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第3章 変わるもの 変わらないもの
65.界渡りの祝日(3)
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界渡りの祝日、二日目。
『成人の儀』
クルトと約束していた教会に到着したのは10時より少し前だったのだが、教会の入り口の前には長蛇の列が出来上がっていた。
昨日と違うのは、並んでいるのが15歳になった本人だけで、親の姿がほとんど見られないこと。
おかげで混雑具合は昨日のほぼ半分だ。
日本の成人式も、式典に親と参加って話はあまり聞かなかったからこれが普通なのかもしれないけど、15歳って聞くと中学校の卒業式か高校の入学式って言うイメージが強過ぎて少し変な感じがする。
その一方で、15歳の彼らの背格好は大人そのもの。
そろそろ脳内がバグを起こしそうである。
「教会には到着しましたけど、並んでいる人を追い抜いているんですが……」
「俺たちは儀式を受けに来たわけじゃないから大丈夫。入口のところにいる係員にそれを見せて」
言いながらクルトが指差したのは僧侶のグローブだ。
「すぐに中に入れてもらえるよ」
「そういうものですか……」
初めての体験に期待と不安でどきどきしながら、係員に近付く。
「すみません。僧侶のレン・キノシタです。成人式を見学しても良いですか?」
「え。はっ、君は……っ」
「?」
俺の顔と、僧侶のグローブを何度も見比べながら顔を赤くしていく係員に首を傾げてしまう俺の横でクルトは声を殺しながら笑っている。
どういうこと?
しかも、並んでいる成人を迎える子達の間にもだんだんとざわめきが広がっていく。
「……クルトさん、どういうことですか?」
「気にしないで大丈夫。みんな応援領域持ちの登場にびっくりしているだけだから」
「あ、そういう……」
なるほど、稀少な僧侶の中でも更に珍しいらしい応援領域持ちだから、この反応か。
もう半年もトゥルヌソルにいて俺自身はこの街に親しんでいるつもりでも、実際に構築されている人間関係はほんの一握り。知らない人の方が圧倒的に多いのだ。
係員さんは深呼吸を繰り返した後でようやく落ち着いてくれた。
「大変失礼いたしました。今は儀式の最中ですから次の入れ替わりの際に一緒に御入場下さい」
「はい。ありがとうございます」
「いえっ、僧侶に見守られての成人式なんて羨ましい限りでして! こちらこそトゥルヌソルの新たな成人たちを共に祝って下さることに感謝します!」
「は、はい……」
係員さんの勢いに押される俺の横で、クルトはやっぱり顔を背けながら肩を震わせていた。
それからわずか数分後には前の成人の儀が終わり、中から20人の新成人が出ていく。
すっかり空になった式場に、まずは係員さんが一声。
俺という僧侶が来たことが伝えられて、中へどうぞと案内された。それから後続の新成人を迎える20名が通され、左右のベンチに一人ずつ座っていく。
「僧侶のレン様ですね。お越し頂きありがとうございます」
「い、いえ……」
そう一礼するのは畏まった格好をした6人の職員さん。
この人達はトゥルヌソルという街が今日のために派遣している職員、つまり公務員なのかな? という感じで宗教云々とはまるで関係ない。
この世界の教会関係者は主神リーデンと、世界で百余名の僧侶だけ。
あくまでも新成人が儀式を前にして混乱しないよう見守るのが今日の任務なんだって。
祭壇近く、聖堂の端に用意された椅子に座るよう促され、その背後にクルトが立つ。一緒に座れば良いのに、僧侶じゃないクルトは護衛っていう理由がないと同席出来ないって言われたら仕方がない。座ってちゃ護衛にならないからね。
(お……)
扉が閉められると、外のざわめきが完全に遮断されて一瞬にして硬質な静寂が聖堂内を支配した。
呼吸すら憚られるような雰囲気。
ベンチに座っている彼らを見渡していると、ふと祭壇の方で何かが動くのを感じた。
(え)
声が外に零れなかったのは、たぶんそこから感じる圧のせい。
カタリと複数の物音がした時には20名の新成人がベンチから離れてその場に跪いており、6人の職員も、クルトもだ。
