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最終話
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ー洞窟の中、広い部屋ー
「さすが林太郎の息子だな」
凛に苦戦しているミケが口にすると林太郎とモハが現れた。
「林太郎!」
ミケが林太郎に目線を向けると凛も目線を向け口を開いた。
「元に戻ったんだね」
「元に戻ったってどういう意味だ」
「……」
林太郎の言葉に凛は目線を林太郎からモハに向け口を開いた。
「林太郎に何をした」
「嫌な記憶とお前の記憶を消した、だから今の林太郎はお前を息子だと思っていない敵だと思ってる」
「余計なことしやがって」
そう言って凛がモハに向かって光線を放つとモハは光線を受け倒れた。
怒りで凛がもう一度、モハに向かって光線を放つと林太郎はモハの前に立ち魔法の杖で光線を防いだ。
その後、林太郎は魔法の杖で凛に向かって光線を放った。
凛は光線を受け壁に当たると倒れた。
「弱い魔法使いの癖に俺に攻撃するとは」
怒りながら立ち上がると凛は人間、狼男のバケモノから動物、狼のバケモノに変わった。
ミケは林太郎に近づき口を開いた。
「気をつけろ、奴は強くなってる」
「力を合わせれば勝てる」
「3人で力を合わせれば勝てる」
立ちながらモハが口にすると林太郎が口を開いた。
「大丈夫ですか?」
「怪我のことを言ってるのか」
「俺の見たところ傷は酷い」
「2人とも会話は終わりだ、奴が来るぞ」
ミケの会話後、林太郎とモハとミケは離れ狼のバケモノ凛に戦いを挑んだ。
その頃、洞窟の前で立っている龍彦はモハと林太郎の無事を祈っていた。
その時、林太郎の仲間、魔法使い達と猫達が現れた。
「龍彦様」
「……」
名を呼ばれ振り返った龍彦は魔法使い達と猫達の姿に驚いた。
「皆で林太郎に力を送れば林太郎は凛に勝てる」
林太郎の兄、凛が口にすると龍彦が口を開いた。
「我々の全ての力を林太郎さんに送りましょう」
そう言って龍彦が洞窟に向くと魔法使い達と猫達も洞窟に向き目を閉じ力を送り始めた。
ー洞窟の中、広い部屋ー
林太郎とモハとミケは狼のバケモノ凛の強さに苦戦していた。
「俺にもっと力があったら」
魔法の杖を握りしめながら口にした林太郎は魔法の杖にたくさんの力を感じ見つめた。
「魔法の杖に仲間の力が集まってる、この力があれば勝てる」
そう言って左右の手で魔法の杖を握りしめながら自分の力を送ると林太郎は左右の手で魔法の杖を構え口を開いた。
「ミケ!モハ!避けて」
「……」
「……」
ミケとモハが狼のバケモノ凛から離れると林太郎は左右の手で魔法の杖を握りしめながら丸い光線を出現させそのまま狼のバケモノ凛に向かって放った。
「こんなもの」
そう言って狼のバケモノ凛は丸い光線を手で受け止めそのまま林太郎に向かって放った。
「そんな…」
「林太郎!」
反撃しない林太郎の元に近づき一緒に魔法の杖を掴むとモハが口を開いた。
「俺の力を使え」
「力が…」
魔法の杖から丸い光線が出現すると林太郎とモハは丸い光線を放った。
その後、丸い光線と丸い光線はぶつかり林太郎とモハが放った丸い光線が勝ちそのまま狼のバケモノ凛に向かっていき凛は強くなった丸い光線を受けそのまま丸い光線と共に消えていった。
「終わった…」
「……」
手から魔法の杖を離し倒れかける林太郎をモハは抱き止めた。
「……」
優しい顔で林太郎を見つめるモハの姿を見てミケは近づき口を開いた。
「俺はこの世にいない、林太郎を幸せにできるのはモハさんしかいない」
「林太郎が愛してるのはお前と茶々丸だ」
「俺と茶々丸は…」
「俺の命を使え」
「え…」
モハの言葉にミケが驚いた顔で見つめるとモハは林太郎を寝かせ口を開いた。
「今からお前と茶々丸に俺の命を授ける」
「命を授けるってどうやって」
「目を閉じろ」
「……」
言われた通りにミケが目を閉じるとモハは顔を近づけ唇を重ねた。
「……」
モハの唇を受けながらミケはモハの力を感じモハが唇を離すとミケは気を失い倒れた。
その後、モハはミケから目線を林太郎に向け近づくと身体を抱き起こし口を開いた。
「本気で魔法使いに惚れたのはお前が初めてだった、林太郎、幸せになれよ」
そう言って林太郎の唇に唇を重ねると別れのキスをした。
その後、モハは広い部屋を離れ洞窟を出た。
「龍彦!」
「命を授けるなんてお前、変わったな」
「うるさい」
そう言って歩きだそうとしたモハはふらつき倒れかけ龍彦に抱き止められた。
「大丈夫か?」
「魔法使い達と猫達は?」
「安心してあの世に戻っていった」
「そうか…」
「茶々丸の元に行くんだろ」
「あぁ」
「俺が運んでやる」
そう言って龍彦はモハを連れて洞窟の前から姿を消すと林太郎の家の前に姿を現した。
「お前はここにいろ」
「大丈夫か?」
「大丈夫だ」
そう言って龍彦から離れるとモハはゆっくりゆっくり歩きその後、家の中に入り茶々丸に近づいた。
「俺の命で林太郎を幸せにしてやれ」
そう言ってモハは最後の命を茶々丸に授けるため唇を重ねた。
その後、モハはふらつきながら家を出て倒れかけ再び龍彦に抱き止められた。
「龍彦、もうダメだ」
「あの世に行こうか」
「龍彦と一緒にいれるならどこでも良い」
そう言ってモハの命が消えると龍彦はモハをお姫様抱っこしそのまま姿を消しあの世に向かった。
その時、髪と足首まで長い服と瞳の色が茶色の茶々丸が目を覚ました。
「俺、生きてる」
そう言って身体を起こし立ち上がると茶々丸は家を出た。
「……」
風に吹かれながら前方を見つめていた茶々丸は遠くに見える者達に驚いた。
「あれは林太郎とミケ」
そう言って茶々丸は家を離れ林太郎とミケに近づくと林太郎とミケと茶々丸は再会した。
「ミケも生き返ったんだな」
「お前も生き返ったんだな」
「何で生き返ったのかわからないけど」
「モハ…」
「モハ?」
林太郎の言葉に茶々丸が問いかけるとミケが口を開いた。
「俺の力の中に狼の力を感じるんだが悪い力じゃない、茶々丸も感じないか?」
「そういえば…」
「悪い力じゃないなら良いじゃないか」
「そうだな」
林太郎の言葉にミケと茶々丸がそう答えると林太郎が口を開いた。
「ミケと茶々丸に再び会えるとは思わなかった」
嬉し涙を流しながら林太郎が口にするとミケと茶々丸は林太郎を抱きしめた。
その後、林太郎とミケと茶々丸は林太郎の家に向かった。
ー林太郎の家ー
中に入ると林太郎はミケのキスを受けその後、茶々丸のキスを受けた。
「ミケ…茶々丸…」
「林太郎、俺と茶々丸の愛を受け止めて」
そう言ってミケと茶々丸が全裸になると林太郎も全裸になった。
そして林太郎はミケと茶々丸に身体を捧げた。
それから1年後、林太郎はミケと茶々丸の子供を多く出産し猫と人間と狼の母になりにゃんこ島の主になった。
完結
「さすが林太郎の息子だな」
凛に苦戦しているミケが口にすると林太郎とモハが現れた。
「林太郎!」
ミケが林太郎に目線を向けると凛も目線を向け口を開いた。
「元に戻ったんだね」
「元に戻ったってどういう意味だ」
「……」
林太郎の言葉に凛は目線を林太郎からモハに向け口を開いた。
「林太郎に何をした」
「嫌な記憶とお前の記憶を消した、だから今の林太郎はお前を息子だと思っていない敵だと思ってる」
「余計なことしやがって」
そう言って凛がモハに向かって光線を放つとモハは光線を受け倒れた。
怒りで凛がもう一度、モハに向かって光線を放つと林太郎はモハの前に立ち魔法の杖で光線を防いだ。
その後、林太郎は魔法の杖で凛に向かって光線を放った。
凛は光線を受け壁に当たると倒れた。
「弱い魔法使いの癖に俺に攻撃するとは」
怒りながら立ち上がると凛は人間、狼男のバケモノから動物、狼のバケモノに変わった。
ミケは林太郎に近づき口を開いた。
「気をつけろ、奴は強くなってる」
「力を合わせれば勝てる」
「3人で力を合わせれば勝てる」
立ちながらモハが口にすると林太郎が口を開いた。
「大丈夫ですか?」
「怪我のことを言ってるのか」
「俺の見たところ傷は酷い」
「2人とも会話は終わりだ、奴が来るぞ」
ミケの会話後、林太郎とモハとミケは離れ狼のバケモノ凛に戦いを挑んだ。
その頃、洞窟の前で立っている龍彦はモハと林太郎の無事を祈っていた。
その時、林太郎の仲間、魔法使い達と猫達が現れた。
「龍彦様」
「……」
名を呼ばれ振り返った龍彦は魔法使い達と猫達の姿に驚いた。
「皆で林太郎に力を送れば林太郎は凛に勝てる」
林太郎の兄、凛が口にすると龍彦が口を開いた。
「我々の全ての力を林太郎さんに送りましょう」
そう言って龍彦が洞窟に向くと魔法使い達と猫達も洞窟に向き目を閉じ力を送り始めた。
ー洞窟の中、広い部屋ー
林太郎とモハとミケは狼のバケモノ凛の強さに苦戦していた。
「俺にもっと力があったら」
魔法の杖を握りしめながら口にした林太郎は魔法の杖にたくさんの力を感じ見つめた。
「魔法の杖に仲間の力が集まってる、この力があれば勝てる」
そう言って左右の手で魔法の杖を握りしめながら自分の力を送ると林太郎は左右の手で魔法の杖を構え口を開いた。
「ミケ!モハ!避けて」
「……」
「……」
ミケとモハが狼のバケモノ凛から離れると林太郎は左右の手で魔法の杖を握りしめながら丸い光線を出現させそのまま狼のバケモノ凛に向かって放った。
「こんなもの」
そう言って狼のバケモノ凛は丸い光線を手で受け止めそのまま林太郎に向かって放った。
「そんな…」
「林太郎!」
反撃しない林太郎の元に近づき一緒に魔法の杖を掴むとモハが口を開いた。
「俺の力を使え」
「力が…」
魔法の杖から丸い光線が出現すると林太郎とモハは丸い光線を放った。
その後、丸い光線と丸い光線はぶつかり林太郎とモハが放った丸い光線が勝ちそのまま狼のバケモノ凛に向かっていき凛は強くなった丸い光線を受けそのまま丸い光線と共に消えていった。
「終わった…」
「……」
手から魔法の杖を離し倒れかける林太郎をモハは抱き止めた。
「……」
優しい顔で林太郎を見つめるモハの姿を見てミケは近づき口を開いた。
「俺はこの世にいない、林太郎を幸せにできるのはモハさんしかいない」
「林太郎が愛してるのはお前と茶々丸だ」
「俺と茶々丸は…」
「俺の命を使え」
「え…」
モハの言葉にミケが驚いた顔で見つめるとモハは林太郎を寝かせ口を開いた。
「今からお前と茶々丸に俺の命を授ける」
「命を授けるってどうやって」
「目を閉じろ」
「……」
言われた通りにミケが目を閉じるとモハは顔を近づけ唇を重ねた。
「……」
モハの唇を受けながらミケはモハの力を感じモハが唇を離すとミケは気を失い倒れた。
その後、モハはミケから目線を林太郎に向け近づくと身体を抱き起こし口を開いた。
「本気で魔法使いに惚れたのはお前が初めてだった、林太郎、幸せになれよ」
そう言って林太郎の唇に唇を重ねると別れのキスをした。
その後、モハは広い部屋を離れ洞窟を出た。
「龍彦!」
「命を授けるなんてお前、変わったな」
「うるさい」
そう言って歩きだそうとしたモハはふらつき倒れかけ龍彦に抱き止められた。
「大丈夫か?」
「魔法使い達と猫達は?」
「安心してあの世に戻っていった」
「そうか…」
「茶々丸の元に行くんだろ」
「あぁ」
「俺が運んでやる」
そう言って龍彦はモハを連れて洞窟の前から姿を消すと林太郎の家の前に姿を現した。
「お前はここにいろ」
「大丈夫か?」
「大丈夫だ」
そう言って龍彦から離れるとモハはゆっくりゆっくり歩きその後、家の中に入り茶々丸に近づいた。
「俺の命で林太郎を幸せにしてやれ」
そう言ってモハは最後の命を茶々丸に授けるため唇を重ねた。
その後、モハはふらつきながら家を出て倒れかけ再び龍彦に抱き止められた。
「龍彦、もうダメだ」
「あの世に行こうか」
「龍彦と一緒にいれるならどこでも良い」
そう言ってモハの命が消えると龍彦はモハをお姫様抱っこしそのまま姿を消しあの世に向かった。
その時、髪と足首まで長い服と瞳の色が茶色の茶々丸が目を覚ました。
「俺、生きてる」
そう言って身体を起こし立ち上がると茶々丸は家を出た。
「……」
風に吹かれながら前方を見つめていた茶々丸は遠くに見える者達に驚いた。
「あれは林太郎とミケ」
そう言って茶々丸は家を離れ林太郎とミケに近づくと林太郎とミケと茶々丸は再会した。
「ミケも生き返ったんだな」
「お前も生き返ったんだな」
「何で生き返ったのかわからないけど」
「モハ…」
「モハ?」
林太郎の言葉に茶々丸が問いかけるとミケが口を開いた。
「俺の力の中に狼の力を感じるんだが悪い力じゃない、茶々丸も感じないか?」
「そういえば…」
「悪い力じゃないなら良いじゃないか」
「そうだな」
林太郎の言葉にミケと茶々丸がそう答えると林太郎が口を開いた。
「ミケと茶々丸に再び会えるとは思わなかった」
嬉し涙を流しながら林太郎が口にするとミケと茶々丸は林太郎を抱きしめた。
その後、林太郎とミケと茶々丸は林太郎の家に向かった。
ー林太郎の家ー
中に入ると林太郎はミケのキスを受けその後、茶々丸のキスを受けた。
「ミケ…茶々丸…」
「林太郎、俺と茶々丸の愛を受け止めて」
そう言ってミケと茶々丸が全裸になると林太郎も全裸になった。
そして林太郎はミケと茶々丸に身体を捧げた。
それから1年後、林太郎はミケと茶々丸の子供を多く出産し猫と人間と狼の母になりにゃんこ島の主になった。
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