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第4話
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コクは直から離れ貴司からブラックムーンストーンのネックレスを奪い取り身につけた。
「貴司はもう必要ないな」
口にした後、コクが魔法で貴司を消そうとしたその時、直が止めた。
「やめてください」
「やめて欲しいなら俺の」
言いかけたコクは気配を感じ直から離れ出入り口を見つめた。
「……」
直も気配を感じ出入り口を見つめた。
「生き返るなんてしぶとい男だな」
青い髪に青い瞳に青い上服に青いズボンにブルームーンストーンのネックレスを身につけた男性は体育館の中に入った。
「ブルームーンストーン…お前、セイの生まれ変わりか」
コクが口にすると男性は青い弓矢をコクに向けながら口を開いた。
「今のあなたは俺に勝てない」
「俺は黒い月の神だぞ、お前に負けるわけがない」
「見逃してやるからここから出ていけ」
「見逃してやるだと」
怒りを感じたコクはブラックムーンストーンの力で黒い玉を放った。
男性は青い矢を放った。
青い矢と黒い玉はぶつかった。
その後、青い矢は黒い玉に勝ちコクの身体に突き刺さった。
「何だと」
青い矢を抜き捨てるとコクは男性を睨みつけその後、体育館から姿を消した。
直は貴司に近づき声をかけた。
「真島さん、大丈夫ですか?」
「……」
「……」
返事をしない貴司の姿を見て男性は青い矢を向けた。
「何を」
「こいつはコクの生まれ変わりコクと同じ道を辿る眠っている間に命を奪う」
男性がそう口にすると直は男性から青い矢を奪い取り男性に向けながら口を開いた。
「真島さんの命を奪おうとするなら俺はこの矢であなたの命を奪います」
「……」
「あなたもここから出て行ってください」
「……やれ」
「……」
背後に目線を向けた直は緑の髪に緑の瞳に緑の上服に緑のズボンにグリーンムーンストーンのネックレスを身につけた男性に気絶させられ直は倒れた。
「円(まどか)、どうする?」
「亜希(あき)は直さんを連れて結麻(ゆま)の元に向かえ」
「わかった」
返事後、亜希は直をお姫様抱っこしそのまま姿を消した。
円は青い矢を掴み仰向けで倒れている貴司に向けながら声をかけた。
「起きてるんだろ目を覚ませ」
「……」
ゆっくりを目を開き身体を起こすと貴司は立ち上がり円を見つめた。
「……」
「……」
円と貴司は見つめ合った。
そして円が口を開いた。
「あんたはコクの生まれ変わり、直さんが助けたいでも俺は敵としてあんたと戦う」
「今の俺はただの中学生だ、コクにブラックムーンストーンを奪われたから…それより気をつけろよ」
「気をつけろ?何に気をつけろと言うんだ」
「俺ではなく直はコクと身体を重ねた、どういう意味かわかるよな」
そう口にした後、貴司は体育館から姿を消した。
その瞬間、貴司に操られていた全先生達と全生徒達は元に戻った。
「……」
貴司の言葉が気になり円は体育館から姿を消し結麻の別荘に向かった。
「貴司はもう必要ないな」
口にした後、コクが魔法で貴司を消そうとしたその時、直が止めた。
「やめてください」
「やめて欲しいなら俺の」
言いかけたコクは気配を感じ直から離れ出入り口を見つめた。
「……」
直も気配を感じ出入り口を見つめた。
「生き返るなんてしぶとい男だな」
青い髪に青い瞳に青い上服に青いズボンにブルームーンストーンのネックレスを身につけた男性は体育館の中に入った。
「ブルームーンストーン…お前、セイの生まれ変わりか」
コクが口にすると男性は青い弓矢をコクに向けながら口を開いた。
「今のあなたは俺に勝てない」
「俺は黒い月の神だぞ、お前に負けるわけがない」
「見逃してやるからここから出ていけ」
「見逃してやるだと」
怒りを感じたコクはブラックムーンストーンの力で黒い玉を放った。
男性は青い矢を放った。
青い矢と黒い玉はぶつかった。
その後、青い矢は黒い玉に勝ちコクの身体に突き刺さった。
「何だと」
青い矢を抜き捨てるとコクは男性を睨みつけその後、体育館から姿を消した。
直は貴司に近づき声をかけた。
「真島さん、大丈夫ですか?」
「……」
「……」
返事をしない貴司の姿を見て男性は青い矢を向けた。
「何を」
「こいつはコクの生まれ変わりコクと同じ道を辿る眠っている間に命を奪う」
男性がそう口にすると直は男性から青い矢を奪い取り男性に向けながら口を開いた。
「真島さんの命を奪おうとするなら俺はこの矢であなたの命を奪います」
「……」
「あなたもここから出て行ってください」
「……やれ」
「……」
背後に目線を向けた直は緑の髪に緑の瞳に緑の上服に緑のズボンにグリーンムーンストーンのネックレスを身につけた男性に気絶させられ直は倒れた。
「円(まどか)、どうする?」
「亜希(あき)は直さんを連れて結麻(ゆま)の元に向かえ」
「わかった」
返事後、亜希は直をお姫様抱っこしそのまま姿を消した。
円は青い矢を掴み仰向けで倒れている貴司に向けながら声をかけた。
「起きてるんだろ目を覚ませ」
「……」
ゆっくりを目を開き身体を起こすと貴司は立ち上がり円を見つめた。
「……」
「……」
円と貴司は見つめ合った。
そして円が口を開いた。
「あんたはコクの生まれ変わり、直さんが助けたいでも俺は敵としてあんたと戦う」
「今の俺はただの中学生だ、コクにブラックムーンストーンを奪われたから…それより気をつけろよ」
「気をつけろ?何に気をつけろと言うんだ」
「俺ではなく直はコクと身体を重ねた、どういう意味かわかるよな」
そう口にした後、貴司は体育館から姿を消した。
その瞬間、貴司に操られていた全先生達と全生徒達は元に戻った。
「……」
貴司の言葉が気になり円は体育館から姿を消し結麻の別荘に向かった。
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