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たい焼きあげる、やさしいチャチャ
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黄色のキジトラ猫、チャチャは冷蔵庫からいろんな味のたい焼きを取り出し箱に入れていた。
「準備OK」
箱を持って家を出るとチャチャは野原に向かった。
10分後、野原に着いたチャチャは倒れている猫を目撃し近づいた。
「見かけない猫だな」
「……」
白と茶色の猫は傷だらけで眠っていた。
「傷……明花に知らせたほうがいいな」
チャチャは箱を持ったまま野原を離れ明花の元に向かった。
その頃、明花は家の前でダンスを踊っていた。
そこへ慌ててチャチャが現れた。
「明花」
「……」
ダンスを止め明花はチャチャを見つめた。
「慌ててどうしたの?」
「野原で見かけない猫が傷を負って倒れてるだ」
「わかった、行きましょう」
明花は走りながらチャチャと共に野原に急いだ。
「……」
猫は風に吹かれながら眠っていた。
そこへ箱を持ったチャチャと明花が現れ猫に近づいた。
「見たことない猫ね」
「傷があるんだ大丈夫かな」
「見てみるわね」
明花は猫の身体に触れながら傷を治し始めた。
それから暫くして明花は手を離しチャチャに向かって口を開いた。
「傷を治したから大丈夫よ」
「良かった」
「……」
猫が目を覚まし身体を起こした。
「あなたお名前は?」
「きなこもち」
「俺、チャチャ、お腹空いてない?」
「お腹…」
グーときなこもちのお腹が鳴った。
「たい焼き、一緒に食べよう」
きなこもちの側に座りチャチャは箱から粒あんが入ったたい焼きを取り出しきなこもちに差し出した。
「……」
「美味しいよ」
「ありがとう」
粒あんのたい焼きを受け取り食べ始めた。
「美味しい」
「まだまだあるから食べて良いよ」
チャチャも箱からクリームが入ったたい焼きを取り出し食べ始めた。
「チャチャ、落ち着いたらきなこもちを私の家に連れてきてね」
「わかった」
食べながら返事をすると明花はその場を離れていった。
「もう1個、良いですか?」
「遠慮しないで食べて良いから」
きなこもちとチャチャはたい焼きを食べ続けその後、お腹いっぱいになり身体を倒した。
その後、きなこもちとチャチャはそのまま眠りについた。
それから時間が過ぎ空が暗くなりチャチャときなこもちはまだ眠っていた。
そこへ明花とミケが現れた。
「こうなると思ってた…ミケ、チャチャをお願い」
「わかった」
ミケがチャチャをおんぶしその場を離れていくと明花はきなこもちを抱っこしその場を離れ家に向かった。
ミケに家の寝室に運ばれるとチャチャは起きずに眠り続けた。
「もう…たい焼き…食べれない」
「おやすみ」
寝言を口にするチャチャに挨拶をしミケはチャチャの家を出ていった。
「準備OK」
箱を持って家を出るとチャチャは野原に向かった。
10分後、野原に着いたチャチャは倒れている猫を目撃し近づいた。
「見かけない猫だな」
「……」
白と茶色の猫は傷だらけで眠っていた。
「傷……明花に知らせたほうがいいな」
チャチャは箱を持ったまま野原を離れ明花の元に向かった。
その頃、明花は家の前でダンスを踊っていた。
そこへ慌ててチャチャが現れた。
「明花」
「……」
ダンスを止め明花はチャチャを見つめた。
「慌ててどうしたの?」
「野原で見かけない猫が傷を負って倒れてるだ」
「わかった、行きましょう」
明花は走りながらチャチャと共に野原に急いだ。
「……」
猫は風に吹かれながら眠っていた。
そこへ箱を持ったチャチャと明花が現れ猫に近づいた。
「見たことない猫ね」
「傷があるんだ大丈夫かな」
「見てみるわね」
明花は猫の身体に触れながら傷を治し始めた。
それから暫くして明花は手を離しチャチャに向かって口を開いた。
「傷を治したから大丈夫よ」
「良かった」
「……」
猫が目を覚まし身体を起こした。
「あなたお名前は?」
「きなこもち」
「俺、チャチャ、お腹空いてない?」
「お腹…」
グーときなこもちのお腹が鳴った。
「たい焼き、一緒に食べよう」
きなこもちの側に座りチャチャは箱から粒あんが入ったたい焼きを取り出しきなこもちに差し出した。
「……」
「美味しいよ」
「ありがとう」
粒あんのたい焼きを受け取り食べ始めた。
「美味しい」
「まだまだあるから食べて良いよ」
チャチャも箱からクリームが入ったたい焼きを取り出し食べ始めた。
「チャチャ、落ち着いたらきなこもちを私の家に連れてきてね」
「わかった」
食べながら返事をすると明花はその場を離れていった。
「もう1個、良いですか?」
「遠慮しないで食べて良いから」
きなこもちとチャチャはたい焼きを食べ続けその後、お腹いっぱいになり身体を倒した。
その後、きなこもちとチャチャはそのまま眠りについた。
それから時間が過ぎ空が暗くなりチャチャときなこもちはまだ眠っていた。
そこへ明花とミケが現れた。
「こうなると思ってた…ミケ、チャチャをお願い」
「わかった」
ミケがチャチャをおんぶしその場を離れていくと明花はきなこもちを抱っこしその場を離れ家に向かった。
ミケに家の寝室に運ばれるとチャチャは起きずに眠り続けた。
「もう…たい焼き…食べれない」
「おやすみ」
寝言を口にするチャチャに挨拶をしミケはチャチャの家を出ていった。
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