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第5章 マーへ大陸の陰謀
閑話:恋人未満の視点から『望』※R18
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「バル、奥……ここ、おく、欲し……っ」
へその下で震える指先で擦るクルトの、熱に浮かされて潤んだ瞳と、上気した頬。
「んんっ……」
「っ……」
触って欲しいという言葉の代わりに腰を揺らせば当たるそこがじわじわと重量を増していく。
キスも気持ち良いし、体を舐められるのも、噛まれるのも、好き。
だけど奥が熱くて、辛くて、いますぐに中に欲しい。
「はぁ、く……ここ……っ」
「慣らさないとおまえが辛いだろ」
「いいの……つぁ……ても、痛ぅぇ……いい……っ」
足を広げ、強請る。
発情による影響で粘膜から滲み出るとろりとした液が尻を濡らすが、男を受け入れるというのが本来の用途でない窄まりは小さく狭く閉じたままだ。
指一本ならまだしも欲に満ちたそれを挿れるなんて無理が過ぎる。
「ダメだクルト。待て」
「やっ……」
クルトはイヤイヤをするように首を振ったかと思うと、体を起こし、バルドルの勃ち上がっているそれを握った。
「っ」
痛ぇっと怯んだ体をひっくり返され、衝撃に視界が暗転したわずか一瞬の間に上下が変わり、クルトはバルドルのそれを握ったまま跨り――。
「待っ、クルトそれだと切れっ……おい⁈」
「はああぁぁんっっ」
「ぐっ……!」
強引に。
もはや痛みすら快感に変わるほど理性を失くしたクルトの背が弓なりに撓り、高い悲鳴が上がった。
狭い。
キツイ。
辛い。
なのに、満たされる。カラダを雄に支配される悦びがクルトの全身を震わせた。
「いぁっ……あっ……あ……はっ……っ」
「この……無茶すンなバカ……!」
自分に跨るクルトに悪態を吐くバルドルも辛い。
痛い。
だが、やはり発情期なのだ。
どんどん溢れてくる粘液が絡み、卑猥な水音が耳を打つようになればあとは快感に呑まれるだけ。クルトは恍惚として腰を振り続ける。
理性など欠片もなく、本能のまま――。
一年前とは異なる痴態にバルドルは舌打ちしたい衝動に駆られた。こんなになるまで我慢していたのか、とか。なんでもっと早く頼ってくれなかったのか、とか。
「くっ……おまえ、絶対に後で白状させっからな……!」
「ひぁっ……!」
バルドルはクルトの腰を抱き、上半身が崩れ落ちるまで下から突き上げた。
絶え間ない悲鳴みたいな嬌声と、視線の重ならない行為からは恋人同士の甘さなんて欠片も感じられない。愛情なんてない。それが、バルドルには悲しい。
「おく……もっと、あっ、ぁあっ」
「……っ!」
それでも突き上げ、奥に放ち、いっそう体を震わせて前のめりに倒れそうになるも腕を突っ張って耐えたクルトを、バルドルはムキになって下から犯し続けた。
「はんっ、あんっ……あっ……」
「クルト」
やっと腕の力が抜けて胸の上に崩れ落ちて来たクルトを抱き締めると、素肌に触れる吐息は酷く震えていた。
「……落ち着いたか?」
囁くように問いかける。
これで満足してくれていたらと願ったけれど、クルトの身体はまだそれを欲しているのが繋がっているそこから伝わって来る。
「……バル……?」
「ああ……俺だ」
「……っ」
「俺だ。……大丈夫だ」
伝えると共に震える肩を、体を強く抱きしめる。
大丈夫。
……大丈夫。
バルドルはゆっくりと息を吐く。
それから丁寧に体を反転させて位置を入れ替えた。
「クルト」
「……っ……」
「クルト、……こっからが本番だぞ」
「――」
その言葉にクルトの泣いた目が大きく見開かれ、……だが、自分を抱き締める男に自らを委ねた。
***
他人の気配を感じて目を開けると、バルドルが上着を羽織りながらドアを開ける所だった。
「どうした」
「銀級ダンジョンに向けて出港する予定だったんだが、明日に延期だ」
「は?」
「ひどい天気だろ、外。海も荒れに荒れてて船を出すのは危険って判断だ。廊下に出たら判る」
「……これはやばいな」
「冬場の海にはよくある話らしいけどな。ってわけで、急だけど今日は一日休みだってさ」
「了解」
パタンと戸が閉まる音がして、部屋に戻って来たバルドルは窓から外を眺める。
「あぁ、確かにひどい天気だ……」
「……そんなに?」
「……悪い、起こしたか」
「ううん」
「体はどうだ?」
「大丈夫……それより、いまのエニス?」
「ああ。今日は休みだそうだ。部屋は揺れないようになっているから判らなかったが、廊下に出ると酷い」
「……そうなんだ……それは、正直ありがたい……」
体を起こそうとするが、体に力が入らない。
大丈夫だと思ったのは気のせいだったらしい。腰だとか尻ところじゃない。腕も、足も、痛くて痛くて酷い。
「レンに治療頼むか?」
「……どう、しよう……」
いくら今日が休みになったからって、この痛みが明日までに回復しているとは限らない。そう考えればレンに甘えるのが正しいのだろうが、頼むことで自分達が何をしていたのか察せられるのは気まずい。
昨夜も会っているんだし既にバレているような気もするが……。
「あれ……?」
昨日のレンの言葉を思い出したクルトは、気付く。
「俺、死んでない」
「は?」
「レンくんが昨日言ってたんだ、俺が死ぬって……」
「詳しく話せ!」
バルドルも絶対に色々と白状させるつもりだったことを思い出して迫るが、クルトから話を聞けば聞くほど意味が解らない。
「どういうことだと思う?」
「よく判らんが……あのレンが、おまえが死ぬなんて話を昨夜のテンションでするようには思えないんだが……本人を呼んでみるか? あいつならもう起きてるだろうし」
「うん……じゃあ……」
立ち上がろうとして、また崩れ落ちて。
結局はレンに治癒も頼むことになってしまった。
バルドルがレンの部屋をノックしたところ、部屋の主はすぐに出て来た。しかもクルトの痛みを取って欲しいと頼まれた事でいろいろと察したらしく、クルトの顔を見るなり「おめでとうございます……!」と。
クルトは恥ずかしさの余り逃げ出したくなった。
「本当に良かったです。あのままじゃ命の危険もあるってリーデン様が言うから心配で心配で」
「それ!」
「え?」
「俺が死ぬって話だったろ? いま、この通り何ともないんだけど……」
「それはバルドルさんのおかげでしょ?」
「は?」
「え?」
「ん?」
三者三様に首を傾げた後で改めて話をしてみれば、レンは説明不足だし、クルトは悪い方向に想像力が働き過ぎただけだと判る。
「結果オーライでしたけど、なんか、説明不足だったみたいですみません」
「ううん、俺も考え過ぎた……ごめんね……」
「どっちもどっちだ……」
レンくんと謝罪し合っている横でバルドルが頭を抱えている。
いやはや……生きていて良かった良かった。
「それで、お二人はお付き合いするってことで良いんですよね?」
確認するレンに、クルトとバルドルは顔を見合わせた。
「え、っと……」
眉を寄せ、苦しそうに顔を背けるクルトと。
「当然だ」
「えっ」
ぎょっとしたクルトに、バルドルは強く言い切る。
「もう放っておけん。こいつは俺が面倒を見る」
「なっ……」
「よく言いましたバルドルさん! それでこそですっ」
「ちょっと待って! 俺は」
「クルト」
クルトが何を言い掛けたのかは判らない。
だけどバルドルは言う。
「おまえが俺の唯一だ」
「っ……」
はっきりとした断言に、レンが思わずといった感じで拍手した。
その後「リーデン様が借りを返したいそうです」と言うレンに促されて例の扉を潜ったクルトは、次の瞬間には何もない真っ白な空間に投げ出されており、そこで恐ろしい威圧を受けたと語る。
震えるばかりで喉は干上がり立っている事も出来なかった『無』の世界。
誰かが話しかけてくるわけでもない。
誰かの姿が見えるわけでもない。
どれくらいの時間が経過したのかも判らなくなるその場所で、胸中に呼んだ、唯一の名前。
「……死ぬ時はバルと一緒がいいって思った」
それを告白の返事にしたクルトは夜になって再び体調を崩した。
翌朝にはすっかり回復したそれが何だったのか、……その事実を彼らが知るまで、もう少し。
***
読んで頂きありがとうございました。
気に入らなくて書き直して、していたら更新間に合いませんでした、遅れてすみませんorz
明日はもう一つ閑話。
明後日から第6章です。
へその下で震える指先で擦るクルトの、熱に浮かされて潤んだ瞳と、上気した頬。
「んんっ……」
「っ……」
触って欲しいという言葉の代わりに腰を揺らせば当たるそこがじわじわと重量を増していく。
キスも気持ち良いし、体を舐められるのも、噛まれるのも、好き。
だけど奥が熱くて、辛くて、いますぐに中に欲しい。
「はぁ、く……ここ……っ」
「慣らさないとおまえが辛いだろ」
「いいの……つぁ……ても、痛ぅぇ……いい……っ」
足を広げ、強請る。
発情による影響で粘膜から滲み出るとろりとした液が尻を濡らすが、男を受け入れるというのが本来の用途でない窄まりは小さく狭く閉じたままだ。
指一本ならまだしも欲に満ちたそれを挿れるなんて無理が過ぎる。
「ダメだクルト。待て」
「やっ……」
クルトはイヤイヤをするように首を振ったかと思うと、体を起こし、バルドルの勃ち上がっているそれを握った。
「っ」
痛ぇっと怯んだ体をひっくり返され、衝撃に視界が暗転したわずか一瞬の間に上下が変わり、クルトはバルドルのそれを握ったまま跨り――。
「待っ、クルトそれだと切れっ……おい⁈」
「はああぁぁんっっ」
「ぐっ……!」
強引に。
もはや痛みすら快感に変わるほど理性を失くしたクルトの背が弓なりに撓り、高い悲鳴が上がった。
狭い。
キツイ。
辛い。
なのに、満たされる。カラダを雄に支配される悦びがクルトの全身を震わせた。
「いぁっ……あっ……あ……はっ……っ」
「この……無茶すンなバカ……!」
自分に跨るクルトに悪態を吐くバルドルも辛い。
痛い。
だが、やはり発情期なのだ。
どんどん溢れてくる粘液が絡み、卑猥な水音が耳を打つようになればあとは快感に呑まれるだけ。クルトは恍惚として腰を振り続ける。
理性など欠片もなく、本能のまま――。
一年前とは異なる痴態にバルドルは舌打ちしたい衝動に駆られた。こんなになるまで我慢していたのか、とか。なんでもっと早く頼ってくれなかったのか、とか。
「くっ……おまえ、絶対に後で白状させっからな……!」
「ひぁっ……!」
バルドルはクルトの腰を抱き、上半身が崩れ落ちるまで下から突き上げた。
絶え間ない悲鳴みたいな嬌声と、視線の重ならない行為からは恋人同士の甘さなんて欠片も感じられない。愛情なんてない。それが、バルドルには悲しい。
「おく……もっと、あっ、ぁあっ」
「……っ!」
それでも突き上げ、奥に放ち、いっそう体を震わせて前のめりに倒れそうになるも腕を突っ張って耐えたクルトを、バルドルはムキになって下から犯し続けた。
「はんっ、あんっ……あっ……」
「クルト」
やっと腕の力が抜けて胸の上に崩れ落ちて来たクルトを抱き締めると、素肌に触れる吐息は酷く震えていた。
「……落ち着いたか?」
囁くように問いかける。
これで満足してくれていたらと願ったけれど、クルトの身体はまだそれを欲しているのが繋がっているそこから伝わって来る。
「……バル……?」
「ああ……俺だ」
「……っ」
「俺だ。……大丈夫だ」
伝えると共に震える肩を、体を強く抱きしめる。
大丈夫。
……大丈夫。
バルドルはゆっくりと息を吐く。
それから丁寧に体を反転させて位置を入れ替えた。
「クルト」
「……っ……」
「クルト、……こっからが本番だぞ」
「――」
その言葉にクルトの泣いた目が大きく見開かれ、……だが、自分を抱き締める男に自らを委ねた。
***
他人の気配を感じて目を開けると、バルドルが上着を羽織りながらドアを開ける所だった。
「どうした」
「銀級ダンジョンに向けて出港する予定だったんだが、明日に延期だ」
「は?」
「ひどい天気だろ、外。海も荒れに荒れてて船を出すのは危険って判断だ。廊下に出たら判る」
「……これはやばいな」
「冬場の海にはよくある話らしいけどな。ってわけで、急だけど今日は一日休みだってさ」
「了解」