俺も慌てて同じように跪こうとしたが、クルトの手に制された。
言葉はなかったけど「そのままで」と言われているのが判ったから息を呑んで動きを止めた。
(なにが……)
祭壇で動いた何か――目に見えないそれの存在感が増す。
いつしか祭壇中央のリーデン様の石像が光りを纏い始めた。
その光は石像の手元に収束し、20の小さな光の玉を浮かび上がらせた。その光の玉がふわりふわりと宙を泳ぐように新成人のもとへ移動していくのを、俺は何故か泣きそうな気持ちで眺めていた。
まるで全員の頭上に辿り着くのを待っていたかのように、それらが一斉に彼らの頭から吸収されて全身を光らせた瞬間も。
その光りが人によって色を変えていく過程も。
ゆっくりと輝きを失っていく様子も。
(綺麗、だ……)
あとで聞いた話、12歳の『洗礼の儀』も同じような形で行われるが、それは魔力回路を生成するための光りだから色が変わる事はない。
15歳の『成人の儀』では属性が定まるため光りの色が変わるのだそうだ。
そしてこの儀式を以って子は大人になり、結婚や、家、土地の購入、そして『雌雄別の儀』を受けることなどが親の許可なく可能になる。
他には犯罪関係で、子どもだから許されていた事、許されなかったことが逆転するなど、責任を持つという意味で様々な変化が起きるという話を職員さんが最後にして『成人の儀』は終了。
その間、10分もなかったと思う。
その後は出入口の扉が開かれて20名の入れ替えが行われて……の繰り返しだ。
クルトと目配せして俺たちも出ようとした……ところで「え、帰っちゃうの?」っていう呟きが聞こえて来た。
びっくりして新たに入場した彼らを見ると、皆して期待するような眼差しを此方に向けている。
「えっ、……え?」
僧侶に見守られた『成人の儀』は特別――無病息災の御利益があるらしいことを職員さんが耳元に囁いてくれたことで、帰れなくなった。
それから昼までの約2時間。
俺とクルトは無心でその場に居続けた……。
「疲れました……」
ただ座っているだけでもこんなに疲れるのかって言うくらいぐったりしてしまった俺たちは、冒険者ギルドの酒場で昼食を取りながらテーブルの上でぐだる。
クルトは苦笑いだ。
「ごめん、ちゃんと考えてから誘うべきだったよ」
「あ、いいえ。いるだけで新成人のお祝いになるんだったら嬉しいです。貴重な体験だったと思いますし」
何せ『洗礼の儀』だって実際には受けていないのだ。
似ている儀式を見学出来たことは絶対に今後のためになると思う。
「ただ、すごい人数だったなと思って」
「『界渡りの祝日』に合わせて儀式を受ける人も多いからね」
「春生まれでも今日受けて良いですか?」
「うん。もう人それぞれだよ。誕生月から一年以内なら受けられるからね」
つまり来月誕生日の人は、来年の『界渡りの祝日』まで儀式を受けるのを延長できるということだ。
「冒険者で大成するのが夢だから早く魔力回路を開きたいとか、早く仕事の見習いになりたい、成人として認められたいっていうような理由がなければこの三日間に受けるよね、やっぱり。トゥルヌソルみたいに大きな街なら僧侶が同席する確率も上がるし」
「なるほど。俺たちが解放されたのもセルリーさんが来てくれたからですしね」
そう、錬金術師の工房を開き「僧侶の薬」を作っている先輩僧侶、地人族のセルリーが来てくれたのを機に俺たちは退席した。
彼女には「午前中に来るなんて、お疲れさま」って笑われたけれど。
「レンくんはこの後どうする?」
「この後、ですか?」
「もしよかったらさ……クランハウスに泊りに来ない?」
「えっ」
「今夜は灯りを付けられないから一人じゃ……怖くはなくても、不便かな? と思って」
灯りを付けられないというのは初耳で、聞き返しそうになったが、たぶん……いや、間違いなく常識なんだろう。それを学ぶためにも泊まらせてもらえるのは有難い。
(……帰ってもリーデン様はいないし……)
昨日みたいに淋しくなるのはイヤだな、と思った。
「あと、……その、みんながまたレンくんのパンを食べたいって言ってて」
「ふはっ」
そっちが目的か! って思ったら笑いが零れた。
それは行かなければならない。
「じゃあ、今夜はお世話になります」
「うん!」
『成人の儀』
クルトと約束していた教会に到着したのは10時より少し前だったのだが、教会の入り口の前には長蛇の列が出来上がっていた。
昨日と違うのは、並んでいるのが15歳になった本人だけで、親の姿がほとんど見られないこと。
おかげで混雑具合は昨日のほぼ半分だ。
日本の成人式も、式典に親と参加って話はあまり聞かなかったからこれが普通なのかもしれないけど、15歳って聞くと中学校の卒業式か高校の入学式って言うイメージが強過ぎて少し変な感じがする。
その一方で、15歳の彼らの背格好は大人そのもの。
そろそろ脳内がバグを起こしそうである。
「教会には到着しましたけど、並んでいる人を追い抜いているんですが……」
「俺たちは儀式を受けに来たわけじゃないから大丈夫。入口のところにいる係員にそれを見せて」
言いながらクルトが指差したのは僧侶のグローブだ。
「すぐに中に入れてもらえるよ」
「そういうものですか……」
初めての体験に期待と不安でどきどきしながら、係員に近付く。
「すみません。僧侶のレン・キノシタです。成人式を見学しても良いですか?」
「え。はっ、君は……っ」
「?」
俺の顔と、僧侶のグローブを何度も見比べながら顔を赤くしていく係員に首を傾げてしまう俺の横でクルトは声を殺しながら笑っている。
どういうこと?
しかも、並んでいる成人を迎える子達の間にもだんだんとざわめきが広がっていく。
「……クルトさん、どういうことですか?」
「気にしないで大丈夫。みんな応援領域持ちの登場にびっくりしているだけだから」
「あ、そういう……」
なるほど、稀少な僧侶の中でも更に珍しいらしい応援領域持ちだから、この反応か。
もう半年もトゥルヌソルにいて俺自身はこの街に親しんでいるつもりでも、実際に構築されている人間関係はほんの一握り。知らない人の方が圧倒的に多いのだ。
係員さんは深呼吸を繰り返した後でようやく落ち着いてくれた。
「大変失礼いたしました。今は儀式の最中ですから次の入れ替わりの際に一緒に御入場下さい」
「はい。ありがとうございます」
「いえっ、僧侶に見守られての成人式なんて羨ましい限りでして! こちらこそトゥルヌソルの新たな成人たちを共に祝って下さることに感謝します!」
「は、はい……」
係員さんの勢いに押される俺の横で、クルトはやっぱり顔を背けながら肩を震わせていた。
それからわずか数分後には前の成人の儀が終わり、中から20人の新成人が出ていく。
すっかり空になった式場に、まずは係員さんが一声。
俺という僧侶が来たことが伝えられて、中へどうぞと案内された。それから後続の新成人を迎える20名が通され、左右のベンチに一人ずつ座っていく。
「僧侶のレン様ですね。お越し頂きありがとうございます」
「い、いえ……」
そう一礼するのは畏まった格好をした6人の職員さん。
この人達はトゥルヌソルという街が今日のために派遣している職員、つまり公務員なのかな? という感じで宗教云々とはまるで関係ない。
この世界の教会関係者は主神リーデンと、世界で百余名の僧侶だけ。
あくまでも新成人が儀式を前にして混乱しないよう見守るのが今日の任務なんだって。
祭壇近く、聖堂の端に用意された椅子に座るよう促され、その背後にクルトが立つ。一緒に座れば良いのに、僧侶じゃないクルトは護衛っていう理由がないと同席出来ないって言われたら仕方がない。座ってちゃ護衛にならないからね。
(お……)
扉が閉められると、外のざわめきが完全に遮断されて一瞬にして硬質な静寂が聖堂内を支配した。
呼吸すら憚られるような雰囲気。
ベンチに座っている彼らを見渡していると、ふと祭壇の方で何かが動くのを感じた。
(え)
声が外に零れなかったのは、たぶんそこから感じる圧のせい。
カタリと複数の物音がした時には20名の新成人がベンチから離れてその場に跪いており、6人の職員も、クルトもだ。
俺も慌てて同じように跪こうとしたが、クルトの手に制された。
言葉はなかったけど「そのままで」と言われているのが判ったから息を呑んで動きを止めた。
