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第7話
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ー喫茶店ー
先に喫茶店に着いた理人は喫茶店の中に入り奥の席に向かい座った。
「いらっしゃいませ」
「コーラをお願いします」
「以上で宜しいですか?」
「はい」
「わかりました」
返事をし店員が離れていくと春菜が現れた。
その後、向かい合って春菜が席に座るとコーラを持って店員が現れた。
「お待たせしました」
店員が理人の前にコーラを置くと春菜が口を開いた。
「ミルクティーをください」
「はい」
店員が離れていくと春菜が口を開いた。
「結城のことで話があるって何」
「……」
一口、コーラを飲むと理人は真剣な顔で口を開いた。
「知らない男達に兄ちゃんは襲われました」
「お待たせしました」
春菜の前にミルクティーと会計票を置くと店員は離れていった。
「それで結城は?」
「デビルさんが助けてくれました」
「デビルさん?」
「兄ちゃんが襲われたと聞いて普通なら驚くのに春菜さんは驚かないんですね」
「……」
無言で春菜がミルクティーを飲むと理人はある言葉を放った。
「春菜さんが男達に頼んで兄ちゃんを襲わせたんですか?」
「そうだと言ったらどうする?」
「春菜さんを許さない」
「結城が男と浮気をしたから許せなくて知り合いの男達にお金を渡して結城を襲わせたのよ」
「……」
春菜の言葉に怒りが込み上がった理人は席を立ち春菜に向かってコーラをかけた。
その後、理人は「あなたは最低な女性です」と言って会計票を持ってレジに向かい喫茶店を出ていった。
「……」
まわりの視線を気にせず春菜はミルクティーを飲み続けた。
ー結城の部屋ー
「俺が側にいるからお前はゆっくり眠れ」
「……」
疑いの目で結城が見つめるとデビルが口を開いた。
「何もしないから安心して寝ろ」
「……」
「わかった、部屋の前で見張ってる」
そう口にするとデビルは部屋を出てドアを閉めた。
結城はベッドに身体を倒し5秒後、眠りについた。
その頃、部屋の前のデビルは立ったまま見張っていた。
「見張り番をするとは思わなかったな」
口にした後、デビルが笑みを浮かべる頃、家の前で理人はララとルークに出会っていた。
「何かご用ですか?」
「結城、いますか?」
「いますよ」
「会わせてもらえますか?」
「どうぞ」
家の中に入ると理人はララとルークを結城の部屋に案内し部屋の前で立っているデビルに出くわした。
「デビルさん、何をしてるんですか?」
理人が問いかけるとデビルが口を開いた。
「見張りだ」
「兄ちゃんは?」
「今は眠ってる」
「そうですか」
「デビル、ちょっと来い」
口にするとララとルークはデビルを連れて玄関に向かい口を開いた。
「何でデビルがここにいるんだ」
「お前らから奪ってやろうと結城を見ていたら男達に乱暴されてて助けたんだ、それから気になって見張ってんだ」
「デビル、お前も」
ルークが言いかけたその時、結城の部屋のドアが開き結城が現れた。
デビルとララとルークは目線を向けた。
「……」
結城は玄関の方に目線を向け駆け寄りデビルに抱きついた。
ララとルークは驚いた顔で見つめた。
先に喫茶店に着いた理人は喫茶店の中に入り奥の席に向かい座った。
「いらっしゃいませ」
「コーラをお願いします」
「以上で宜しいですか?」
「はい」
「わかりました」
返事をし店員が離れていくと春菜が現れた。
その後、向かい合って春菜が席に座るとコーラを持って店員が現れた。
「お待たせしました」
店員が理人の前にコーラを置くと春菜が口を開いた。
「ミルクティーをください」
「はい」
店員が離れていくと春菜が口を開いた。
「結城のことで話があるって何」
「……」
一口、コーラを飲むと理人は真剣な顔で口を開いた。
「知らない男達に兄ちゃんは襲われました」
「お待たせしました」
春菜の前にミルクティーと会計票を置くと店員は離れていった。
「それで結城は?」
「デビルさんが助けてくれました」
「デビルさん?」
「兄ちゃんが襲われたと聞いて普通なら驚くのに春菜さんは驚かないんですね」
「……」
無言で春菜がミルクティーを飲むと理人はある言葉を放った。
「春菜さんが男達に頼んで兄ちゃんを襲わせたんですか?」
「そうだと言ったらどうする?」
「春菜さんを許さない」
「結城が男と浮気をしたから許せなくて知り合いの男達にお金を渡して結城を襲わせたのよ」
「……」
春菜の言葉に怒りが込み上がった理人は席を立ち春菜に向かってコーラをかけた。
その後、理人は「あなたは最低な女性です」と言って会計票を持ってレジに向かい喫茶店を出ていった。
「……」
まわりの視線を気にせず春菜はミルクティーを飲み続けた。
ー結城の部屋ー
「俺が側にいるからお前はゆっくり眠れ」
「……」
疑いの目で結城が見つめるとデビルが口を開いた。
「何もしないから安心して寝ろ」
「……」
「わかった、部屋の前で見張ってる」
そう口にするとデビルは部屋を出てドアを閉めた。
結城はベッドに身体を倒し5秒後、眠りについた。
その頃、部屋の前のデビルは立ったまま見張っていた。
「見張り番をするとは思わなかったな」
口にした後、デビルが笑みを浮かべる頃、家の前で理人はララとルークに出会っていた。
「何かご用ですか?」
「結城、いますか?」
「いますよ」
「会わせてもらえますか?」
「どうぞ」
家の中に入ると理人はララとルークを結城の部屋に案内し部屋の前で立っているデビルに出くわした。
「デビルさん、何をしてるんですか?」
理人が問いかけるとデビルが口を開いた。
「見張りだ」
「兄ちゃんは?」
「今は眠ってる」
「そうですか」
「デビル、ちょっと来い」
口にするとララとルークはデビルを連れて玄関に向かい口を開いた。
「何でデビルがここにいるんだ」
「お前らから奪ってやろうと結城を見ていたら男達に乱暴されてて助けたんだ、それから気になって見張ってんだ」
「デビル、お前も」
ルークが言いかけたその時、結城の部屋のドアが開き結城が現れた。
デビルとララとルークは目線を向けた。
「……」
結城は玄関の方に目線を向け駆け寄りデビルに抱きついた。
ララとルークは驚いた顔で見つめた。
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