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14 ハグさせてください!!
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十七階層の帰還玉で戻ると、洞窟入口の側に設置されているそれが起動と同時に光ったらしく、俺達の帰還を知った騎士達は大勢で出迎えてくれた。
「お疲れ様でした、怪我や状態異常など問題はございませんか?」
代表者が真っ先に王弟殿下ワーグマンに声を掛けた。
俺達『六花の騎士』の間に差はなくとも、傍から見ればやはり俺達の最上位は彼で、今はそれがひどくありがたい。
騎士団の副団長でもあるニコラスも呼び出し、攻略の進捗含め「諸々の報告はこっちは任せとけ」と言ってくれたワーグマンの真意は、恐らく前衛三人で共通していた。
アメリアは魔力切れのために、帰還した時点で既に意識を失っていたし、ルークレアのわざとらしい令嬢っぷりも、そんな彼女を案じているユージィンも、今すぐに休ませたい。
ただそれだけだ。
「アメリアはもう意識がないんで仕方ないが、おまえ達はまだ成長期なんだし、休む前に飯はちゃんと食え。いいな」
「すぐにテントに運びますから待っていてください。皆さんのテントはあの奥の、国旗と六花の旗が掲げられている紺色のものです。右の小さ目の方が女性用。左が男性用です」
アメリアを女性騎士に任せた後でワーグマンが言い、その後に騎士が続ける。
俺はルークレアを呼んだ。
「ルークレア、食事は一緒にどうだ? アメリア様もすぐには戻らないだろうし、一人で食べても美味しくないだろう」
「……ああ、リントの言う通りだ。ルークレア、食事だけでも一緒に摂ろう」
「リント。お兄様……」
ルークレアが見せた笑顔は誤魔化しでなく嬉しそうだったが、次第に陰り、その手を震わせながら視線を移動させる。
その先には運ばれていくアメリアの姿。
「……一緒に食事は嬉しいのですけれど、今は食欲がありません……。それに、アメリア様が無事に意識を取り戻すまで、側にいたいと思います」
「そう、か……」
「はい」
頑張ってくれたアメリアを放っておけないというルークレアの気持ちが、ユージィンには充分過ぎるくらい理解出来たのだろう。
女性が眠るテントに異性が居座るのも外聞が悪く、彼女とはその場で「また明日」と別れた。
「……大丈夫か、ユージィン」
「……何がだ」
ルークレアが見えなくなった途端、明らかに顔色が悪くなった自覚はないのだろうか。
ユージィンは固い表情を浮かべたまま、俺を見ようともしない。
……知られたくないんだろうな。
もう知っているんだけど、さ。
俺が知っているのはあくまでもweb小説の原作だから、原作者が悔しくて泣きまくったというこの不完全なゲームの世界で、何がどう変更されているのか完全に知っているわけではない。
それでも敢えて説明するなら、今でこそ公爵家の嫡男と言われているユージィンが、三年前までは次男だったってことだ。
四つ上の長男は名前をアーノルドと言い、眉目秀麗、品行方正、清廉潔白、文武両道。そんな讃美の言葉がそのまま形になったような人物だったらしい。
両親にとっての誇りであり、ユージィンとルークレアの自慢の兄だったアーノルド。
しかし三年前に行われた、他国の王族も招かれていた狩猟大会で、彼は『熊』に襲われて死んでいる。
幼さを理由に狩猟大会に参加出来ない貴族の子らと乗馬を楽しんでいた他国の王子が、周囲が止めるのも聞かずに狩場へ侵入。
手負いで興奮していた熊に襲われ、ユージィンが庇おうと飛び出したのだが、そんなユージィンと熊の間に飛び込んだのが既に成人済みで狩猟大会にも参加していたアーノルドだったのだ。
ユージィンは、狩猟大会に参加出来なかった未成年の子息達の中で最年長だった。
つまり「子ども達を纏めるべきは自分だった」と、……兄を死に追いやったのは自分だと、そんな罪と後悔を抱えて今日まで生きてきている。
それが、このゲーム世界ではヒロインがユージィンを攻略する際のメインシナリオとして扱われているそうだ。
まぁそうなるよな。
ゲームのシナリオとしちゃ盛り上げやすい『設定』だし、商売になるだろう。
俺に言わせりゃあ、くそったれ、って感じだが。
あの十七階層のアイスベアとの戦闘で、ユージィンとルークレアは過去の傷を抉られる。
原作ではミリィ嬢や王太子殿下が結構な大怪我で、治癒が出来るルークレアと遠距離攻撃が出来るユージィンは仲間の負傷に兄の姿を重ね血を吐きながら奮起して退路を開く。
悲しいのに平気なフリをし。
本当は誰かに助けてもらいたいのに、甘えられない。
弱いくせして、強くあろうとする姿に、どれほど胸が締め付けられたか。
あのシーンは本当にもう何度読んだか判らない。
書籍で読んでいたら間違いなく泣き過ぎてページが傷んだはずだ。
最も、此処で立ち直ったかに見えたルークレアが二十五階層では中ボスになってしまうのだから酷い話である。
結局ルークレアと別れてから会話らしい会話は何一つないまま俺達はテントに居た。
自分達しかいないテントはひどく静かで。
騎士団の一人が食事を持って来てくれたが、ユージィンの食が進むはずもなく。
「……悪いが、先に休ませてもらう」
そう淡々と告げる彼の顔が真っ白なのを見てしまったら、俺にはユージィンを放っておくなんて選択肢は有り得ない。
「……っ、ユージィン頼みがある!」
「えっ」
もう、嫌がられるのも覚悟の上で。
例えこれで嫌われてしまっても。
「さっき、その、……アイスベアにこ、こ、ころっ……れる、と思った、ら……怖く、て」
「——」
「手、の……震えが、止まらなく、て」
「……うん?」
怪訝そうな返答は尤もだが、俺の台詞で遠い日を思い出したのだろう。
表情が僅かに歪んだのを、俺は絶対に見逃さない。
だからこそ。
「なのでっ、その……ワーグマン様やニコラスが戻って来るまででいいので、ハグさせてください!!」
「——……え?」
一瞬、聞き間違いか? と言いたそうなキョトンとした顔をされて。
俺はよく判ってなさそうな状況をこれ幸いと利用する事にした。
「お疲れ様でした、怪我や状態異常など問題はございませんか?」
代表者が真っ先に王弟殿下ワーグマンに声を掛けた。
俺達『六花の騎士』の間に差はなくとも、傍から見ればやはり俺達の最上位は彼で、今はそれがひどくありがたい。
騎士団の副団長でもあるニコラスも呼び出し、攻略の進捗含め「諸々の報告はこっちは任せとけ」と言ってくれたワーグマンの真意は、恐らく前衛三人で共通していた。
アメリアは魔力切れのために、帰還した時点で既に意識を失っていたし、ルークレアのわざとらしい令嬢っぷりも、そんな彼女を案じているユージィンも、今すぐに休ませたい。
ただそれだけだ。
「アメリアはもう意識がないんで仕方ないが、おまえ達はまだ成長期なんだし、休む前に飯はちゃんと食え。いいな」
「すぐにテントに運びますから待っていてください。皆さんのテントはあの奥の、国旗と六花の旗が掲げられている紺色のものです。右の小さ目の方が女性用。左が男性用です」
アメリアを女性騎士に任せた後でワーグマンが言い、その後に騎士が続ける。
俺はルークレアを呼んだ。
「ルークレア、食事は一緒にどうだ? アメリア様もすぐには戻らないだろうし、一人で食べても美味しくないだろう」
「……ああ、リントの言う通りだ。ルークレア、食事だけでも一緒に摂ろう」
「リント。お兄様……」
ルークレアが見せた笑顔は誤魔化しでなく嬉しそうだったが、次第に陰り、その手を震わせながら視線を移動させる。
その先には運ばれていくアメリアの姿。
「……一緒に食事は嬉しいのですけれど、今は食欲がありません……。それに、アメリア様が無事に意識を取り戻すまで、側にいたいと思います」
「そう、か……」
「はい」
頑張ってくれたアメリアを放っておけないというルークレアの気持ちが、ユージィンには充分過ぎるくらい理解出来たのだろう。
女性が眠るテントに異性が居座るのも外聞が悪く、彼女とはその場で「また明日」と別れた。
「……大丈夫か、ユージィン」
「……何がだ」
ルークレアが見えなくなった途端、明らかに顔色が悪くなった自覚はないのだろうか。
ユージィンは固い表情を浮かべたまま、俺を見ようともしない。
……知られたくないんだろうな。
もう知っているんだけど、さ。
俺が知っているのはあくまでもweb小説の原作だから、原作者が悔しくて泣きまくったというこの不完全なゲームの世界で、何がどう変更されているのか完全に知っているわけではない。
それでも敢えて説明するなら、今でこそ公爵家の嫡男と言われているユージィンが、三年前までは次男だったってことだ。
四つ上の長男は名前をアーノルドと言い、眉目秀麗、品行方正、清廉潔白、文武両道。そんな讃美の言葉がそのまま形になったような人物だったらしい。
両親にとっての誇りであり、ユージィンとルークレアの自慢の兄だったアーノルド。
しかし三年前に行われた、他国の王族も招かれていた狩猟大会で、彼は『熊』に襲われて死んでいる。
幼さを理由に狩猟大会に参加出来ない貴族の子らと乗馬を楽しんでいた他国の王子が、周囲が止めるのも聞かずに狩場へ侵入。
手負いで興奮していた熊に襲われ、ユージィンが庇おうと飛び出したのだが、そんなユージィンと熊の間に飛び込んだのが既に成人済みで狩猟大会にも参加していたアーノルドだったのだ。
ユージィンは、狩猟大会に参加出来なかった未成年の子息達の中で最年長だった。
つまり「子ども達を纏めるべきは自分だった」と、……兄を死に追いやったのは自分だと、そんな罪と後悔を抱えて今日まで生きてきている。
それが、このゲーム世界ではヒロインがユージィンを攻略する際のメインシナリオとして扱われているそうだ。
まぁそうなるよな。
ゲームのシナリオとしちゃ盛り上げやすい『設定』だし、商売になるだろう。
俺に言わせりゃあ、くそったれ、って感じだが。
あの十七階層のアイスベアとの戦闘で、ユージィンとルークレアは過去の傷を抉られる。
原作ではミリィ嬢や王太子殿下が結構な大怪我で、治癒が出来るルークレアと遠距離攻撃が出来るユージィンは仲間の負傷に兄の姿を重ね血を吐きながら奮起して退路を開く。
悲しいのに平気なフリをし。
本当は誰かに助けてもらいたいのに、甘えられない。
弱いくせして、強くあろうとする姿に、どれほど胸が締め付けられたか。
あのシーンは本当にもう何度読んだか判らない。
書籍で読んでいたら間違いなく泣き過ぎてページが傷んだはずだ。
最も、此処で立ち直ったかに見えたルークレアが二十五階層では中ボスになってしまうのだから酷い話である。
結局ルークレアと別れてから会話らしい会話は何一つないまま俺達はテントに居た。
自分達しかいないテントはひどく静かで。
騎士団の一人が食事を持って来てくれたが、ユージィンの食が進むはずもなく。
「……悪いが、先に休ませてもらう」
そう淡々と告げる彼の顔が真っ白なのを見てしまったら、俺にはユージィンを放っておくなんて選択肢は有り得ない。
「……っ、ユージィン頼みがある!」
「えっ」
もう、嫌がられるのも覚悟の上で。
例えこれで嫌われてしまっても。
「さっき、その、……アイスベアにこ、こ、ころっ……れる、と思った、ら……怖く、て」
「——」
「手、の……震えが、止まらなく、て」
「……うん?」
怪訝そうな返答は尤もだが、俺の台詞で遠い日を思い出したのだろう。
表情が僅かに歪んだのを、俺は絶対に見逃さない。
だからこそ。
「なのでっ、その……ワーグマン様やニコラスが戻って来るまででいいので、ハグさせてください!!」
「——……え?」
一瞬、聞き間違いか? と言いたそうなキョトンとした顔をされて。
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