輝き

第5話

ミルクは手を前に差し出し闇の結界に触れた。

ミルクは険しい顔で家を見つめながら手をおろし再び左右の手を家に向け闇の結界を崩した。

その直後、ダークネスと光輝は感知しベッドからおりた。

ダークネスは全裸から黒い服を着て光輝は足首まで長い黒服を着た。

その後、光輝は左右の手で寝室の広さを大きくした。

「ダークネス、お客様を出迎えてくる」

「その必要はない」

ダークネスが閉まったドアを壊すと白猫耳に白い髪に白い服姿の人間、ミルクが現れた。

ダークネスはミルクの姿を見て口を開いた。

「白神から力を貰ったのか」

「そうだ、闇を消す力を白神様から貰った」

「ダークネスと戦いたいなら俺を倒してから戦いな」

「光輝…その姿は！」

驚いた顔でミルクが光輝を見つめるとダークネスが口を開いた。

「光輝と輝くハート型のダイヤモンドは俺によって闇に染まった、光輝と輝くハート型のダイヤモンドは俺のものだ」

「光輝と輝くハート型のダイヤモンドは俺が元に戻す」

そう口にするとミルクは左手をダークネスに向け右手を光輝に向け白い攻撃の玉と白い浄化の玉を放った。

ダークネスと光輝は黒の結界を張りダークネスは攻撃を防ぎ光輝はミルクの放った攻撃に黒の結界が破られ白い浄化の玉に当たった。

「うあああ」

叫びながら光輝の身体から闇に染まった輝くハート型のダイヤモンドが白い浄化の玉に包まれながら現れ光輝は倒れた。

白い浄化の玉は闇に染まった輝くハート型のダイヤモンドを包みながら浄化した。

浄化されたハート型のダイヤモンドは元の輝くハート型のダイヤモンドに戻った。

「何だと」

ダークネスは驚いた顔で見つめミルクは喜びながら見つめた。

輝くハート型のダイヤモンドは光を放ちダークネスは光にやられその場から姿を消した。

光によって音美の家は元の家に戻った。

輝くハート型のダイヤモンドは光輝の身体の中に入り浄化し始めた。

ミルクは心配そうな顔で見つめながら「光輝」と声をかけたその時、光輝の腰まで長い黒髪が短い黒髪に戻り足首まで長い黒服が白い服と白いズボンに戻った。

その後、光輝は目を覚まし身体を起こし立ち上がった。

「光輝」

ミルクは声をかけた。

光輝は振り返りミルクに近づこうと動いたその時、ふらつき倒れかけミルクは光輝を抱き止めた。

「大丈夫か？」

「……」

「休ませたほうが良いかもな」

そう口にするとミルクは光輝をお姫様抱っこしたままその場から姿を消し光輝の家の寝室の中に姿を現した。

ミルクは光輝を仰向けでベッドに寝かせ見つめるとそのまま顔を近づけ唇を重ねた。

その後、ミルクは唇を離し人間のミルクから白猫のミルクに戻った。

そこへ腰まで長い白い髪に白いドレス姿の白神様が現れた。