(なにが……)
祭壇で動いた何か――目に見えないそれの存在感が増す。
いつしか祭壇中央のリーデン様の石像が光りを纏い始めた。
その光は石像の手元に収束し、20の小さな光の玉を浮かび上がらせた。その光の玉がふわりふわりと宙を泳ぐように新成人のもとへ移動していくのを、俺は何故か泣きそうな気持ちで眺めていた。
まるで全員の頭上に辿り着くのを待っていたかのように、それらが一斉に彼らの頭から吸収されて全身を光らせた瞬間も。
その光りが人によって色を変えていく過程も。
ゆっくりと輝きを失っていく様子も。
(綺麗、だ……)
あとで聞いた話、12歳の『洗礼の儀』も同じような形で行われるが、それは魔力回路を生成するための光りだから色が変わる事はない。
15歳の『成人の儀』では属性が定まるため光りの色が変わるのだそうだ。
そしてこの儀式を以って子は大人になり、結婚や、家、土地の購入、そして『雌雄別の儀』を受けることなどが親の許可なく可能になる。
他には犯罪関係で、子どもだから許されていた事、許されなかったことが逆転するなど、責任を持つという意味で様々な変化が起きるという話を職員さんが最後にして『成人の儀』は終了。
その間、10分もなかったと思う。
その後は出入口の扉が開かれて20名の入れ替えが行われて……の繰り返しだ。
クルトと目配せして俺たちも出ようとした……ところで「え、帰っちゃうの?」っていう呟きが聞こえて来た。
びっくりして新たに入場した彼らを見ると、皆して期待するような眼差しを此方に向けている。
「えっ、……え?」
僧侶に見守られた『成人の儀』は特別――無病息災の御利益があるらしいことを職員さんが耳元に囁いてくれたことで、帰れなくなった。
それから昼までの約2時間。
俺とクルトは無心でその場に居続けた……。
「疲れました……」
ただ座っているだけでもこんなに疲れるのかって言うくらいぐったりしてしまった俺たちは、冒険者ギルドの酒場で昼食を取りながらテーブルの上でぐだる。
クルトは苦笑いだ。
「ごめん、ちゃんと考えてから誘うべきだったよ」
「あ、いいえ。いるだけで新成人のお祝いになるんだったら嬉しいです。貴重な体験だったと思いますし」
何せ『洗礼の儀』だって実際には受けていないのだ。
似ている儀式を見学出来たことは絶対に今後のためになると思う。
「ただ、すごい人数だったなと思って」
「『界渡りの祝日』に合わせて儀式を受ける人も多いからね」
「春生まれでも今日受けて良いですか?」
「うん。もう人それぞれだよ。誕生月から一年以内なら受けられるからね」
つまり来月誕生日の人は、来年の『界渡りの祝日』まで儀式を受けるのを延長できるということだ。
「冒険者で大成するのが夢だから早く魔力回路を開きたいとか、早く仕事の見習いになりたい、成人として認められたいっていうような理由がなければこの三日間に受けるよね、やっぱり。トゥルヌソルみたいに大きな街なら僧侶が同席する確率も上がるし」
「なるほど。俺たちが解放されたのもセルリーさんが来てくれたからですしね」
そう、錬金術師の工房を開き「僧侶の薬」を作っている先輩僧侶、地人族のセルリーが来てくれたのを機に俺たちは退席した。
彼女には「午前中に来るなんて、お疲れさま」って笑われたけれど。
「レンくんはこの後どうする?」
「この後、ですか?」
「もしよかったらさ……クランハウスに泊りに来ない?」
「えっ」
「今夜は灯りを付けられないから一人じゃ……怖くはなくても、不便かな? と思って」
灯りを付けられないというのは初耳で、聞き返しそうになったが、たぶん……いや、間違いなく常識なんだろう。それを学ぶためにも泊まらせてもらえるのは有難い。
(……帰ってもリーデン様はいないし……)
昨日みたいに淋しくなるのはイヤだな、と思った。
「あと、……その、みんながまたレンくんのパンを食べたいって言ってて」
「ふはっ」
そっちが目的か! って思ったら笑いが零れた。
それは行かなければならない。
「じゃあ、今夜はお世話になります」
「うん!」
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