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第1章 王国叙勲式
閑話 今代の神とドラゴンになった王子の邂逅
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今代の神になったライトと"ドラゴンと魔剣"の実話が童話になった主役の王子であったアポロの魂が邂逅を果たし、ライトがなぜこの少年の魂の器に入っているかを尋ねたので、堂々と答えてやった。
「俺がコイツの魂を気に入ったからだ!」
<うーん、言い方が悪かったな。どうして1人1魂しか入れないはずなのに君は彼の魂に入れたんだ?
普通入ろうにも拒絶されるか仮に入れても、魂と肉体の関係上、元の魂は新たに入ってきた魂に取り込まれ、最後には乗っ取られてしまうと思うんだが?>
「あーそれはだな…コイツの魂の器が格段に広くてコイツ自身も入っていいと許可したからだ。」
<意味が分からないな……仮に許可したところで拒絶か取り込まれるかになるはずなのに上手いこと2つの魂が同居してるなんて。この子の器がひび割れたり、壊れたりしてるわけでもない。どうなってるんだ?>
「細かいことはよく知らないが、まぁ俺とアイツは運命共同体だってことだ。
アイツが器に入れてくれたおかげで、聖剣を持って浄化していた時には出来なかった青春を送れると思うと胸が高鳴るぜ。
浄化の旅に出たことは一度として後悔したことはないが、それ以外のことはおざなりになってしまったからな…2度目の人生をこれから楽しむつもりだ。」
<そうか…。まぁ前例がないとはいえソナタの旅は世界を救ってくれた恩がある。
だから、通常であれば輪廻転生の輪にまた戻す為ソナタの魂を捕獲すべきなんだろうが今回は見逃そう。
2度目の旅路に幸あらんことを。
それとこの赤子の魂にこの雫を飲ませてほしい…
毒などは入っていない……この赤子の運命には必ず必要なものであるから、よろしく頼む。
ソナタならば赤子が寝ている間は、自由に赤子の身体を動かせるだろう?
我はいつでもソナタ達を見守っている。また会おう。>
気づけば夜になり赤子はベビーベッドに寝かされ俺が赤子の身体に意識を集中すると、ライトが言うように容易に赤子の身体を操れたので、ベビーベッドに隠しておいた青色の光を放つ雫が入ったガラス瓶のコルク栓をなんとか引っこ抜き、俺はガラス瓶の淵に口を当て雫を飲み込むと全身を薄い青色のベールが包み込み俺の意識は薄れていった。
「俺がコイツの魂を気に入ったからだ!」
<うーん、言い方が悪かったな。どうして1人1魂しか入れないはずなのに君は彼の魂に入れたんだ?
普通入ろうにも拒絶されるか仮に入れても、魂と肉体の関係上、元の魂は新たに入ってきた魂に取り込まれ、最後には乗っ取られてしまうと思うんだが?>
「あーそれはだな…コイツの魂の器が格段に広くてコイツ自身も入っていいと許可したからだ。」
<意味が分からないな……仮に許可したところで拒絶か取り込まれるかになるはずなのに上手いこと2つの魂が同居してるなんて。この子の器がひび割れたり、壊れたりしてるわけでもない。どうなってるんだ?>
「細かいことはよく知らないが、まぁ俺とアイツは運命共同体だってことだ。
アイツが器に入れてくれたおかげで、聖剣を持って浄化していた時には出来なかった青春を送れると思うと胸が高鳴るぜ。
浄化の旅に出たことは一度として後悔したことはないが、それ以外のことはおざなりになってしまったからな…2度目の人生をこれから楽しむつもりだ。」
<そうか…。まぁ前例がないとはいえソナタの旅は世界を救ってくれた恩がある。
だから、通常であれば輪廻転生の輪にまた戻す為ソナタの魂を捕獲すべきなんだろうが今回は見逃そう。
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それとこの赤子の魂にこの雫を飲ませてほしい…
毒などは入っていない……この赤子の運命には必ず必要なものであるから、よろしく頼む。
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我はいつでもソナタ達を見守っている。また会おう。>
気づけば夜になり赤子はベビーベッドに寝かされ俺が赤子の身体に意識を集中すると、ライトが言うように容易に赤子の身体を操れたので、ベビーベッドに隠しておいた青色の光を放つ雫が入ったガラス瓶のコルク栓をなんとか引っこ抜き、俺はガラス瓶の淵に口を当て雫を飲み込むと全身を薄い青色のベールが包み込み俺の意識は薄れていった。
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