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2章 各国の王子たちとの出会い
主人公はテンプレから逃れられないようです
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お気に入り登録ありがとうございます!これからも自分のペースで頑張ります!以下本編です↓
"鑑定の間"に移動した私達は、両親だけは別室に待機し、この国1番の魔法属性鑑定士で毎年満1歳の子の魔法属性を鑑定する仕事を受け持つ人型のセレネというロシアンブルー種の40代くらいの女性に鑑定してもらうことになった!
代々歴代の王族たちの魔法属性を鑑定してきたセレネは、慣れた様子で出迎えてくれた。
「12王家の皆様本日は遠路はるばるマタタビ王国までお越しくださりありがとうございます!私は魔法属性鑑定士の資格を持つセレネといいます。
また本国の姫で待望の女児であるナツメ様お会いできて光栄です」と優しく笑いかけてくれた。
「今年も通常の慣例通り、猫又一族は最後になっておりますので、まずは12王家の王子様方から鑑定させていただきます。手を翳した後、眩しく光ると思いますが爆発はしないので安心してくださいね。
まずどなたがよろしいですか?
"じゃあはい、は~い俺がやりゅ!"と元気よく椛(モミジ)が手を挙げた。
「分かりました1人目は犬の一族のサモエド国王子椛様からですね。それでは、こちらの透明な水晶に手を翳して"力よ顕現せよ"と呪文を唱えてください」
椛は"ああ''と頷き呪文を唱えると手を翳した水晶が光り輝き、色が変化し赤と茶色混じりの赤褐色になっていた…
"色が茶色と赤になったよ?これは?"
「椛様には、どうやら土属性と火属性があるみたいですね!犬の一族には、情熱あふれる者が多く火属性を持つ方が多いそうです。」とセレネさんが教えていた。
“次は僕がやってみりゅよ!”と兎の王子 楪(ユズリハ)
が宣言し、呪文を唱え水晶に手を翳すと光り輝いた後に水晶は、緑と青に変化した。
「どうやら2人目のキャロット王国の兎一族の王子 楪様は、風と水属性のようですね」とセレネさんが教えてくれた。2人終わった後も続々と12王家の王子たちの属性が判明されて行った…
結果はこのような感じで
蛇一族 王子 紅(くれない) 闇、炎(火属性上位互換)
鼠一族 王子 大和(ヤマト) 光、闇
羊一族 王子 紬(つむぎ) 光、木(き)属性
猪一族 王子 周(アマネ) 炎、風
鳥一族 王子 雲雀(ヒバリ) 風、水
申(さる)一族 王子 凪(ナギ) 地(土属性上位互換)、火
牛一族 王子 奏(カナデ) 木、地
馬一族 王子 皐月(サツキ) 木、地
と判定された。
いよいよ雹と霙の出番がやってきた。通常王族の血の影響もあり平民や庶民の子と比べ属性が平民たちより1つ多い2つが通例なのだそうだ。
"先に俺から行くぞ!"と雹が呪文と共に手を翳すと他の王子たちとは少し異なり水晶の輝きがより眩くなり目を開いているのがやっとだった…
光が収縮後水晶を見ると黄色、水色、灰色の3色だった。
「これは珍しい!?まさか生きているうちに3属性しかも全て上位属性持ちに出会えるとは…虎の一族の王子 雹(ひょう)様は雷、氷、重力属性です」とセレネさんが驚いていた…
(初めて3属性持ちが出たわね!まさか雹とは思わなかったけど……地球でも双子で高スペックだったし当然か!さすが私の幼馴染。)とドヤ顔していると
『君って時々無自覚だよね……ボソッ…君も十分僕ら以上にスペック高いよ…』とため息をつかれた…
解せぬ…。
気をとりなおして次は霙が呪文と共に手を翳すと雹と同様の眩さが消えた後、水晶は黄色、水色、黒の3色を表示していた。
「まぁ!!まさか雹様と違う属性という点を除けば3属性全て上位属性ですわ!素晴らしい…属性は雷、氷、時属性です」
(やはり霙も3属性持ち!!2人とも流石だわ)とボーっとしていると
『言っておくけど、最後のトリは君だからね!?忘れないでよ』と綿飴が指摘してくれたおかげでどこかに浮上していた意識が戻り呪文と共に水晶に手を翳すと……
水晶が雹,霙以上の光を放ち、あまりの眩しさに私だけではなくその場にいた皆が目を瞑り光の収縮を瞼越しに感じ目を開くと水晶が割れ綺麗に亀裂が入っていた
。
"にゃに!?これ?"と私は呆然としてしまった。
傍にいた綿飴が[どうやらナツメの魔力量と稀有な魔法属性が水晶の許容範囲を超えて水晶に流れたことによって容量過多になって耐えきれず割れてしまったみたいだね]と冷静に判断していた…
(………ん?稀有な魔法属性?)と頭の中に?マークを浮かべていると
「え……えぇぇぇぇ!?これは極めて珍しいというか私はかれこれ20年間これまで歴代の王族を鑑定してきましたが、いままでこの属性を持つ者はいたことはありません……私が生まれる生前の文献に初代国王が同じ属性を持っていたと記されていましたが。
ナツメ様の持つ魔法属性は、創造、治癒、空間、炎、雷、地、氷、光、風ですわ。なかでも初代国王しか持たなかったとされる創造、治癒、空間属性は他とは上位互換中の上位互換といっても過言ではありませんわ。
簡単に言うと、雹様や霙様はある一定のエリアの重力や時の流れを操ることしかできないですが、ナツメ様は、その空間にあるもの全てを操作できるということです!また治癒属性は、自身や治癒魔法を使った他者の持続的治癒効果を高めケガを負っても時間と共に回復、部位欠損なども瞬時に回復できるほど優れた魔法属性です。
ナツメ様は、全ての種族の言語を話せるスキルをお持ちのようですし医者になることもできる優秀な逸材ですね。ただこれだけ優秀な逸材だと利用しようと目論む輩に誘拐されたり狙われたりするかもしれませんわ…」
とセレネさんは悲しそうに瞳を伏せた…。
"大丈夫だよ!僕が必ずナツメを守るから"と綿飴が優しく慰めてくれたけど…
(そんなレアな属性なんてきいてな~~~い、面倒ごとはごめんだわ)と私は現実逃避して石化してしまったのだった…
"鑑定の間"に移動した私達は、両親だけは別室に待機し、この国1番の魔法属性鑑定士で毎年満1歳の子の魔法属性を鑑定する仕事を受け持つ人型のセレネというロシアンブルー種の40代くらいの女性に鑑定してもらうことになった!
代々歴代の王族たちの魔法属性を鑑定してきたセレネは、慣れた様子で出迎えてくれた。
「12王家の皆様本日は遠路はるばるマタタビ王国までお越しくださりありがとうございます!私は魔法属性鑑定士の資格を持つセレネといいます。
また本国の姫で待望の女児であるナツメ様お会いできて光栄です」と優しく笑いかけてくれた。
「今年も通常の慣例通り、猫又一族は最後になっておりますので、まずは12王家の王子様方から鑑定させていただきます。手を翳した後、眩しく光ると思いますが爆発はしないので安心してくださいね。
まずどなたがよろしいですか?
"じゃあはい、は~い俺がやりゅ!"と元気よく椛(モミジ)が手を挙げた。
「分かりました1人目は犬の一族のサモエド国王子椛様からですね。それでは、こちらの透明な水晶に手を翳して"力よ顕現せよ"と呪文を唱えてください」
椛は"ああ''と頷き呪文を唱えると手を翳した水晶が光り輝き、色が変化し赤と茶色混じりの赤褐色になっていた…
"色が茶色と赤になったよ?これは?"
