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本編
後編☆
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長大な物が俺の後肛にあてがわれ、少しずつ俺の中を広げながら、進んできた。
「っ、……ぁう、」
ミチミチと音がしそうなくらいに広げられた穴は、正直痛い。
圧迫感がすごくて、必死に息を吐き出す。
「っ、おっき、……」
苦し紛れに呟いた言葉に、「っ……すまん」とジルが強く俺の腰をつかんで、一気に腰に引き付けた。
「っ……あ゛ぅ!?!?」
衝撃にハクハクと開いた口からは、言葉が出ない。
一気に収められたものは、俺の腹を突き破るんじゃないかと思ってしまうくらいで、体が恐怖に硬直した。
「っ、ひぅ、……っ!まっ、んっ」
「せっま、、」
俺の静止の声も聞かず、腰を動かし始めたジルは、固くなった俺の体をなで擦りながら、俺のいいところを抉るようにしてゆるゆると動き続けた。
「っ、、ぁ、んっ」
段々と熱くなるような俺の体に、動きに合わせて降り注ぐ、湿ったジルの濡れ羽のような髪が気持ちよくて、ジルの頭に手を伸ばした。
「っ……!」
「っぁ、……んぁあ゛!?」
途端に早くなる律動に、目の奥がチカチカする。
余計なことを考える暇すら与えられず、ただ快楽に身を任せるこてしかできない。
絶対に入っては行けないような奥をこじ開けるような動きに、ガンガンと奥を抉られ、進むことの出来ないはずの奥が蠢いて、誘い込むようにしてどんどん深くなるような錯覚に陥った。
結合部から聞こえる粘着質な音に、耳まで犯されているようだ。
「ユウ、一緒にいこうなっ、!」
「っあ、ひぅ……っ、!!!!!、ぁあ゛ぁ」
と一際大きく引いてえぐられたのと同時に、前を触られて呆気なく達した。
腹の奥にぶちまけられた大量の熱にのまれるのを最後に、俺は本日2度目の失神を果たした。
暖かい。
すべすべした手触りの良い布に、しっとりとした暖かい感触。
心地よい温度に思わず擦り寄るようにして頭を擦りつけていると、くすくすと笑う声がして、その塊が声に合わせて動いた。
?
気持ちいいまどろみから目を開けると、夜空のような深い青の瞳とかち合った。
引き込まれるかのような青と黒に、真っ白な肌のコントラスト。
生きているのか疑わしいほどの整った美貌に、思わず息を飲んで……って、
「なんだ、ジルか……」
「おい、なんだとはなんだ」
甘く細められていた目元が、ちょっと不機嫌そうに歪んだのを見て、今度は俺が笑った。
「はは、寝ぼけて知らない人かと思っただけ」
「ふーん」
不思議なことに、昨日が初対面だったとは思えないような、家族のような心地良さがあった。
ジルは上体を起こして、俺に覆い被さってきた。
カーテンのような髪に、思わず手を通して梳くと、ジルは好きなようにさせてくれた。
「俺の髪、好きなのか?」
「うん、綺麗」
「お前も同じ色だろ?」
不思議そうに尋ねるジルが可愛い。
キョトンとした、、というのだろうか。
少し上がった眉毛が、少し幼さを見せていた。
やばい、俺だいぶ面食いだったのかもしれない。
だが、前世の俳優やモデルを見ても、綺麗だなーとは思ったが、ここまでドキドキすることは無かったので、ジル限定かもしれないが。
いや、そもそもジルよりイケメンな人を見た試しがないから分からないんだけどね。
「俺のは、癖毛でこんなにサラサラじゃないだろ?」と言うと、「そうか?俺はこっちの方が好きだ」とジルは俺の前髪を撫でて、キスをした。
「ははっ、顔真っ赤」
「っ~!しょうがないじゃん!」
顔を隠そうにも、ジルに頬を固定されてしまえば睨むことしかできなかった。
嬉しそうに、楽しそうに笑うジルに、文句は言う気にはなれなかったし。
鼻と鼻が擦れ合う距離まで近づいて、ジルは俺の瞳を覗き込んだ。
「なぁ、ユウ、好きだ」
優しく和らげられた目元は、嘘を言っている風でもなく、甘く注ぎ込まれた言葉に心臓が煩い。
上がりっぱなしの体温は、確実に俺の頬をさらに朱に染めただろう。
熱い。
昨日あったばかり。
ジルの好きな食べ物、生い立ち、俺の事、これからのこと。
ぜんぜん聞いていないし、ぜんぜん話していない。
それでも、知りたいくらいには、知る必要も時間沢山あると確信するくらいには俺の心は決まっていたんだよな。
「うん、俺も好き」
紅く染ったジルの目元に笑って、俺からキスをした。
だが、勝手にあれこれ進めたことを許してはいないんだからな?
ちゃんと謝ってもらうぞ?
そして、責任取れ。
ーーーーーーーー
続編というか番外編というかを、気まぐれで更新するつもりです!
ここまでありがとうございました~(*^^*)
「っ、……ぁう、」
ミチミチと音がしそうなくらいに広げられた穴は、正直痛い。
圧迫感がすごくて、必死に息を吐き出す。
「っ、おっき、……」
苦し紛れに呟いた言葉に、「っ……すまん」とジルが強く俺の腰をつかんで、一気に腰に引き付けた。
「っ……あ゛ぅ!?!?」
衝撃にハクハクと開いた口からは、言葉が出ない。
一気に収められたものは、俺の腹を突き破るんじゃないかと思ってしまうくらいで、体が恐怖に硬直した。
「っ、ひぅ、……っ!まっ、んっ」
「せっま、、」
俺の静止の声も聞かず、腰を動かし始めたジルは、固くなった俺の体をなで擦りながら、俺のいいところを抉るようにしてゆるゆると動き続けた。
「っ、、ぁ、んっ」
段々と熱くなるような俺の体に、動きに合わせて降り注ぐ、湿ったジルの濡れ羽のような髪が気持ちよくて、ジルの頭に手を伸ばした。
「っ……!」
「っぁ、……んぁあ゛!?」
途端に早くなる律動に、目の奥がチカチカする。
余計なことを考える暇すら与えられず、ただ快楽に身を任せるこてしかできない。
絶対に入っては行けないような奥をこじ開けるような動きに、ガンガンと奥を抉られ、進むことの出来ないはずの奥が蠢いて、誘い込むようにしてどんどん深くなるような錯覚に陥った。
結合部から聞こえる粘着質な音に、耳まで犯されているようだ。
「ユウ、一緒にいこうなっ、!」
「っあ、ひぅ……っ、!!!!!、ぁあ゛ぁ」
と一際大きく引いてえぐられたのと同時に、前を触られて呆気なく達した。
腹の奥にぶちまけられた大量の熱にのまれるのを最後に、俺は本日2度目の失神を果たした。
暖かい。
すべすべした手触りの良い布に、しっとりとした暖かい感触。
心地よい温度に思わず擦り寄るようにして頭を擦りつけていると、くすくすと笑う声がして、その塊が声に合わせて動いた。
?
気持ちいいまどろみから目を開けると、夜空のような深い青の瞳とかち合った。
引き込まれるかのような青と黒に、真っ白な肌のコントラスト。
生きているのか疑わしいほどの整った美貌に、思わず息を飲んで……って、
「なんだ、ジルか……」
「おい、なんだとはなんだ」
甘く細められていた目元が、ちょっと不機嫌そうに歪んだのを見て、今度は俺が笑った。
「はは、寝ぼけて知らない人かと思っただけ」
「ふーん」
不思議なことに、昨日が初対面だったとは思えないような、家族のような心地良さがあった。
ジルは上体を起こして、俺に覆い被さってきた。
カーテンのような髪に、思わず手を通して梳くと、ジルは好きなようにさせてくれた。
「俺の髪、好きなのか?」
「うん、綺麗」
「お前も同じ色だろ?」
不思議そうに尋ねるジルが可愛い。
キョトンとした、、というのだろうか。
少し上がった眉毛が、少し幼さを見せていた。
やばい、俺だいぶ面食いだったのかもしれない。
だが、前世の俳優やモデルを見ても、綺麗だなーとは思ったが、ここまでドキドキすることは無かったので、ジル限定かもしれないが。
いや、そもそもジルよりイケメンな人を見た試しがないから分からないんだけどね。
「俺のは、癖毛でこんなにサラサラじゃないだろ?」と言うと、「そうか?俺はこっちの方が好きだ」とジルは俺の前髪を撫でて、キスをした。
「ははっ、顔真っ赤」
「っ~!しょうがないじゃん!」
顔を隠そうにも、ジルに頬を固定されてしまえば睨むことしかできなかった。
嬉しそうに、楽しそうに笑うジルに、文句は言う気にはなれなかったし。
鼻と鼻が擦れ合う距離まで近づいて、ジルは俺の瞳を覗き込んだ。
「なぁ、ユウ、好きだ」
優しく和らげられた目元は、嘘を言っている風でもなく、甘く注ぎ込まれた言葉に心臓が煩い。
上がりっぱなしの体温は、確実に俺の頬をさらに朱に染めただろう。
熱い。
昨日あったばかり。
ジルの好きな食べ物、生い立ち、俺の事、これからのこと。
ぜんぜん聞いていないし、ぜんぜん話していない。
それでも、知りたいくらいには、知る必要も時間沢山あると確信するくらいには俺の心は決まっていたんだよな。
「うん、俺も好き」
紅く染ったジルの目元に笑って、俺からキスをした。
だが、勝手にあれこれ進めたことを許してはいないんだからな?
ちゃんと謝ってもらうぞ?
そして、責任取れ。
ーーーーーーーー
続編というか番外編というかを、気まぐれで更新するつもりです!
ここまでありがとうございました~(*^^*)
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