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第二章 休みの日の過ごし方
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「い、五十嵐さんが、なんで」
動揺して声が震えた。
顔が、熱い。
「……驚かせたならすまない。藤倉部長に契約書なんかを届けに来たんだが」
「ぁっ、えっと、藤倉部長は深夜に上がったので、今日も昼過ぎにならないと」
「ああ。だから吉田課長に渡して来た」
「そ、そうですか……」
「……大丈夫か?」
「大丈夫、です。少し、暑いだけで……」
特に顔が。
そうは言えず腕で顔を隠すような仕草を取ってしまったら、何故か長谷川さんが蹲って小刻みに震えている。
「……は、長谷川さん……?」
「いいの。続けて」
「え?」
「私はいまその辺のゴミか埃なのよ、認知されなくていいの。だから二人で続けて」
「は……?」
俺より長谷川さんの方を心配すべきな気がして来たが、五十嵐さんの苦笑が、何故か彼女の様子を受け入れているように見えて、……もやっとする?
なんだ、これ。
「さすがに同僚をゴミや埃扱いする気はないが、相田くんはもう上がりなんだろう?」
「えっ」
「今日は朝番だから11時上がりだと長谷川さんに聞いたんだが」
「ぁ、はい。そうです。11時に……」
時計を見たら既に11時を過ぎている。
長谷川さんが昼休憩を終えるまではいるつもりだったから時間は問題ないのだが、それより、五十嵐さんが此処に居ることが不思議でならない。
書類の提出が終わったなら、此処に留まる理由は?
それを聞こうとした直前。
「あの」
また背後から声が掛かった。
いや、この状況で背後ということはカウンターの向こうということで!
「失礼致しましたっ」
お客様だと慌てたが、そこに居たのは清掃スタッフの佐藤さん。
「相田さんがまだいて良かった。今の時点で清掃が終わっている部屋をお知らせしたいんですが、いいですか?」
「あ、はい!」
慌ててペンとメモ用紙を手にしたら、いつの間にか復活していた長谷川さんがそれを止めた。
「相田くんは上がりでしょ。お迎えが来てるんだから、はい、上がった上がった」
「え、お迎え……え?」
何の事だろうと思ったら五十嵐さんがさっきより至近距離にいて、カウンター越しに佐藤さんと向かい合っている。
「佐藤さん、それはこの後もいる私が聞きますね。清掃が終わっている部屋はどこからどこまでですか?」
「え……あの、そちらの男性は……」
佐藤さんが眉根を寄せて困惑している。
当然だろう、昨日来たばかりの五十嵐さんは彼にしてみれば初対面の見知らぬ人だ。シーズン中は顔を合わせることになるのに、これではいけない。
「佐藤さん、こちら明後日から正式勤務になる社員の五十嵐さんです。フロントに入るので俺達同様によろしくお願いします。五十嵐さん、こちら清掃スタッフの代表の一人で佐藤さんです。お客様からのリクエスト内容と時間によってはかなりお世話になるので……」
ぜひ挨拶を、と続けようとしたら肩に手が置かれた。
え。
両肩に両手!
背中、背中と五十嵐さんがくっつきそう⁈ 後頭部なんてほとんどくっついてない⁈
下手したら顔が爆発するんじゃないかってくらい発熱している気がするのに、原因の五十嵐さんは何も気付かないで佐藤さんに笑い掛けている。
「五十嵐です。彼が紹介してくれた通り月曜日からの勤務になりますが、以後よろしくお願いします」
「……清掃の佐藤です。こちらこそよろしくお願いします」
にこりと笑い合う表情は穏やかなのに空気が重い。
なぜ。
長谷川さんはカウンターに突っ伏して肩を震わせていた。……やっぱり一番心配な状態なのは彼女かもしれない。
その後、佐藤さんからの報告はこの時点で上がる俺が聞くより16時まで勤務の長谷川さんが聞くべきだと主張され、実際その通りだと思うからお任せする事にした。
事務所で吉田課長と清水さんに上がる旨を伝えて事務所を出る。
隣には、五十嵐さん。
彼も昼食がまだだと言うので一緒に食堂へ移動中だ、が。
「……迎えに来てくれたんですか?」
「今日も少し付き合ってもらえたらと思ってはいたが、お迎えになったのは偶々だ」
気になっていた事を聞いたら、五十嵐さんは少し気まずそうな笑みを浮かべて見せた。
「偶々?」
「ああ。まだホテルの中が把握し切れていないから君に案内を頼みたくて事務所に行ったんだが、ちょうど食堂から戻ってきた長谷川さんと話をすることが出来てな。……君のシフトを確認したら、もう上がりだから連れて帰ってくれと言われたんだ。君はあれこれ頼まれると平気で延長するそうじゃないか」
「平気ではしませんよ……頼まれる相手にもよりますし」
「そうかな。俺がホテルの案内を頼んだら」
「それは喜んで!」
このままだと案内は他の誰かにという話になりそうで、食い気味に応じたら、五十嵐さんはさっきより驚いた顔でこちらを見ている。俺もやってしまった感が半端ない。
しかしちゃんとした理由で傍にいられる機会は貴重……と言うか、たぶん俺は五十嵐さんが幻じゃないと確かめたいのではないだろうか。
うん、そんな気がしてきた。
少しでも一緒にいる時間を増やして、もういなくなったりしないと安心したら、この動機や情緒の不安定さも解消されるはずだ!
「五十嵐さんは来たばかりだし、俺は年齢こそ下でもホテルでは先輩なんですから、案内くらい、仕事と関係なくします」
「……負担にならないか?」
「なりませんっ」
断言したら、ようやく五十嵐さんの表情が和らぐ。
「なら、頼む」
「はい!」
これで一緒にいてもおかしくない理由が出来た。
それだけで嬉しくなる。
「じゃあまずは社食ですね! せっかくなので従業員の皆さんにも挨拶して回りましょう、さっきの佐藤さんみたいに、冬の間は毎日顔を合わせる相手が初対面のままじゃ仕事に差し障ります」
「ああ。……ところで、その佐藤さんとは親しいのか?」
ん?
「仕事以外で話したことは無いように思いますけど」
「そうか……いや、すまん」
気まずそうな五十嵐さんの表情を見て、いまのやり取りは忘れることにする。
よく判らないがそうして欲しそうに見えるし。
「じゃあ早速ですが、フロント業務にも重要なのがここです」
話題転換も兼ねて指し示したのは、社食に行く途中のリネン庫だ。
フロント・事務所と、売店の間にある「STAFF ONLY」の札が掛かった廊下を進んだ先にあり、シーツやタオル、寝巻きなど部屋に用意すべき備品がすべて揃っている。
「もしお客様から寝間着を汚したとか、シーツ換えて欲しいってリクエストが来たら、ここから新しいのを持っていって、交換します。日中の、清掃の人たちがいる時間帯は電話でお願いしたらいいんですけど、夜間や早朝は自分で行かないとダメです。それから、お客様の部屋に入る場合は、その部屋のお客様情報を必ず確認してください。男性の部屋に女性スタッフを行かせないように、といった判断が必要な場合もあるからです。他の社員がすぐに来れない場合は五十嵐さんも呼ばれると思います、そういう時は協力してください」
「勿論だ」
うちでそういう事件が起きたという話は聞いたことがないが、有り得る危険は最初から排除しておくに越した事は無い。迷わず即答してくれた五十嵐さんにホッとしながら先に進み、清掃スタッフ専用の休憩兼待機室、厨房の裏口と続き、一番奥にあるのが社食の扉なのだが――。
「ん?」
ちょうど昼休憩を終えたらしく、食堂から出て来たのはレストランで洋食を担当している女性料理人。レストランホールを統括する本田課長の妹さんだった。
「お疲れさまです」
「お疲れさま、今日はカレーだよ」
「金曜ですもんね」
金曜日の昼はカレー、土曜日は丼飯、日曜日は蕎麦かうどん。
週末はホテルが忙しいため昼食内容はサッと食べられるものに固定されている。と、本田さんの視線が隣の五十嵐さんを興味深そうに探っている。
そっか、また初対面だ。
「新人にしては貫禄があるけど、バイト……じゃないよね」
「ご挨拶が遅れました。明後日よりこちらで勤務することになりました五十嵐です。よろしくお願いします」
「和食の本田です、よろしく。新入社員で合ってる?」
「はい」
「そっかそっか。今年は若いのが入るねぇ、ありがたいこった」
本田さんは笑顔で言い、俺にも「またね」って声を掛けてから厨房に戻っていった。
と、五十嵐さん。
「このホテルで働いている従業員って何人ぐらいいるか判るか?」
「五十嵐さんを除いて、寮に34人。相馬さんたち現地組と、清掃スタッフで固定しているメンバーも合わせたら……50人くらい?」
答えたら、彼は大仰に溜息を吐いて天井を仰ぐ。
「……その挨拶にも、付き合ってもらえるか?」
「! もちろんですっ」
全員への挨拶に付き合ったら、どれだけの時間を一緒に過ごせるか。
そう思って思わず満面の笑顔になってしまった俺に、五十嵐さんも「ありがとう」と笑ってくれた。
動揺して声が震えた。
顔が、熱い。
「……驚かせたならすまない。藤倉部長に契約書なんかを届けに来たんだが」
「ぁっ、えっと、藤倉部長は深夜に上がったので、今日も昼過ぎにならないと」
「ああ。だから吉田課長に渡して来た」
「そ、そうですか……」
「……大丈夫か?」
「大丈夫、です。少し、暑いだけで……」
特に顔が。
そうは言えず腕で顔を隠すような仕草を取ってしまったら、何故か長谷川さんが蹲って小刻みに震えている。
「……は、長谷川さん……?」
「いいの。続けて」
「え?」
「私はいまその辺のゴミか埃なのよ、認知されなくていいの。だから二人で続けて」
「は……?」
俺より長谷川さんの方を心配すべきな気がして来たが、五十嵐さんの苦笑が、何故か彼女の様子を受け入れているように見えて、……もやっとする?
