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第9話
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人気のない夜道を人間ゴーストのレイは雅也をお姫様抱っこしながら歩き続けた。
5時間後、竹林に着くと人間ゴーストのレイは中に入り雅也を仰向けで寝かせた。
その後、人間ゴーストのレイは手首と足首まで脱がされた上服を着せズボンを穿かせた。
それから暫くして雅也が目を覚ますと人間ゴーストのレイが口を開いた。
「雅也」
「……」
声が聞こえ身体を起こすと雅也はうつ向きながら口を開いた。
「レイが運んでくれたんだよね」
「雅也を探してウロウロしてたらあの男を見かけつけたんだそしたら…」
「乱暴されてる姿を見た」
「…あぁ…」
「のら猫のレイにここで餌をあげてた頃、楽しかった」
「……」
「俺ね、猫のレイに恋してた、レイは人間の俺に恋してた?」
「交通事故にあったあの時、俺は雅也と離れたくなくて雅也を追いかけた…そして事故にあった…ゴーストになって思った雅也に会いたい、会いたい、会いたいと」
「レイ」
立ち上がると雅也は人間ゴーストのレイの前で全裸になった。
「何してんだ」
驚いた顔で人間ゴーストのレイが見つめると雅也が口を開いた。
「俺はゴーストでも構わない、レイと一緒に居たい」
「俺も雅也と一緒に居たい」
「レイ、好きなんだ、俺を抱いてほしい」
「雅也」
雅也の言葉で興奮した人間ゴーストのレイは雅也の唇を奪いその後、身体をゆっくり寝かせると身体を重ねた。
その光景を天から神様が見つめた。
「ゴーストが生きた人間と恋をしてはいけないと言ったのに」
「あのゴーストと人間は本気で恋をしてる、俺は認めても良いと思うけどな」
「大神様が言うなら」
「ジン、会いに行くぞ」
「はい」
会話後、2人の神様は天から離れ竹林に向かい舞い降りた。
「愛し合ってるとこ悪いが良いかな」
大神様が口にすると人間ゴーストのレイと雅也は愛し合いを止め立ち上がった。
「神様?」
雅也が口にすると大神様が雅也の全裸を見ながら口を開いた。
「素敵な身体だね」
「え?あ!」
自分の身体に目を向けた雅也は頬を赤らめながら脱いだ上服を着てズボンを穿いた。
「すみません」
「可愛いね」
雅也をからかうと神様が口を開いた。
「大神様、お話を」
「そうだね」
そう言って真剣な顔になると大神様が人間ゴーストのレイと雅也に向かって口を開いた。
「ゴーストのレイ、君は神様に生きた人間と恋をしてはいけないと言われていたよね」
「はい…大神様、天に行きます」
「素直だね」
「最後に雅也と愛し合えて後悔はありません」
「レイ、雅也」
「はい」
人間ゴーストのレイと雅也が大神様に目を向けると大神様が口を開いた。
「ゴーストと生きた人間との恋を認めます」
「それって」
「雅也と付き合って良いということだ」
「ありがとうございます」
「雅也」
「はい」
「雅也に恋心を抱いていた若者なんだが」
「はい」
「若者の心から雅也の記憶を消しておいただから安心してゴーストとの恋を楽しんで」
「ありがとうございます」
雅也と人間ゴーストのレイがお辞儀をすると神様と大神様は天に舞い上がっていった。
5時間後、竹林に着くと人間ゴーストのレイは中に入り雅也を仰向けで寝かせた。
その後、人間ゴーストのレイは手首と足首まで脱がされた上服を着せズボンを穿かせた。
それから暫くして雅也が目を覚ますと人間ゴーストのレイが口を開いた。
「雅也」
「……」
声が聞こえ身体を起こすと雅也はうつ向きながら口を開いた。
「レイが運んでくれたんだよね」
「雅也を探してウロウロしてたらあの男を見かけつけたんだそしたら…」
「乱暴されてる姿を見た」
「…あぁ…」
「のら猫のレイにここで餌をあげてた頃、楽しかった」
「……」
「俺ね、猫のレイに恋してた、レイは人間の俺に恋してた?」
「交通事故にあったあの時、俺は雅也と離れたくなくて雅也を追いかけた…そして事故にあった…ゴーストになって思った雅也に会いたい、会いたい、会いたいと」
「レイ」
立ち上がると雅也は人間ゴーストのレイの前で全裸になった。
「何してんだ」
驚いた顔で人間ゴーストのレイが見つめると雅也が口を開いた。
「俺はゴーストでも構わない、レイと一緒に居たい」
「俺も雅也と一緒に居たい」
「レイ、好きなんだ、俺を抱いてほしい」
「雅也」
雅也の言葉で興奮した人間ゴーストのレイは雅也の唇を奪いその後、身体をゆっくり寝かせると身体を重ねた。
その光景を天から神様が見つめた。
「ゴーストが生きた人間と恋をしてはいけないと言ったのに」
「あのゴーストと人間は本気で恋をしてる、俺は認めても良いと思うけどな」
「大神様が言うなら」
「ジン、会いに行くぞ」
「はい」
会話後、2人の神様は天から離れ竹林に向かい舞い降りた。
「愛し合ってるとこ悪いが良いかな」
大神様が口にすると人間ゴーストのレイと雅也は愛し合いを止め立ち上がった。
「神様?」
雅也が口にすると大神様が雅也の全裸を見ながら口を開いた。
「素敵な身体だね」
「え?あ!」
自分の身体に目を向けた雅也は頬を赤らめながら脱いだ上服を着てズボンを穿いた。
「すみません」
「可愛いね」
雅也をからかうと神様が口を開いた。
「大神様、お話を」
「そうだね」
そう言って真剣な顔になると大神様が人間ゴーストのレイと雅也に向かって口を開いた。
「ゴーストのレイ、君は神様に生きた人間と恋をしてはいけないと言われていたよね」
「はい…大神様、天に行きます」
「素直だね」
「最後に雅也と愛し合えて後悔はありません」
「レイ、雅也」
「はい」
人間ゴーストのレイと雅也が大神様に目を向けると大神様が口を開いた。
「ゴーストと生きた人間との恋を認めます」
「それって」
「雅也と付き合って良いということだ」
「ありがとうございます」
「雅也」
「はい」
「雅也に恋心を抱いていた若者なんだが」
「はい」
「若者の心から雅也の記憶を消しておいただから安心してゴーストとの恋を楽しんで」
「ありがとうございます」
雅也と人間ゴーストのレイがお辞儀をすると神様と大神様は天に舞い上がっていった。
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