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32 宴
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それから宴が開かれるまでの一週間は正に怒涛だった。
親父に拳骨で殴られて「無茶しおって!! だが……だが、よくやってくれた……!!」と号泣されたのにも参ったが、正式に婚約解消の話をしにセレナの家に両親と赴いた際、婚約解消の理由に、
「結婚しても私相手では勃たないと言われたら解消しかありませんわ」なんてセレナがぶっちゃけ過ぎて本っ当に大変だったんだ。
「ぉ、おまえ、それは病気とかそういう……」
「違う! ユージィンにはちゃんと勃っ」
「おまえまさか既にユージィン様と……!?」
そんな大騒ぎして母親の扇でブッ叩かれた。
まぁおかげで婚約解消の方はすんなりと認められたけどな。
子爵家にはそれなりに賠償しなきゃならないが、あくまで原因は俺の性癖って事実を流布するんで、セレナの傷は浅く済むと信じたい。
ちなみにユージィンとは変わらず清い関係だ。
二人きりになるチャンスすらないのだから仕方がないのである……。
怒涛だった理由のもう一つは、いわゆる公式の諸々だ。
以前にも聞かされた話だが世界を救う『六花の戦士』は、その栄誉と功績でもって各国の王と『六花の神子』以外に膝をつく必要がなくなるほど特別な身分を手に入れる。
ましてや『六花の神子』なんて各国の王と同等か、場合によっては以上だ。
世界を魔の一族から護るため結界に使われた魔力のほとんどは神子のものだし、異世界から神によって召喚されるという身の上が現人神も同然の扱いを受けるのは無理な話じゃない。
つまり、それだけの厚待遇を受けるからには相応の責任ってものを負わなきゃならない。
俺自身は目立つのが好きではないし今まで通りで充分なので、大々的に神子ですと名乗るつもりはこれっぽっちもないのだが、それでも各国のトップに嘘を吐くわけにはいかない。
そのため、北の果てと城とをつなぐ転移陣を活用しながら非公式に各国を訪問し、宴への招待状を渡すついでに俺達がこうと定めた事実を伝えて来たんだ。
どの国の王様も表情にこそ出さないが全てを真実とは受け止めていないように見えた。
だが「召喚された乙女が心を病んでしまったため、戦士六人で結界を強化するのに時間が掛かってしまった」という部分についてだけは是非そのまま信じて欲しいところである。
この非公式訪問は『六花の戦士』六人で行った。
一週間、毎日ユージィンと出掛けられてとても有意義だったことを此処に明記しておく!
***
そうして宴が行われる当日ーー。
陽が傾き始めた頃から次第に賑わいを見せ始めたダンスホールは、俺が初めてこの世界を自覚した場所。
学園の卒業ダンスパーティが開かれた、王城の一角にある豪奢な建物だ。
今日の主役になる予定の俺達は名を呼ばれるまで別室待機になっており、正装した俺、ユージィン、ルークレア、ニコラス、アメリアが室内で顔を揃えていた。
王弟殿下は、その本来の身分もあって特に忙しそうだ。
「呼ばれる順番はニコラス、アメリア、俺、ルークレアとユージィン、最後にワーグマン様?」
ユージィンがルークレアをエスコ―トするのは知っていたのでそう確認すると、ニコラスが「うっほん!」とわざとらしい咳払いを一つ。
「俺とアメリアは同時だ。今日はエスコートする事になったからな!」
「まあ!」
「それは「おめでとう」ってことでいい?」
未婚男性が未婚女性をエスコートするというのは、兄妹や父娘を除けば婚約者が一般的だ。
ルークレアが華やいだ声を上げる隣から俺が確認すると、二人は揃って照れている。
やっぱりそういうことだったかと、自分の勘が当たったことに嬉しくなりながら改めて「おめでとう」と告げると、二人も嬉しそうに「ありがとう」と応じてくれた。
「ふふっ、ニコラス様とアメリア様が……嬉しいですね」
花が綻ぶように笑うルークレアに同意していた俺は、彼女から探るような視線を向けられている事に気付く。
「どうした?」
「いえ……リントもお兄様をエスコートしたかったかしらと思って」
「そりゃあ出来ることならしてみたいが、男同士でも出来るもんなのか?」
「珍しいのは確かですけれど前例がないわけではありませんわ。エスコートされる側の男性の衣装も、きっとリントが思っている以上にデザインが豊富だと思いますし」
「そうなのか?」
「やっぱりご存知なかったのね」
ルークレアは楽しそうに笑いながら教えてくれた。
一般的な男性の正装はタキシード一択だが、ダンスパートナーになる際にふわりと裾が翻るようなデザインのものもあるとのこと。
同様に女性が着るドレスでも、女性同士で組めるようパンツスタイルのドレスも豊富なんだそうだ。
「発注すればウェディング用だって用意出来ますわよ」
「まじか! ……ああ、けど結婚に関しては公爵閣下っていう高い壁があったな」
「あら弱気ですこと」
「息子さんを俺に下さいって言いに行くのは俺の元居た世界でも難易度が高いもんなんだよ」
ルークレアがくすくすと笑う。
「リントが挨拶に来る日が楽しみね。お父様はお兄様が大好きですもの」
「……さりげなく死亡フラグ立てるの止めて欲しいんだが」
「ふふっ」
そんな会話をしている内に王弟殿下も揃い、俺達は順にダンスホールへ呼ばれる時間になった。
空は夕暮れ。
ホールには多くの貴族が集まり、他国からの代表者は来賓として名を呼ばれながら扉をくぐり、主催である国王陛下と挨拶を交わして指定の席に付いていく。
そして国王陛下が今宵の晩餐の趣旨を語り始める。
古の伝承の通りに『六花の神子』が召喚され結界の強化が必要になっていたにも関わらず、異なる世界での生活で神子となるはずだった少女は心を病んでしまった。
この事態を憂えた神は『六花の戦士』に神子の役目を代替させ、数日前に無事に結界強化の儀式は成った。
今宵は皆で、選ばれし六人の戦士と、その功績を讃えよう。
王の言葉を受け、管楽隊のファンファーレが響き渡る。
「ほら、背筋を伸ばせよ」
そう俺の背中に一撃を入れて先頭に立つニコラスとアメリア。
二人の名が朗々と読み上げられる。
「王国騎士団副団長ニコラス・ガジェット様、王国魔術師団副団長アメリア・ミスティ様」
扉が大きく開かれ、ホール全ての貴族たちからの喝采を受けながら国王陛下の元まで進む二人。
正装でアメリアをエスコートしているニコラスの姿があまりにも緊張していて、逆に俺達の緊張が解れた。
「バーディガル侯爵家御令息リント様」
平静を装って扉をくぐり、ゆっくりを心掛けてニコラス達の隣まで移動すると、アメリアが口だけ動かして「まあまあね」と及第点をくれる。
次いで呼ばれるのが公爵家の兄妹。
「クロッカス公爵家御令息ユージィン様、御令嬢ルークレア様」
俺の時もホールの所々でざわついていたのに、兄妹が揃って『六花の騎士』だったクロッカス家には大半の貴族達が驚きの声を上げていた。
何度も言うようだが『六花の戦士』は世界でたった六人しかいない特別な身分なのだ。
戦士が未婚であれば国内外問わず政略結婚の対象としてこれ以上ない相手になる。それは国家間の政略にもなるほどに。
ニコラスとアメリアがこのタイミングで関係を進展させたのは正解だ。
ルークレアも、……ユージィンも、貴族の子。
そんな俺の心配を他所に、最後に呼ばれた王弟殿下。
「ワーグマン・ディナ・ルーデンワイス王弟殿下の御成りーー」
俺達六人は国王陛下の御前に跪き、世界を救った感謝を告げられ。
「今宵は楽しむといい」という陛下の言葉で宴が開催される。
——はずだった、が。
「所詮は下僕の分際で随分と勝手な事をしてくれたじゃないの」
「!?」
あまりにも場違いな暴言に驚いて声の先を見遣った俺達は、揃って目を丸くしてしまった。
そこに腕を組んで立っていたのはしっかりとドレスで着飾っている『六花の神子』——周囲に王太子殿下ら四人の男を侍らせたミリィ・ストケシア嬢だった。
親父に拳骨で殴られて「無茶しおって!! だが……だが、よくやってくれた……!!」と号泣されたのにも参ったが、正式に婚約解消の話をしにセレナの家に両親と赴いた際、婚約解消の理由に、
「結婚しても私相手では勃たないと言われたら解消しかありませんわ」なんてセレナがぶっちゃけ過ぎて本っ当に大変だったんだ。
「ぉ、おまえ、それは病気とかそういう……」
「違う! ユージィンにはちゃんと勃っ」
「おまえまさか既にユージィン様と……!?」
そんな大騒ぎして母親の扇でブッ叩かれた。
まぁおかげで婚約解消の方はすんなりと認められたけどな。
子爵家にはそれなりに賠償しなきゃならないが、あくまで原因は俺の性癖って事実を流布するんで、セレナの傷は浅く済むと信じたい。
ちなみにユージィンとは変わらず清い関係だ。
二人きりになるチャンスすらないのだから仕方がないのである……。
怒涛だった理由のもう一つは、いわゆる公式の諸々だ。
以前にも聞かされた話だが世界を救う『六花の戦士』は、その栄誉と功績でもって各国の王と『六花の神子』以外に膝をつく必要がなくなるほど特別な身分を手に入れる。
ましてや『六花の神子』なんて各国の王と同等か、場合によっては以上だ。
世界を魔の一族から護るため結界に使われた魔力のほとんどは神子のものだし、異世界から神によって召喚されるという身の上が現人神も同然の扱いを受けるのは無理な話じゃない。
つまり、それだけの厚待遇を受けるからには相応の責任ってものを負わなきゃならない。
俺自身は目立つのが好きではないし今まで通りで充分なので、大々的に神子ですと名乗るつもりはこれっぽっちもないのだが、それでも各国のトップに嘘を吐くわけにはいかない。
そのため、北の果てと城とをつなぐ転移陣を活用しながら非公式に各国を訪問し、宴への招待状を渡すついでに俺達がこうと定めた事実を伝えて来たんだ。
どの国の王様も表情にこそ出さないが全てを真実とは受け止めていないように見えた。
だが「召喚された乙女が心を病んでしまったため、戦士六人で結界を強化するのに時間が掛かってしまった」という部分についてだけは是非そのまま信じて欲しいところである。
この非公式訪問は『六花の戦士』六人で行った。
一週間、毎日ユージィンと出掛けられてとても有意義だったことを此処に明記しておく!
***
そうして宴が行われる当日ーー。
陽が傾き始めた頃から次第に賑わいを見せ始めたダンスホールは、俺が初めてこの世界を自覚した場所。
学園の卒業ダンスパーティが開かれた、王城の一角にある豪奢な建物だ。
今日の主役になる予定の俺達は名を呼ばれるまで別室待機になっており、正装した俺、ユージィン、ルークレア、ニコラス、アメリアが室内で顔を揃えていた。
王弟殿下は、その本来の身分もあって特に忙しそうだ。
「呼ばれる順番はニコラス、アメリア、俺、ルークレアとユージィン、最後にワーグマン様?」
ユージィンがルークレアをエスコ―トするのは知っていたのでそう確認すると、ニコラスが「うっほん!」とわざとらしい咳払いを一つ。
「俺とアメリアは同時だ。今日はエスコートする事になったからな!」
「まあ!」
「それは「おめでとう」ってことでいい?」
未婚男性が未婚女性をエスコートするというのは、兄妹や父娘を除けば婚約者が一般的だ。
ルークレアが華やいだ声を上げる隣から俺が確認すると、二人は揃って照れている。
やっぱりそういうことだったかと、自分の勘が当たったことに嬉しくなりながら改めて「おめでとう」と告げると、二人も嬉しそうに「ありがとう」と応じてくれた。
「ふふっ、ニコラス様とアメリア様が……嬉しいですね」
花が綻ぶように笑うルークレアに同意していた俺は、彼女から探るような視線を向けられている事に気付く。
「どうした?」
「いえ……リントもお兄様をエスコートしたかったかしらと思って」
「そりゃあ出来ることならしてみたいが、男同士でも出来るもんなのか?」
「珍しいのは確かですけれど前例がないわけではありませんわ。エスコートされる側の男性の衣装も、きっとリントが思っている以上にデザインが豊富だと思いますし」
「そうなのか?」
「やっぱりご存知なかったのね」
ルークレアは楽しそうに笑いながら教えてくれた。
一般的な男性の正装はタキシード一択だが、ダンスパートナーになる際にふわりと裾が翻るようなデザインのものもあるとのこと。
同様に女性が着るドレスでも、女性同士で組めるようパンツスタイルのドレスも豊富なんだそうだ。
「発注すればウェディング用だって用意出来ますわよ」
「まじか! ……ああ、けど結婚に関しては公爵閣下っていう高い壁があったな」
「あら弱気ですこと」
「息子さんを俺に下さいって言いに行くのは俺の元居た世界でも難易度が高いもんなんだよ」
ルークレアがくすくすと笑う。
「リントが挨拶に来る日が楽しみね。お父様はお兄様が大好きですもの」
「……さりげなく死亡フラグ立てるの止めて欲しいんだが」
「ふふっ」
そんな会話をしている内に王弟殿下も揃い、俺達は順にダンスホールへ呼ばれる時間になった。
空は夕暮れ。
ホールには多くの貴族が集まり、他国からの代表者は来賓として名を呼ばれながら扉をくぐり、主催である国王陛下と挨拶を交わして指定の席に付いていく。
そして国王陛下が今宵の晩餐の趣旨を語り始める。
古の伝承の通りに『六花の神子』が召喚され結界の強化が必要になっていたにも関わらず、異なる世界での生活で神子となるはずだった少女は心を病んでしまった。
この事態を憂えた神は『六花の戦士』に神子の役目を代替させ、数日前に無事に結界強化の儀式は成った。
今宵は皆で、選ばれし六人の戦士と、その功績を讃えよう。
王の言葉を受け、管楽隊のファンファーレが響き渡る。
「ほら、背筋を伸ばせよ」
そう俺の背中に一撃を入れて先頭に立つニコラスとアメリア。
二人の名が朗々と読み上げられる。
「王国騎士団副団長ニコラス・ガジェット様、王国魔術師団副団長アメリア・ミスティ様」
扉が大きく開かれ、ホール全ての貴族たちからの喝采を受けながら国王陛下の元まで進む二人。
正装でアメリアをエスコートしているニコラスの姿があまりにも緊張していて、逆に俺達の緊張が解れた。
「バーディガル侯爵家御令息リント様」
平静を装って扉をくぐり、ゆっくりを心掛けてニコラス達の隣まで移動すると、アメリアが口だけ動かして「まあまあね」と及第点をくれる。
次いで呼ばれるのが公爵家の兄妹。
「クロッカス公爵家御令息ユージィン様、御令嬢ルークレア様」
俺の時もホールの所々でざわついていたのに、兄妹が揃って『六花の騎士』だったクロッカス家には大半の貴族達が驚きの声を上げていた。
何度も言うようだが『六花の戦士』は世界でたった六人しかいない特別な身分なのだ。
戦士が未婚であれば国内外問わず政略結婚の対象としてこれ以上ない相手になる。それは国家間の政略にもなるほどに。
ニコラスとアメリアがこのタイミングで関係を進展させたのは正解だ。
ルークレアも、……ユージィンも、貴族の子。
そんな俺の心配を他所に、最後に呼ばれた王弟殿下。
「ワーグマン・ディナ・ルーデンワイス王弟殿下の御成りーー」
俺達六人は国王陛下の御前に跪き、世界を救った感謝を告げられ。
「今宵は楽しむといい」という陛下の言葉で宴が開催される。
——はずだった、が。
「所詮は下僕の分際で随分と勝手な事をしてくれたじゃないの」
「!?」
あまりにも場違いな暴言に驚いて声の先を見遣った俺達は、揃って目を丸くしてしまった。
そこに腕を組んで立っていたのはしっかりとドレスで着飾っている『六花の神子』——周囲に王太子殿下ら四人の男を侍らせたミリィ・ストケシア嬢だった。
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