290 / 335
第9章 未来のために
263.滝つぼダイブ
しおりを挟む
バルドルさん、エニスさん、ウーガさん、ドーガさん、クルトさん、ヒユナさん、そして師匠と俺。
魔豹の風神、雷神。白梟のチルルももちろん一緒に朝早くにトゥルヌソルを出発した後は経験者のクルトさんが道案内だ。
「ヒユナさんも「セーズ」に入場したことはあるんですよね?」
「うん。グランツェさんたちと10日間掛けて4階層まで進んだんだけど、復路に掛かる日数のことも考えて、そのまま最初の転移陣がある15階層まで進むのと、帰るのと、どっちが良いかってなった時に帰ることも選んじゃって」
「10日間で4階層? 進むだけじゃなく探索もしてたんですか?」
「ううん、レイナルドさん達がギルドに渡した情報通りに真っ直ぐ正しい順路を通って行ったつもりでも何故か迷ったりして、それだけ掛かったの。もうとにかく広くて」
「うわぁ……」
広さだけでも2週間で15階層まで到達した「トラントゥトロワ」とは比べ物にならなさそうだ。
「クルトも4階層までだったか」
「ん。でも俺の場合はいつかレンくんを連れてまた1階層から進まないとならないって前提があったから4階層に留まって金策していたんだよ」
銀級のクルトさんを連れて行ったのは、彼が巨額の借金返済を前倒しでしていけるようレイナルドさんたちが協力したからで、それ以前に、時期が来たら俺を連れて行くっていうのがレイナルドさん達の中では確定事項だったってこと。
「初回はどれくらいの期間で申請するんですか?」
「30日間だ。それから、15階層に着くまでは戻らないと事前に言っておく」
「事前申告で捜索隊が出ないようになるんですか?」
「まず職員が15階層の転移陣から様子見に来るらしい。それで13階層までの間に合流できれば問題無し。合流できなければ捜索隊の派遣になる」
「へえ」
「つまり30日間で最低でも13階層までは行っとけってことか」
「だね」
「僧侶3人が同行していて、更にレイナルドの名前もあっての裏技みたいなもんだがな」
「あはは~」
それは仕方ない。
使えるものは使っていきましょう。
「多少の散策はしても構わないのかしら」
「せっかくの金級ですし、素材採取したいですね」
「予定を圧迫しない範囲でな」
バルドルさんが苦笑交じりに頷いてくれた。「トラントゥトロワ」では一切余所見が出来なかったので今回こそは「進む」以外も楽しみたいと思う。もちろん仲間が許してくれる範囲でだけど。
トゥルヌソルの東門から北上し、緩やかな山道を登っていくこと約4時間。
間もなくお昼という時分になってどこのダンジョンにもある監視小屋が見えて来た。深い森が途切れた山間の平地。同時に耳を打つ流水音。
あ、そういえば「セーズ」の入口って確か……。
「うわぁ……!」
森を抜けた途端に視界に飛び込んできた光景に誰からともなく感嘆の声が出た。
監視小屋の向こう、唐突に平地が途切れたその先にあったのはナイアガラもびっくりしそうな幅広い滝だった。対岸の森が米粒に見えるくらい広く雄大な川から勢いよく流れ落ちる水。水しぶきがまるで霧のように辺りに広がっているから森の中より空気が冷えている。
「……まさかこの滝に飛び込むんですか」
「そうだよ」
「私、心臓止まるんじゃないかしら」
「師匠冗談に聞こえません!」
監視小屋を通り過ぎて滝つぼを覗き込むと、木の洞にあったトラントゥトロワの入口とは全然違う、直径100メートル以上ありそうな巨大な転移陣が宙に浮いていた。もしかして転移陣の大きさがダンジョンの広さと比例してたりするのかな。だとしたら10倍以上だね。……え?
