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第11話
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鬼は洞窟から外に出てマルコムに声をかけた。
「リョウが人間を逃がしたぞ」
「何だと」
マルコムは鬼の棒で攻撃しブライトとマーティンは強さには勝てず攻撃を受け倒れた。
マルコムは鬼に近づき口にした。
「どこに逃がしたのかリョウに聞く、ここにリョウを連れてこい」
「リョウは死んだ」
「命を奪ったのか」
「どこに逃がしたのかわかってる」
「さすがギル」
「行くぞ」
ギルが口にした後、マルコムとギルは洞窟に向いた。
マーティンは立ち上がり声をかけた。
「待ってください」
「マルコム、魔法陣を出現させれば辿り着く」
「わかった」
マルコムが洞窟の中に入っていくとギルがマーティンに向かって口を開いた。
「マルコムを止めたかったら俺を倒すしかないな」
「俺はギルさんに勝てない、だから」
マーティンはギルの背後に立ち魔法陣を出現させ出られないように結界を張った。
「何のまねだ」
ギルが声をかけるとマーティンが口にした。
「あなたと共に死ぬ」
「何だと」
「出ようとしても無駄です」
そう口にするとマーティンはギルに抱きつき力を込めた。
「マーティン、こんな攻撃じゃ俺を倒せないぞ」
そう口にするとギルは鬼の棒で魔法陣を叩きそのまま魔法陣を出て再び鬼の棒で魔法陣を叩いた。
その瞬間、魔法陣は崩れマーティンは魔法陣から離れた。
「マーティン、これで終わりだ」
鬼の棒に力を込めながらギルは鬼の棒を1振りしマーティンは攻撃を受けた。
ギルが洞窟の中に入っていくとブライトはマーティンに近づいた。
「マーティン」
ブライトは倒れかけるマーティンを抱き止めた。
「ブライト…マルコムとギルから柚葉を守り抜け」
「わかってる」
「お前は死ぬなよ」
そう口にするとマーティンは地面に倒れた。
ブライトは涙をこらえながら地面に魔法陣を出現させ中に入り柚葉の元に向かった。
その頃、全裸姿の柚葉はベッドの上で自分を守ってくれたリョウを思い出し泣いていた。
「あの人のお陰で俺は…」
涙を流しながら柚葉が口にしたその時、床に魔法陣が現れマルコムが現れた。
柚葉は驚いた。
「……」
「柚葉、逃さないぞ」
「……」
怯えで身体が動かない柚葉はマルコムに手首を掴まれそのまま引き寄せられその後、柚葉はマルコムに抱き寄せられたまま唇を奪われた。
マルコムは唇を離し口を開いた。
「人気のない場所に行こうか」
マルコムは柚葉を抱き寄せたまま魔法陣でその場から姿を消しその後、森林に姿を現した。
そこへギルも現れた。
「マーティンは?」
「始末した」
「逆らう者が悪い」
「……」
会話に夢中のマルコムに柚葉は恐る恐る声をかけた。
「あの?…」
「何だ」
「逃げないから離してください」
「逃げるなよ」
「……」
マルコムから解放された瞬間、柚葉はマルコムの大事な所を蹴り走って逃げた。
「あの野郎」
「俺が捕まえる」
苦しむマルコムを置いてギルは柚葉を追いかけていった。
その頃、柚葉は全裸姿で必死に逃げた。
裸足の柚葉は石に躓き倒れた。
柚葉は身体を起こし血が出ている足を見つめた。
その時、ギルが現れた。
「その足じゃ走れないね」
ギルが近づこうとしたその時、ギルの足元に矢が突き刺さりギルは立ち止まり険しい顔で正面を見つめた。
「誰だ、出てこい」
「……」
弓矢を構えながら花梨が現れた。
「リョウが人間を逃がしたぞ」
「何だと」
マルコムは鬼の棒で攻撃しブライトとマーティンは強さには勝てず攻撃を受け倒れた。
マルコムは鬼に近づき口にした。
「どこに逃がしたのかリョウに聞く、ここにリョウを連れてこい」
「リョウは死んだ」
「命を奪ったのか」
「どこに逃がしたのかわかってる」
「さすがギル」
「行くぞ」
ギルが口にした後、マルコムとギルは洞窟に向いた。
マーティンは立ち上がり声をかけた。
「待ってください」
「マルコム、魔法陣を出現させれば辿り着く」
「わかった」
マルコムが洞窟の中に入っていくとギルがマーティンに向かって口を開いた。
「マルコムを止めたかったら俺を倒すしかないな」
「俺はギルさんに勝てない、だから」
マーティンはギルの背後に立ち魔法陣を出現させ出られないように結界を張った。
「何のまねだ」
ギルが声をかけるとマーティンが口にした。
「あなたと共に死ぬ」
「何だと」
「出ようとしても無駄です」
そう口にするとマーティンはギルに抱きつき力を込めた。
「マーティン、こんな攻撃じゃ俺を倒せないぞ」
そう口にするとギルは鬼の棒で魔法陣を叩きそのまま魔法陣を出て再び鬼の棒で魔法陣を叩いた。
その瞬間、魔法陣は崩れマーティンは魔法陣から離れた。
「マーティン、これで終わりだ」
鬼の棒に力を込めながらギルは鬼の棒を1振りしマーティンは攻撃を受けた。
ギルが洞窟の中に入っていくとブライトはマーティンに近づいた。
「マーティン」
ブライトは倒れかけるマーティンを抱き止めた。
「ブライト…マルコムとギルから柚葉を守り抜け」
「わかってる」
「お前は死ぬなよ」
そう口にするとマーティンは地面に倒れた。
ブライトは涙をこらえながら地面に魔法陣を出現させ中に入り柚葉の元に向かった。
その頃、全裸姿の柚葉はベッドの上で自分を守ってくれたリョウを思い出し泣いていた。
「あの人のお陰で俺は…」
涙を流しながら柚葉が口にしたその時、床に魔法陣が現れマルコムが現れた。
柚葉は驚いた。
「……」
「柚葉、逃さないぞ」
「……」
怯えで身体が動かない柚葉はマルコムに手首を掴まれそのまま引き寄せられその後、柚葉はマルコムに抱き寄せられたまま唇を奪われた。
マルコムは唇を離し口を開いた。
「人気のない場所に行こうか」
マルコムは柚葉を抱き寄せたまま魔法陣でその場から姿を消しその後、森林に姿を現した。
そこへギルも現れた。
「マーティンは?」
「始末した」
「逆らう者が悪い」
「……」
会話に夢中のマルコムに柚葉は恐る恐る声をかけた。
「あの?…」
「何だ」
「逃げないから離してください」
「逃げるなよ」
「……」
マルコムから解放された瞬間、柚葉はマルコムの大事な所を蹴り走って逃げた。
「あの野郎」
「俺が捕まえる」
苦しむマルコムを置いてギルは柚葉を追いかけていった。
その頃、柚葉は全裸姿で必死に逃げた。
裸足の柚葉は石に躓き倒れた。
柚葉は身体を起こし血が出ている足を見つめた。
その時、ギルが現れた。
「その足じゃ走れないね」
ギルが近づこうとしたその時、ギルの足元に矢が突き刺さりギルは立ち止まり険しい顔で正面を見つめた。
「誰だ、出てこい」
「……」
弓矢を構えながら花梨が現れた。
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