猫島

福猫

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最終話

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梓はまわりを見渡し行き交う人々の様子を見た。

「誰も驚かない、何で」

「外見はただの家だけど中に入れば金と銀の広い草原に大きな家」

「外見がただの家だから皆、驚かないんだ」

「梓さん」

「はい」

梓が美奈に目線を向けると美奈が口を開いた。

「麻美、ホワイト、ブルー、イエロー、ライトブラウン、グレー、ブラック、ダーク、ペシミ、スティック、並んで」

「……」

麻美は美奈の側に近づきホワイトとブルーとイエローとライトブラウンとグレーとブラックとダークとペシミとスティックは美奈と麻美の背後に近づき並んだ。

「あなたのお陰で滅びた猫島が復活した、ありがとう」

「俺は何も…」

「梓さん」

「はい」

「私と麻美の代わりに猫島とホワイト達の主になってください」

「え!」

突然の美奈の言葉に梓とホワイト達は驚いた。

「あなたが居れば猫島とホワイト達は大丈夫」

「俺は主になると言ってません」

「梓さん、お願いします」

「美奈、行きましょう」

「えぇ」

返事後、美奈と麻美はその場から姿を消した。

ホワイトとブルーとイエローとライトブラウンとグレーとブラックとダークとペシミとスティックは立ち尽くした。

「皆は俺が主になるの賛成ですか?」

梓が問いかけるとホワイトが代表で口を開いた。

「皆、梓のこと好きだから梓が俺達の主になるの賛成だ」

「本当ですか?」

梓が目線を向けるとブルーとイエローとライトブラウンとグレーとブラックとダークとペシミとスティックは同時に頷いた。

「わかりました、皆の主になります」

こうして梓は猫島と猫達の主になった。

それから7日後、梓と猫達の恋愛が始まる。

        完結
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