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第49話 朝チュン
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朝、目が覚めたら隣に全裸で微笑むイケメンがいたら、一体どんな反応をするのが普通なんだろう。
にっこり笑い返せばいいの? それとも全力でその場から逃げる?
……きれい……なんだろう、これ……
ふと開いた目に飛び込んだのは、澄んだ泉のような蒼い色。中心に向かって緑や金色が散る神秘的な色に、私は魅入られてしまう。
「……起きたか? よく寝てたな」
でもそれが隣に全裸で横たわるアイザックの目だとわかった瞬間、私は速攻でシーツに潜りこんだ。
「昨日はだいぶ無理させたからな。その……どっか痛むところはねえか?」
「ど、どっかって、あの」
「酒を飲んだのは昨日が初めてだったんだろう? 頭が痛むとか、気分が悪いとかはねえか?」
「あ、う、うん。それは大丈夫」
「そうか、よかった」
言われてみるとアソコに違和感があるっていうか、痛いっていうか、ちょっとヒリヒリする。だけど、そんなの恥ずかしくって言えるわけないじゃん!
っていうか、なんで? まともに顔が見られないんだけど……!
頭からシーツを被った私に苦笑いしたアイザックは、ベッドから起き上がり、何事もなかったように服を着始める。今日のアイザックの服装は、深い藍色のシャツに、ピタリとした黒の革のパンツ。腰のベルトにナイフを差してるのも普段と変わらないのに、いつもより眩しく見えるのはどうしてだろう。
シーツの陰からこっそり見つめる視線に気がついたのか、ふと蒼い瞳がこちらを見た。
「なんだ真っ赤な顔して。俺に惚れ直したか?」
「ち、違うし!」
「ククッ、なあセリ、腹減ったんじゃねえか? 飯を持ってきてやるから、ちょっと待ってろ」
「え? あ、うん」
気がつくと、すでに日はかなり高く上がってるみたい。乱れたシーツを照らす明るい日差しは、もう時刻がお昼に近いことを教えてくれる。
……もしかして、私が起きるまで待っててくれたのかな。アイザックのほうがお腹空いてるはずなのに……。
そんなことを考えていると、しばらくしてアイザックが大きなお皿を手に戻ってきた。
「待たせたな。ほら、食おうぜ」」
「もしかして、これ、アイザックが作ってくれたの……?」
お皿に盛られたのは、豪快にステーキを挟んだパンと、緑のリンゴに似た果物。聞けば下の食堂で材料をもらってきて、わざわざ作ってくれたんだそうだ。
「あんまり凝ったモンは作れねえんだがよ、ま、腹が膨れりゃあいいだろう」
話しながら腰のナイフを取り出したアイザックは、パンを食べやすい大きさにカットしていく。
「ほら、これでいいか? たくさん食えよ」
「う、うん、ありがとう」
「カリンの皮も剥いたほうがいいよな。ちょっと待ってろ」
甲斐甲斐しくパンを私に手渡し、器用に果物の皮をナイフで剥き始めたアイザックに、私は思わず顔を逸らした。
うう、なんだろう、この最高にいたたまれない雰囲気。甘い。甘すぎるんだけど……!
