6 / 10
第6話
しおりを挟む
━喫茶店━
2人用の席に向かい合って弘子と怜花は椅子に座りコーヒーを頼んだ。
その後、コーヒーが来ると弘子が口を開いた。
「お兄ちゃんのことで聞きたいことって何ですか?」
問いかけ後、弘子がコーヒーを飲むと怜花が口を開いた。
「お兄さんの家の場所が知りたいんですが」
「知ってどうするの?」
「お礼がしたくて」
「お礼?」
「野々山雅也さんはいじめられていた俺を助けてくれたんです、だからお礼がしたくて」
「紙とペンありますか?」
「スマホに打ちこんでください」
「わかりました」
怜花からスマホを受け取ると弘子はアパートの住所を打ちこみその後、スマホを怜花に返した。
そして弘子が怜花から離れ喫茶店を出ていくと怜花も席を立ち2人分のお金を支払い喫茶店を出た。
「これで雅也さんは俺のものになる」
そう言って怜花は嬉しそうな顔で歩き出し喫茶店から離れていった。
その頃、黒猫のゴーストに戻ったレイは竹林で空を眺めていた。
「俺はゴーストしかも黒猫、雅也を守りたくても守れない…黒猫でゴーストじゃなかったら守れるのに」
空を眺めながら黒猫の目に涙が流れると上空から光が現れ黒猫の身体を包み込んだ。
その後、黒猫ゴーストのレイは黒い髪に黒い瞳、黒い私服姿の人間ゴーストのレイに変身した。
「人間になってもゴーストはゴースト、そりゃそうか死んでんだもんな…雅也が心配してるかもしれないから帰るか」
そう言って人間ゴーストのレイが竹林を歩く頃、雅也はホストクラブの店がたくさんある道でスカウトされていた。
「まだ仕事が決まってないならホストクラブで働いてみませんか?」
「すみません、俺は」
「ホスト興味ないですか?」
「ホストってかっこいい人しかなれないから俺は…」
「わかりました」
「……」
諦めてくれたそう思って雅也が歩き出そうとしたその時、スカウトマンが口を開いた。
「一度、経験してみませんか?」
「……」
「一度、経験してもし苦手だったら諦めます」
「……わかりました」
「ありがとう」
お礼後、スカウトマンは雅也をホストクラブ春夏秋冬の店に連れていった。
5分後、ホストクラブ春夏秋冬の前に着いた。
その後、雅也はスカウトマンにオーナー室に案内されオーナーに会った。
「オーナー、お願いします」
そう言ってスカウトマンがオーナー室を出ていくと椅子に座ったまま背を向けているオーナーが椅子ごと振り返り口を開いた。
「どうぞ座って」
「はい」
雅也がソファーに座ると椅子から立ち上がりオーナーもソファーに向かい合って座った。
「一度、経験して働くか働かないかを決めると」
「はい」
「わかりました、今日1日、体験してみてください」
「良いんですか?」
「ムリヤリ働かせる人もいるけど俺はそういう人、嫌いですだから無理に決めなくて良いですからね」
「はい」
その後、雅也はタキシード姿になり緊張しながら接客を始めた。
ソファーに座りながら「彼ならNo.1になれると思うけど…」とオーナーが口にしたその時、怜花が現れた。
2人用の席に向かい合って弘子と怜花は椅子に座りコーヒーを頼んだ。
その後、コーヒーが来ると弘子が口を開いた。
「お兄ちゃんのことで聞きたいことって何ですか?」
問いかけ後、弘子がコーヒーを飲むと怜花が口を開いた。
「お兄さんの家の場所が知りたいんですが」
「知ってどうするの?」
「お礼がしたくて」
「お礼?」
「野々山雅也さんはいじめられていた俺を助けてくれたんです、だからお礼がしたくて」
「紙とペンありますか?」
「スマホに打ちこんでください」
「わかりました」
怜花からスマホを受け取ると弘子はアパートの住所を打ちこみその後、スマホを怜花に返した。
そして弘子が怜花から離れ喫茶店を出ていくと怜花も席を立ち2人分のお金を支払い喫茶店を出た。
「これで雅也さんは俺のものになる」
そう言って怜花は嬉しそうな顔で歩き出し喫茶店から離れていった。
その頃、黒猫のゴーストに戻ったレイは竹林で空を眺めていた。
「俺はゴーストしかも黒猫、雅也を守りたくても守れない…黒猫でゴーストじゃなかったら守れるのに」
空を眺めながら黒猫の目に涙が流れると上空から光が現れ黒猫の身体を包み込んだ。
その後、黒猫ゴーストのレイは黒い髪に黒い瞳、黒い私服姿の人間ゴーストのレイに変身した。
「人間になってもゴーストはゴースト、そりゃそうか死んでんだもんな…雅也が心配してるかもしれないから帰るか」
そう言って人間ゴーストのレイが竹林を歩く頃、雅也はホストクラブの店がたくさんある道でスカウトされていた。
「まだ仕事が決まってないならホストクラブで働いてみませんか?」
「すみません、俺は」
「ホスト興味ないですか?」
「ホストってかっこいい人しかなれないから俺は…」
「わかりました」
「……」
諦めてくれたそう思って雅也が歩き出そうとしたその時、スカウトマンが口を開いた。
「一度、経験してみませんか?」
「……」
「一度、経験してもし苦手だったら諦めます」
「……わかりました」
「ありがとう」
お礼後、スカウトマンは雅也をホストクラブ春夏秋冬の店に連れていった。
5分後、ホストクラブ春夏秋冬の前に着いた。
その後、雅也はスカウトマンにオーナー室に案内されオーナーに会った。
「オーナー、お願いします」
そう言ってスカウトマンがオーナー室を出ていくと椅子に座ったまま背を向けているオーナーが椅子ごと振り返り口を開いた。
「どうぞ座って」
「はい」
雅也がソファーに座ると椅子から立ち上がりオーナーもソファーに向かい合って座った。
「一度、経験して働くか働かないかを決めると」
「はい」
「わかりました、今日1日、体験してみてください」
「良いんですか?」
「ムリヤリ働かせる人もいるけど俺はそういう人、嫌いですだから無理に決めなくて良いですからね」
「はい」
その後、雅也はタキシード姿になり緊張しながら接客を始めた。
ソファーに座りながら「彼ならNo.1になれると思うけど…」とオーナーが口にしたその時、怜花が現れた。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説



【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます
夏ノ宮萄玄
BL
オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。
――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。
懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。
義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。



僕はお別れしたつもりでした
まと
BL
遠距離恋愛中だった恋人との関係が自然消滅した。どこか心にぽっかりと穴が空いたまま毎日を過ごしていた藍(あい)。大晦日の夜、寂しがり屋の親友と二人で年越しを楽しむことになり、ハメを外して酔いつぶれてしまう。目が覚めたら「ここどこ」状態!!
親友と仲良すぎな主人公と、別れたはずの恋人とのお話。
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
大晦日あたりに出そうと思ったお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる