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第6話 虎対黒い虎
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━闇月の部屋━
「あのやろう」
腹の傷を手でおさえながら立ち上がると闇月はその場から消え別荘に向かった。
━別荘の砂浜━
砂浜にたどり着いた闇月は腹の傷を手でおさえながら歩き始めた。
「……」
「何しに来たんだ」
街中のバケモノを倒して別荘に戻ってきた赤ナイトと青ナイトと緑ナイトと黄色ナイトは闇月に出くわした。
「…偉月が…」
一歩一歩と近づきながら言いかけた闇月は力尽きうつ伏せで倒れた。
驚いたナイト達は警戒しながら闇月に近づいた。
黄色ナイトは闇月の身体に触れうつ伏せから仰向けに向けると腹の傷に目を向けた。
「怪我をしてる」
「偉月さんがしたのかな」
「偉月さんがしたんじゃないと思う」
そう言って黄色ナイトは黄色水晶の力で闇月の傷を治し始めた。
「……」
ゆっくり闇月が目を覚ますと黄色ナイトが話しかけた。
「さっき言いかけたよな、偉月さんが何だ」
「謎の男に奪われた」
「ダークナイトの仲間じゃないのか」
「知らない男だ、俺はそいつにやられたんだ」
そう言って闇月が身体を起こし立ち上がろうとしたその時、闇月の身体を黄色ナイトは支えた。
「…ありがとう…」
「ダークナイトがお礼を言うなんてな」
「今回だけだ」
黄色ナイトから離れ背を向けると闇月は黄色ナイトに向かって口を開いた。
「お前達の戦いは一時中断だ」
そう言って歩き出そうとした闇月は前方から近づいてくる白いタキシードに白いマントを羽織った人間姿の虎に目を向けた。
「誰だ?」
「……」
ナイト達も不思議そうな顔で見つめると虎は闇月の前で止まった。
「闇月」
「なぜ俺の名前を」
「俺だ」
「俺?誰だお前」
「……」
虎は闇月とナイト達の目の前で人間から動物の虎に変身した。
闇月とナイト達は驚いた。
虎は再び白いタキシードに白いマントを羽織った人間姿の虎に変身し口を開いた。
「腹の傷、黒い虎にやられたんじゃないか」
「黒い虎?…違う、俺の腹を傷つけたのは黒いタキシードに黒いマントを羽織った人間だ」
「…黒い虎だ…」
「お前の仲間か」
「黒い虎は俺だ」
「どういうことだ」
「黒い虎は俺の闇で生まれた虎だ」
「俺は黒い虎に騙されて偉月を奪われた、アイツだけは許さねぇ、虎」
「何だ」
「黒い虎は俺が倒す、手を出すなよ」
「お前だけじゃ勝てない、皆で力を合わせて」
「冗談だろ、俺達は敵同士だ、力を合わせるなんて不可能だ」
そう言って闇月は砂浜から消えていった。
その頃、偉月は自宅の部屋のベッドで眠っていた。
それから暫くして目を覚ました偉月はまわりを見て驚いた。
「俺の部屋だ」
「そうここは偉月の部屋」
「あなた誰ですか?」
「俺の正体を見せてやる」
そう言って黒い虎が人間から動物の黒い虎に変身すると偉月は驚いた。
「虎がもう1匹居たなんて」
「俺は虎の闇の心で生まれた虎だ」
「虎に闇があったなんて」
「……」
動物の黒い虎から黒いタキシードに黒いマントを羽織った人間の黒い虎に変身しベッドに近づいた。
その後、黒い虎は偉月の身体を倒し覆い被さりながら口を開いた。
「虎はあなたに惚れてる、昔も今も」
「……」
「偉月の側に居る虎はアイツじゃない俺だ」
「俺の側に居るのはあなたじゃない」
「アイツが居なくなれば偉月、お前は俺のものになる」
そう言って人間の黒い虎は偉月の唇を奪った。
その頃、人間の虎は偉月の救出と黒い虎を倒す作戦を別荘でナイト達と練っていた。
「あのやろう」
腹の傷を手でおさえながら立ち上がると闇月はその場から消え別荘に向かった。
━別荘の砂浜━
砂浜にたどり着いた闇月は腹の傷を手でおさえながら歩き始めた。
「……」
「何しに来たんだ」
街中のバケモノを倒して別荘に戻ってきた赤ナイトと青ナイトと緑ナイトと黄色ナイトは闇月に出くわした。
「…偉月が…」
一歩一歩と近づきながら言いかけた闇月は力尽きうつ伏せで倒れた。
驚いたナイト達は警戒しながら闇月に近づいた。
黄色ナイトは闇月の身体に触れうつ伏せから仰向けに向けると腹の傷に目を向けた。
「怪我をしてる」
「偉月さんがしたのかな」
「偉月さんがしたんじゃないと思う」
そう言って黄色ナイトは黄色水晶の力で闇月の傷を治し始めた。
「……」
ゆっくり闇月が目を覚ますと黄色ナイトが話しかけた。
「さっき言いかけたよな、偉月さんが何だ」
「謎の男に奪われた」
「ダークナイトの仲間じゃないのか」
「知らない男だ、俺はそいつにやられたんだ」
そう言って闇月が身体を起こし立ち上がろうとしたその時、闇月の身体を黄色ナイトは支えた。
「…ありがとう…」
「ダークナイトがお礼を言うなんてな」
「今回だけだ」
黄色ナイトから離れ背を向けると闇月は黄色ナイトに向かって口を開いた。
「お前達の戦いは一時中断だ」
そう言って歩き出そうとした闇月は前方から近づいてくる白いタキシードに白いマントを羽織った人間姿の虎に目を向けた。
「誰だ?」
「……」
ナイト達も不思議そうな顔で見つめると虎は闇月の前で止まった。
「闇月」
「なぜ俺の名前を」
「俺だ」
「俺?誰だお前」
「……」
虎は闇月とナイト達の目の前で人間から動物の虎に変身した。
闇月とナイト達は驚いた。
虎は再び白いタキシードに白いマントを羽織った人間姿の虎に変身し口を開いた。
「腹の傷、黒い虎にやられたんじゃないか」
「黒い虎?…違う、俺の腹を傷つけたのは黒いタキシードに黒いマントを羽織った人間だ」
「…黒い虎だ…」
「お前の仲間か」
「黒い虎は俺だ」
「どういうことだ」
「黒い虎は俺の闇で生まれた虎だ」
「俺は黒い虎に騙されて偉月を奪われた、アイツだけは許さねぇ、虎」
「何だ」
「黒い虎は俺が倒す、手を出すなよ」
「お前だけじゃ勝てない、皆で力を合わせて」
「冗談だろ、俺達は敵同士だ、力を合わせるなんて不可能だ」
そう言って闇月は砂浜から消えていった。
その頃、偉月は自宅の部屋のベッドで眠っていた。
それから暫くして目を覚ました偉月はまわりを見て驚いた。
「俺の部屋だ」
「そうここは偉月の部屋」
「あなた誰ですか?」
「俺の正体を見せてやる」
そう言って黒い虎が人間から動物の黒い虎に変身すると偉月は驚いた。
「虎がもう1匹居たなんて」
「俺は虎の闇の心で生まれた虎だ」
「虎に闇があったなんて」
「……」
動物の黒い虎から黒いタキシードに黒いマントを羽織った人間の黒い虎に変身しベッドに近づいた。
その後、黒い虎は偉月の身体を倒し覆い被さりながら口を開いた。
「虎はあなたに惚れてる、昔も今も」
「……」
「偉月の側に居る虎はアイツじゃない俺だ」
「俺の側に居るのはあなたじゃない」
「アイツが居なくなれば偉月、お前は俺のものになる」
そう言って人間の黒い虎は偉月の唇を奪った。
その頃、人間の虎は偉月の救出と黒い虎を倒す作戦を別荘でナイト達と練っていた。
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