出会って90秒で即××！

求愛編

6

　遠慮がちに開かれた足の間から見える下着はしっとりと濡れ、淡いピンクの秘所が白いレースからくっきりと透けて見える。
　甘く香る蜜に混じる微かな血の匂いを嗅ぎ取ったロルフの鼻がピクリと動き、黒い尾がかすかに揺れ始めた。


「……ミミナ、こんなに濡れてしまって……辛いだろう？」
「濡れてるの？　血で？　怖いわ……。あ、やだ、そんなに近くで見ないで」
「近くで見ないと確認できないんだ。ミミナ、もう少し足を開いてくれ」
「でも恥ずかしい……あ、やんっ、なんでそこ舐めるの！？　舐めちゃだめぇっ！」
「傷を舐めて治すのはオオカミ族の本能だ。……ああクソ、これがあると上手く舐められない。邪魔だ、脱がすぞ」
「待って、やあああああんっ」


　性急な手つきでミミナから下着を剥ぎ取ったロルフは、むしゃぶりつくようにミミナの秘所に口をつけた。
　恥ずかしさの余り身体を捩って逃げようとするミミナの腰を掴み、ロルフは舌で優しく重なる襞を割り開く。
　初めて感じる強い刺激にミミナの身体が大きく跳ねると、猛然と尾を振ったロルフは音をたてて隠れた花芽を舐め始めた。


「や、それだめ、なんかへん、ああああんっ」
「ミミナ逃げるな。これではちゃんと舐めてやれない」
「あ、でも、だって……なんか変なの。そんなに激しく舐めちゃだめえっ」


　熱い舌が割れ目をなぞるたびにお腹の奥がキュンとして、自分の中からなにかがトロトロ溢れ出すのがわかる。
　怖くなったミミナは夢中で頭を振った。

 
（やだ、身体の相性を確かめるって、こんな、こんな、味見みたいなことなの……？　どうしよう、もしかして私、本当に頭から食べられちゃうの……？）


「ロルフさま、待って、か、身体の相性を確かめるのって、こんなことまでするの……？　私、こわい」
「身体の相性を確かめる？　なんだそれは」


　蜜の溢れる秘所を貪っていたロルフは、ミミナの言葉に動きを止めた。


「だって、今日はロルフ様のハーレムの審査があるって、それで実地で身体の相性を確かめるって、そう聞いて」
「はあ？　俺のハーレム？」
「それにさっきの人も、今日はお互いの相性を確かめるための顔合わせだって、そう言ってたし」
「たしかに顔合わせは間違いないが……いや待て、身体の相性を実地で確かめると聞いたのか？」
「はい」

　その言葉にロルフはミミナの股からゆっくりと顔を上げ、口の端を上げてニヤリと笑った。


「そうか、そうだったな。互いの相性はとても大事なことだ。……ミミナ、これから俺と身体の相性を実地で確かめよう」