妙に甘ったるい空気に耐えられなくなった私は、話題を変えようと前から疑問に思っていたことを尋ねてみた。
「あ、あのさ、アイザックは一体何本ナイフを持ってるの?」
「ナイフ? そうだな……この部屋にあるのは十本くらいじゃねえか?」
「十本? そんなにあるの?」
「用途によって使うナイフが違うんだ。ダガーなんてしょっちゅう無くすから本数が必要だしな。これでも少ねえほうだぞ?」
「へー、そうなんだ」」
普段アイザックが腰に差しているのは、真っ黒な二本のナイフ。
磨き込まれた柄と皮のケースは、ナイフのことはよく知らない私から見ても、丁寧に手入れされてるのがわかる。
「そういや、セリはどんなナイフを使ってんだ?」
「私? 私は普段、植物採取用のナイフを使ってるよ」
「植物採集用っつうと、刃渡りが十センチくらいで、両刃になってるやつか?」
「うん。一番初めに冒険者登録した時に、ギルドでもらったんだ。この間のマンマダンゴ蟲が襲ってきた時は、本当にナイフを持っててよかったと思ったよ」
「まさかとは思うが、それしかナイフを持ってねえとか言うんじゃねえだろうな」
「そうだけど。あ、でも、部屋には料理の時に使ってるナイフがあるよ。……あれ? どうしたの?」
突然両手で頭を抱えたアイザックに、私は首を傾げた。
「……確かにいいとこのお嬢様なんて、普通はナイフなんて使わねえよなあ……。お前、今までよく無事だったな」
「え? 無事ってなんのことよ」
「なあ、明日にでもちょっと出かけねえか?」
「出かけるのはいいけど、まだ昼なんだし、今からでかければいいんじゃないの?」
「……セリ、ちょっと立ってみろ」
「え? なんで?」
「いいから、ほら早く」
「うん……?」
アイザックの言葉を不思議に思いつつベッドから降りた私は、かくんと足から力が抜けて、その場に座り込んだ。
「へ? なにこれ……」
「な、無理だろう? 昨日はあんだけ激しくベッドで動いたんだ。今日はゆっくりしてろ」
呆然となった私を抱き上げてベッドに戻すアイザックの顔は、なぜか嬉しそう。
私はにやけたその顔に、思いっきり枕をぶつけてやった。
◆◇◆
そして翌日、私とアイザックはモルデンからほど近い草原を訪れていた。
「おいおい、どこ見てんだ。お前の足元にいるぞ」
「ええ!? うそ!」
アイザックの声に、私は慌てて下に広がる緑の絨毯に目をこらした。探しているのは、この辺りでよく見かける野生の野鼠だ。
野鼠は、増えすぎると畑の作物に被害が出るだけでなく、鼠を餌とする魔物を呼び寄せる。だから定期的に駆除が必要なので、冒険者ギルドには『野鼠駆除』なんていう常設依頼がある。
野鼠自体はすばしこいだけで攻撃性も低いから、子供が小遣い稼ぎで受けるお手軽な依頼だって言われてるんだけど……。
「お前、そんなへっぴり腰じゃあ疲れるだけだぞ。たかが鼠を怖がってどうすんだ」
「うう、でも鼠ってなんか苦手で……あ、ごめん! そっちに二匹逃げた!」
「ああ、見えてる」
草むらから勢いよく飛び出した野鼠に向かって、アイザックがナイフを投げる。
ロクに狙いもせず適当に投げたように見えたナイフは、鋭い銀色の軌跡を描き、吸い込まれるように小さな身体に命中した。
「アイザック、すごい……!」
「まあ、こんなもんでいいだろう」
アイザックは野鼠の死骸からナイフを抜きながら、呆れたように溜息を吐いた。
「……それにしても、ある程度予想はしてたが、セリは討伐系の依頼は向いてねえようだな」
「う……まあね、それは自分でもわかってる。だから効率が悪くても、薬草採集を受けるようにしてるんだもん」
自慢じゃないけど、人より運動神経がない自信がある私。だから、いくら薬草より割がよくても、野鼠駆除の依頼は受けたことがない。
だって、捕まえられるかどうかわからない野鼠を探し回るよりは、薬草を探したほうがよほど確実だから。
「確かにそのほうが無難だな。ところでセリ、野鼠の討伐証明はどこかわかるか?」
「討伐証明? 尻尾でしょう?」
「ああ。じゃあコイツらの尾を切ったら、お前の収納袋に入れておけ」
「え? でも鼠をやつけたのはアイザックなのに」
「お前なあ、考えてみろ。俺はAランクだぞ? Aランクの冒険者が、どの面下げて鼠の尾をギルドに持って行けるっつうんだ」
「でも、それって……」
「四の五の言ってると、尻尾ごと全部燃やして始末しちまうぞ。ほら、早くしろ」
「う、うん」
「よし、それが終わったらギルドに行って、とっとと精算しちまおう。なんか旨いモンでも食いに行こうぜ」
にっこり笑い返せばいいの? それとも全力でその場から逃げる?
