上 下
94 / 335
第3章 変わるもの 変わらないもの

91.帰路

しおりを挟む
 翌日――まだ俺の体調は心配されていたけれど、セルリーが俺の神力が戻っていると確認したことで予定通りトゥルヌソルに向けて出発する事になった。
 レイナルドパーティ7名、グランツェパーティ6名、バルドルパーティ4名の計17名。
 冒険者ギルドに王都からトゥルヌソルまでの護衛依頼でもあればついでに受けても良かったのだが、そんな都合のいい依頼は残念ながら存在しなかった。
 ただ、身内17人で進む旅路は何の気兼ねも要らない楽しいもので、俺はセルリーから素材のあれこれを学び、グランツェパーティからは余所の「普通」を。
 バルドルパーティからは「友人付き合い」を。
 そしてレイナルド達からは、……何というか、むず痒い気持ちにさせられた。
 今まで体験したことのない感情。
 叱られたり、甘やかされたり、護られたり、教えられたり。
 それはまるで――。




 真夜中にふと目を覚ますとテントで寝ていたのは自分だけで、まさか魔獣の襲撃に自分だけ気付かなかったのかと焦ったが、外の気配を伺うと同時に笑い声の混ざる話し声に気付いた。

「ほんっと見た目に似合わず肝っ玉が小さい!」
「実際利用しようとしておいて、本人に言われたらショック受けるってどうなの」

 ミッシェルとアッシュの声もすると言うことは、レイナルドパーティ全員が外に集合しているということ。
 彼らが揃っているならグランツェパーティとバルドルパーティは休んでいるのかもしれないが、そこから自分が外されていると言う事実にショックを受けた。
 ……でも、どうやら違ったらしい。

「今さら情が湧いたって言われても、レンだって迷惑よね?」
「えっ」

 驚いている間に外から垂れ幕が開けられて、火を囲んでいるパーティメンバー達の視線が集中する。垂れ幕を上げたのはクルトだった。
 目が覚めた直後から気付かれていたらしい。
 さすが金級冒険者である。

「こっちいらっしゃい。何か飲む?」
「えっ……と、じゃあお茶を」
「ん」

 準備してくれるミッシェル。
 俺が移動する間にも彼らの遣り取りは続く。

「こっちでの暮らしは短くたって、中身が成人しているのは聞いたでしょ」
「ねー」
「……おまえらはブレないな」
「レイ、覚えておくべきだ。男親は女親には敵わない」
「そうそう。ましてや子育ての経験がないお前には勝ち目なんて最初からねぇよ」

 アッシュ、ミッシェル、レイナルド、ウォーカー、そしてゲンジャル。

「レイナルドさんて、意外と……」
「ヘタレだろ」

 クルトが濁した意見をあえてぶっちゃけるゲンジャルも容赦が無さ過ぎると思う。
 いま起きたばかりの頭では整理し切れなくて反応に困るのだが、レイナルドがひどく打ちひしがれているのは察せられた。

「大丈夫ですか……?」
「……もうダメだ」
「えぇー……」

 顔色も悪く見えたため心配になって隣に座ったら、アッシュは生温い眼差しを、ミッシェルはお茶が入ったカップを渡してくれる。

「少し放っておいてやって。色々と悩ましいお年頃なの」
「はあ」

 茶目っ気たっぷりにアッシュは言うけど、何なんだろうね?
 よく判らなくて首を傾げていたらウォーカーに声を掛けられる。
 
「レンは主神様の家族だと言ったな」
「そうです」
「主神様はレンをとても大事にされているように思う」
「はい……過保護なくらい、大事にしてくれていると思います」
「うむ。では主神様はレンに何かしらの役目を与えたんだろうか」
「役目?」
「ズバリ言うなら獄鬼ヘルネルを滅するという役目を与えられているのかどうかだ」
「……おまえなぁ」

 あまりにも直球な聞き方に目を瞬かせていたら、横でレイナルドが唸り出した。言った本人は涼しい顔をしているのに。

「悩むくらいなら聞いて答えを得てしまった方が建設的な話し合いが出来る。レンは答えてくれると思うぞ」
「それは……」

 あっちもこっちもウォーカーの言葉に頷いている。
 俺自身も此処にいる人達には隠す必要が無いから聞かれたら答えると思う。
 と言うか……。

「いろいろ話した気になっていたんですけど、言ってませんでしたっけ」
「は?」
「リーデン様からは好きに生きろと言われています。強いて言うなら『寿命を全うすること』が絶対条件で、次に『添い遂げたい相手を見つけて幸せになれ』かな」
「……は?」

 レイナルドがさっきから「は?」しか言わない。
 ちょっと失礼じゃないだろうか。

「添い遂……は?」

 また言った!

「何なんですかさっきから」
「いや、だっておまえ……」

 動揺しているっぽいレイナルドの横。

「ちょっと待って」

 クルトの声がしたので彼を見ると、とても剣呑な目をしている。
 何事だ。

「レンくんにその匂いを付けたのって主神様なんじゃないの?」
「ですよ」
「なのに添い遂げたい相手を見つけろって?」
「言われました」

 応えたら、クルトからだけじゃなくて女性陣の方からも主張の強い気配が感じられる。

「俺はいま生まれて初めて主神様にイラッとした」
「奇遇ね、私もよ」
「腕が鳴るわ~」

 にっこり笑顔のクルトに、同じくイイ笑顔のアッシュがぼきぼきと手指の関節を鳴らしている。そこは腕じゃありませんが。

「あの、その件については……その……俺自身の都合で時間稼ぎ中で! カッコつけると駆け引き中なので、だから、大丈夫、です!」
「あら」
「へぇ?」

 女性陣の笑みが深まる。
 どうしよう怖い! と思っていたら男性陣も別の意味で怖がっていた。

「駆け引き……」
「主神様相手に駆け引きか……異世界人は恐ろしいな……」

 ひどい言われようである。

「とりあえずその件は良い。話を戻したい」

 ウォーカーが咳払いを一つ。
 話題が戻る。

「そうなると、レンはこれからどうするつもりなんだ? 差し支えなければ、成人後の予定も含めて聞いておきたいのだが」
「これから……獄鬼ヘルネルは消せるなら消しちゃいたいと思ってます。それが可能なんじゃないかなって考えられるだけの力は貰ってしまっているので」

 言ったら、何故か皆の視線がレイナルドに集中した。
 ほら見ろって言いたそうな。
 レイナルドはものすごくイヤそうな顔で溜息を吐いた。

「その後は?」
「あっちの世界では出来なかった事がしたいです。このパーティでダンジョンに挑んだり、同世代……この場合は精神年齢の話ですけど、バルドルさん達と美味しいご飯を食べに行ったり、お酒飲んだり。それからセルリーさんにはもっとたくさん教えてほしいことがあります。あ、ダンジョンはグランツェパーティの皆さんと共闘するといいかもしれません。勘ですが」
「……おまえ、本当にそれでいいのか」
「何がそれなのかよく判りませんけど、この話なら宿で終わったんじゃ? 利用してくださいって言いましたよね? レイナルドさんだってそのつもりだったでしょう?」
「ぐっ……」

 呻くレイナルドと、笑う他の面々。

「……本当にさっきから一体どうしたんですか?」
「理性と感情の狭間で迷走してんのよ」
「子どもに大役を押し付けることに責任を感じているんだと言ってやれ」

 フォローしているのかもしれないけど、そういうゲンジャルの顔は完全に笑っている。

「子どもって言いますけど、俺の中身はとっくに成人してるんですよ?」
「そうは言っても獣人族ビーストの12歳よりかなり幼く見えるからね。を考えて躊躇うのは、まぁ私たちも判らないではないのよ」
「あとはおまえが孤児だと聞いたのもあるかな」
「孤児になにか?」
「まぁな」
「うーん……」

 些か理解し難いけど、頭を抱えているレイナルドを見ていると自分もフォローしなきゃいけないような気がして来る。

「あの、レイナルドさん。宿でも言いましたけど、俺の考え方……というか、生き方は、いまリハビリ中なので、不謹慎ですけど、俺の事で悩んでくれるのは嬉しいです」
「……ああ」
「だから、……うーん、何て言ったら良いのか……あ、つまりリーデン様の世界を俺も守りたくて。それがみんなの世界を守ることに繋がるなら本望です、とか。どうでしょう?」
「……はあぁぁ」

 溜息を吐かれてしまった。
 ひどい。

「くくくっ、もういい加減に腹を括れレイ」
「レンにここまで言わせて二の足を踏むとかどうなの」
「さすがに情けないわよ、リーダー」
「同感だ」
 
 四人に口々に言われたレイナルドは、それでもまだ陰鬱な顔を見せながらも俺を真っ直ぐに見返し、次いでクルトを見る。

「……おまえも大変だぞ」
「覚悟は決めました」

 迷いのない即答に、レイナルドはまた溜息を吐いて。
 でも、彼もようやく決意したようだった。




 翌日、トゥルヌソルへの帰還を明日に予定した野営の地で全員を集めたレイナルドは告げた。この17人にがある、と。

「まずバルドルパーティ4名はレイナルドパーティに加わってもらう」
「はい⁈」
「ただし、しばらくの間はバルドルパーティ4人にクルトとレンを加えた6人で依頼を受けるんだ。おまえたちはレンの昇級を手伝うと共に、全員に金級冒険者になってもらわなきゃならん」
「――」

 目を見開いて固まるバルドルパーティの4人にレイナルドが続けた話を纏めると、こうだ。
 まずは俺を銀級に昇級させるのが第一。
 その後は国の特例として、俺が成人前でもダンジョンに入れるようにする。6人で金級への条件――鉄級10か所、銅級5カ所、銀級3カ所のダンジョンを踏破するために大陸の移動を開始しろ、と。

「プラーントゥ大陸のダンジョンに入る許可は王都でやらかしたアレで取れた」

 俺が神力を消費して倒れている間に、やはりある程度の話は進んでいたんだろう。
 レイナルドは昨夜とは打って変わった凛々しい顔つきで、迷いなく命じる姿はとても堂に入っている。

「ただし余所の大陸――銅級を10か所回るにはオセアン大陸、ギァリッグ大陸、キクノ大陸、インセクツ大陸、グロット大陸、いずれか5カ所で許可を取る必要があるが、これに関しては王の親書を持たせるから現地の獄鬼ヘルネルをぶっ潰してもぎ取ってこい」

 つまりプラーントゥ大陸の最大国家リシーゾンの王が庇護していると明かす事で相手方に取り込まれる不安を最小限に抑え、最大限に恩を売って来いってことだ。

「やれるな」

 レイナルドの確認に俺は頷く。
 クルトも覚悟を決めている。
 バルドルパーティはガチガチに固まっていたけれど、それでも短い時間で決意してくれた。

「やってみせます」
「よし。移動費と船はこっちで持つ。でもってレンは主神様の家族……嫁候補か?」
「家族ですっ」

 嘘を広められては困る。
 急いで訂正するけど、レイナルドさん達はどっちでもいいと言いたげだ。

「まぁそんな感じでいろいろ規格外だ、早めに慣れておけ」
「――」

 せっかくやる気になってくれたバルドルパーティを、また一瞬で固めてしまったレイナルドは、しかし彼らを放置してセルリーに視線を転じる。

「セルリーは、レンがダンジョン攻略を始めるまでの間に可能な限り僧侶の知識を与えてくれ」
「任せて」
「グランツェ。おまえのパーティには俺たちが戻るまでにトゥルヌソルの金級オーァルダンジョンに馴染んでおいてほしい」
「――」

 金級のグランツェパーティの面々さえ一瞬で固めるレイナルド。
 俺には事の重大さがいまいち判り難いのだが、周りがそういう反応をする程度には凄い話なんだろう。

「……あの金級オーァルダンジョンはおまえたちのパーティーが踏破するんじゃないのか」
「する。だがこの数年で31階層までしか進んでいない点から考えてみろ。踏破済みの金級オーァルダンジョンに比べると難易度が桁違いだ。下手したら白金プラティンダンジョンに近い。……踏破するためには協力者が必要だ」
「……応援領域持ちクラウージュがいればレイナルドパーティ単独で偉業達成出来るのでは?」
「それは考えた。だが、もしもそれが実現した場合、未踏破の白金プラティンダンジョン……、最悪の場合は神銀ヴレィ・アルジャンにレンを連れていかれる可能性がある」
「……なるほど、それで彼らにも金級に上がれと」
「そうだ。レンはここに居ることを望んでいる。ここに、レンを繋ぎ止められるだけの判りやすい証明が必要だ。それには広めるべきではない。此処に居る17人でのみの情報にしておきたいんだ……どうせだろう?」
「ふっ。聞かせたくせに随分な言い様だな」

 グランツェは失笑しつつも自分のパーティメンバー一人一人の目を見て、その意思を確認してからレイナルドに視線を戻し、……そして最後に俺で止める。

「返答する前に一つ聞きたい」
「はい」
「どうして俺たちを選んだ?」

 人選の根拠を聞かれるなら答えはレイナルドに問われた時と同じだけど……。

「娘さんの髪にキスしていた姿が、すごくお父さんだったから」
「?」
「半年前の、獄鬼ヘルネル戦の時です。俺は『猿の縄張り』に泊まっていたので、娘さんを預けに来たグランツェさんを見掛けました。この人は誠実な人だと思ったし、貴方の奥さんと、仲間のパーティならきっと信じられると感じたからです」
「……そうか」

