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第3章 変わるもの 変わらないもの

閑話:リーデンの視点から『誕生日』

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 レンが14歳になった。
 成人まであと一年。
 たった二年だと言っていた半分が過ぎて、ちゃんと胸を張って告白できるように成長すると宣言したレンは世界の主神の目で見ても努力していると思う。
 確かに複数の神からの加護を得て、溢れんばかりの神力に満ちたレンの回復魔法は他の追随を許さない。
 しかし、その力で回復魔法を使うと選んだのはレンで、効力が増すのは繰り返される練習の成果だ。
 不足を補おうと知識を蓄えるのもレンで。
 時々によってそれらを生かすのもレン。
 自己犠牲によって自身を生かして来た真っ白な魂は、いつその事に気付くだろうか。
 地球では考えもしなかった多くの保護者を得て、師を得て、友人を得て。
 彼らの存在に感謝するならばレンは成長した己を受け入れるべきだ。
 そして、約束を果たすために告げるだろう。
 添い遂げたいと願うほど想う者の名を。




 レンがトゥルヌソルを離れ港町ローザルゴーザへ、そして王都へ遠征し戻って来てから、彼の周りはとても慌ただしくなった。
 神力を消費する回数が増え、疲れた顔を見ることが多くなり、それでも必ず神具『住居兼用移動車両』Ex.の部屋に帰って来て「ただいま」と言う彼を、リーデンはなるべく出迎えるようにした。忙しくて出迎えられなかったとしても手が空けばあの部屋の風鈴を鳴らし、レンに「おかえり」と言ってもらう。
 そうして夜は神力を補充するためだと言ってレンを抱き締めて眠る。

(食事も睡眠も必要なかったのが嘘のようだ)

 リーデンは最近の己の行動を振り返って自嘲する。
 自分もかつては人だった。
 死後の魂が美しかったから大神に天界へ招かれて神となり、現在は上級神第三席を名乗っている。しかし、彼に生前の記憶はない。
 神となってからは人の営みが無くても問題なかったから、食事も、睡眠も、他人との触れ合いさえも必要なく、ただただ課される役目を果たし箱庭『リーデンズガーデン』の発展を見守るだけの日々だった。
 なのに、木ノ下蓮という名の地球の少年を知ってからは全てがひっくり返った。
 何千年も何も持たない人形の様だった器に、たった十数年で感情を宿させ、言葉を与え、他者と関わることの楽しみと煩わしさを思い知らせた。
 そして、いま。
 蓮は、レンとしてリーデンの箱庭『ロテュス』に降り立ち、彼に食べる事の幸福、眠る事の大切さ、触れ合うことの心地良さを教え、……とうに消えてなくなった人としての記憶を刺激する。
 目の前には唯一の特別。
 内側に湧き上がる衝動は、他人からしてみれば生じて当然のものだが、当の本人にとっては――。


 2月の20日。
 地球にいた頃の木ノ下蓮は今日が誕生日だった。
 生まれてすぐに捨てられたという彼の言葉は事実だが誕生日には数日のズレが発生している。ロテュスに招いてからも誕生日はそのままで良いと言うから本人はその日に皆に祝われるが、リーデンは実際の生まれた日を知っている。
 ステータスボードに記載されていなくとも、注意深く見ていれば年齢が変わる日が確認出来るのだが、もともと滅多なことではそれを開かないレンだから偶然に任せることも出来ない。

(捨てられたのは事実だしな)

 親という存在に繋がると思うと本当の誕生日すら受け入れ難いのは最初にこの話題を振った時の反応で判る。

(だが、おまえのことが憎かったり、不要だと思って捨てたのなら、おまえの転移の際に財産として換金されたがあれほどの額になるはずがないんだ)

 レンは単位を日本円だと思い込んでいたようだが、あれはロテュスの単位だ。
 円で表示するなら七億円以上である。
 彼の財産は銀行に預けられていた現金や、家財だけではない。
 レンにとって何より大きな財産は人々の彼に関する記憶だったのだ。
 彼を想う人々の記憶をロテュスの金に換え、この世界で彼を守る防具や、神具を、顕現するに必要とする妥当な金額記憶と交換した。
 捨てられたと語るレンの心を慮って敢えて伏せたが、700万ゴールド以上のあの預金は、防具と二つの神具『住居兼用移動車両』Ex.と『懐中時計』を交換した上での残金だった。

消えた記憶には、それほどおまえを守りたいという強い気持ちがあったんだ)

 伝えたところで傷つけるだけ。
 それが判るから言うつもりはない。
 でも。

(いつか知って欲しいと願ってしまうこの気持ちは何なのだろうな……)

 近付いて来るレンの気配。
 神具『住居兼用移動車両』Ex.の扉が開き、閉じると、異世界ロテュスと切り離された二人だけの空間が完成する。

「おかえり、レン」
「ただいま、リーデン様」

 いつもの挨拶、いつもの笑顔。
 それからレンはリーデンの手にあるものに気付いて目を瞠る。

「これ……桜? 桜の盆栽?」
「盆栽というほど高尚なものではないし見た目も小さいが、春にはきちんと咲くはずだ。懐かしいかと思ってな……誕生日プレゼントだ。おめでとう」
「うわあ……っ、ありがとうございます! 嬉しいです、春が楽しみです」
「日本人は桜が好きだと聞いたから選んだが、喜んでもらえて良かった」
「大好きです! あ、ロテュスでも桜は咲きますか? トゥルヌソルでは見た事がないですが」
「キクノ大陸でしか咲かないな」
「おぉー……キクノ大陸。また行く楽しみが増えました」
「近い内に海を渡るんだろう? 桜の季節に合わせてキクノ大陸に移動するといい」
「はいっ。クルトさん達とも相談してみます……」

 所属するパーティメンバーの名前を口にして、少しだけレンの視線が下がった。
 それを見た途端にリーデンの内側で表現のし難い変化が起きる。
 冷たい風が体の中を吹き抜けるような、小さな洞のようなものが生じるような。

「クルトさん達と、明日から次の依頼を受けることを決めました。村が魔獣に襲われそうだから退治して欲しいって。冬でエサがないから人里の倉庫を襲っちゃうんでしょうね」
「そうだな」

 冬眠する魔獣ならまだしも、魔力を有する獣は雪深い冬も活発に行動するものが多い。
 どの村でもそういった外敵に襲われないよう狩人や自警団が常に警戒しているから、獣が夜な夜な近付いてきている気配を事前に察する事が出来たのだろう。

「襲われたら怪我人が出ますし、最悪の場合も……だから、その前に何とかして来ます」
「ああ。気を付けて行っておいで」
「二日間は帰って来れないですけど、ちゃんと寝てくださいよ?」
「寝なくても問題はない」
「でも寝た方が効率が良いんでしょう?」

 それはレンを抱いて眠るからだ、と。
 決して言葉には出来ないけれど。




 去年の夏頃に、ロテュスにおけるレンの保護者を名乗っていた者達がマーヘ大陸に渡った。
 以降、トゥルヌソルに残ったレンと、他の若い冒険者達は6人でチームを組んで積極的に依頼を受けるようになった。
 レン曰く「クルトさん達は戦闘訓練、俺は師匠との訓練で合格を貰えたんです。今日からは銀級冒険者を目指してお仕事して来ます。みんなが俺の昇級のために協力してくれるんですから、俺も精一杯頑張ってきます」と。
 銅から銀への昇級条件は、銅級以上の依頼を失敗無く20件達成すること。
 先輩冒険者の指導を受けながら銀級依頼を受けるのももちろん可で、レンは此方に挑んでいるようだ。
 魔獣退治、素材採取、失踪者の捜索というのもあったか。
 特に素材採取は、プラーントゥ大陸にあるダンジョンの位置を確認するという目的もあったらしい。
 実力不足のため接近不可の神銀ヴレィ・アルジャン白金プラティンには近づけなかったが、トゥルヌソル以外の銅級ダンジョン1つと、6カ所の銀級ダンジョン、3カ所の金級ダンジョンは場所を把握したと言っていた。
 その際には長い旅があり、一月以上会えないこともあった。
 着実に前進して喜んでいるレンにはとても言えない心境になったこともある。
 今なんて、たった二日ですら触れられない事が辛い。

