とか見た事ないけれど、きっとこんな感じなのかな……と思う。
この世界のイケメンはレベルが高くてびっくりするが、俳優も裸足で逃げ出すような顔面にびっくりするだけですんでいるのは、ジルの顔を毎日見てるからだろう。
あんな顔見続ければ、目が肥えるのも仕方が無いと思う。
「明日からの話をしたいのも山々なのだが、何チームかに分けて探索する予定なので、夕食の時にチームで会議としようと思っているのだがそれでいいかな?」
「異論はないよ~、宿に戻ってればいいかな?」
「あぁ、それで頼むよ」
案外顔合わせは5分と経たずに終わったので、みんな宿に行くのだろう。
連れ立って外へ出た。
その時ふと、やりたいことが見つかったのでジルに断りを入れて街に行くことにした。
ジルは自分もついて行くと渋っていたが、俺はのらりくらりとかわしていたら、ジルが先に折れてくれた。
「いいか?日が落ちるまでに帰ってこい。それと、人気のないところに行くんじゃないぞ?」
まるで女子高校生への対応だ。
娘に対するお父さんのような注意を貰ったことに、苦笑いして頷いた。
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