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第2話
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阿須加に唇と身体を音楽室で奪われた民生は無言で下着と私服を着て民生は身なりを整えている阿須加に口を開いた。
「俺の身体を奪ったからといって俺が君のものになったと思わないでくれ」
「時間をかけてあなたをものにしてみせますよ」
「俺は工藤先生を愛している」
そう言って民生が鍵がかかったドアを開き出ようとしたその時、阿須加にドアを閉められ抱きしめられた。
「……」
民生は抵抗せず頬を赤らめながら小さな声で口を開いた。
「離しなさい」
「口では離しなさいって言ってるけど身体は抵抗しないんだね、俺のこと好きになった?」
「……」
その言葉にカチンとした民生は阿須加から離れ強く阿須加の頬を叩いた。
「俺はお前のこと嫌いだ」
「先生が生徒を叩いて良いの?」
「俺はお前のこと生徒だと思っていない、最低な男だと思ってる」
「……」
「今度、俺に何かしたら警察に連絡するから」
そう言って民生が音楽室から出ていくと阿須加は笑みを浮かべた。
その日の放課後、民生は1人で職員室で席の椅子に座りながらテストの採点をしていた。
そこに理加が近づいてきた。
「民生」
そう言って理加が抱きつくと驚いた民生は椅子から立ち上がり「やめろ」と言って理加を突き飛ばした。
「何するのよ」
「理加!…ゴメン…」
「今日の民生、変よ」
「ゴメン」
「まだ仕事ですか渡辺先生」
私服姿の阿須加が声をかけると民生は驚いた顔で見つめ理加が口を開いた。
「内田君、どうしたの?」
「渡辺先生、用事があって来ました」
「……」
その言葉に民生の胸はドキドキ高鳴った。
「ご両親は知ってるの?」
「俺は天才だから俺がやることに文句を言いません」
「天才は認めるけど、ご両親が心配してると思うから連絡しなさいね」
「後でします」
「それじゃあ私、先に帰ります…お疲れさまでした」
「理加!」
側を離れる理加の腕を掴み引き寄せると民生は阿須加の目の前で理加の唇に唇を重ねた。
その後、民生は唇を離し理加に向かって口を開いた。
「理加、愛してる結婚しよう」
「渡辺先生、生徒の前ですよ」
「生徒の前だから言ったんだ」
「お疲れさまでした」
突然の民生の告白に理加は驚きそのまま職員室を出ていった。
「俺の前でやってくれましたね」
「……」
近づいてくる阿須加をじっと見つめ口を開いた。
「俺は工藤理加先生が好きです、だから俺はあなたのものになりません」
「……」
笑みを浮かべるとポケットからスタンガンを取り出し阿須加は民生の身体にスタンガンを当て民生は仰向けで倒れた。
「何を…」
「強さは弱いから心配しないでください」
そう言ってスタンガンを捨てると阿須加は民生に覆い被さり口を開いた。
「あなたは俺のものです、工藤理加先生にあなたを渡さない」
そう言って阿須加は民生の唇と身体を奪い始めた。
その頃、学校を離れた理加が学校に戻り職員室に向かっていた。
ー職員室の前ー
ドアを開き中に入った理加は阿須加に身体を奪われている民生の姿を見て驚きそのまま離れようと後ずさりをした理加は机にぶつかり音が鳴った。
民生との交わりを止め民生から離れ立ち上がると阿須加は立ち尽くしている理加に目線を向けた。
「帰ったんじゃなかったんですか」
「渡辺先生のことが気になって戻ってきたら」
「俺に襲われていた」
「校長はあなたがしていること知ってるの?」
「あなた邪魔です」
「え…」
驚いた顔で近づいてくる阿須加を見つめると理加は阿須加に耳元で囁かれた。
「渡辺民生は俺のものです、教師を奪われたくなかったら渡辺先生の告白を断ってください」
「教師を奪われても渡辺先生の告白を受け入れると言ったら」
「あなたの身に危険が襲いかかるかも」
「高校生の考えじゃないわね」
「渡辺先生が目を覚まします、お帰りください」
「……」
無言で理加は職員室を出ていった。
その時、民生が目を覚ました。
「……」
無言で身体を起こし全裸姿で立ち上がるとふらつきながら阿須加に近づき殴ろうとした民生は体力がなく倒れかけた。
阿須加は無言で民生の身体を抱き止めそのまま仰向けで寝かせると上服を着せズボンを穿かせた。
その後、阿須加は民生をお姫様抱っこし職員室を出ると保健室に向かい民生をベッドに寝かせた。