パタンと戸が閉まる音がして、部屋に戻って来たバルドルは窓から外を眺める。
「あぁ、確かにひどい天気だ……」
「……そんなに?」
「……悪い、起こしたか」
「ううん」
「体はどうだ?」
「大丈夫……それより、いまのエニス?」
「ああ。今日は休みだそうだ。部屋は揺れないようになっているから判らなかったが、廊下に出ると酷い」
「……そうなんだ……それは、正直ありがたい……」
体を起こそうとするが、体に力が入らない。
大丈夫だと思ったのは気のせいだったらしい。腰だとか尻ところじゃない。腕も、足も、痛くて痛くて酷い。
「レンに治療頼むか?」
「……どう、しよう……」
いくら今日が休みになったからって、この痛みが明日までに回復しているとは限らない。そう考えればレンに甘えるのが正しいのだろうが、頼むことで自分達が何をしていたのか察せられるのは気まずい。
昨夜も会っているんだし既にバレているような気もするが……。
「あれ……?」
昨日のレンの言葉を思い出したクルトは、気付く。
「俺、死んでない」
「は?」
「レンくんが昨日言ってたんだ、俺が死ぬって……」
「詳しく話せ!」
バルドルも絶対に色々と白状させるつもりだったことを思い出して迫るが、クルトから話を聞けば聞くほど意味が解らない。
「どういうことだと思う?」
「よく判らんが……あのレンが、おまえが死ぬなんて話を昨夜のテンションでするようには思えないんだが……本人を呼んでみるか? あいつならもう起きてるだろうし」
「うん……じゃあ……」
立ち上がろうとして、また崩れ落ちて。
結局はレンに治癒も頼むことになってしまった。
バルドルがレンの部屋をノックしたところ、部屋の主はすぐに出て来た。しかもクルトの痛みを取って欲しいと頼まれた事でいろいろと察したらしく、クルトの顔を見るなり「おめでとうございます……!」と。
クルトは恥ずかしさの余り逃げ出したくなった。
「本当に良かったです。あのままじゃ命の危険もあるってリーデン様が言うから心配で心配で」
「それ!」
「え?」
「俺が死ぬって話だったろ? いま、この通り何ともないんだけど……」
「それはバルドルさんのおかげでしょ?」
「は?」
「え?」
「ん?」
三者三様に首を傾げた後で改めて話をしてみれば、レンは説明不足だし、クルトは悪い方向に想像力が働き過ぎただけだと判る。
「結果オーライでしたけど、なんか、説明不足だったみたいですみません」
「ううん、俺も考え過ぎた……ごめんね……」
「どっちもどっちだ……」
レンくんと謝罪し合っている横でバルドルが頭を抱えている。
いやはや……生きていて良かった良かった。
「それで、お二人はお付き合いするってことで良いんですよね?」
確認するレンに、クルトとバルドルは顔を見合わせた。
「え、っと……」
眉を寄せ、苦しそうに顔を背けるクルトと。
「当然だ」
「えっ」
ぎょっとしたクルトに、バルドルは強く言い切る。
「もう放っておけん。こいつは俺が面倒を見る」
「なっ……」
「よく言いましたバルドルさん! それでこそですっ」
「ちょっと待って! 俺は」
「クルト」
クルトが何を言い掛けたのかは判らない。
だけどバルドルは言う。
「おまえが俺の唯一だ」
「っ……」
はっきりとした断言に、レンが思わずといった感じで拍手した。
その後「リーデン様が借りを返したいそうです」と言うレンに促されて例の扉を潜ったクルトは、次の瞬間には何もない真っ白な空間に投げ出されており、そこで恐ろしい威圧を受けたと語る。
震えるばかりで喉は干上がり立っている事も出来なかった『無』の世界。
誰かが話しかけてくるわけでもない。
誰かの姿が見えるわけでもない。
どれくらいの時間が経過したのかも判らなくなるその場所で、胸中に呼んだ、唯一の名前。
「……死ぬ時はバルと一緒がいいって思った」
それを告白の返事にしたクルトは夜になって再び体調を崩した。
翌朝にはすっかり回復したそれが何だったのか、……その事実を彼らが知るまで、もう少し。
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