私が猫又族のお姫様！？

3章 マジョルカ学園編

戦闘開始2分前

ひとしきり悶えたアゼリア親子の3人に使える魔法を聞けば3人はそれぞれ、上位属性である時属性、重力属性、空間属性を持ち、その他火、風、水、土、光、闇もある程度使えるというので、私はあの狙いを定めたような目で私を見ていた少年と1vs1の勝負をするべく協力してもらうことにした。







まず始めにこっそり再度空間転移して元の咎人男達のいる部屋に戻り、今にも解けかかっている咎人男と少女の時を継続して今度はアゼリア様にかけてもらいその止めている間に人質に取られたりしないように使用人や正体客達の体重をカトレア様に羽根のように軽くしてもらい子供でも運べる重さにして別室に全員移動させ空間魔法で防御結界をクロム様に張ってもらいアゼリア様達も一緒に避難してもらった私は再度咎人男達のいる部屋に戻り、彼女と咎人男の契約を"縁(えにし)の刃"と言われる綿飴に作ってもらった特別な小刀で見えない2人の絆を断ち切ると彼女は私に倒れこむようにして時属性魔法が解け意識が戻った。




<私は……今まで何を？>




「貴女は今までそこで止まっている男と契約し欲望に忠実に生きる操り人形にされていました。


ですが安心してください。契約は解除したので今から貴女をアゼリア様達がいる別室に転移させますので、では。」




<えっ、ちょ待っ…>



彼女の言葉は途中で途切れ私は少しずつ時属性魔法が解けかかっている咎人男に向き直り、いつでも戦闘できるように準備を整えた。