「お休みなさい」
民生を保健室に残し保健室を出ると阿須加は職員室に向かいスタンガンを回収すると家に帰っていった。
「俺の身体を奪ったからといって俺が君のものになったと思わないでくれ」
「時間をかけてあなたをものにしてみせますよ」
「俺は工藤先生を愛している」
そう言って民生が鍵がかかったドアを開き出ようとしたその時、阿須加にドアを閉められ抱きしめられた。
「……」
民生は抵抗せず頬を赤らめながら小さな声で口を開いた。
「離しなさい」
「口では離しなさいって言ってるけど身体は抵抗しないんだね、俺のこと好きになった?」
「……」
その言葉にカチンとした民生は阿須加から離れ強く阿須加の頬を叩いた。
「俺はお前のこと嫌いだ」
「先生が生徒を叩いて良いの?」
「俺はお前のこと生徒だと思っていない、最低な男だと思ってる」
「……」
「今度、俺に何かしたら警察に連絡するから」
そう言って民生が音楽室から出ていくと阿須加は笑みを浮かべた。
その日の放課後、民生は1人で職員室で席の椅子に座りながらテストの採点をしていた。
そこに理加が近づいてきた。
「民生」
そう言って理加が抱きつくと驚いた民生は椅子から立ち上がり「やめろ」と言って理加を突き飛ばした。
「何するのよ」
「理加!…ゴメン…」
「今日の民生、変よ」
「ゴメン」
「まだ仕事ですか渡辺先生」
私服姿の阿須加が声をかけると民生は驚いた顔で見つめ理加が口を開いた。
「内田君、どうしたの?」
「渡辺先生、用事があって来ました」
「……」
その言葉に民生の胸はドキドキ高鳴った。
「ご両親は知ってるの?」
「俺は天才だから俺がやることに文句を言いません」
「天才は認めるけど、ご両親が心配してると思うから連絡しなさいね」
「後でします」
「それじゃあ私、先に帰ります…お疲れさまでした」
「理加!」
側を離れる理加の腕を掴み引き寄せると民生は阿須加の目の前で理加の唇に唇を重ねた。
その後、民生は唇を離し理加に向かって口を開いた。
「理加、愛してる結婚しよう」
「渡辺先生、生徒の前ですよ」
「生徒の前だから言ったんだ」
「お疲れさまでした」
突然の民生の告白に理加は驚きそのまま職員室を出ていった。
「俺の前でやってくれましたね」
「……」
近づいてくる阿須加をじっと見つめ口を開いた。
「俺は工藤理加先生が好きです、だから俺はあなたのものになりません」
「……」
笑みを浮かべるとポケットからスタンガンを取り出し阿須加は民生の身体にスタンガンを当て民生は仰向けで倒れた。
「何を…」
「強さは弱いから心配しないでください」
そう言ってスタンガンを捨てると阿須加は民生に覆い被さり口を開いた。
「あなたは俺のものです、工藤理加先生にあなたを渡さない」
そう言って阿須加は民生の唇と身体を奪い始めた。
その頃、学校を離れた理加が学校に戻り職員室に向かっていた。
ー職員室の前ー
ドアを開き中に入った理加は阿須加に身体を奪われている民生の姿を見て驚きそのまま離れようと後ずさりをした理加は机にぶつかり音が鳴った。
民生との交わりを止め民生から離れ立ち上がると阿須加は立ち尽くしている理加に目線を向けた。
「帰ったんじゃなかったんですか」
「渡辺先生のことが気になって戻ってきたら」
「俺に襲われていた」
「校長はあなたがしていること知ってるの?」
「あなた邪魔です」
「え…」
驚いた顔で近づいてくる阿須加を見つめると理加は阿須加に耳元で囁かれた。
「渡辺民生は俺のものです、教師を奪われたくなかったら渡辺先生の告白を断ってください」
「教師を奪われても渡辺先生の告白を受け入れると言ったら」
「あなたの身に危険が襲いかかるかも」
「高校生の考えじゃないわね」
「渡辺先生が目を覚まします、お帰りください」
「……」
無言で理加は職員室を出ていった。
その時、民生が目を覚ました。
「……」
無言で身体を起こし全裸姿で立ち上がるとふらつきながら阿須加に近づき殴ろうとした民生は体力がなく倒れかけた。
阿須加は無言で民生の身体を抱き止めそのまま仰向けで寝かせると上服を着せズボンを穿かせた。
その後、阿須加は民生をお姫様抱っこし職員室を出ると保健室に向かい民生をベッドに寝かせた。
「お休みなさい」
民生を保健室に残し保健室を出ると阿須加は職員室に向かいスタンガンを回収すると家に帰っていった。
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