96 / 218
3章 マジョルカ学園編
イルーガと遊泳ショー
しおりを挟む
イルーガと簡易的な遊泳ショーを見せることになった私は、空間魔法でイルーガ専用のフラフープをさまざまな高さに浮かし、イルーガに話しかけた。
「ラスク、今いろんな高さに貴方のフラフープを浮かせたわ。貴方の体重をイルーガの水槽エリアまで上空も含めて空間魔法(ここでは時属性魔法、重力魔法の上位属性で、空間魔法は時、重力をも操ることが可能。)で軽くなるようにしておいたから、普段は届かない高さもきっと届いて潜り抜け(くぐりぬけ)られるわ。
魔法を使って演出もしたいから、あらゆる状態以上も無効にしておいたわ。
高所からフラフープを潜った後、水に叩きつけて身体に怪我をしないように水も空間魔法で綿のように柔らかくしておいたけど、他に何か要望はあるかしら?」
"何から何までありがとう!お嬢さん。何年も同じパフォーマンスをしてるとせっかく観に来てくれたお客さんが帰っちゃうから助かるよ。
今日は今までで1番いいショーが出来そうだ。
特に僕から要望はないけど、お嬢さんがしたいように演出してくれたらいいよ。"
「分かったわ。私に任せて!きっと貴方のショーを盛り立てて見せるから。じゃあ、最初だけ指定させてもらっていい?1番高いフラフープまで尾びれを使って水上に縦に一直線に駆け上ってフラフープを潜り抜けてほしいの。お願いできる?」
"そんなことでいいのかい?お安い御用だよお嬢さん。
では行ってくるね。"
打ち合わせを済ませた私は観客席に一礼し"ラスクお願い!"と念話を送ると
と、ラスクが私の注文通りに尾びれをバタつかせて天高く急上昇し1番高いフラフープを自身の身体を捻りながら輪を潜り抜ける瞬間を見計らって創造魔法で創り上げた花火の元になる魔石を勢いよく地面に叩きつけると色とりどりの光の玉が割れた魔石から出現し、ある程度の高さまで昇ると玉が破裂し地球でよく見かけるさまざまな様式の花火が天空に咲き乱れた。
観客席にいた者は皆喜んでいるようでまだここに来たことがない同級生だけでなくいつもと違ったショーを見ることができた常連客そうな者達もおり皆瞳が老若男女問わずキラキラとしていた。
私の視界には、先ほどまでいがみ合っていた雹、霙、ザクロ達さえもいがみ合うのをやめ綺麗な光景に見入っているようで安心した。
ラスクは私の空間魔法で一際軽くなった身体で縦横無尽にフラフープと水中を行き来していたので、空間魔法の派生である追尾能力で先ほどの花火のように床に叩きつけるのではなく、魔石にフゥーと息を吹き込み12個の魔石から12支の光魔法で創った動物達を放ち
、ラスクを追いかけたり水中で一緒に泳いだりしてさらに観客を沸かせショーが終わる頃には観客席から溢れ出んばかりのお客さんが押し寄せ、その日のショーが水族館を開館してから1番客が入り再出演を頼まれたのは余談である。
「ラスク、今いろんな高さに貴方のフラフープを浮かせたわ。貴方の体重をイルーガの水槽エリアまで上空も含めて空間魔法(ここでは時属性魔法、重力魔法の上位属性で、空間魔法は時、重力をも操ることが可能。)で軽くなるようにしておいたから、普段は届かない高さもきっと届いて潜り抜け(くぐりぬけ)られるわ。
魔法を使って演出もしたいから、あらゆる状態以上も無効にしておいたわ。
高所からフラフープを潜った後、水に叩きつけて身体に怪我をしないように水も空間魔法で綿のように柔らかくしておいたけど、他に何か要望はあるかしら?」
"何から何までありがとう!お嬢さん。何年も同じパフォーマンスをしてるとせっかく観に来てくれたお客さんが帰っちゃうから助かるよ。
今日は今までで1番いいショーが出来そうだ。
特に僕から要望はないけど、お嬢さんがしたいように演出してくれたらいいよ。"
「分かったわ。私に任せて!きっと貴方のショーを盛り立てて見せるから。じゃあ、最初だけ指定させてもらっていい?1番高いフラフープまで尾びれを使って水上に縦に一直線に駆け上ってフラフープを潜り抜けてほしいの。お願いできる?」
"そんなことでいいのかい?お安い御用だよお嬢さん。
では行ってくるね。"
打ち合わせを済ませた私は観客席に一礼し"ラスクお願い!"と念話を送ると
と、ラスクが私の注文通りに尾びれをバタつかせて天高く急上昇し1番高いフラフープを自身の身体を捻りながら輪を潜り抜ける瞬間を見計らって創造魔法で創り上げた花火の元になる魔石を勢いよく地面に叩きつけると色とりどりの光の玉が割れた魔石から出現し、ある程度の高さまで昇ると玉が破裂し地球でよく見かけるさまざまな様式の花火が天空に咲き乱れた。
観客席にいた者は皆喜んでいるようでまだここに来たことがない同級生だけでなくいつもと違ったショーを見ることができた常連客そうな者達もおり皆瞳が老若男女問わずキラキラとしていた。
私の視界には、先ほどまでいがみ合っていた雹、霙、ザクロ達さえもいがみ合うのをやめ綺麗な光景に見入っているようで安心した。
ラスクは私の空間魔法で一際軽くなった身体で縦横無尽にフラフープと水中を行き来していたので、空間魔法の派生である追尾能力で先ほどの花火のように床に叩きつけるのではなく、魔石にフゥーと息を吹き込み12個の魔石から12支の光魔法で創った動物達を放ち
、ラスクを追いかけたり水中で一緒に泳いだりしてさらに観客を沸かせショーが終わる頃には観客席から溢れ出んばかりのお客さんが押し寄せ、その日のショーが水族館を開館してから1番客が入り再出演を頼まれたのは余談である。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説

黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

4人の王子に囲まれて
*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。
4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって……
4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー!
鈴木結衣(Yui Suzuki)
高1 156cm 39kg
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。
母の再婚によって4人の義兄ができる。
矢神 琉生(Ryusei yagami)
26歳 178cm
結衣の義兄の長男。
面倒見がよく優しい。
近くのクリニックの先生をしている。
矢神 秀(Shu yagami)
24歳 172cm
結衣の義兄の次男。
優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。
結衣と大雅が通うS高の数学教師。
矢神 瑛斗(Eito yagami)
22歳 177cm
結衣の義兄の三男。
優しいけどちょっぴりSな一面も!?
今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。
矢神 大雅(Taiga yagami)
高3 182cm
結衣の義兄の四男。
学校からも目をつけられているヤンキー。
結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。
*注 医療の知識等はございません。
ご了承くださいませ。

目が覚めたら男女比がおかしくなっていた
いつき
恋愛
主人公である宮坂葵は、ある日階段から落ちて暫く昏睡状態になってしまう。
一週間後、葵が目を覚ますとそこは男女比が約50:1の世界に!?自分の父も何故かイケメンになっていて、不安の中高校へ進学するも、わがままな女性だらけのこの世界では葵のような優しい女性は珍しく、沢山のイケメン達から迫られる事に!?
「私はただ普通の高校生活を送りたいんです!!」
#####
r15は保険です。
2024年12月12日
私生活に余裕が出たため、投稿再開します。
それにあたって一部を再編集します。
設定や話の流れに変更はありません。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる