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闇狩の血を継ぐ者
六
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「…さっきのあれはきつかったな…」
「河夕さん…」
「松橋の言ってることは正しい。俺があいつらに関わらなければ、少なくとも松橋を巻き込むことはなかった…、そもそも高紅の先祖が卑劣な行為に出さえしなければ速水が生まれることもなかったし、もしかすると影見綺也の時代に是羅は滅んでいたかもしれないんだ」
結局、長きに渡って闇と闇狩の戦が続いてきたのは速水の存在があったからで。
副総帥高紅の祖先が人間らしい理性を持ち、一人の女性に乱暴などしなければ速水のような哀れな少女が誕生することはなかった。
影見綺也が愛した女と一族の間に挟まれて悩んだ末、己の命と引き換えに是羅を封じるという手段を選ぶこともなく、影見貴也が一生を費やして兄の誇りを守り、未来にしか希望を見出せず苦しむこともなかっただろう。
その時代に是羅が滅んでいれば岬に速水が憑くこともなく、河夕と出逢う理由もなく、あの二人は変わらない日々を穏やかに生きていけたに違いない。
雪子があれほどまでに追い込まれることもなくて済んだはず。
そう考えれば考えるほど、すべての元凶は魔物の方にではなく闇狩一族の内部にこそあったのだと認めないわけにはいかなくなった。
「だったら今度こそ…、過去の事実を知った俺の手で是羅を倒すのが筋だろう」
「けれど…」
河夕の言葉は正しいと理解しながらも、光は低く反論する。
「是羅を倒すには是羅の魂を守る速水を…つまりは岬君を犠牲にしなければならない。貴方は副総帥の前で岬君を犠牲にせずとも是羅を倒す方法はあると断言していらっしゃったけれど、それは真実なんですか……?」
「ああ」
河夕は頷いて瞳を伏せる。
「あの後…、おまえたちと書庫で系図のことに気付いて、部屋の系図にも綺也の名前がないと解って遺物庫に行ったろ。そこで知った…、こいつらが教えてくれた」
「こいつら?」
聞き返す光の前に、河夕はジーンズのポケットと胸元から二つの指輪を差し出す。
手のひらに乗せた金銀の指輪。
「先代の形見の…」
「親父がこれを俺に継がせたのもなにかの縁だったんじゃないかと思う。…綺也と速水の指輪だ」
「お二人の?」
「是羅が復活したのかもしれないって時、この指輪が岬の命を救ったんじゃないかっておまえ言ったな…。きっと当たりだ。綺也が速水を守ったんだ」
「…」
「この指輪がまた俺に教えてくれた。岬を、そして速水を救える方法をな」
「…僕は、それが何かを聞いてもいいんでしょうか?」
聞き返す光に、河夕は再び頷く。
河夕が綺也から伝えられた、是羅を滅ぼす方法。
自分の身を犠牲に是羅を一時の封印に縛るしか出来なかった過去の影主は、五百年の時を経て得た答えを現在の影主に手渡した。
岬と速水、どちらも悲しませずに救う方法――貴也の手紙、金銀の指輪に導かれて現れた綺也の幻影…、あの後の遺物庫で起こった出来事を、河夕はできるだけ詳しく説明していった。
だが河夕の話が進むに連れて光の顔はしだいに強張り、すべてを聞き終える頃には顔面から血の気が失せ、指先は細かく震えていた。
「なにを…っ、そんな方法、結局は綺也様と同じでしかないじゃありませんか…っ」
「光…」
「貴方は岬君に速水と同じ想いをさせるつもりなんですか?! 岬くんだけじゃないっ、雪子さんや有葉様、僕や…それに…それに薄紅殿にも過去の速水と同じ想いをさせると、そう仰るんですか…っ?」
「岬だけは悲しませない、…あいつにはすべて忘れてもらう」
「忘れ…っ?」
「…去年の十月…、俺達が会うことになったあの騒動からの記憶を、速水の魂と一緒にあいつの内側から奪う」
「そんな…だったら…、では僕達は…っ」
「おまえ達は闇狩だ」
「――!」
「王を支え、王を守り、王の意志に従う、それが十君だ。違うか光」
「…こういう時ばかり王の権限を振りかざすんですか…? 僕達は…貴方の十君は! 王が貴方だからここに集ったんです!! 貴方以外の王に従う気などありません!!」
河夕のあまりに身勝手な言い分に声を荒げ、取り乱した光に、だが当の本人は苦笑いの表情で口を開く。
「そういう態度はおまえらしくないな」
「そんなこと今は…!!」
「俺は十君の深緑と話しているんだが」
「――っ」
「地球人の光じゃない。闇狩十君の深緑とだ」
「…貴方は…っ、そんなことを言うならどうして僕にそれを話したんです! これじゃぁまるで先代の時と同じではありませんか!! 一人で悩んで勝手に結論を出して! 唐突に「先代は死んだ、今からは河夕様が王だ」とだけ聞かされた時の僕達の気持ちが解りますか?! 何も解らずに貴方を疑うしかなかった僕や有葉様がどんなに辛かったか…っ、何も話してもらえなかった生真様が今もどんなに苦しんでいるか貴方は考えたことがあるんですか!!」
「…」
「そして今度は…、今度こそ僕達は貴方を恨むしかなくなってしまう……っ!」
震える語尾に、河夕は下を向いて深い息を吐いた。
吐息とともに吐き出されるのは一人で抱え込むにはあまりに重く切ない想い。
まさか光がここまで怒りを露に感情をぶつけてくるとは思っていなかった。
だが同時に、これを期待していたような気もする。
一族の中、唯一の地球人。
血のつながった弟妹には話せなくとも、光には明かしておきたかった理由は、きっとそれだ。
「…、おまえも岬や松橋と同じだ」
「え…?」
「あいつらが言っていた。生真は俺を恨んでるわけじゃない、憎んでるわけじゃない…、たぶん…いや、きっと俺もそうだと思いたいんだ。何も話さなかったのを怒ってるだけで、それをどう消化したらいいのか判らなくてあんな態度を取るんだと…、そう思いたい」
「河夕さん…」
「俺が是羅を滅ぼすために取る行動で、誰に辛い思いをさせるかは解ってる。…解っていても方法はそれしかない。岬を犠牲にすることだけは絶対に避けなくてはならないからだ」
「貴方の仰ることは解ります。解りますが…だったら雪子さんはどうするんです。僕達は十君だ、岬君には悲しませない方法がある、でも雪子さんは? 彼女が貴方の取る行動を理解して「ありがとう」などと言えると思うんですか?」
「だからおまえに話した」
河夕は間髪を入れずに答えた。
口元に幽かな笑みを刻み、あくまでも穏やかに。
「松橋には何の策もない…、だがおまえは松橋を守るとあいつに誓った。俺はそれを信じた、だから話した」
「…」
「どんなに過去を振り返って悔やんでも、高紅の一族の罪を暴いて副総帥の任を罷免したところで速水の存在が消えるわけじゃない。実際にこうして存在している以上、やらなければならないことに変わりはない。影見綺也は速水を愛して、自らが是羅の封印となることを選び、貴也は兄貴の誇りを今につなげた。俺はそれを見つけたんだ。これに俺自身が決着をつけないでどうする」
決して逸らされない黒曜石の瞳に迷いはなかった。
この王は既に決めてしまったのだ。
誰が何を言っても、…おそらくは岬が泣き叫んだとしても今生の影主・影見河夕は己の意志を曲げず、選んだ方法を実行してしまう。
今度こそ是羅を倒す。
そのために彼を待つのが『死』であっても、彼は恐れさえ感じていない。
それほどに力強い視線が光を射ていた。
「速水を救い、是羅が滅びた後は、おまえたちにすべて委ねる。是羅が倒れれば闇は統括者を失い力も弱まる。そうなれば後は次の王の判断に従って地上から魔物を一掃しろ」
「…新たな王には生真様を……?」
問うまでもなくそれは明らかだ。
だから河夕は唐突に副総帥の罪を暴き罷免し、紫紺を十君から必ず追放してみせると宣言した。
弟の生真が王に立ったときの弊害を一つでも減らすため。
そして是羅が倒れた後の岬と雪子の身の安全を確保するために。
加えて新王に生真が立つのなら、河夕を慕って十君の位に就いている蒼月や白鳥らも今の地位を離れたりしないだろうし、河夕が王だから十君になったのだと怒鳴った光も、まだ幼い少年を見捨てたりは絶対にしない。河夕はそこまで判っているから、なおさら迷いなど有りはしないのだ。
完全な確信犯…、それがいっそう、怒りとも悲しみとも取れる光の激情を煽った。
「是羅が滅べば、一族を変えていくのになんの支障もない。生真はきっとやれる。親父と俺の意志はあいつが引き継いでくれる」
「…」
「だからおまえ達は生真を支えてやってくれ。黒炎が蒼月達の帰りを伝えに来たら、その時こそ全員の前でもう一度最初から話す。…頼む」
「…、もうお決めになられたんですね……」
胸中にはまだ治まらない感情が渦を巻いていた。
だが言っても何も変わらない、無駄にしかならない…そんなあきらめの気持ちが光に冷静さを取り戻させていた。
「本当に…僕達を残して…是羅を倒すために死ぬつもりなんですね…?」
「ああ」
「河夕さん…」
「松橋の言ってることは正しい。俺があいつらに関わらなければ、少なくとも松橋を巻き込むことはなかった…、そもそも高紅の先祖が卑劣な行為に出さえしなければ速水が生まれることもなかったし、もしかすると影見綺也の時代に是羅は滅んでいたかもしれないんだ」
結局、長きに渡って闇と闇狩の戦が続いてきたのは速水の存在があったからで。
副総帥高紅の祖先が人間らしい理性を持ち、一人の女性に乱暴などしなければ速水のような哀れな少女が誕生することはなかった。
影見綺也が愛した女と一族の間に挟まれて悩んだ末、己の命と引き換えに是羅を封じるという手段を選ぶこともなく、影見貴也が一生を費やして兄の誇りを守り、未来にしか希望を見出せず苦しむこともなかっただろう。
その時代に是羅が滅んでいれば岬に速水が憑くこともなく、河夕と出逢う理由もなく、あの二人は変わらない日々を穏やかに生きていけたに違いない。
雪子があれほどまでに追い込まれることもなくて済んだはず。
そう考えれば考えるほど、すべての元凶は魔物の方にではなく闇狩一族の内部にこそあったのだと認めないわけにはいかなくなった。
「だったら今度こそ…、過去の事実を知った俺の手で是羅を倒すのが筋だろう」
「けれど…」
河夕の言葉は正しいと理解しながらも、光は低く反論する。
「是羅を倒すには是羅の魂を守る速水を…つまりは岬君を犠牲にしなければならない。貴方は副総帥の前で岬君を犠牲にせずとも是羅を倒す方法はあると断言していらっしゃったけれど、それは真実なんですか……?」
「ああ」
河夕は頷いて瞳を伏せる。
「あの後…、おまえたちと書庫で系図のことに気付いて、部屋の系図にも綺也の名前がないと解って遺物庫に行ったろ。そこで知った…、こいつらが教えてくれた」
「こいつら?」
聞き返す光の前に、河夕はジーンズのポケットと胸元から二つの指輪を差し出す。
手のひらに乗せた金銀の指輪。
「先代の形見の…」
「親父がこれを俺に継がせたのもなにかの縁だったんじゃないかと思う。…綺也と速水の指輪だ」
「お二人の?」
「是羅が復活したのかもしれないって時、この指輪が岬の命を救ったんじゃないかっておまえ言ったな…。きっと当たりだ。綺也が速水を守ったんだ」
「…」
「この指輪がまた俺に教えてくれた。岬を、そして速水を救える方法をな」
「…僕は、それが何かを聞いてもいいんでしょうか?」
聞き返す光に、河夕は再び頷く。
河夕が綺也から伝えられた、是羅を滅ぼす方法。
自分の身を犠牲に是羅を一時の封印に縛るしか出来なかった過去の影主は、五百年の時を経て得た答えを現在の影主に手渡した。
岬と速水、どちらも悲しませずに救う方法――貴也の手紙、金銀の指輪に導かれて現れた綺也の幻影…、あの後の遺物庫で起こった出来事を、河夕はできるだけ詳しく説明していった。
だが河夕の話が進むに連れて光の顔はしだいに強張り、すべてを聞き終える頃には顔面から血の気が失せ、指先は細かく震えていた。
「なにを…っ、そんな方法、結局は綺也様と同じでしかないじゃありませんか…っ」
「光…」
「貴方は岬君に速水と同じ想いをさせるつもりなんですか?! 岬くんだけじゃないっ、雪子さんや有葉様、僕や…それに…それに薄紅殿にも過去の速水と同じ想いをさせると、そう仰るんですか…っ?」
「岬だけは悲しませない、…あいつにはすべて忘れてもらう」
「忘れ…っ?」
「…去年の十月…、俺達が会うことになったあの騒動からの記憶を、速水の魂と一緒にあいつの内側から奪う」
「そんな…だったら…、では僕達は…っ」
「おまえ達は闇狩だ」
「――!」
「王を支え、王を守り、王の意志に従う、それが十君だ。違うか光」
「…こういう時ばかり王の権限を振りかざすんですか…? 僕達は…貴方の十君は! 王が貴方だからここに集ったんです!! 貴方以外の王に従う気などありません!!」
河夕のあまりに身勝手な言い分に声を荒げ、取り乱した光に、だが当の本人は苦笑いの表情で口を開く。
「そういう態度はおまえらしくないな」
「そんなこと今は…!!」
「俺は十君の深緑と話しているんだが」
「――っ」
「地球人の光じゃない。闇狩十君の深緑とだ」
「…貴方は…っ、そんなことを言うならどうして僕にそれを話したんです! これじゃぁまるで先代の時と同じではありませんか!! 一人で悩んで勝手に結論を出して! 唐突に「先代は死んだ、今からは河夕様が王だ」とだけ聞かされた時の僕達の気持ちが解りますか?! 何も解らずに貴方を疑うしかなかった僕や有葉様がどんなに辛かったか…っ、何も話してもらえなかった生真様が今もどんなに苦しんでいるか貴方は考えたことがあるんですか!!」
「…」
「そして今度は…、今度こそ僕達は貴方を恨むしかなくなってしまう……っ!」
震える語尾に、河夕は下を向いて深い息を吐いた。
吐息とともに吐き出されるのは一人で抱え込むにはあまりに重く切ない想い。
まさか光がここまで怒りを露に感情をぶつけてくるとは思っていなかった。
だが同時に、これを期待していたような気もする。
一族の中、唯一の地球人。
血のつながった弟妹には話せなくとも、光には明かしておきたかった理由は、きっとそれだ。
「…、おまえも岬や松橋と同じだ」
「え…?」
「あいつらが言っていた。生真は俺を恨んでるわけじゃない、憎んでるわけじゃない…、たぶん…いや、きっと俺もそうだと思いたいんだ。何も話さなかったのを怒ってるだけで、それをどう消化したらいいのか判らなくてあんな態度を取るんだと…、そう思いたい」
「河夕さん…」
「俺が是羅を滅ぼすために取る行動で、誰に辛い思いをさせるかは解ってる。…解っていても方法はそれしかない。岬を犠牲にすることだけは絶対に避けなくてはならないからだ」
「貴方の仰ることは解ります。解りますが…だったら雪子さんはどうするんです。僕達は十君だ、岬君には悲しませない方法がある、でも雪子さんは? 彼女が貴方の取る行動を理解して「ありがとう」などと言えると思うんですか?」
「だからおまえに話した」
河夕は間髪を入れずに答えた。
口元に幽かな笑みを刻み、あくまでも穏やかに。
「松橋には何の策もない…、だがおまえは松橋を守るとあいつに誓った。俺はそれを信じた、だから話した」
「…」
「どんなに過去を振り返って悔やんでも、高紅の一族の罪を暴いて副総帥の任を罷免したところで速水の存在が消えるわけじゃない。実際にこうして存在している以上、やらなければならないことに変わりはない。影見綺也は速水を愛して、自らが是羅の封印となることを選び、貴也は兄貴の誇りを今につなげた。俺はそれを見つけたんだ。これに俺自身が決着をつけないでどうする」
決して逸らされない黒曜石の瞳に迷いはなかった。
この王は既に決めてしまったのだ。
誰が何を言っても、…おそらくは岬が泣き叫んだとしても今生の影主・影見河夕は己の意志を曲げず、選んだ方法を実行してしまう。
今度こそ是羅を倒す。
そのために彼を待つのが『死』であっても、彼は恐れさえ感じていない。
それほどに力強い視線が光を射ていた。
「速水を救い、是羅が滅びた後は、おまえたちにすべて委ねる。是羅が倒れれば闇は統括者を失い力も弱まる。そうなれば後は次の王の判断に従って地上から魔物を一掃しろ」
「…新たな王には生真様を……?」
問うまでもなくそれは明らかだ。
だから河夕は唐突に副総帥の罪を暴き罷免し、紫紺を十君から必ず追放してみせると宣言した。
弟の生真が王に立ったときの弊害を一つでも減らすため。
そして是羅が倒れた後の岬と雪子の身の安全を確保するために。
加えて新王に生真が立つのなら、河夕を慕って十君の位に就いている蒼月や白鳥らも今の地位を離れたりしないだろうし、河夕が王だから十君になったのだと怒鳴った光も、まだ幼い少年を見捨てたりは絶対にしない。河夕はそこまで判っているから、なおさら迷いなど有りはしないのだ。
完全な確信犯…、それがいっそう、怒りとも悲しみとも取れる光の激情を煽った。
「是羅が滅べば、一族を変えていくのになんの支障もない。生真はきっとやれる。親父と俺の意志はあいつが引き継いでくれる」
「…」
「だからおまえ達は生真を支えてやってくれ。黒炎が蒼月達の帰りを伝えに来たら、その時こそ全員の前でもう一度最初から話す。…頼む」
「…、もうお決めになられたんですね……」
胸中にはまだ治まらない感情が渦を巻いていた。
だが言っても何も変わらない、無駄にしかならない…そんなあきらめの気持ちが光に冷静さを取り戻させていた。
「本当に…僕達を残して…是羅を倒すために死ぬつもりなんですね…?」
「ああ」
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