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第2話
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ー立入禁止のビルの中ー
「ここなら麻美に気づかれることないだろ」
口にした後、ホワイトは男性をおろし背を向けた。
男性はホワイトに声をかけた。
「康があんたが言った麻美って人に変わった、康はどうなったんですか?」
「あんた名前は」
「西田梓(にしだあずさ)です」
「まさかあんたが美奈様が言ってた不思議な力を持つ人間なのか」
「俺に不思議な力はありません、それより康は」
「梓、お前の家で話をしょう」
口にした後、ホワイトは梓の手首を掴み力を感じた。
「あの?」
「……」
「俺の顔に何か付いてますか?」
梓が問いかけるとじっと見ていたホワイトが口を開いた。
「家に行くぞ」
口にしたその時、人間と同じ大きさの黒猫、ブラックが現れた。
「ブラック!どうしてここに」
驚いた顔でホワイトが見つめるとブラックが梓に向かって口を開いた。
「西田梓さん?」
「そうですが」
「俺と一緒に行きましょう」
「……」
ホワイトが梓の前に立つとブラックが口を開いた。
「邪魔しないでくれないかな」
「逃げろ」
「え?」
「ブラックは梓を狙ってるだから逃げろ」
「……」
「俺がブラックを食い止めてる間に逃げろ」
「……」
「聞いてるのか」
振り返ったホワイトは人間と同じ大きさの黒猫、ダークに捕まっている梓に驚いた。
「ダーク」
「油断したな、ホワイト」
梓を捕まえながらダークが口にするとブラックが口を開いた。
「ダーク、麻美の元に連れて行け」
「わかった」
「おい,待て」
梓を連れて走って行くダークを追いかけようとしたホワイトはブラックに邪魔されホワイトは険しい顔で見つめた。
「彼をどうするきだ」
「俺は知らない、じゃあな」
「ブラック」
素早く離れていくブラックを見つめるとホワイトは立ち尽くした。
ー康が住むマンションー
ダークが立ち止まると梓は驚いた。
「ここは康が住んでるマンション」
「行くぞ、逃げるなよ」
ダークがマンションの中に入っていくと梓はマンションを見つめた。
「……」
「何してんだ」
マンションからダークが現れると梓が口を開いた。
「ここは康が住むマンションだけど…何か違う…」
梓が口にしたその時、康がマンションから現れた。
「梓」
「康!」
梓は康の手首を掴み口を開いた。
「康、俺の家に行こう」
「その前に私の家で話をしましょう」
口にした後、康は梓の手を握りマンションの中に入っていった。
そして梓は驚いた。
「エレベーターが無くなって洞窟に変わってる」
「私がマンションを変えたの」
「変えたってマンションに住んでる人達は?」
「……」
洞窟の中で立ち止まると康は手を離しその後、梓から少し離れ口を開いた。
「梓から不思議な力を感じる、梓の身体、調べさせて」
「康じゃない、あんた誰だ」
「私は康よ」
「康はマンションを変える力を持ってない、俺の前にいる康は康じゃない」
「あなたの言う通り私は康じゃない」
口にした後、康の姿から腰まで長い黒髪、黒猫耳、黒尻尾、黒い長服姿の麻美に変わった。
「……」
逃げようと振り返ると梓は立っているブラックとダークに驚いた。
そして梓は麻美とブラックとダークに囲まれ部屋に連れて行かれた。
「ここなら麻美に気づかれることないだろ」
口にした後、ホワイトは男性をおろし背を向けた。
男性はホワイトに声をかけた。
「康があんたが言った麻美って人に変わった、康はどうなったんですか?」
「あんた名前は」
「西田梓(にしだあずさ)です」
「まさかあんたが美奈様が言ってた不思議な力を持つ人間なのか」
「俺に不思議な力はありません、それより康は」
「梓、お前の家で話をしょう」
口にした後、ホワイトは梓の手首を掴み力を感じた。
「あの?」
「……」
「俺の顔に何か付いてますか?」
梓が問いかけるとじっと見ていたホワイトが口を開いた。
「家に行くぞ」
口にしたその時、人間と同じ大きさの黒猫、ブラックが現れた。
「ブラック!どうしてここに」
驚いた顔でホワイトが見つめるとブラックが梓に向かって口を開いた。
「西田梓さん?」
「そうですが」
「俺と一緒に行きましょう」
「……」
ホワイトが梓の前に立つとブラックが口を開いた。
「邪魔しないでくれないかな」
「逃げろ」
「え?」
「ブラックは梓を狙ってるだから逃げろ」
「……」
「俺がブラックを食い止めてる間に逃げろ」
「……」
「聞いてるのか」
振り返ったホワイトは人間と同じ大きさの黒猫、ダークに捕まっている梓に驚いた。
「ダーク」
「油断したな、ホワイト」
梓を捕まえながらダークが口にするとブラックが口を開いた。
「ダーク、麻美の元に連れて行け」
「わかった」
「おい,待て」
梓を連れて走って行くダークを追いかけようとしたホワイトはブラックに邪魔されホワイトは険しい顔で見つめた。
「彼をどうするきだ」
「俺は知らない、じゃあな」
「ブラック」
素早く離れていくブラックを見つめるとホワイトは立ち尽くした。
ー康が住むマンションー
ダークが立ち止まると梓は驚いた。
「ここは康が住んでるマンション」
「行くぞ、逃げるなよ」
ダークがマンションの中に入っていくと梓はマンションを見つめた。
「……」
「何してんだ」
マンションからダークが現れると梓が口を開いた。
「ここは康が住むマンションだけど…何か違う…」
梓が口にしたその時、康がマンションから現れた。
「梓」
「康!」
梓は康の手首を掴み口を開いた。
「康、俺の家に行こう」
「その前に私の家で話をしましょう」
口にした後、康は梓の手を握りマンションの中に入っていった。
そして梓は驚いた。
「エレベーターが無くなって洞窟に変わってる」
「私がマンションを変えたの」
「変えたってマンションに住んでる人達は?」
「……」
洞窟の中で立ち止まると康は手を離しその後、梓から少し離れ口を開いた。
「梓から不思議な力を感じる、梓の身体、調べさせて」
「康じゃない、あんた誰だ」
「私は康よ」
「康はマンションを変える力を持ってない、俺の前にいる康は康じゃない」
「あなたの言う通り私は康じゃない」
口にした後、康の姿から腰まで長い黒髪、黒猫耳、黒尻尾、黒い長服姿の麻美に変わった。
「……」
逃げようと振り返ると梓は立っているブラックとダークに驚いた。
そして梓は麻美とブラックとダークに囲まれ部屋に連れて行かれた。
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