なんだ、これ。
「さすがに同僚をゴミや埃扱いする気はないが、相田くんはもう上がりなんだろう?」
「えっ」
「今日は朝番だから11時上がりだと長谷川さんに聞いたんだが」
「ぁ、はい。そうです。11時に……」
時計を見たら既に11時を過ぎている。
長谷川さんが昼休憩を終えるまではいるつもりだったから時間は問題ないのだが、それより、五十嵐さんが此処に居ることが不思議でならない。
書類の提出が終わったなら、此処に留まる理由は?
それを聞こうとした直前。
「あの」
また背後から声が掛かった。
いや、この状況で背後ということはカウンターの向こうということで!
「失礼致しましたっ」
お客様だと慌てたが、そこに居たのは清掃スタッフの佐藤さん。
「相田さんがまだいて良かった。今の時点で清掃が終わっている部屋をお知らせしたいんですが、いいですか?」
「あ、はい!」
慌ててペンとメモ用紙を手にしたら、いつの間にか復活していた長谷川さんがそれを止めた。
「相田くんは上がりでしょ。お迎えが来てるんだから、はい、上がった上がった」
「え、お迎え……え?」
何の事だろうと思ったら五十嵐さんがさっきより至近距離にいて、カウンター越しに佐藤さんと向かい合っている。
「佐藤さん、それはこの後もいる私が聞きますね。清掃が終わっている部屋はどこからどこまでですか?」
「え……あの、そちらの男性は……」
佐藤さんが眉根を寄せて困惑している。
当然だろう、昨日来たばかりの五十嵐さんは彼にしてみれば初対面の見知らぬ人だ。シーズン中は顔を合わせることになるのに、これではいけない。
「佐藤さん、こちら明後日から正式勤務になる社員の五十嵐さんです。フロントに入るので俺達同様によろしくお願いします。五十嵐さん、こちら清掃スタッフの代表の一人で佐藤さんです。お客様からのリクエスト内容と時間によってはかなりお世話になるので……」
ぜひ挨拶を、と続けようとしたら肩に手が置かれた。
え。
両肩に両手!
背中、背中と五十嵐さんがくっつきそう⁈ 後頭部なんてほとんどくっついてない⁈
下手したら顔が爆発するんじゃないかってくらい発熱している気がするのに、原因の五十嵐さんは何も気付かないで佐藤さんに笑い掛けている。
「五十嵐です。彼が紹介してくれた通り月曜日からの勤務になりますが、以後よろしくお願いします」
「……清掃の佐藤です。こちらこそよろしくお願いします」
にこりと笑い合う表情は穏やかなのに空気が重い。
なぜ。
長谷川さんはカウンターに突っ伏して肩を震わせていた。……やっぱり一番心配な状態なのは彼女かもしれない。
その後、佐藤さんからの報告はこの時点で上がる俺が聞くより16時まで勤務の長谷川さんが聞くべきだと主張され、実際その通りだと思うからお任せする事にした。
事務所で吉田課長と清水さんに上がる旨を伝えて事務所を出る。
隣には、五十嵐さん。
彼も昼食がまだだと言うので一緒に食堂へ移動中だ、が。
「……迎えに来てくれたんですか?」
「今日も少し付き合ってもらえたらと思ってはいたが、お迎えになったのは偶々だ」
気になっていた事を聞いたら、五十嵐さんは少し気まずそうな笑みを浮かべて見せた。
「偶々?」
「ああ。まだホテルの中が把握し切れていないから君に案内を頼みたくて事務所に行ったんだが、ちょうど食堂から戻ってきた長谷川さんと話をすることが出来てな。……君のシフトを確認したら、もう上がりだから連れて帰ってくれと言われたんだ。君はあれこれ頼まれると平気で延長するそうじゃないか」
「平気ではしませんよ……頼まれる相手にもよりますし」
「そうかな。俺がホテルの案内を頼んだら」
「それは喜んで!」
このままだと案内は他の誰かにという話になりそうで、食い気味に応じたら、五十嵐さんはさっきより驚いた顔でこちらを見ている。俺もやってしまった感が半端ない。
しかしちゃんとした理由で傍にいられる機会は貴重……と言うか、たぶん俺は五十嵐さんが幻じゃないと確かめたいのではないだろうか。
うん、そんな気がしてきた。
少しでも一緒にいる時間を増やして、もういなくなったりしないと安心したら、この動機や情緒の不安定さも解消されるはずだ!
「五十嵐さんは来たばかりだし、俺は年齢こそ下でもホテルでは先輩なんですから、案内くらい、仕事と関係なくします」
「……負担にならないか?」
「なりませんっ」
断言したら、ようやく五十嵐さんの表情が和らぐ。
「なら、頼む」
「はい!」
これで一緒にいてもおかしくない理由が出来た。
それだけで嬉しくなる。
「じゃあまずは社食ですね! せっかくなので従業員の皆さんにも挨拶して回りましょう、さっきの佐藤さんみたいに、冬の間は毎日顔を合わせる相手が初対面のままじゃ仕事に差し障ります」
「ああ。……ところで、その佐藤さんとは親しいのか?」
ん?
「仕事以外で話したことは無いように思いますけど」
「そうか……いや、すまん」
気まずそうな五十嵐さんの表情を見て、いまのやり取りは忘れることにする。
よく判らないがそうして欲しそうに見えるし。
「じゃあ早速ですが、フロント業務にも重要なのがここです」
話題転換も兼ねて指し示したのは、社食に行く途中のリネン庫だ。
フロント・事務所と、売店の間にある「STAFF ONLY」の札が掛かった廊下を進んだ先にあり、シーツやタオル、寝巻きなど部屋に用意すべき備品がすべて揃っている。
「もしお客様から寝間着を汚したとか、シーツ換えて欲しいってリクエストが来たら、ここから新しいのを持っていって、交換します。日中の、清掃の人たちがいる時間帯は電話でお願いしたらいいんですけど、夜間や早朝は自分で行かないとダメです。それから、お客様の部屋に入る場合は、その部屋のお客様情報を必ず確認してください。男性の部屋に女性スタッフを行かせないように、といった判断が必要な場合もあるからです。他の社員がすぐに来れない場合は五十嵐さんも呼ばれると思います、そういう時は協力してください」
「勿論だ」
うちでそういう事件が起きたという話は聞いたことがないが、有り得る危険は最初から排除しておくに越した事は無い。迷わず即答してくれた五十嵐さんにホッとしながら先に進み、清掃スタッフ専用の休憩兼待機室、厨房の裏口と続き、一番奥にあるのが社食の扉なのだが――。
「ん?」
ちょうど昼休憩を終えたらしく、食堂から出て来たのはレストランで洋食を担当している女性料理人。レストランホールを統括する本田課長の妹さんだった。
「お疲れさまです」
「お疲れさま、今日はカレーだよ」
「金曜ですもんね」
金曜日の昼はカレー、土曜日は丼飯、日曜日は蕎麦かうどん。
週末はホテルが忙しいため昼食内容はサッと食べられるものに固定されている。と、本田さんの視線が隣の五十嵐さんを興味深そうに探っている。
そっか、また初対面だ。
「新人にしては貫禄があるけど、バイト……じゃないよね」
「ご挨拶が遅れました。明後日よりこちらで勤務することになりました五十嵐です。よろしくお願いします」
「和食の本田です、よろしく。新入社員で合ってる?」
「はい」
「そっかそっか。今年は若いのが入るねぇ、ありがたいこった」
本田さんは笑顔で言い、俺にも「またね」って声を掛けてから厨房に戻っていった。
と、五十嵐さん。
「このホテルで働いている従業員って何人ぐらいいるか判るか?」
「五十嵐さんを除いて、寮に34人。相馬さんたち現地組と、清掃スタッフで固定しているメンバーも合わせたら……50人くらい?」
答えたら、彼は大仰に溜息を吐いて天井を仰ぐ。
「……その挨拶にも、付き合ってもらえるか?」
「! もちろんですっ」
全員への挨拶に付き合ったら、どれだけの時間を一緒に過ごせるか。
そう思って思わず満面の笑顔になってしまった俺に、五十嵐さんも「ありがとう」と笑ってくれた。
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