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3章 マジョルカ学園編
ドラゴンとライダー
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昨日は配信できずにすみませんでした毎日残業で死んでました苦笑。以下本編です↓
2人からこってり搾られた私の精神は一時三途の川を拝みそうになりました…
ともあれなんとか魔力暴走の被害もなく班員が全員集まったところでトリック先生の放送が班別ごとに配られた遠隔通信魔道具から流れてきた。
<全員集まったようなので、お知らせします。ただ今特例中の特例ですが、ナツメ嬢と霖嬢はドラ玉が自分で転移して自分達の主人を探すという極めて稀なケースであったが、ナツメ嬢、霖嬢の所属する班以外はドラゴンライダーに出場するために必要はドラ玉を各班1つ学園に持ち帰ってほしい…ただ卵だからと侮るなよ?
彼らにも意思はあるのじゃからな。無理やり連れ出そうとすれば厄災がその者達にふりかかるだろう。
時間は太陽が沈むまでだ、皆検討を祈る。では解散。>
とトリック先生の解散の掛け声で、私と霖お姉様以外の班は一目散に蜘蛛の子を散らすようにしてドラ玉を探しに行った。
ドラ玉は巨大なものから、手乗りサイズくらいの小型なもの、目に見えにくいように周りの景色に擬態しているものなど様々であったが、皆目に見える卵にしか視界に入っていないようで、我先にとなるべく大型なものを自分達のものとするマーキングシールを貼っていた。
(あー、あれはダメだわ。卵の意思を無視して貼ってる班が多数ね。そして、なぜかしら先ほどからこの谷にいる全てか分からないけれどドラ玉達に卵の中から見られている気がするのよね。気のせいかしら?)
<なぁ、ナツメ?俺の気のせいじゃなければドラ玉達が少しずつこっちに寄ってきてないか?>
「やっぱり雹もそう思う?なんだかさっきから不自然に転がってこちらに近寄ってきたり、達磨さん転んだみたいに少しずつ転移してこっちに来ているわよね?」
"あれは全部、ママと霖に惹かれている奴らだ。だがママは渡さないママはオレのママだ。ママ巨大化するからオレの背に乗って。"
「よく分からないけど分かった。っと、これでいい?」
"あぁ、ママそれでいい。ライトニングそっちも準備はいいか?"
'okだよ、ママちゃんと背に乗りぇてる?'
【大丈夫よ。】
横を見れば霖お姉様もライトニングの背に乗っていた。
"よし、じゃあ飛び立つぞ!"
とアルカンシエルとライトニングが地面をひと蹴りして巨大な翼をはためかせ地面から浮き上がり上空50メートルほどを低空飛行すると先ほどまでこちらに寄って来ていたドラ玉達の動きが止まった為、再度地上にアルカンシエル達は降り立った。
"どうやら落ち着いたみたいだな。"
「いったいどういうこと?」
"ドラゴンはライダーつまり騎乗する者が誰でもいいわけじゃないんだ…相手と自分の血の波長がかっちり合うかが大事なんだ。
波長が合わなければ、相手がどんなに有能でもライダーにはなれない、無理に乗ろうとすれば拒絶反応を起こしドラゴンに振り落とされたり、言うことを聞かないという要因になる。
だがまれにママや霖のようにどのドラゴンとも波長が合うオールマイティーという者がいて、ドラゴン達のライダーの奪い合いになる、そういう時は今のようにドラゴンが主人を見せびらかすために真近で飛んでいる姿を見せつけてやれば暴走は止まるんだ。
ライダーは、生涯1匹のドラゴンとしか契約できないようになっているからな。"
ドラゴンにもドラゴンの流儀があるんだなとしみじみ思ったナツメであった。
2人からこってり搾られた私の精神は一時三途の川を拝みそうになりました…
ともあれなんとか魔力暴走の被害もなく班員が全員集まったところでトリック先生の放送が班別ごとに配られた遠隔通信魔道具から流れてきた。
<全員集まったようなので、お知らせします。ただ今特例中の特例ですが、ナツメ嬢と霖嬢はドラ玉が自分で転移して自分達の主人を探すという極めて稀なケースであったが、ナツメ嬢、霖嬢の所属する班以外はドラゴンライダーに出場するために必要はドラ玉を各班1つ学園に持ち帰ってほしい…ただ卵だからと侮るなよ?
彼らにも意思はあるのじゃからな。無理やり連れ出そうとすれば厄災がその者達にふりかかるだろう。
時間は太陽が沈むまでだ、皆検討を祈る。では解散。>
とトリック先生の解散の掛け声で、私と霖お姉様以外の班は一目散に蜘蛛の子を散らすようにしてドラ玉を探しに行った。
ドラ玉は巨大なものから、手乗りサイズくらいの小型なもの、目に見えにくいように周りの景色に擬態しているものなど様々であったが、皆目に見える卵にしか視界に入っていないようで、我先にとなるべく大型なものを自分達のものとするマーキングシールを貼っていた。
(あー、あれはダメだわ。卵の意思を無視して貼ってる班が多数ね。そして、なぜかしら先ほどからこの谷にいる全てか分からないけれどドラ玉達に卵の中から見られている気がするのよね。気のせいかしら?)
<なぁ、ナツメ?俺の気のせいじゃなければドラ玉達が少しずつこっちに寄ってきてないか?>
「やっぱり雹もそう思う?なんだかさっきから不自然に転がってこちらに近寄ってきたり、達磨さん転んだみたいに少しずつ転移してこっちに来ているわよね?」
"あれは全部、ママと霖に惹かれている奴らだ。だがママは渡さないママはオレのママだ。ママ巨大化するからオレの背に乗って。"
「よく分からないけど分かった。っと、これでいい?」
"あぁ、ママそれでいい。ライトニングそっちも準備はいいか?"
'okだよ、ママちゃんと背に乗りぇてる?'
【大丈夫よ。】
横を見れば霖お姉様もライトニングの背に乗っていた。
"よし、じゃあ飛び立つぞ!"
とアルカンシエルとライトニングが地面をひと蹴りして巨大な翼をはためかせ地面から浮き上がり上空50メートルほどを低空飛行すると先ほどまでこちらに寄って来ていたドラ玉達の動きが止まった為、再度地上にアルカンシエル達は降り立った。
"どうやら落ち着いたみたいだな。"
「いったいどういうこと?」
"ドラゴンはライダーつまり騎乗する者が誰でもいいわけじゃないんだ…相手と自分の血の波長がかっちり合うかが大事なんだ。
波長が合わなければ、相手がどんなに有能でもライダーにはなれない、無理に乗ろうとすれば拒絶反応を起こしドラゴンに振り落とされたり、言うことを聞かないという要因になる。
だがまれにママや霖のようにどのドラゴンとも波長が合うオールマイティーという者がいて、ドラゴン達のライダーの奪い合いになる、そういう時は今のようにドラゴンが主人を見せびらかすために真近で飛んでいる姿を見せつけてやれば暴走は止まるんだ。
ライダーは、生涯1匹のドラゴンとしか契約できないようになっているからな。"
ドラゴンにもドラゴンの流儀があるんだなとしみじみ思ったナツメであった。
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