……きれい……なんだろう、これ……
ふと開いた目に飛び込んだのは、澄んだ泉のような蒼い色。中心に向かって緑や金色が散る神秘的な色に、私は魅入られてしまう。
「……起きたか? よく寝てたな」
でもそれが隣に全裸で横たわるアイザックの目だとわかった瞬間、私は速攻でシーツに潜りこんだ。
「昨日はだいぶ無理させたからな。その……どっか痛むところはねえか?」
「ど、どっかって、あの」
「酒を飲んだのは昨日が初めてだったんだろう? 頭が痛むとか、気分が悪いとかはねえか?」
「あ、う、うん。それは大丈夫」
「そうか、よかった」
言われてみるとアソコに違和感があるっていうか、痛いっていうか、ちょっとヒリヒリする。だけど、そんなの恥ずかしくって言えるわけないじゃん!
っていうか、なんで? まともに顔が見られないんだけど……!
頭からシーツを被った私に苦笑いしたアイザックは、ベッドから起き上がり、何事もなかったように服を着始める。今日のアイザックの服装は、深い藍色のシャツに、ピタリとした黒の革のパンツ。腰のベルトにナイフを差してるのも普段と変わらないのに、いつもより眩しく見えるのはどうしてだろう。
シーツの陰からこっそり見つめる視線に気がついたのか、ふと蒼い瞳がこちらを見た。
「なんだ真っ赤な顔して。俺に惚れ直したか?」
「ち、違うし!」
「ククッ、なあセリ、腹減ったんじゃねえか? 飯を持ってきてやるから、ちょっと待ってろ」
「え? あ、うん」
気がつくと、すでに日はかなり高く上がってるみたい。乱れたシーツを照らす明るい日差しは、もう時刻がお昼に近いことを教えてくれる。
……もしかして、私が起きるまで待っててくれたのかな。アイザックのほうがお腹空いてるはずなのに……。
そんなことを考えていると、しばらくしてアイザックが大きなお皿を手に戻ってきた。
「待たせたな。ほら、食おうぜ」」
「もしかして、これ、アイザックが作ってくれたの……?」
お皿に盛られたのは、豪快にステーキを挟んだパンと、緑のリンゴに似た果物。聞けば下の食堂で材料をもらってきて、わざわざ作ってくれたんだそうだ。
「あんまり凝ったモンは作れねえんだがよ、ま、腹が膨れりゃあいいだろう」
話しながら腰のナイフを取り出したアイザックは、パンを食べやすい大きさにカットしていく。
「ほら、これでいいか? たくさん食えよ」
「う、うん、ありがとう」
「カリンの皮も剥いたほうがいいよな。ちょっと待ってろ」
甲斐甲斐しくパンを私に手渡し、器用に果物の皮をナイフで剥き始めたアイザックに、私は思わず顔を逸らした。
うう、なんだろう、この最高にいたたまれない雰囲気。甘い。甘すぎるんだけど……!
妙に甘ったるい空気に耐えられなくなった私は、話題を変えようと前から疑問に思っていたことを尋ねてみた。
「あ、あのさ、アイザックは一体何本ナイフを持ってるの?」
「ナイフ? そうだな……この部屋にあるのは十本くらいじゃねえか?」
「十本? そんなにあるの?」
「用途によって使うナイフが違うんだ。ダガーなんてしょっちゅう無くすから本数が必要だしな。これでも少ねえほうだぞ?」
「へー、そうなんだ」」
普段アイザックが腰に差しているのは、真っ黒な二本のナイフ。
磨き込まれた柄と皮のケースは、ナイフのことはよく知らない私から見ても、丁寧に手入れされてるのがわかる。
「そういや、セリはどんなナイフを使ってんだ?」
「私? 私は普段、植物採取用のナイフを使ってるよ」
「植物採集用っつうと、刃渡りが十センチくらいで、両刃になってるやつか?」
「うん。一番初めに冒険者登録した時に、ギルドでもらったんだ。この間のマンマダンゴ蟲が襲ってきた時は、本当にナイフを持っててよかったと思ったよ」
「まさかとは思うが、それしかナイフを持ってねえとか言うんじゃねえだろうな」
「そうだけど。あ、でも、部屋には料理の時に使ってるナイフがあるよ。……あれ? どうしたの?」
突然両手で頭を抱えたアイザックに、私は首を傾げた。
「……確かにいいとこのお嬢様なんて、普通はナイフなんて使わねえよなあ……。お前、今までよく無事だったな」
「え? 無事ってなんのことよ」
「なあ、明日にでもちょっと出かけねえか?」
「出かけるのはいいけど、まだ昼なんだし、今からでかければいいんじゃないの?」
「……セリ、ちょっと立ってみろ」
「え? なんで?」
「いいから、ほら早く」
「うん……?」
アイザックの言葉を不思議に思いつつベッドから降りた私は、かくんと足から力が抜けて、その場に座り込んだ。
「へ? なにこれ……」
「な、無理だろう? 昨日はあんだけ激しくベッドで動いたんだ。今日はゆっくりしてろ」
呆然となった私を抱き上げてベッドに戻すアイザックの顔は、なぜか嬉しそう。
私はにやけたその顔に、思いっきり枕をぶつけてやった。
◆◇◆
そして翌日、私とアイザックはモルデンからほど近い草原を訪れていた。
「おいおい、どこ見てんだ。お前の足元にいるぞ」
「ええ!? うそ!」
アイザックの声に、私は慌てて下に広がる緑の絨毯に目をこらした。探しているのは、この辺りでよく見かける野生の野鼠だ。
野鼠は、増えすぎると畑の作物に被害が出るだけでなく、鼠を餌とする魔物を呼び寄せる。だから定期的に駆除が必要なので、冒険者ギルドには『野鼠駆除』なんていう常設依頼がある。
野鼠自体はすばしこいだけで攻撃性も低いから、子供が小遣い稼ぎで受けるお手軽な依頼だって言われてるんだけど……。
「お前、そんなへっぴり腰じゃあ疲れるだけだぞ。たかが鼠を怖がってどうすんだ」
「うう、でも鼠ってなんか苦手で……あ、ごめん! そっちに二匹逃げた!」
「ああ、見えてる」
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ロクに狙いもせず適当に投げたように見えたナイフは、鋭い銀色の軌跡を描き、吸い込まれるように小さな身体に命中した。
「アイザック、すごい……!」
「まあ、こんなもんでいいだろう」
アイザックは野鼠の死骸からナイフを抜きながら、呆れたように溜息を吐いた。
「……それにしても、ある程度予想はしてたが、セリは討伐系の依頼は向いてねえようだな」
「う……まあね、それは自分でもわかってる。だから効率が悪くても、薬草採集を受けるようにしてるんだもん」
自慢じゃないけど、人より運動神経がない自信がある私。だから、いくら薬草より割がよくても、野鼠駆除の依頼は受けたことがない。
だって、捕まえられるかどうかわからない野鼠を探し回るよりは、薬草を探したほうがよほど確実だから。
「確かにそのほうが無難だな。ところでセリ、野鼠の討伐証明はどこかわかるか?」
「討伐証明? 尻尾でしょう?」
「ああ。じゃあコイツらの尾を切ったら、お前の収納袋に入れておけ」
「え? でも鼠をやつけたのはアイザックなのに」
「お前なあ、考えてみろ。俺はAランクだぞ? Aランクの冒険者が、どの面下げて鼠の尾をギルドに持って行けるっつうんだ」
「でも、それって……」
「四の五の言ってると、尻尾ごと全部燃やして始末しちまうぞ。ほら、早くしろ」
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