(自分が嫌になるな……)

 レン。
 一年後、成人を迎えた君は誰に想いを告げるのか。

(俺に、誰の名を……)

 あの日、真っ直ぐに自分を見ながら告げられた言葉に心が震えた。
 まさかと思いつつも湧き上がる感情を抑えられなかったのは、誤魔化しようもなく「期待」したからだ。
 レンに唯一と言われること。
 共に生きたいと願われること。
 そんなことはダメだと理性が叫ぶのに、共に旅が出来なくても、ダンジョンに挑むことも、依頼を受けることも、魔獣と戦うことも出来ないのに構わないのかと聞いていた。
 他の名など聞きたくない。
 レンは人の世界で、人の理と共に生きて死ぬべきだと冷静な声も聞こえて来るのに、……判っているのに、一度自覚した本音が身の内側を焦がす。

(レン)

 蓮。
 君は、誰と共に生きることを望む――?




「リーデン様!」

 帰宅早々、大きな声を出して駆け寄って来たレンは、胸元に下げているネームタグを引っ張り出してリーデンの目の前に突き出した。
 7月の11日。
 イヌ科シアンのパーティリーダーたちがマーヘ大陸に渡って一年が過ぎたこの日、レンは銅から銀に昇級した。
 成人より半年以上早くダンジョンに挑む権利を手に入れた。

「今日! こうしてランクアップしました! 銀級に上がれたんです!」
「おめでとう。よく頑張ったな」
「はい!」

 喜ぶレンと同じように、自分も笑顔で喜びたいと思う。
 レンの頑張りが認められたことは素直に嬉しい。
 なのに、レンがダンジョンに挑めるようになったという事実が心に重く圧し掛かる。ダンジョンに行くようになれば、踏破まで長期で籠る冒険者は決して少なくないからだ。
 レンが帰って来なくなる。
 此処で待つ必要がなくなる。
 それは、……此処で待つしか出来ない自分にとっては「恐怖」でしかない。

「それで……あのっ、……っ……リーデン様! 俺、ランクアップのご褒美が欲しいですっ」
「褒美……」
「これからダンジョンに挑むようになったら、なかなか帰って来られなくなると思うんです」

 聞きたくはなかった現実を突きつけられて心が冷え、表情が消え、世界は色を失う。
 どうしようもなくなってから、自覚に現実が追い付く。
 身の内で膨張する昏い感情……レンから離れろという冷静な声に、しかし唐突に被さったレンの声。

「でもそれじゃ淋しくて、……その、リーデン様と長く会えないのはイヤだな、と」
「――」

 聞き間違い、ではない。
 愚かな願望が見せる幻でもない。

「神具『住居兼用移動車両』Ex.って、許可を出せば他の人にも見えたり、使えたりするって説明文にあったのを思い出して……銀級に上がるまでは野営も訓練の一つだと思って我慢していたんです。でもダンジョンは……」

 ダンジョンには鉄級なら5階層ごと、銅級なら8階層ごとという具合に、定められた階層に転移の術式が組み込まれた床が設置してある。
 そこまで自力で到達し、魔力を登録し終えれば入口とを一瞬で行き来できるようになる。
 そのため、転移出来る階層までは一度の攻略で進むのが常識になっており、何日掛かるかは魔物次第ということもあって予定が組み難いのだ。

「もちろんダンジョン内の野営も強くなるためには必須なので、リーデン様と相談して制限を設けられたらとは思うんですけど……この神具『住居兼用移動車両』Ex.の事をクルトさん達に話して、野営で使えるように出来たら、リーデン様と毎晩会え――」

 ずっと聞いていたいと願う声が途切れた。
 代わりに腕の中に最愛がいる。

「リーデン様……?」
「……ああ」

 ああ、解った。
 最愛だ。
 

「……ああ、そうだな。ダンジョンで使えるようおまえの仲間達に許可を出すといい。ただしこの部屋には立ち入りを禁じる」
「え」
「ここはレンと俺の家だ」
「……!」
「神具の後方に別の扉を設けて異なる部屋を作るか……いや。いっそ見た目がテントの神具を新たに造ればいいのではないか」
「えっ⁈」
「野営も訓練の一つなら、夜は交代で見張りに付き、魔物が現れれば即行動が取れるようにしたいのだろう?」
「そうです」
「ふむ……見た目より中身が広い魔導具は既に存在するから幾らでも誤魔化しは効く。おまえの仲間は、レンの事情をほぼ把握しているようだし……あとは……」
「り、リーデン様?」

 呼ばれて、目線を下げると、呆気に取られた様子のレンから戸惑いの視線を向けられていた。

「ふむ……レンにも一つ聞いておきたい。返答次第でおまえの部屋には機能を足さねばならないしな」
「機能?」
「レン」
「は、はいっ」
「おまえが添い遂げたいと願う相手は誰だ」
「――……ぇ……?」
「成人したら教えるという約束だっただろう」
「そっ、ぁ……そうです。成人したら」
「それは成人まで待たなければダメか?」

 気付け。
 察しろ。
 そんな心の声を乗せて顎を取り、ぎりぎり唇に触れないよう気を付けながら口付けた。
 レンの瞳は見開かれ、正に頭が真っ白という表情。
 固まっている最愛に笑みを誘われ、拒まれないのをいいことに頬に、鼻に、額に、髪に口付けていく。

「ぁ、……ぇ、えっ⁈」
「レン」

 ようやく我に返ったレンは、一瞬にしてその顔を赤く染めて金魚のように口をぱくぱくさせるばかり。いっそ本当に口付けてやろうかと近付いたところでレンの両手に阻まれた。

「む」
「せ、成人まで待っ……いまは、まだっ」
「……ダメなのか?」
「っ……ダメでは……ぁ、違っ……せ、成人まではダメです!」

 成人まで二年しかなく、その日までに努力して胸を張れるようになると宣言したのはレンだ。
 きっと成長するための計画もあるだろうし、それを邪魔するつもりはさすがにない。
 レンが、会いたい、と。
 会えない日は淋しいと言ってくれた。
 いまだってダメだと。 
 ならばあと半年くらいは意地でも耐えてみせよう。

「次の誕生日が楽しみだな」
「……!」

 可愛い。
 ああ、愛しい。




 神と人。
 理が異なる者同士では相容れないことも多いだろう。天界エデンの上級神第一席ラーゼンは言う。

「可愛い子を見たら口説くのが神の常識、一夜のアバンチュールを愉しむのが神々の嗜み、そして複雑な家系図こそ俺のアイデンティティ!!」

 妻である第四席エトワールに背後から頭を割られようとも笑顔で言い切る阿呆だし、彼の言葉にはこれっぽっちも同意しないが、人間相手でも平然と口説いて様々な前例を作ってくれていることには感謝しても良い気になって来た。
 第二席ヤーオターオや、第五席カグヤも、面白がっている感は否めないがあれはあれで励まし、応援しているつもりだったのだと思う。
 周りを受け入れようとしなかったのは、自分。

(レンが努力しているのだ。俺も変わらなければ)

 決意する。
 最愛の未来が幸多き日々であるためにも、いま、やるべきことを。
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