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第10話
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30分後、砂浜に着いたミーと大志は海賊船に乗り込んだ。
「船が近づいてきてる」
遠くで見える船を見つめながらミーが口にすると大志も見た。
「勇人さんかも」
「だと良いけど」
じっと見つめながらミーは船に乗っている人物に驚いた。
「船に乗ってるの勇人じゃない、物体に身体を乗っ取られたカールだ」
「上陸させないようにしないと」
「そうだな」
そう言ってミーは海賊船を動かした。
その光景を見ていたカールはミーと大志が乗っている海賊船を追いかけた。
そしてカールは船を海賊船の前に止め海賊船の動きを止めた。
その後、カールは船から海賊船に乗り込みミーと大志に近づいた。
「大志が猫の目が刻まれた水晶を持ってるんだろ」
そう言って大志の左目に目を向けたカールは再び口を開いた。
「大志、お前を手に入れれば猫の目が刻まれた水晶も手に入る」
「……」
守ろうとミーが前に立つと大志が小さな声で口を開いた。
「物体は彼の身体の中に居るんですよね」
「あぁ」
「彼の身体の中に居る物体を追い出します」
「どうやって」
「彼の動きを止めてください」
「わかった」
返事をするとミーはカールの目から大志をそらすため戦いを挑んだ。
その間、大志は左目の水晶に話しかけた。
「カールの身体から物体を追い出したいんです、力を貸してください」
そう言って大志が左右の目を閉じると小さな弓矢が宙に浮いたまま現れた。
大志は左右の目を開き小さな弓矢を掴んだ。
「胸に矢を放てば良いんですね、わかりました」
そう言って大志は小さな弓矢を構えカールの胸に向けた。
そして大志はミーに向かって叫んだ。
「ミーさん、退いてください」
「……」
ミーがカールから離れると大志は小さな弓矢を構え矢を放った。
その後、放たれた矢はカールの胸に突き刺さった。
「こんなもの」
小さな矢を外そうと掴み引き抜こうとしたカールは突然、うつ伏せで倒れた。
大志は無言で近づき見つめた。
「……」
「大志、危険だ離れろ」
「大丈夫です」
ミーの言葉にそう答えると大志はカールの身体を仰向けに向け胸に突き刺さっている小さな矢を引き抜くと大志は物体に驚き矢から手を離した。
「大志!」
そう言ってミーは大志に近づき物体から離れさせた。
「お前ら覚えてろよ」
そう言って物体は小さな矢を突き刺したまま海賊船から飛んで離れていった。
「逃がしたか」
「ミーさん、カールさんをお願いします」
そう言って大志がカールが乗っていた船に乗り込むとミーが口を開いた。
「どこに行くんだ」
「勇人さんや他の海賊さん達の様子を見てきます」
「1人じゃ危険だ」
「水晶が守ってくれるから大丈夫です」
そう言って大志は船を動かし無人島に向かった。
カールの事を任されたミーは海賊船を動かし猫人間の国に向かった。
それから暫くして大志は無人島に着き砂浜に降り立った。
そして大志が森に向かって歩きだそうとしたその時、物体に操られたしたっぱの海賊達が現れた。
「……」
大志が砂浜に落ちている棒を掴み構えたその時、海賊達が倒れた。
驚いた顔で大志は前方を見つめピストルを構えながら立っているルカに目を向けた。
「船が近づいてきてる」
遠くで見える船を見つめながらミーが口にすると大志も見た。
「勇人さんかも」
「だと良いけど」
じっと見つめながらミーは船に乗っている人物に驚いた。
「船に乗ってるの勇人じゃない、物体に身体を乗っ取られたカールだ」
「上陸させないようにしないと」
「そうだな」
そう言ってミーは海賊船を動かした。
その光景を見ていたカールはミーと大志が乗っている海賊船を追いかけた。
そしてカールは船を海賊船の前に止め海賊船の動きを止めた。
その後、カールは船から海賊船に乗り込みミーと大志に近づいた。
「大志が猫の目が刻まれた水晶を持ってるんだろ」
そう言って大志の左目に目を向けたカールは再び口を開いた。
「大志、お前を手に入れれば猫の目が刻まれた水晶も手に入る」
「……」
守ろうとミーが前に立つと大志が小さな声で口を開いた。
「物体は彼の身体の中に居るんですよね」
「あぁ」
「彼の身体の中に居る物体を追い出します」
「どうやって」
「彼の動きを止めてください」
「わかった」
返事をするとミーはカールの目から大志をそらすため戦いを挑んだ。
その間、大志は左目の水晶に話しかけた。
「カールの身体から物体を追い出したいんです、力を貸してください」
そう言って大志が左右の目を閉じると小さな弓矢が宙に浮いたまま現れた。
大志は左右の目を開き小さな弓矢を掴んだ。
「胸に矢を放てば良いんですね、わかりました」
そう言って大志は小さな弓矢を構えカールの胸に向けた。
そして大志はミーに向かって叫んだ。
「ミーさん、退いてください」
「……」
ミーがカールから離れると大志は小さな弓矢を構え矢を放った。
その後、放たれた矢はカールの胸に突き刺さった。
「こんなもの」
小さな矢を外そうと掴み引き抜こうとしたカールは突然、うつ伏せで倒れた。
大志は無言で近づき見つめた。
「……」
「大志、危険だ離れろ」
「大丈夫です」
ミーの言葉にそう答えると大志はカールの身体を仰向けに向け胸に突き刺さっている小さな矢を引き抜くと大志は物体に驚き矢から手を離した。
「大志!」
そう言ってミーは大志に近づき物体から離れさせた。
「お前ら覚えてろよ」
そう言って物体は小さな矢を突き刺したまま海賊船から飛んで離れていった。
「逃がしたか」
「ミーさん、カールさんをお願いします」
そう言って大志がカールが乗っていた船に乗り込むとミーが口を開いた。
「どこに行くんだ」
「勇人さんや他の海賊さん達の様子を見てきます」
「1人じゃ危険だ」
「水晶が守ってくれるから大丈夫です」
そう言って大志は船を動かし無人島に向かった。
カールの事を任されたミーは海賊船を動かし猫人間の国に向かった。
それから暫くして大志は無人島に着き砂浜に降り立った。
そして大志が森に向かって歩きだそうとしたその時、物体に操られたしたっぱの海賊達が現れた。
「……」
大志が砂浜に落ちている棒を掴み構えたその時、海賊達が倒れた。
驚いた顔で大志は前方を見つめピストルを構えながら立っているルカに目を向けた。
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