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最終話
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「私、夏生のことが好きだった」
「え…」
「知らなかったでしょう」
「知らなかった」
「夏生、渚さんと良い恋をしてね」
「……」
頬を赤らめ夏生は渚を見つめた。
「夏生」
「……」
夏生が目線を渚から楓に向けると楓が口を開いた。
「もう会えないから夏生に会えて良かった、それと気持ちを伝えられて良かった」
「会えないってどこかに行くのか?」
「私、病気で死んだの」
「え…」
「夏生…」
楓は夏生に顔を近づけ唇を重ねた。
その後、楓は唇を離し微笑みながら「夏生、さよなら」と言って姿を消した。
夏生は立ち尽くした。
渚は夏生に近づき向かい合って夏生を抱きしめた。
「楓と俺は仲が良かった、楓が病気で死んでいたなんて知らなかった」
「悲しいことは忘れて楽しいことだけ覚えていたら楓さんも嬉しいと思う」
「そうだね」
夏生と渚は見つめ合った。
「さぁ、放課後の恋をしょうか」
渚は夏生をベッドに寝かせ覆い被さった。
「渚…」
「夏生…」
渚と夏生は見つめ合いそのまま唇を重ねた。
その後、渚が唇を離し全裸になると夏生も全裸になった。
「……」
「……」
夏生と渚は見つめ合いその後、渚は夏生の身体を倒し覆い被さり唇を重ねた。
その後、渚と夏生は身体を重ねた。
夏生は渚の行為を受け入れ続けその後、気を失った。
こうして夏生は渚と放課後の恋を続け1年が過ぎた。
最後の放課後、渚は屋上で夏生を待っていた。
「遅くなってゴメン」
屋上に現れた夏生は渚に近づき渚と夏生は向かい合った。
「夏生に悲しい知らせがある」
「何?」
真剣な顔で夏生は渚を見つめた。
「神様との約束であの世に戻らないといけないんだ」
「……」
渚の言葉に夏生は無言になりうつ向き涙を流した。
渚はうつ向いている夏生の顔をあげさせ手で涙を拭い口を開いた。
「俺はあの世でお前の幸せを見守っている」
「俺は誰も好きにならない」
「夏生」
「渚、俺の側にいて、お願いだから」
涙を流しながら夏生は渚を見つめた。
「俺は幽霊だ」
「幽霊でも良い、俺は渚が好きなんだ」
「夏生」
渚が夏生の身体に触れようとしたその時、神様が現れた。
「渚、行くぞ」
「渚を連れて行かないで」
渚の前に立ち夏生は涙を流しながら神様を見つめた。
神様は夏生に近づきその後、夏生を抱き寄せ唇を重ねた。
その後、神様は気を失っている夏生を地面に仰向けで寝かせた。
「神様!」
驚いた顔で渚が見つめると神様が口を開いた。
「夏生の記憶からお前を消した」
「え…」
「このままだと彼はお前を思い続け幸せになれない」
「そうだな」
「渚、行くぞ」
「ちょっと待って」
仰向けで倒れている夏生に近づき渚は顔を近づけ口を開いた。
「幸せになれよ、夏生、愛してる」
渚は夏生の唇に唇を重ねその後、唇を離し渚は神様と共に姿を消しあの世に帰っていった。
それから暫くして夏生は目を覚まし身体を起こすと立ち上がり口を開いた。
「何で屋上にいて倒れてたんだ?」
不思議そうな顔で夏生は屋上を離れていった。
神様によって渚の記憶を消されたが夏生は教師をしながら幸せな生活を送っている。
完結
「え…」
「知らなかったでしょう」
「知らなかった」
「夏生、渚さんと良い恋をしてね」
「……」
頬を赤らめ夏生は渚を見つめた。
「夏生」
「……」
夏生が目線を渚から楓に向けると楓が口を開いた。
「もう会えないから夏生に会えて良かった、それと気持ちを伝えられて良かった」
「会えないってどこかに行くのか?」
「私、病気で死んだの」
「え…」
「夏生…」
楓は夏生に顔を近づけ唇を重ねた。
その後、楓は唇を離し微笑みながら「夏生、さよなら」と言って姿を消した。
夏生は立ち尽くした。
渚は夏生に近づき向かい合って夏生を抱きしめた。
「楓と俺は仲が良かった、楓が病気で死んでいたなんて知らなかった」
「悲しいことは忘れて楽しいことだけ覚えていたら楓さんも嬉しいと思う」
「そうだね」
夏生と渚は見つめ合った。
「さぁ、放課後の恋をしょうか」
渚は夏生をベッドに寝かせ覆い被さった。
「渚…」
「夏生…」
渚と夏生は見つめ合いそのまま唇を重ねた。
その後、渚が唇を離し全裸になると夏生も全裸になった。
「……」
「……」
夏生と渚は見つめ合いその後、渚は夏生の身体を倒し覆い被さり唇を重ねた。
その後、渚と夏生は身体を重ねた。
夏生は渚の行為を受け入れ続けその後、気を失った。
こうして夏生は渚と放課後の恋を続け1年が過ぎた。
最後の放課後、渚は屋上で夏生を待っていた。
「遅くなってゴメン」
屋上に現れた夏生は渚に近づき渚と夏生は向かい合った。
「夏生に悲しい知らせがある」
「何?」
真剣な顔で夏生は渚を見つめた。
「神様との約束であの世に戻らないといけないんだ」
「……」
渚の言葉に夏生は無言になりうつ向き涙を流した。
渚はうつ向いている夏生の顔をあげさせ手で涙を拭い口を開いた。
「俺はあの世でお前の幸せを見守っている」
「俺は誰も好きにならない」
「夏生」
「渚、俺の側にいて、お願いだから」
涙を流しながら夏生は渚を見つめた。
「俺は幽霊だ」
「幽霊でも良い、俺は渚が好きなんだ」
「夏生」
渚が夏生の身体に触れようとしたその時、神様が現れた。
「渚、行くぞ」
「渚を連れて行かないで」
渚の前に立ち夏生は涙を流しながら神様を見つめた。
神様は夏生に近づきその後、夏生を抱き寄せ唇を重ねた。
その後、神様は気を失っている夏生を地面に仰向けで寝かせた。
「神様!」
驚いた顔で渚が見つめると神様が口を開いた。
「夏生の記憶からお前を消した」
「え…」
「このままだと彼はお前を思い続け幸せになれない」
「そうだな」
「渚、行くぞ」
「ちょっと待って」
仰向けで倒れている夏生に近づき渚は顔を近づけ口を開いた。
「幸せになれよ、夏生、愛してる」
渚は夏生の唇に唇を重ねその後、唇を離し渚は神様と共に姿を消しあの世に帰っていった。
それから暫くして夏生は目を覚まし身体を起こすと立ち上がり口を開いた。
「何で屋上にいて倒れてたんだ?」
不思議そうな顔で夏生は屋上を離れていった。
神様によって渚の記憶を消されたが夏生は教師をしながら幸せな生活を送っている。
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