6 / 14
第6話
しおりを挟む
「私に話があるから来たんでしょ、何?」
ソファーに座りながらマネージャーが口にするとブライトが口を開いた。
「柚葉を鬼の国に連れていきたい」
「柚葉が鬼の国に行きたいと言えば私は何も言わない」
「……」
「何?」
「反対するかなと思ってたから」
「私は…」
険しい顔でマネージャーがソファーから立ち上がるとブライトが口を開いた。
「花梨(かりん)、どうした」
「鬼が柚葉の家から柚葉を連れ去った」
「鬼?この街に鬼は俺しかいないはずだが」
「ブライト、柚葉の家に行きましょう」
「あぁ」
ブライトは花梨の運転で柚葉の家に向かった。
その頃、柚葉は剛史の家の寝室のベッドで眠っていた。
剛史は眠る柚葉の頬に触れながらドレス着物に触れた。
その時、柚葉が目を覚ました。
柚葉は身体を起こし離れ見つめた。
「剛史、頭の角…」
「柚葉」
剛史が手を伸ばし触れようとしたその時、柚葉は目を閉じ顔をそらした。
剛史はドレス着物を掴み引き裂き柚葉の身体を倒し覆い被さった。
「剛史…」
「……」
剛史は柚葉を見つめその後、唇を奪い身体も奪った。
ー剛史の家ー
花梨とブライトは家を見つめた。
「この家に鬼の気配を感じる」
「まさか、あいつが」
「私がインターホンを鳴らすから」
「……」
花梨の言葉を聞かずブライトはドアを蹴り壊し中に入った。
花梨も中に入った。
そしてブライトと花梨は寝室で剛史にむりやり行為をされている柚葉の姿を目撃した。
「柚葉!」
花梨が叫ぶとブライトは剛史に近づき離れさせ殴り倒した。
剛史は立ち上がり「邪魔をするな」と言ってブライトに向かっていった。
ブライトは剛史を魔法で眠らせた。
花梨は柚葉に近づき身体を抱き起こし声をかけた。
「柚葉、しっかりして柚葉」
「マネージャー…」
柚葉は気を失った。
「花梨、柚葉を頼む」
「わかった」
花梨が柚葉の身体を支えながら寝室から出ていくとブライトは眠っている剛史を起こし声をかけた。
「起きろ」
「……」
剛史は身体を起こしブライトを見つめた。
「ただの人間が何で鬼の力を持っている」
「鬼の男がくれた黒い小さな願い玉を飲んだら頭に角が生えたんだ」
「俺の目を見ろ」
「……」
剛史はブライトの光る眼に力を奪われ剛史は倒れ頭の角が消えた。
ブライトはある男に会うため森林に向かった。
ー森林ー
黒い髪、赤い瞳、黒いスーツ姿の男性が森林の中で立ち尽くしていた。
「……」
「……」
ブライトが姿を現すと男性が背を向けたまま声をかけた。
「俺がここにいるとよくわかったな」
「人間を鬼にしたのお前だろ」
「願いは叶わなかったようだな」
「マーティン、鬼の国に帰れ」
「……」
マーティンはブライトに近づき耳元で囁いた。
「お前の幸せむかつく、だからお前から柚葉を奪ってやる」
「……」
「……」
ブライトとマーティンは睨み合いその後、マーティンは森林から姿を消した。
ブライトは1人、険しい顔で立ち尽くした。
ソファーに座りながらマネージャーが口にするとブライトが口を開いた。
「柚葉を鬼の国に連れていきたい」
「柚葉が鬼の国に行きたいと言えば私は何も言わない」
「……」
「何?」
「反対するかなと思ってたから」
「私は…」
険しい顔でマネージャーがソファーから立ち上がるとブライトが口を開いた。
「花梨(かりん)、どうした」
「鬼が柚葉の家から柚葉を連れ去った」
「鬼?この街に鬼は俺しかいないはずだが」
「ブライト、柚葉の家に行きましょう」
「あぁ」
ブライトは花梨の運転で柚葉の家に向かった。
その頃、柚葉は剛史の家の寝室のベッドで眠っていた。
剛史は眠る柚葉の頬に触れながらドレス着物に触れた。
その時、柚葉が目を覚ました。
柚葉は身体を起こし離れ見つめた。
「剛史、頭の角…」
「柚葉」
剛史が手を伸ばし触れようとしたその時、柚葉は目を閉じ顔をそらした。
剛史はドレス着物を掴み引き裂き柚葉の身体を倒し覆い被さった。
「剛史…」
「……」
剛史は柚葉を見つめその後、唇を奪い身体も奪った。
ー剛史の家ー
花梨とブライトは家を見つめた。
「この家に鬼の気配を感じる」
「まさか、あいつが」
「私がインターホンを鳴らすから」
「……」
花梨の言葉を聞かずブライトはドアを蹴り壊し中に入った。
花梨も中に入った。
そしてブライトと花梨は寝室で剛史にむりやり行為をされている柚葉の姿を目撃した。
「柚葉!」
花梨が叫ぶとブライトは剛史に近づき離れさせ殴り倒した。
剛史は立ち上がり「邪魔をするな」と言ってブライトに向かっていった。
ブライトは剛史を魔法で眠らせた。
花梨は柚葉に近づき身体を抱き起こし声をかけた。
「柚葉、しっかりして柚葉」
「マネージャー…」
柚葉は気を失った。
「花梨、柚葉を頼む」
「わかった」
花梨が柚葉の身体を支えながら寝室から出ていくとブライトは眠っている剛史を起こし声をかけた。
「起きろ」
「……」
剛史は身体を起こしブライトを見つめた。
「ただの人間が何で鬼の力を持っている」
「鬼の男がくれた黒い小さな願い玉を飲んだら頭に角が生えたんだ」
「俺の目を見ろ」
「……」
剛史はブライトの光る眼に力を奪われ剛史は倒れ頭の角が消えた。
ブライトはある男に会うため森林に向かった。
ー森林ー
黒い髪、赤い瞳、黒いスーツ姿の男性が森林の中で立ち尽くしていた。
「……」
「……」
ブライトが姿を現すと男性が背を向けたまま声をかけた。
「俺がここにいるとよくわかったな」
「人間を鬼にしたのお前だろ」
「願いは叶わなかったようだな」
「マーティン、鬼の国に帰れ」
「……」
マーティンはブライトに近づき耳元で囁いた。
「お前の幸せむかつく、だからお前から柚葉を奪ってやる」
「……」
「……」
ブライトとマーティンは睨み合いその後、マーティンは森林から姿を消した。
ブライトは1人、険しい顔で立ち尽くした。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。
良縁全部ブチ壊してくる鬼武者vs俺
青野イワシ
BL
《あらすじ》昔々ある寒村に暮らす百姓の長治郎は、成り行きで鬼を助けてしまう。その後鬼と友人関係になったはずだったが、どうも鬼はそう思っていなかったらしい。
鬼は長治郎が得るであろう良縁に繋がる“赤い糸”が結ばれるのを全力で邪魔し、長治郎を“娶る”と言い出した。
長治郎は無事祝言をあげることが出来るのか!?
という感じのガチムチ鬼武者終着系人外×ノンケ百姓の話です
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。

【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。


初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
捨て猫はエリート騎士に溺愛される
135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。
目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。
お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。
京也は総受け。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる