上 下
16 / 32

episode.6 背信③

しおりを挟む


 カルロ・マルディーニについての話をしよう。
 六月二日生まれ、二十九歳。テレジオ家の血縁ではあるが、マフィアとは縁を切り、一般市民として暮らす両親のもとで育った。
 生まれ故郷はステラルクス島の北にある、イルマーレ県の中でも最端のインベルという町だ。
 インベルは小さな島の中でもさらに小さな町で、酷く荒れた土地でもあった。露店には盗品が平然と並び、潮の匂いに混じりドラッグの酸っぱい匂いが満ちている。
 とは言え、そんな町はこの島では──特にラクリマを離れた田舎になる程──珍しくない。
 両親は争いごとを嫌う性格であったが、島から出ることまでは望んでおらず、結局はファミリーの遠縁という恩恵にすがって生きる中途半端な人達だった。
 今とは比べ物にならない、貧しい平凡な日々の中で、両親は簡単に死んでしまった。カルロが祖父に呼ばれ、ラクリマへと遊びに行っていたときの話だ。シチリアの敵対組織に誘拐され、交渉の材料とされたがそのまま殺されたらしい。
 今思えば祖父は敵対組織の動きを察知し、孫だけでも助けようと思ったのかもしれない。逆に言えば、両親は見捨てられたのだ。ファミリーを嫌悪していながら、甘い汁だけは望んでいたのだから当然であるが。
 こうして十二歳の夏に両親と死別し、そのままテレジオファミリーに迎え入れられた。それから数年後に、カルロの後ろ盾を担ってくれた祖父も死んだ。
 このときにはすでに、ファミリーのカポは悪名高いマッテオ・テレジオだった。この男はカルロへの興味は全く示さず、金儲けにばかりにかまけていた。カリーナとの関係に親子愛などなく、暴力性が渦巻いていることに気づいたのはずっと後になってからだ。
 カルロが本家に移ってすぐ、カリーナはまだ八歳だった。母親はカリーナを産んですぐ他界しており、父親はあのろくでなしなので、ほとんど祖父に育てられたらしい。
 祖父はよく、カリーナに「島民を思い、尊敬される大人になれ」と言った。反対にカルロには、「カリーナを支えるため、あの子には成れない非道な大人になれ」と言った。マフィアに必要な知識や思考を、祖父から全て受け継いだ。
 カリーナは親が親であったから、カルロの祖父──カリーナにとっては叔父にあたる──から、あんなカポにはなるなととりわけ厳しい教育をされていた。カルロにとってもカリーナにとっても、彼がいてくれたことが唯一の救いだった。
 カルロは初めこそ、カリーナを苦手だと思っていた。祖父から部屋にこもりがちなカリーナと仲良くして欲しいと言われ、恩人が望むならと根気よく話しかけ続けた。他人を恐れているような、オドオドとした少女と話すことは苦痛だった。正直に言って嫌いなタイプだったが、数ヶ月かけてようやくカリーナが懐いてくれた時、自分や祖父にだけ見せる笑顔が愛らしいことに気がついた。
 カルロの前では我がままで、ことあるごとにカルロの側について離れなかった。まるで親を慕う雛鳥のような様子は庇護欲をかきたて、この子は自分が守ってあげなければと思ったのだ。 
 二人が年頃になったとき、カリーナを妹とは違う視線で見ている自分に気づき酷く葛藤した。幼い頃から一緒に育った妹同然の少女を、よこしまな目で見て許されるわけがない。そんな罪悪感からカリーナと距離を置いたときに、怒った彼女と殴り合いの喧嘩になったこともある。
 二人は兄妹同然だったが、決して恋人などという甘やかな関係ではない。カルロの心を打ち明けたことも、ほのめかしたことも、ただの一度もないと胸を張れる。
 カリーナとの思い出はたくさんある。二人でこっそりと屋敷を抜け出したこと、熱を出したカリーナを看病したこと、カリーナが初めて作ったアマレッティが驚くほど不味かったこと。
 十七年に及ぶ温かな記憶が、カリーナの笑顔が、彼女を守り慈しむことが、カルロの人生の全てだった。
 中でも一番忘れられない出来事は、カリーナが不眠症となった理由を打ち明けられたときのことだ。
 彼女が十七のときに教えられた。懺悔をするように手を組み、背中を丸める姿はとても小さく見えた。チラリと見えた顔は生気を感じられないほど青白く、唇は血が滲むまで噛み締められている。
 この告白は、彼女にとって耐え難い屈辱だったことだろう。それでもカリーナはカルロに打ち明けた。決してカルロに助けを求めたのではなく、もはや一人では抱えきれないほど追い詰められていたのだ。
 この姿に、ファミリーがどれ程腐りきっているかようやく理解した。同時にこの小さな少女すら守れない自分の不甲斐なさが情けなくなる。
 カルロ・マルディーニにとって、カリーナ・テレジオは人生の全てである。彼女を愛して、守りたいと思う理由に、感動的な過去などない。だが人間が誰かを愛し、守りたいと思うことに、特別な理由などいるのだろうか。
 二十一歳のとき、自分だけは彼女の味方でい続け、命をかけても守ろうと決めた。
 恋人になんてなれなくていいし、愛を囁くつもりもない。カリーナが望む幸せを手に入れられるなら、それだけで報われる。
 例えテレジオファミリーを滅ぼすこととなっても。



 歴代のカポが使ってきた執務机に自分が座ることに、酷い違和感を感じた。祖父がこのことを知れば、分不相応だと叱られるだろうか。
 カリーナが逮捕されて一週間、仕様のないことばかり考えている。
 本来ならばすぐに保釈金を払い、顧問コンシリエーレと相談して裁判の準備をするべきだ。だが殺人罪で起訴されたカリーナのために、たったひとつの行動も起こしていない。おかげであのカルロ・マルディーニがカリーナを裏切ったという話が島中を駆け巡り、カリーナが捕まったこと以上に人々を動揺させていた。
 毎日のように「カポを見捨てる気か」「裏切り者」と糾弾されても、心は一切痛まなかった。カルロをそう罵っていいのはカリーナだけで、それ以外は雑音にしか聞こえない。
 それでも気を抜けば、これでよかったのだろうかと後悔ばかりしていた。
 カポが不在となったからには、アンダーボスである自分がファミリーをまとめなければならない。そのための覚悟も準備もしてきたし、別のことに時間を割くほど心の余裕もない。
 これは自分が決めた道だ。後悔する理由も、権利もありはしない。
 何度も言い聞かせると、改めて書類の山へと手を伸ばす。至急やらなければいけない仕事はなんだったか。
 カモッラのボスを殺したのだから、その後始末をしなければならない。ボスをなくした烏合の衆などどうにでもなるが、自暴自棄になった下っ端が報復にくるとも限らなかった。
 カリーナ逮捕へ協力してくれた警察への報酬は用意できただろうか。カリーナが捕まったことでステラルクスの治安が悪化しているという話も聞く。
 カリーナは今頃、どう、してるだろう。カルロが作ってしまった傷が癒えているいるといいが。一人でもきちんと、眠れているだろうか。

「カルロ、いいかな」

 思考をさえぎるノックに顔を上げる。短く返事をすれば、背の低い老人が入ってきた。
 品のいいストライプのスーツにえんじ色のネクタイを絞めたスタイルや、七十近くいながらピンと伸ばされた背中はまだまだ現役であることを感じさせた。優しげな顔立ちに深く刻まれた皺には、雰囲気とは反対に、四十年以上裏社会と関わってきた強かさが刻まれている。
 この老人はエミリオ・パネッタという。テレジオファミリーの顧問コンシリエーレで、カポに意見を述べることができる数少ない人材だ。コンシリエーレとはファミリー内において、実質的にナンバー2、あるいはカポと同格である。カポやアンダーボスとの会話を許されていない末端の構成員が、直属のカポ・レジームと揉めたときなど仲介役にたつこともあった。
 カリーナがカポとなった時、先代に従っていたカポ・レジームや構成員は殆どが処罰、または降格処分とされた。その中で、このパネッタだけは未だコンシリエーレの立場を与えられている。理由はファミリーや島内において、パネッタ自身が持つ力が強大になりすぎ、迂闊に排除することができなかったせいだ。
 カルロは昔から、この好々爺こうこうやがあまり好きではなかった。会う度に優しげな笑顔を向けられたが、深い底に隠された蔑む感情が見え隠れしていたのだ。
 パネッタは執務机に近づくと、おかしそうに瞳を細めた。取り繕われた笑顔はアライグマによく似ている。

「仕事には慣れたかね、カポ」
「……カポなんて呼び方するなよ。俺はあくまでカリーナの代理なんだ」
「そのカリーナを釈放させる気などない癖に。正式なカポになれたならば少しは喜べるんじゃないかね」
「わかりきったこと言わないでくれる? 裏切り者だなんて言われている俺が、カポなんてなれるわけないだろう」
「ああ、うん、そうだったね。君がカポになれないことも、見せしめとして殺さなければいけないことも、仕方のないことだ。初めから決めていたこととは言え、それでもやっぱり、孫のように思っていた君が殺されるのは悲しいなあ」

 天気でも話すような気軽さで、自分の未来を言い渡される。微塵も感情がこもっていない言葉に、だから嫌いなんだと舌打ちがもれそうになった。

「それよりどんな用事で来たのさ。結構忙しいんだけど、俺」
「新しい取引の相談に来たんだ。前のところは君の我がままで潰してしまったからね。──例のカモッラと、カリーナの処遇。自分で言うのもなんだが、私はかなり優しいよね」
「そうだね。見返りに死ねなんて要求する善人はそういないよ」

 皮肉げに頬をつりあげるが、パネッタは気にしたふうもなく、分厚い書類を机に投げた。

「君が見繕ってくれた組織を確認したよ。先代の頃は頻繁に取引してた組織だが、よくまたコンタクトがとれたな。それに確か、ここのアンダーボスもカリーナをいたく気に入っていたはずだよ。あの子を差し出すと言えば、いくらでも払ってくれるんじゃないかな」
「それは残念だったね。カリーナが捕まってなきゃ、今頃大金持ちだ」
「だからカリーナを捕まえさせたのか?」
「違う。言っただろう、もうカリーナの隣にいることに疲れたんだ。いい加減に心の平穏を手に入れたい」

 これは本音だった。自分はただ幼馴染みとして、兄として、アンダーボスとして、彼女を見守り続けると決めている。だが眩しすぎるカリーナの一挙一動に、願いとは裏腹に、心臓を引き裂かれる思いをしていた。そうしてこの不毛な感情にうんざりしていたのだ。
 何度好きだと言ってあの子を押し倒し、秘め続けた情欲をぶつけたくなったことか。建前も、立場も、変わらない関係も望まないから、ただ己のためにつき動きたくなる。そうできない理性の高さが、我ながら邪魔で仕方なかった。
 カルロは億劫に頬杖をつき、「で?」とパネッタを見上げる。

「商品はいつ仕入れるの? 今度はアンタ向けの商売にするんだろう」
「来週末に、スラム街から拐ってくるよう言っている。引渡しは君も立ち会うだろう」
「そのときはパネッタも来てよ。向こうのボスとも直接会うことになるだろうし、アンダーボスの俺だけじゃ箔がつかない」
「元よりそのつもりだよ。それと、くれぐれも私を裏切るようなことはしないでおくれ。警察や刑務所の連中にだって顔がきくんだ。刑務所にまで逃がしてやったカリーナ嬢を酷い目に合わせたくないだろう」

 うんざりするような脅し文句だ。この期に及んでカリーナを人質として扱うことにも程度の低さが見える。

「いい加減に俺のことも信じてくれないかな。こんなことまでやって、死んでやるって約束もしてるんだ。そろそろ俺も君の手駒になり下がったって信じて欲しいんだけど」

 パネッタは先日のカモッラと繋がっており、この数ヶ月起きている婦女行方意不明の黒幕だ。これまでにもファミリーの金を横領したり、秘密裏に女や子供達を売っていたらしい。
 考えてみれば、下っ端の構成員とはコンシリエーレの方が接触をはかれる。彼らを手懐けて女達を連れてこさせ、情報を隠匿するなど簡単だろう。問題が起きればその構成員を血の掟にのっとって処分してしまえばいい。
 カリーナにバレず何年もうまくやっていたのに、突如目立つ行動を取り始めた原因は、言ってしまえば、彼がカモッラを制御出来なくなった証拠だった。
 老獪な男も、月日の流れにはかなわないらしい。身に余る欲と力に溺れかけていたパネッタに、カルロが目をつけた。
 カルロが提案したことは三つだ。
 ひとつ、カリーナを逮捕させること。
 ふたつ、今繋がりのあるカモッラを潰すこと。
 そうしてみっつめが、ロレンツォ・ゴッティを殺すこと。
 代わりにカモッラとは違う紳士的な・・・・取引先の仲介と、パネッタに都合のいいカポを見繕うことを提案した。パネッタはそこから、彼の罪をカルロが被ることも要求してきたのだ。
 カモッラとの繋がりがいつバレてもおかしくなかった彼にとっては、犯人をでっち上げてさっさとこの問題にかたをつけたかったのだろう。ただ問題が問題なだけに、地位も権力もない下っ端構成員ではお話にならない。現在のカポ・レジームはカリーナに忠実なものばかりで、彼らに罪をなすりつけることも簡単ではなかった。そんなパネッタにとってカルロの存在は胡散臭くもあったが、渡りに船であったことだろう。
 この条件にカルロは快く頷いた。その程度でカリーナがファミリーから抜け出せるうえ、あの忌々しい男を殺せるなら安いものだ。
 平然とそう答えたカルロに対し、理解できないものを見る目で、「君の愛情表現は歪んでいるね」と言われた。死ねと言ってきたくせに酷い言い方だ。
 最後に一言二言交わし、週末の計画を決める。これで話は終わりだとなったとき、またもや来客を伝えるノックが響いた。二人して顔を険しくすれば、僅かにやつれたベルナルドが入ってくる。

「あ? 爺さんがカルロと会ってるなんて珍しいな」
「今は彼がカポ代理だからね。色々と相談したいこともあるのさ」

 平然と肩をすくめるパネッタに、笑い出さなかった自分を褒めてやりたくなる。
 口元を隠すように片手で覆いながら、ベルナルドへと視線を向けた。

「ベルナルドこそどうしたの。今度はどんな罵りをしてくれるのかな」
「期待してくれてるところ悪いが、てめえにはつくづく愛想がつきた。カリーナは俺の力だけで助け出す」
「カポ・レジームごときになにができるのさ」

 呆れて眉をつりあげる。だがこの話には興味もないのか、ベルナルドはどうでもよさそうに首をひねっていた。

「パネッタ、悪いけどベルナルドと二人にしてくれないかな。彼に大事なお願いがあるんだ」
「構わないよ、私の用事も終わったからね」

 パネッタが部屋を出る間際、ベルナルドへと不躾な視線が投げられた。その視線の意味には気づかないフリをしてやる。これはパネッタの為ではなく、憤怒に支配されているベルナルドの為だ。
 いつかのカリーナと同じ、屈辱に耐える顔をしたベルナルドを見ながら、揃って哀れな子達だと思う。その屈辱を晴らす方法は、きっとこの世に存在しないのだろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

棄民

深川さだお
恋愛
主人公が再会したのは、過去の出来事から“海外送り”にされ、現地で寄る辺ない生活を送る友人・秋ちゃん。彼女は、日本に戻ることを恐れつつ、期限のない異国生活に漂流しています。 物語は2人が日常を紡ぐ中で、日本に帰れない「棄民」としての不安や疎外感、しかし自由に過ごせる喜びも描かれています。舞台は美しい欧州の街角で、オペラや音楽、ワインに彩られた一瞬の優雅さが、2人の無常感を引き立てます。仕事と義務から解放された放浪の日々と、それに潜む不安が共存する世界が、都会で生きる若い世代に新たな視点を与えるでしょう。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!

gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ? 王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。 国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから! 12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。

アルバートの屈辱

プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。 『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

拝啓、許婚様。私は貴方のことが大嫌いでした

結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【ある日僕の元に許婚から恋文ではなく、婚約破棄の手紙が届けられた】 僕には子供の頃から決められている許婚がいた。けれどお互い特に相手のことが好きと言うわけでもなく、月に2度の『デート』と言う名目の顔合わせをするだけの間柄だった。そんなある日僕の元に許婚から手紙が届いた。そこに記されていた内容は婚約破棄を告げる内容だった。あまりにも理不尽な内容に不服を抱いた僕は、逆に彼女を遣り込める計画を立てて許婚の元へ向かった――。 ※他サイトでも投稿中

【書籍化確定、完結】私だけが知らない

綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ 目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2024/12/26……書籍化確定、公表 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

処理中です...