「あそこに飛び込むのはまだ判るとして、戻って来るのはどこになるんだ? まさかここに戻って来て落ちるのか?」
「まさか」
クルトさんが笑う。
「いまは想像出来ないと思うけど、戻って来た時はあの転移陣から此処まで階段が出来るんだ」
「は?」
「判る。そうなるよね。でも本当だから戻って来た時を楽しみにしてて」
うんうんって頷いているクルトさんの近くでヒユナさんも重々しく頷いている。
本当にそうなるんだろうけど、本音を言うと「ええぇぇ?」である。
「ダンジョンは不思議のカタマリ……」
「ほんとにね。それより」
師匠はそう言ってバルドルさんに背後を指し示す。
「監視小屋の職員が待ってるわよ」
「あ」
雄大な景色と転移陣の位置に興奮していて、手続きのことが完全に頭から抜けていた。
職員さんたちも「初めてのときは皆さん似たような感じですよ」だって。
それからこれまで通りの手続きを経て俺たちは「セーズ」への入場許可を得た。
「くれぐれも命は大事にしてくださいね」
トゥルヌソルから派遣されているという職員さんたちとはそっちのギルドでも何度も顔を合わせていた。冒険者よりギルド職員の方が内情に詳しいということもあって、遣り取りは終始和やかに進んだ。
「じゃあ行ってくる」
「お気をつけて」
職員二人に見送られ、いよいよ崖の縁に立つ。
「……飛び込むんですね?」
「大丈夫、あれだけ広い転移陣なんだからどこに跳んでも絶対ダンジョンの中に行けるから」
「いやー判っててもなかなか」
「じゃあお手本代わりに、お先に」
「あ」
地面を蹴って崖の向こうに跳んだクルトさんが、驚いている俺たちの目の前で足から吸い込まれるようにして転移陣の向こうに消えてしまった。
「じゃあ次は私が」
ヒユナさんも躊躇がない。
さすが経験者。
で。
「ここでビビったら男が廃る!」
ヒユナさんを追いかけるようにして飛び込んだドーガさんに、ウーガさんが大笑いし出した。
「なんだろな。今回のダンジョン攻略中はドーガの大活躍が見られそうな気がする」
「逆にやる気が空回りして盛大にポカするよ」
「ポカに一票」
「私もそっちかしらね」
師匠も容赦ない。
「まぁでもヒユナちゃんも飛んだんだし、オレらがビビってられないってのは賛成だね」
ウーガさんが言って、飛ぶ。
俺は俺で足元の魔豹たちと、風神の背中に乗っているチルルを見る。ここに来て跳ばないなんて選択肢がないのは判っていてもやっぱり怖い。
しがみつかせてもらったら少しは恐怖も緩和するかな……って。
「あの、師匠」
「ん?」
「雷神の背中に乗りませんか?」
「え?」
「心臓止まられると困るので、雷神に乗って目を瞑っていたら少しはマシかも」
言ったら、エニスさんとバルドルさんも「それだ」って顔。
「セルリーさん、それでいきましょう。貴女に何かあったら困ります」
「あらそう? 遠慮しないけど」
「しなくていいですから」
くすくすと楽し気な師匠に、俺もつい顔が綻ぶ。安全第一。雷神に師匠のことをお願いして、その背中に乗ってもらったら、バルドルさんとエニスさんがにやりと笑う。
「おまえもフージンの背中に乗って来い」
「レンになにかあったら世界が滅亡しそうだからな」
「ぐふっ」
お見通しですかそうですか!
魔豹の風神、雷神。白梟のチルルももちろん一緒に朝早くにトゥルヌソルを出発した後は経験者のクルトさんが道案内だ。
「ヒユナさんも「セーズ」に入場したことはあるんですよね?」
「うん。グランツェさんたちと10日間掛けて4階層まで進んだんだけど、復路に掛かる日数のことも考えて、そのまま最初の転移陣がある15階層まで進むのと、帰るのと、どっちが良いかってなった時に帰ることも選んじゃって」
「10日間で4階層? 進むだけじゃなく探索もしてたんですか?」
「ううん、レイナルドさん達がギルドに渡した情報通りに真っ直ぐ正しい順路を通って行ったつもりでも何故か迷ったりして、それだけ掛かったの。もうとにかく広くて」
「うわぁ……」
広さだけでも2週間で15階層まで到達した「トラントゥトロワ」とは比べ物にならなさそうだ。
「クルトも4階層までだったか」
「ん。でも俺の場合はいつかレンくんを連れてまた1階層から進まないとならないって前提があったから4階層に留まって金策していたんだよ」
銀級のクルトさんを連れて行ったのは、彼が巨額の借金返済を前倒しでしていけるようレイナルドさんたちが協力したからで、それ以前に、時期が来たら俺を連れて行くっていうのがレイナルドさん達の中では確定事項だったってこと。
「初回はどれくらいの期間で申請するんですか?」
「30日間だ。それから、15階層に着くまでは戻らないと事前に言っておく」
「事前申告で捜索隊が出ないようになるんですか?」
「まず職員が15階層の転移陣から様子見に来るらしい。それで13階層までの間に合流できれば問題無し。合流できなければ捜索隊の派遣になる」
「へえ」
「つまり30日間で最低でも13階層までは行っとけってことか」
「だね」
「僧侶3人が同行していて、更にレイナルドの名前もあっての裏技みたいなもんだがな」
「あはは~」
それは仕方ない。
使えるものは使っていきましょう。
「多少の散策はしても構わないのかしら」
「せっかくの金級ですし、素材採取したいですね」
「予定を圧迫しない範囲でな」
バルドルさんが苦笑交じりに頷いてくれた。「トラントゥトロワ」では一切余所見が出来なかったので今回こそは「進む」以外も楽しみたいと思う。もちろん仲間が許してくれる範囲でだけど。
トゥルヌソルの東門から北上し、緩やかな山道を登っていくこと約4時間。
間もなくお昼という時分になってどこのダンジョンにもある監視小屋が見えて来た。深い森が途切れた山間の平地。同時に耳を打つ流水音。
あ、そういえば「セーズ」の入口って確か……。
「うわぁ……!」
森を抜けた途端に視界に飛び込んできた光景に誰からともなく感嘆の声が出た。
監視小屋の向こう、唐突に平地が途切れたその先にあったのはナイアガラもびっくりしそうな幅広い滝だった。対岸の森が米粒に見えるくらい広く雄大な川から勢いよく流れ落ちる水。水しぶきがまるで霧のように辺りに広がっているから森の中より空気が冷えている。
「……まさかこの滝に飛び込むんですか」
「そうだよ」
「私、心臓止まるんじゃないかしら」
「師匠冗談に聞こえません!」
監視小屋を通り過ぎて滝つぼを覗き込むと、木の洞にあったトラントゥトロワの入口とは全然違う、直径100メートル以上ありそうな巨大な転移陣が宙に浮いていた。もしかして転移陣の大きさがダンジョンの広さと比例してたりするのかな。だとしたら10倍以上だね。……え?