「椛様には、どうやら土属性と火属性があるみたいですね!犬の一族には、情熱あふれる者が多く火属性を持つ方が多いそうです。」とセレネさんが教えていた。
“次は僕がやってみりゅよ!”と兎の王子 楪(ユズリハ)
が宣言し、呪文を唱え水晶に手を翳すと光り輝いた後に水晶は、緑と青に変化した。
「どうやら2人目のキャロット王国の兎一族の王子 楪様は、風と水属性のようですね」とセレネさんが教えてくれた。2人終わった後も続々と12王家の王子たちの属性が判明されて行った…
結果はこのような感じで
蛇一族 王子 紅(くれない) 闇、炎(火属性上位互換)
鼠一族 王子 大和(ヤマト) 光、闇
羊一族 王子 紬(つむぎ) 光、木(き)属性
猪一族 王子 周(アマネ) 炎、風
鳥一族 王子 雲雀(ヒバリ) 風、水
申(さる)一族 王子 凪(ナギ) 地(土属性上位互換)、火
牛一族 王子 奏(カナデ) 木、地
馬一族 王子 皐月(サツキ) 木、地
と判定された。
いよいよ雹と霙の出番がやってきた。通常王族の血の影響もあり平民や庶民の子と比べ属性が平民たちより1つ多い2つが通例なのだそうだ。
"先に俺から行くぞ!"と雹が呪文と共に手を翳すと他の王子たちとは少し異なり水晶の輝きがより眩くなり目を開いているのがやっとだった…
光が収縮後水晶を見ると黄色、水色、灰色の3色だった。
「これは珍しい!?まさか生きているうちに3属性しかも全て上位属性持ちに出会えるとは…虎の一族の王子 雹(ひょう)様は雷、氷、重力属性です」とセレネさんが驚いていた…
(初めて3属性持ちが出たわね!まさか雹とは思わなかったけど……地球でも双子で高スペックだったし当然か!さすが私の幼馴染。)とドヤ顔していると
『君って時々無自覚だよね……ボソッ…君も十分僕ら以上にスペック高いよ…』とため息をつかれた…
解せぬ…。
気をとりなおして次は霙が呪文と共に手を翳すと雹と同様の眩さが消えた後、水晶は黄色、水色、黒の3色を表示していた。
「まぁ!!まさか雹様と違う属性という点を除けば3属性全て上位属性ですわ!素晴らしい…属性は雷、氷、時属性です」
(やはり霙も3属性持ち!!2人とも流石だわ)とボーっとしていると
『言っておくけど、最後のトリは君だからね!?忘れないでよ』と綿飴が指摘してくれたおかげでどこかに浮上していた意識が戻り呪文と共に水晶に手を翳すと……
水晶が雹,霙以上の光を放ち、あまりの眩しさに私だけではなくその場にいた皆が目を瞑り光の収縮を瞼越しに感じ目を開くと水晶が割れ綺麗に亀裂が入っていた
。
"にゃに!?これ?"と私は呆然としてしまった。
傍にいた綿飴が[どうやらナツメの魔力量と稀有な魔法属性が水晶の許容範囲を超えて水晶に流れたことによって容量過多になって耐えきれず割れてしまったみたいだね]と冷静に判断していた…
(………ん?稀有な魔法属性?)と頭の中に?マークを浮かべていると
「え……えぇぇぇぇ!?これは極めて珍しいというか私はかれこれ20年間これまで歴代の王族を鑑定してきましたが、いままでこの属性を持つ者はいたことはありません……私が生まれる生前の文献に初代国王が同じ属性を持っていたと記されていましたが。
ナツメ様の持つ魔法属性は、創造、治癒、空間、炎、雷、地、氷、光、風ですわ。なかでも初代国王しか持たなかったとされる創造、治癒、空間属性は他とは上位互換中の上位互換といっても過言ではありませんわ。
簡単に言うと、雹様や霙様はある一定のエリアの重力や時の流れを操ることしかできないですが、ナツメ様は、その空間にあるもの全てを操作できるということです!また治癒属性は、自身や治癒魔法を使った他者の持続的治癒効果を高めケガを負っても時間と共に回復、部位欠損なども瞬時に回復できるほど優れた魔法属性です。
ナツメ様は、全ての種族の言語を話せるスキルをお持ちのようですし医者になることもできる優秀な逸材ですね。ただこれだけ優秀な逸材だと利用しようと目論む輩に誘拐されたり狙われたりするかもしれませんわ…」
とセレネさんは悲しそうに瞳を伏せた…。
"大丈夫だよ!僕が必ずナツメを守るから"と綿飴が優しく慰めてくれたけど…
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