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3章 マジョルカ学園編
口では勝てません
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「はぁ、気が重すぎる…永遠に大講堂に着かなければいいのに。」
<ママ心配するなオレがいるじゃないか!>
《そうだよナツメ、僕達もいるから安心して。もし失敗しそうになってもフォローするからさ。》
とアルカンシエルや綿飴達が慰めてくれたが…私の気は晴れるどころかどんどんとどんよりしていた。
私がまるでゾンビのように一歩一歩仕方なく肩を落として歩いていると、突如私の頬にフワッとした尻尾が当たった。
"ナツメどうしたんだ?可愛い顔が台無しだぞ。あーもしかしてボソッ…俺に迫られたい口実か?だったら叶えてやってもいいぞ?"
といきなり私は突如現れたロウ先輩に壁際に追いやられ耳に囁かれながら壁ドンされそうになったところで今まで暗かった気持ちが一気にそれどころではない状況に追い込まれたことで霧散し、間一髪のところでロウ先輩と壁の間を潜るようにして脱出した。
「いきなり何するんですか?ロウ先輩ビックリしたじゃないですか!?」
"何って気晴らし?おかげで気分が軽くなっただろう?"
とこともなげに言われ若干気を削がれたが、ロウ先輩の優しさに気づきお礼を言った。
「はい、ありがとうございます。」
"ん、いい子。集団転移もきっと大丈夫だから、落ち着いてやりな。"
先輩その笑顔と頭ポンポンは反則ですと内心思いながら大講堂につきロウ先輩と別れ大講堂の中央に立った。
<よく来たね、ナツメ嬢。優しい君ならきっと引き受けてくれると思ったよ!>
と笑顔でトリック先生が私に告げた。
(いけしゃあしゃあとよくそんなことが言えたものですね。最初から私に選択権はなかったくせに…
ここで私は口で勝てないと思いながらせめてもの反抗として宣言した。)
「引き受けますが、上手くいく保証はどこにもありませんとだけ言っておきます。それが嫌でしたら、別の方<大丈夫、ナツメ嬢を信用しているからね?ふふっ。>
と私のセリフにかぶせるように言われグゥの音も出ない私であった。
(いつか絶対口でも勝ってやるんだから!!)とナツメは決意した。
<ママ心配するなオレがいるじゃないか!>
《そうだよナツメ、僕達もいるから安心して。もし失敗しそうになってもフォローするからさ。》
とアルカンシエルや綿飴達が慰めてくれたが…私の気は晴れるどころかどんどんとどんよりしていた。
私がまるでゾンビのように一歩一歩仕方なく肩を落として歩いていると、突如私の頬にフワッとした尻尾が当たった。
"ナツメどうしたんだ?可愛い顔が台無しだぞ。あーもしかしてボソッ…俺に迫られたい口実か?だったら叶えてやってもいいぞ?"
といきなり私は突如現れたロウ先輩に壁際に追いやられ耳に囁かれながら壁ドンされそうになったところで今まで暗かった気持ちが一気にそれどころではない状況に追い込まれたことで霧散し、間一髪のところでロウ先輩と壁の間を潜るようにして脱出した。
「いきなり何するんですか?ロウ先輩ビックリしたじゃないですか!?」
"何って気晴らし?おかげで気分が軽くなっただろう?"
とこともなげに言われ若干気を削がれたが、ロウ先輩の優しさに気づきお礼を言った。
「はい、ありがとうございます。」
"ん、いい子。集団転移もきっと大丈夫だから、落ち着いてやりな。"
先輩その笑顔と頭ポンポンは反則ですと内心思いながら大講堂につきロウ先輩と別れ大講堂の中央に立った。
<よく来たね、ナツメ嬢。優しい君ならきっと引き受けてくれると思ったよ!>
と笑顔でトリック先生が私に告げた。
(いけしゃあしゃあとよくそんなことが言えたものですね。最初から私に選択権はなかったくせに…
ここで私は口で勝てないと思いながらせめてもの反抗として宣言した。)
「引き受けますが、上手くいく保証はどこにもありませんとだけ言っておきます。それが嫌でしたら、別の方<大丈夫、ナツメ嬢を信用しているからね?ふふっ。>
と私のセリフにかぶせるように言われグゥの音も出ない私であった。
(いつか絶対口でも勝ってやるんだから!!)とナツメは決意した。
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