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第7話
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「栄地と地球を手に入れるために」
「栄地と地球を手に入れるために」
誰もいない倉庫の中でブルーと天音は握手をしながら笑みを浮かべた。
ー家の中の寝室ー
「う~ん」
目を覚まし身体を起こした栄地はベッドから離れ球樹を探しながら家を出た。
「球樹とネプチューンがいないどこに行ったんだろ」
「栄地」
「……」
名前を呼ばれ目線を向けた栄地は近づいてくる腰まで長い黒い髪に足首まで長い黒い服姿の戦士サターンを見た。
「球樹とネプチューンはブルーと天音がいる倉庫に向かった」
「倉庫に?」
「球樹から預かった小さな地球、栄地から球樹に返してくれ」
「……」
差し出されたサターンの手から小さな地球のネックレスを栄地が受け取ったその時、黒い瞳姿のブルーが現れた。
「栄地だけじゃなかったんだな」
「……」
「……」
栄地とサターンが同時に目線を向けるとブルーが口を開いた。
「邪魔者が1人か、俺の敵ではないな」
「俺がブルーを食い止めるから栄地は倉庫に向かえ」
ブルーの顔を見つめながら背後に立っている栄地に小さな声で口にするとサターンはブルーに向かっていき戦いを始めた。
「栄地、行くんだ」
「……」
「何してんだ、早く行け」
「……」
ブルーと戦いながら口にするサターンを置いていけないそう思った栄地は身体の中にある小さな地球を使って腰まで長い青い髪に足首まで長い青い服姿の戦士アースに変身しその後、手に持っている球樹の小さな地球のネックレスを首に身につけた。
そしてアースは先端に小さな地球がついた魔法の杖を掴みその杖をブルーに向けると光線を放ちサターンから離れさせた。
「行けと言っただろ」
サターンが口にするとアースが口を開いた。
「同じ戦士を置いて行くなんてできない」
「相手をしてやる、2人で来いよ」
「今の俺には2個の小さな地球がある、その2個の小さな地球の力でブルー、お前を浄化してやる」
そう言ってアースは先端に小さな地球がついた魔法の杖を左右の手で握りしめ力を込めそのまま上にあげた。
すると先端に小さな地球がついた魔法の杖から光が放たれブルーを包み込んだ。
「何だこれ、身体にまとわりついてくる」
口にしながらブルーが光を払い続けると1本の光がブルーの身体の中に入った。
その後、ブルーの動きが止まりそのままブルーは仰向けで倒れた。
「……」
アースは魔法の杖を消しブルーに近づき声をかけた。
「ブルー…ブルー…」
「うう…」
ブルーが目を開くとアースは青い瞳に戻っている姿を見て安心し立ち上がりサターンに声をかけた。
「サターン、ブルーを頼む」
「ブルーは大丈夫なのか?」
「身体の中にある黒い地球は浄化された、ブルーは元のブルーに戻った、だからブルーは大丈夫」
そう言ってアースがその場から姿を消すとサターンはブルーの身体を支えながら家の中に運びリビングのソファーに仰向けで寝かせた。
その頃、球樹とネプチューンは天音がいる倉庫の中で天音と戦っていた。
「栄地と地球を手に入れるために」
誰もいない倉庫の中でブルーと天音は握手をしながら笑みを浮かべた。
ー家の中の寝室ー
「う~ん」
目を覚まし身体を起こした栄地はベッドから離れ球樹を探しながら家を出た。
「球樹とネプチューンがいないどこに行ったんだろ」
「栄地」
「……」
名前を呼ばれ目線を向けた栄地は近づいてくる腰まで長い黒い髪に足首まで長い黒い服姿の戦士サターンを見た。
「球樹とネプチューンはブルーと天音がいる倉庫に向かった」
「倉庫に?」
「球樹から預かった小さな地球、栄地から球樹に返してくれ」
「……」
差し出されたサターンの手から小さな地球のネックレスを栄地が受け取ったその時、黒い瞳姿のブルーが現れた。
「栄地だけじゃなかったんだな」
「……」
「……」
栄地とサターンが同時に目線を向けるとブルーが口を開いた。
「邪魔者が1人か、俺の敵ではないな」
「俺がブルーを食い止めるから栄地は倉庫に向かえ」
ブルーの顔を見つめながら背後に立っている栄地に小さな声で口にするとサターンはブルーに向かっていき戦いを始めた。
「栄地、行くんだ」
「……」
「何してんだ、早く行け」
「……」
ブルーと戦いながら口にするサターンを置いていけないそう思った栄地は身体の中にある小さな地球を使って腰まで長い青い髪に足首まで長い青い服姿の戦士アースに変身しその後、手に持っている球樹の小さな地球のネックレスを首に身につけた。
そしてアースは先端に小さな地球がついた魔法の杖を掴みその杖をブルーに向けると光線を放ちサターンから離れさせた。
「行けと言っただろ」
サターンが口にするとアースが口を開いた。
「同じ戦士を置いて行くなんてできない」
「相手をしてやる、2人で来いよ」
「今の俺には2個の小さな地球がある、その2個の小さな地球の力でブルー、お前を浄化してやる」
そう言ってアースは先端に小さな地球がついた魔法の杖を左右の手で握りしめ力を込めそのまま上にあげた。
すると先端に小さな地球がついた魔法の杖から光が放たれブルーを包み込んだ。
「何だこれ、身体にまとわりついてくる」
口にしながらブルーが光を払い続けると1本の光がブルーの身体の中に入った。
その後、ブルーの動きが止まりそのままブルーは仰向けで倒れた。
「……」
アースは魔法の杖を消しブルーに近づき声をかけた。
「ブルー…ブルー…」
「うう…」
ブルーが目を開くとアースは青い瞳に戻っている姿を見て安心し立ち上がりサターンに声をかけた。
「サターン、ブルーを頼む」
「ブルーは大丈夫なのか?」
「身体の中にある黒い地球は浄化された、ブルーは元のブルーに戻った、だからブルーは大丈夫」
そう言ってアースがその場から姿を消すとサターンはブルーの身体を支えながら家の中に運びリビングのソファーに仰向けで寝かせた。
その頃、球樹とネプチューンは天音がいる倉庫の中で天音と戦っていた。
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