 グランツェは微笑い、再び自分のパーティメンバー一人一人と頷き合った。

「協力しよう」
「感謝する」
「おまえたちの到達階層を越えても恨むなよ?」
「ハッ、言ってろ」

 気安い軽口に広がる笑い声。
 だが……。

「ところでおまえたちが戻るまでに、というのは具体的にいつまでだ。どこに行く予定なのかくらい教えろ」
「……マーヘ大陸だ」
「⁈」

 周囲が騒然とする中、レイナルド達だけが冷静だった。
 マーヘ大陸……人と獄鬼ヘルネルが手を組んだ異質な土地。

「あの大陸で何が起きているのか確認しておかなければ、その脅威は必ずまたこの大陸で牙を剥く……俺たちにはそれを事前に知り、対策を打つ義務がある」
「そうか……。出発はいつで、どれくらい不在になる?」
「まだ正式には決まっていない。銀級5人をある程度は使えるように鍛えていかなきゃならんしな」
「ほう。それは俺たちも協力すべき案件だな?」

 にやりと笑う金級冒険者達の視線が銀級5人を怯えさせる。
 俺は俺で、セルリーさんから僧侶の何たるかを学ばないといけない。

「行けば年単位で戻れないだろうが、こいつらが金級に上がる頃には戻るつもりだ」
「……気を付けろよ」
「判ってる」

 頷きに、誰ともなく右手を出し始めた。
 17人が円になり手を重ね合わせる。

「最終目標は?」
「リシーゾン王国の世界制覇」
「まじか」
「嘘に決まってんだろ。陛下は平和主義者だぞ」
「くっ」
「まぁでも獄鬼ヘルネルの件で多少の恩は売りまくるんだろ、主にレンが」
「レンがかよ」
「やってやりますとも! 少しくらいならやり過ぎても王様が守ってくれるみたいですし」
「うわぁ……」
「俺たちはコレに付き合うのか……」
「きっと楽しいよ」
「根拠!」
「不穏!」
「開き直ったわね……」

 笑いと、呆れに、少なからず覆い隠される不安。
 重なり触れ合う手が織りなす結束、絆。
 俺は祈る。
 この17人が未踏破の金級オーァルダンジョンの前で再びこうして円陣を組める未来を。


 心から、願った。







 ***

 読んで頂きありがとうございます。
 ここで第3部が終わりです。明日からは閑話を5つ挟んで、第4部です。時間が2年ほど飛びます。ようやく恋愛パートが本格化……!(たぶん!)
 閑話はバルドル、セルリー、グランツェ、リーデン、ララの順番です。
 またお付き合い頂けますと幸いです。
 よろしくお願い致します。
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!

梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!? 【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】 ▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。 ▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。 ▼毎日18時投稿予定

迷子の僕の異世界生活

クローナ
BL
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。 通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。 その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。 冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。 神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。 2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。

【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。【番外編あります】

紫紺(紗子)
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。 相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。 超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。 失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。 彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。 ※番外編を公開しました(10/21) 生活に追われて恋とは無縁の極貧イケメンの涼と、何もかもに恵まれた晄矢のラブコメBL。二人の気持ちはどっちに向いていくのか。 ※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。 ※4月18日、完結しました。ありがとうございました。

【完結】別れ……ますよね?

325号室の住人
BL
☆全3話、完結済 僕の恋人は、テレビドラマに数多く出演する俳優を生業としている。 ある朝、テレビから流れてきたニュースに、僕は恋人との別れを決意した。

異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~

戸森鈴子 tomori rinco
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。 そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。 そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。 あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。 自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。 エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。 お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!? 無自覚両片思いのほっこりBL。 前半~当て馬女の出現 後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話 予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。 サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。 アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。 完結保証! このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。 ※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。

転移したらなぜかコワモテ騎士団長に俺だけ子供扱いされてる

塩チーズ
BL
平々凡々が似合うちょっと中性的で童顔なだけの成人男性。転移して拾ってもらった家の息子がコワモテ騎士団長だった! 特に何も無く平凡な日常を過ごすが、騎士団長の妙な噂を耳にしてある悩みが出来てしまう。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

処理中です...