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第2話
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ーボスの部屋ー
「ボス、松岡薫さんを救出しました」
「それで薫さんは?」
「宇宙船の中にいます」
「ゆっくり休ませてあげなさい」
「はい」
お辞儀をしリンは宇宙船に向かった。
そしてリンは倒れているヒカルに驚いた。
「ヒカル!」
リンはヒカルに近づき身体を抱き起こし声をかけた。
「ヒカル、大丈夫か、ヒカル」
「……」
ヒカルは返事をしない。
「亡くなってる」
ヒカルの身体を床に寝かせリンは部屋を見た。
「薫さんがいない、まさか」
リンは宇宙船を離れボスの元に向かった。
「ボス、大変です、松岡薫さんが実優に連れ去られました」
「何だと」
「それとヒカルが死んでいました」
「リン、松岡薫さんは闇の森にいる」
「救出に行ってきます」
「実優は魔法が使える人間だ、気をつけろよ」
「はい」
お辞儀をするとリンは2人乗りの宇宙バイクで闇の森に向かった。
ー闇の森ー
実優に連れ去られた薫は木にもたれながら眠っていた。
黒い服に黒いズボンに黒いマント付きロングコート姿の実優は左右の手を広げ闇を感じていた。
「……」
薫は目を覚まし実優を見つめた。
「目が覚めたか…松岡薫君」
左右の手をおろし実優は薫を見つめた。
薫は立ち上がり「あんたが俺の両親を化け物にしたのか」と怒った口調で口にすると実優は薫に近づき向かい合った。
「俺の両親があんたになにかしたのか…何で母さんと父さんを…化け物に…お前を許さない」
薫は涙を流しながら実優を見つめた。
「欲しいものは何でも手に入れてきた」
「……」
「東京を俺のものにする、だから東京の人間どもを化け物にする薬をまいた」
「……」
薫は木の棒を掴み構えながら「東京から出ていけ」と口にした。
「それは無理だな」
「お前を倒せば化け物になった人達は助かるはず」
薫は木の棒で攻撃し実優は避け続け木の棒を掴んだ。
「離せ」
薫が木の棒を掴んだままもがくと実優は木の棒を奪い取りその木の棒を捨て薫を魔法で倒し左右の手首を蔓で縛った。
「離せ」
薫はもがき続けた。
実優は手を薫の下半身に向け魔法でズボンを溶かし裸にした。
その後、実優は薫に覆い被さり口を開いた。
「他の人間よりお前は美しい」
「……」
「俺と交わり俺の妻になれ」
「あんた正気か」
「俺と一緒に東京を闇にしょう」
「断わる」
薫は実優を睨みつけた。
実優は微笑み口を開いた。
「お前が俺のものになるまで愛してやらないとな」
実優がズボンを下ろし薫と交わろうとしたその時、小さな矢が地面に突き刺さった。
「……」
実優は薫から離れ下ろしたズボンを上げ身なりを整え口を開いた。
「1人で来るとは、俺に勝てると思っているのか」
「俺は宇宙警察だ、お前に負けるわけがない」
拳銃を構えながらリンが現れた。
「俺に勝てるかな」
「……」
実優とリンは見つめ合った。
10秒後、リンが銃弾を放つと実優は銃弾を避けながら薫から離れていきリンは銃弾を放ちながら追いかけていった。
「リンさん!」
薫は身体を起こし立ち上がると左右の手首の蔓を外しにかかった。
「外れないな」
蔓の外しに薫が苦戦していると宇宙警察のボスが現れた。
「無理に外しては怪我をする」
「誰?」
薫は近づいてくるボスを見つめた。
ボスは薫の左右の手首を掴み「動かないで」と言って蔓を消した。
薫は驚いた。
ボスは手を離し口を開いた。
「俺が来た方向に進んで行けば宇宙船が止まってる、俺とリンが戻るまで中で待っててください」
「わかりました」
ボスにお辞儀をすると薫はボスが来た方向に進んで行った。
ボスは実優と戦っているリンの元に急いで向かった。
「……」
歩き続け薫は宇宙船を見つけた。
「あれだ」
走って薫は宇宙船に近づき扉が開くと中に入った。
扉は閉まり警察服姿の男性と白猫が現れ薫は見つめた。
男性は優しく微笑みながら薫を部屋に連れて行きズボンを穿かせ診察を始めた。
「身体の被害はないね」
「医者ですか?」
「ルーといいます、安心してゆっくり休んでくださいね」
「ありがとうございました」
薫がお辞儀をすると医者のルーは部屋を出ていった。
その頃、実優とリンはボスの登場で戦いを止めボスを見つめていた。
「ボス、松岡薫さんを救出しました」
「それで薫さんは?」
「宇宙船の中にいます」
「ゆっくり休ませてあげなさい」
「はい」
お辞儀をしリンは宇宙船に向かった。
そしてリンは倒れているヒカルに驚いた。
「ヒカル!」
リンはヒカルに近づき身体を抱き起こし声をかけた。
「ヒカル、大丈夫か、ヒカル」
「……」
ヒカルは返事をしない。
「亡くなってる」
ヒカルの身体を床に寝かせリンは部屋を見た。
「薫さんがいない、まさか」
リンは宇宙船を離れボスの元に向かった。
「ボス、大変です、松岡薫さんが実優に連れ去られました」
「何だと」
「それとヒカルが死んでいました」
「リン、松岡薫さんは闇の森にいる」
「救出に行ってきます」
「実優は魔法が使える人間だ、気をつけろよ」
「はい」
お辞儀をするとリンは2人乗りの宇宙バイクで闇の森に向かった。
ー闇の森ー
実優に連れ去られた薫は木にもたれながら眠っていた。
黒い服に黒いズボンに黒いマント付きロングコート姿の実優は左右の手を広げ闇を感じていた。
「……」
薫は目を覚まし実優を見つめた。
「目が覚めたか…松岡薫君」
左右の手をおろし実優は薫を見つめた。
薫は立ち上がり「あんたが俺の両親を化け物にしたのか」と怒った口調で口にすると実優は薫に近づき向かい合った。
「俺の両親があんたになにかしたのか…何で母さんと父さんを…化け物に…お前を許さない」
薫は涙を流しながら実優を見つめた。
「欲しいものは何でも手に入れてきた」
「……」
「東京を俺のものにする、だから東京の人間どもを化け物にする薬をまいた」
「……」
薫は木の棒を掴み構えながら「東京から出ていけ」と口にした。
「それは無理だな」
「お前を倒せば化け物になった人達は助かるはず」
薫は木の棒で攻撃し実優は避け続け木の棒を掴んだ。
「離せ」
薫が木の棒を掴んだままもがくと実優は木の棒を奪い取りその木の棒を捨て薫を魔法で倒し左右の手首を蔓で縛った。
「離せ」
薫はもがき続けた。
実優は手を薫の下半身に向け魔法でズボンを溶かし裸にした。
その後、実優は薫に覆い被さり口を開いた。
「他の人間よりお前は美しい」
「……」
「俺と交わり俺の妻になれ」
「あんた正気か」
「俺と一緒に東京を闇にしょう」
「断わる」
薫は実優を睨みつけた。
実優は微笑み口を開いた。
「お前が俺のものになるまで愛してやらないとな」
実優がズボンを下ろし薫と交わろうとしたその時、小さな矢が地面に突き刺さった。
「……」
実優は薫から離れ下ろしたズボンを上げ身なりを整え口を開いた。
「1人で来るとは、俺に勝てると思っているのか」
「俺は宇宙警察だ、お前に負けるわけがない」
拳銃を構えながらリンが現れた。
「俺に勝てるかな」
「……」
実優とリンは見つめ合った。
10秒後、リンが銃弾を放つと実優は銃弾を避けながら薫から離れていきリンは銃弾を放ちながら追いかけていった。
「リンさん!」
薫は身体を起こし立ち上がると左右の手首の蔓を外しにかかった。
「外れないな」
蔓の外しに薫が苦戦していると宇宙警察のボスが現れた。
「無理に外しては怪我をする」
「誰?」
薫は近づいてくるボスを見つめた。
ボスは薫の左右の手首を掴み「動かないで」と言って蔓を消した。
薫は驚いた。
ボスは手を離し口を開いた。
「俺が来た方向に進んで行けば宇宙船が止まってる、俺とリンが戻るまで中で待っててください」
「わかりました」
ボスにお辞儀をすると薫はボスが来た方向に進んで行った。
ボスは実優と戦っているリンの元に急いで向かった。
「……」
歩き続け薫は宇宙船を見つけた。
「あれだ」
走って薫は宇宙船に近づき扉が開くと中に入った。
扉は閉まり警察服姿の男性と白猫が現れ薫は見つめた。
男性は優しく微笑みながら薫を部屋に連れて行きズボンを穿かせ診察を始めた。
「身体の被害はないね」
「医者ですか?」
「ルーといいます、安心してゆっくり休んでくださいね」
「ありがとうございました」
薫がお辞儀をすると医者のルーは部屋を出ていった。
その頃、実優とリンはボスの登場で戦いを止めボスを見つめていた。
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