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第4話
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「動けるはずがない、彼の身体から出てこい」
林太郎が口にした後、No.2のホストの身体から足首まで長い黒い服に黒いマントを羽織った魔法使いの壱成(いっせい)が現れNo.2のホストは倒れた。
「よくわかったな」
「魔法で眠らせた時は感じなかったのに今は感じる」
「やっぱりお前は騙せないな」
「壱成、何しに来たんだ」
「こいつの願いを叶えてやろうと思って来たんだ」
「願い?」
「……」
壱成は林太郎に近づき耳元で囁いた。
「強いお前に一目惚れしたって」
「本当に彼が言ったのか、俺に一目惚れしたって」
「信じないのか」
「お前の言葉は信じられない」
「信じてくれよ」
「……」
唇に指で触れる壱成の指を払い除けると林太郎はNo.2のホストに近づき記憶を消し話しかけた。
「起きてください」
「……」
No.2のホストが身体を起こすと林太郎は口を開いた。
「店は閉店です、お帰りください」
「え…」
「明日、いつものように出勤してください」
「はい」
立ち上がるとNo.2のホストが控え室から出ていった。
その後、壱成はドアを閉め鍵をかけると振り返り口を開いた。
「誰もいなくなった、林太郎、楽しもうか」
「近づくな」
林太郎が魔法の杖を向けると壱成は指を鳴らし林太郎の動きを止めた。
「……」
透明の鎖で左右の手首と足首が動かない林太郎は手から魔法の杖を落とした。
「林太郎、俺のものになれ」
そう言って壱成が林太郎の唇に指で触れると林太郎の身体に変化が起きた。
「はぁはぁ…壱成…何をした…はぁはぁ…」
「お前が素直にならないから悪いんだ」
そう言って壱成は林太郎の顎を掴み唇を重ねた。
その後、壱成は唇を離し林太郎の服を掴み引き裂こうとしたその時、背中に違和感を感じた。
「にゃんこ島に帰ったんじゃなかったのか」
「林太郎を解放しろ」
魔法の杖を突きつけながら髪と足首まで長い服の色が白と茶色とこげ茶で瞳の色が黄色のミケが口にすると壱成が口を開いた。
「わかったから背中に突きつけてる物を退けてくれないかな」
「……」
無言でミケが魔法の杖を背中から離れさせると壱成は振り返りミケの左右の手を重ね透明の鎖で手首を固定すると蹴り倒した。
「ミケ!」
林太郎が叫ぶと壱成は振り返りミケに向かって口を開いた。
「そこでおとなしく見ていろ」
そう言って壱成は動けない林太郎の身体を自由にしそのまま身体を倒すと覆い被さりながら口を開いた。
「抵抗したいなら抵抗しても良いぞ」
「抵抗したいけど手に力が入らない」
「残念だな」
「……」
「今から林太郎、お前は俺のものになる」
そう言って林太郎の足首まで長い服とマントを手で溶かすと壱成はミケの前で林太郎の身体を奪った。
「やめろー」
助けに行けないミケは林太郎の身体を奪い続ける壱成に叫んだ。
林太郎が口にした後、No.2のホストの身体から足首まで長い黒い服に黒いマントを羽織った魔法使いの壱成(いっせい)が現れNo.2のホストは倒れた。
「よくわかったな」
「魔法で眠らせた時は感じなかったのに今は感じる」
「やっぱりお前は騙せないな」
「壱成、何しに来たんだ」
「こいつの願いを叶えてやろうと思って来たんだ」
「願い?」
「……」
壱成は林太郎に近づき耳元で囁いた。
「強いお前に一目惚れしたって」
「本当に彼が言ったのか、俺に一目惚れしたって」
「信じないのか」
「お前の言葉は信じられない」
「信じてくれよ」
「……」
唇に指で触れる壱成の指を払い除けると林太郎はNo.2のホストに近づき記憶を消し話しかけた。
「起きてください」
「……」
No.2のホストが身体を起こすと林太郎は口を開いた。
「店は閉店です、お帰りください」
「え…」
「明日、いつものように出勤してください」
「はい」
立ち上がるとNo.2のホストが控え室から出ていった。
その後、壱成はドアを閉め鍵をかけると振り返り口を開いた。
「誰もいなくなった、林太郎、楽しもうか」
「近づくな」
林太郎が魔法の杖を向けると壱成は指を鳴らし林太郎の動きを止めた。
「……」
透明の鎖で左右の手首と足首が動かない林太郎は手から魔法の杖を落とした。
「林太郎、俺のものになれ」
そう言って壱成が林太郎の唇に指で触れると林太郎の身体に変化が起きた。
「はぁはぁ…壱成…何をした…はぁはぁ…」
「お前が素直にならないから悪いんだ」
そう言って壱成は林太郎の顎を掴み唇を重ねた。
その後、壱成は唇を離し林太郎の服を掴み引き裂こうとしたその時、背中に違和感を感じた。
「にゃんこ島に帰ったんじゃなかったのか」
「林太郎を解放しろ」
魔法の杖を突きつけながら髪と足首まで長い服の色が白と茶色とこげ茶で瞳の色が黄色のミケが口にすると壱成が口を開いた。
「わかったから背中に突きつけてる物を退けてくれないかな」
「……」
無言でミケが魔法の杖を背中から離れさせると壱成は振り返りミケの左右の手を重ね透明の鎖で手首を固定すると蹴り倒した。
「ミケ!」
林太郎が叫ぶと壱成は振り返りミケに向かって口を開いた。
「そこでおとなしく見ていろ」
そう言って壱成は動けない林太郎の身体を自由にしそのまま身体を倒すと覆い被さりながら口を開いた。
「抵抗したいなら抵抗しても良いぞ」
「抵抗したいけど手に力が入らない」
「残念だな」
「……」
「今から林太郎、お前は俺のものになる」
そう言って林太郎の足首まで長い服とマントを手で溶かすと壱成はミケの前で林太郎の身体を奪った。
「やめろー」
助けに行けないミケは林太郎の身体を奪い続ける壱成に叫んだ。
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