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3章 マジョルカ学園編
魅了されるケモナー美少女
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突如ザクロに背後から抱きしめられ耳つぶされた私は、不覚にもドキッとしてしまった。今赤くなっているだろう顔を見られたくなくてザクロの腕から逃れようと抵抗するが、それが余計に彼の行動を助長させていることに私は気づかなかった…
「いいかげん離してよっ!?」
<本当に離してもいいのか?>
とどこかニヤリと企んだような声音で言われ私は気になって尋ねてしまった……それが彼の罠だとも気づかずに
「ど、どういうこと?」
<それは、こういうことだ!ほらっ、お前の好きなケモミミと尻尾だぞ?要らないのか?>
と目の前に先ほどまで微動だにしなかったザクロのケモミミがぴこぴこ動き、尻尾もユサユサと揺られた私は見事に陥落するつもりがなかったはずなのにケモナーとしての興奮が抑えられず堕ちてしまった。
ただの尻尾と耳でさえ、猫としての本能とケモナーとしての興奮で自分を必死で抑えているのに、ザクロは耳と尻尾以外も綺麗に手入れしているのかケモナー興奮指数メーターが振り切れてしまった。
「ダメっ、離さないで!存分に堪能させてもらうからね。」
と私はザクロの腕の中で自分からザクロの方に身体を向け耳と尻尾を思う存分触りまくった。
その度にザクロが私が日々地球にいた頃から鍛えてきたどこを触れば相手が気持ちいいのか知っているケモナーハンドに陥落したのか、"……っ、あっ"
という言葉にならないような声を上げていたことに気づかないくらい夢中になっていた。
10分ほどしてまだ撫でようとしていた私は、蕾や雅達に静止されて意識を取り戻した。
ナツメ、どうか戻ってきて。
彼女達はどうやら私にずっと呼びかけていたらしく声が枯れかけていた。
「えっ!?私は何を……」
と周囲を見渡すと、無意識に誰の邪魔も入らないように空間魔法で私とザクロの周囲に結界を張っていたようで意識を取り戻したことで結界が霧散し蕾達が駆け寄ってきて抱きつかれた。
《もう本当に心配させないでよ!?》
<ナツメは気づいてなかっただろうけど、魔力暴走で何が起きても不思議じゃなかったんだから…>
魔力暴走とは本人の意思を無視して、魔法が勝手に行使されることで、周囲を破壊、暴発など何かよからぬことが起きる状態であり、術者の魔力やステータスが高いほど威力は比例してしまう為、魔法使いは皆無意識に魔法を使うことがないように感情の抑制などを心がけなければならないのだが、私はどうやらケモナー愛が暴走しすぎてしまったのがマズかったのだと自覚した。
「本当に……ごめん、これからは気をつけるわ。」
この後、キツく雹、霙との約束を破り魔力暴走をしかけたことでこってり説教されたのは言うまでもない。
「いいかげん離してよっ!?」
<本当に離してもいいのか?>
とどこかニヤリと企んだような声音で言われ私は気になって尋ねてしまった……それが彼の罠だとも気づかずに
「ど、どういうこと?」
<それは、こういうことだ!ほらっ、お前の好きなケモミミと尻尾だぞ?要らないのか?>
と目の前に先ほどまで微動だにしなかったザクロのケモミミがぴこぴこ動き、尻尾もユサユサと揺られた私は見事に陥落するつもりがなかったはずなのにケモナーとしての興奮が抑えられず堕ちてしまった。
ただの尻尾と耳でさえ、猫としての本能とケモナーとしての興奮で自分を必死で抑えているのに、ザクロは耳と尻尾以外も綺麗に手入れしているのかケモナー興奮指数メーターが振り切れてしまった。
「ダメっ、離さないで!存分に堪能させてもらうからね。」
と私はザクロの腕の中で自分からザクロの方に身体を向け耳と尻尾を思う存分触りまくった。
その度にザクロが私が日々地球にいた頃から鍛えてきたどこを触れば相手が気持ちいいのか知っているケモナーハンドに陥落したのか、"……っ、あっ"
という言葉にならないような声を上げていたことに気づかないくらい夢中になっていた。
10分ほどしてまだ撫でようとしていた私は、蕾や雅達に静止されて意識を取り戻した。
ナツメ、どうか戻ってきて。
彼女達はどうやら私にずっと呼びかけていたらしく声が枯れかけていた。
「えっ!?私は何を……」
と周囲を見渡すと、無意識に誰の邪魔も入らないように空間魔法で私とザクロの周囲に結界を張っていたようで意識を取り戻したことで結界が霧散し蕾達が駆け寄ってきて抱きつかれた。
《もう本当に心配させないでよ!?》
<ナツメは気づいてなかっただろうけど、魔力暴走で何が起きても不思議じゃなかったんだから…>
魔力暴走とは本人の意思を無視して、魔法が勝手に行使されることで、周囲を破壊、暴発など何かよからぬことが起きる状態であり、術者の魔力やステータスが高いほど威力は比例してしまう為、魔法使いは皆無意識に魔法を使うことがないように感情の抑制などを心がけなければならないのだが、私はどうやらケモナー愛が暴走しすぎてしまったのがマズかったのだと自覚した。
「本当に……ごめん、これからは気をつけるわ。」
この後、キツく雹、霙との約束を破り魔力暴走をしかけたことでこってり説教されたのは言うまでもない。
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