「あそこに飛び込むのはまだ判るとして、戻って来るのはどこになるんだ? まさかここに戻って来て落ちるのか?」
「まさか」
クルトさんが笑う。
「いまは想像出来ないと思うけど、戻って来た時はあの転移陣から此処まで階段が出来るんだ」
「は?」
「判る。そうなるよね。でも本当だから戻って来た時を楽しみにしてて」
うんうんって頷いているクルトさんの近くでヒユナさんも重々しく頷いている。
本当にそうなるんだろうけど、本音を言うと「ええぇぇ?」である。
「ダンジョンは不思議のカタマリ……」
「ほんとにね。それより」
師匠はそう言ってバルドルさんに背後を指し示す。
「監視小屋の職員が待ってるわよ」
「あ」
雄大な景色と転移陣の位置に興奮していて、手続きのことが完全に頭から抜けていた。
職員さんたちも「初めてのときは皆さん似たような感じですよ」だって。
それからこれまで通りの手続きを経て俺たちは「セーズ」への入場許可を得た。
「くれぐれも命は大事にしてくださいね」
トゥルヌソルから派遣されているという職員さんたちとはそっちのギルドでも何度も顔を合わせていた。冒険者よりギルド職員の方が内情に詳しいということもあって、遣り取りは終始和やかに進んだ。
「じゃあ行ってくる」
「お気をつけて」
職員二人に見送られ、いよいよ崖の縁に立つ。
「……飛び込むんですね?」
「大丈夫、あれだけ広い転移陣なんだからどこに跳んでも絶対ダンジョンの中に行けるから」
「いやー判っててもなかなか」
「じゃあお手本代わりに、お先に」
「あ」
地面を蹴って崖の向こうに跳んだクルトさんが、驚いている俺たちの目の前で足から吸い込まれるようにして転移陣の向こうに消えてしまった。
「じゃあ次は私が」
ヒユナさんも躊躇がない。
さすが経験者。
で。
「ここでビビったら男が廃る!」
ヒユナさんを追いかけるようにして飛び込んだドーガさんに、ウーガさんが大笑いし出した。
「なんだろな。今回のダンジョン攻略中はドーガの大活躍が見られそうな気がする」
「逆にやる気が空回りして盛大にポカするよ」
「ポカに一票」
「私もそっちかしらね」
師匠も容赦ない。
「まぁでもヒユナちゃんも飛んだんだし、オレらがビビってられないってのは賛成だね」
ウーガさんが言って、飛ぶ。
俺は俺で足元の魔豹たちと、風神の背中に乗っているチルルを見る。ここに来て跳ばないなんて選択肢がないのは判っていてもやっぱり怖い。
しがみつかせてもらったら少しは恐怖も緩和するかな……って。
「あの、師匠」
「ん?」
「雷神の背中に乗りませんか?」
「え?」
「心臓止まられると困るので、雷神に乗って目を瞑っていたら少しはマシかも」
言ったら、エニスさんとバルドルさんも「それだ」って顔。
「セルリーさん、それでいきましょう。貴女に何かあったら困ります」
「あらそう? 遠慮しないけど」
「しなくていいですから」
くすくすと楽し気な師匠に、俺もつい顔が綻ぶ。安全第一。雷神に師匠のことをお願いして、その背中に乗ってもらったら、バルドルさんとエニスさんがにやりと笑う。
「おまえもフージンの背中に乗って来い」
「レンになにかあったら世界が滅亡しそうだからな」
「ぐふっ」
お見通しですかそうですか!
59
お気に入りに追加
563
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
迷子の僕の異世界生活
クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。
通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。
その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。
冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。
神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。
2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】
紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※番外編を公開しました(10/21)
生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
※4月18日、完結しました。ありがとうございました。
転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる
塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった!
特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。
運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
異世界転生してハーレム作れる能力を手に入れたのに男しかいない世界だった
藤いろ
BL
好きなキャラが男の娘でショック死した主人公。転生の時に貰った能力は皆が自分を愛し何でも言う事を喜んで聞く「ハーレム」。しかし転生した異世界は男しかいない世界だった。
毎週水曜に更新予定です。
宜しければご感想など頂けたら参考にも励みにもなりますのでよろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる