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第2章 新人冒険者の奮闘
53.錬金術師の工房(1)
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看護師の女性達と挨拶を交わして廊下に出ると、そこには昨日も会ったアーロが、少し緊張した面持ちで立っていた。
「お待たせしました」
「いえ……あ、いや、俺の方こそ急に訪ねてごめんね。5時で終わりだと聞いていたから……少し時間をもらってもいいかな」
「それはもちろん」
「まずはこれを。昨日はありがとう、おかげで必要な数の薬草を仕入れる事が出来たんだ」
その言葉と一緒に差し出されたのは、昨日の夜に彼に貸した『初級図鑑』だ。
話があると言われたらこれくらいしか思い当たらなかったので、予想通りでホッとする。
「お役に立てて良かったです」
薬の補充が出来たことに関しては、実を言えば朝の段階で察していた。
不足していれば朝のミーティングで何かしらの連絡があったはずだからだ。それでも、実際に本人から聞くと安心感が違う。
「明日以降の分も確保出来そうですか?」
「うん、今日もこれから仕入れに行くつもりで……その、もしよければ一緒に行ってくれないかな、って」
「一緒に?」
受け取った『初級図鑑』をいつものウエストポーチ型の鞄に仕舞いながら、意外な言葉を聞き返す。
「もしかして仕入れの量が多いから、手伝いが必要なんですか?」
「違うよ!」
可能性がありそうな理由を挙げたつもりが、アーロは驚いた顔で首を振る。
「君が貸してくれた図鑑のおかげで見つけた店だし、行ってみたら、その、薬草以外の素材もたくさんあって」
「薬草以外の素材?」
「うん。実や、種なんかの植物素材はもちろん魔物素材もあったし……あとは、その店の店主自ら作ったって言う専門的な素材図鑑も販売してて」
「行きます!」
専門的な素材図鑑、その言葉に反射的に声が出た。
(それは見たい!)
内容を確認して、場合によっては購入したい。
この半年間で『初級図鑑』を擦り切れるくらい読んで内容を覚えたが、これはいわゆる初級=新人向けの情報が主だから銅級以上の依頼に備えるには不足だ。
図書館や、街の中に数軒ある本屋にも度々足を運んだが、記載されている内容はハッキリ言って薄っぺらい。
ララやレイナルドにどうしてなのか聞いたら、銅級以上の情報はそれ自体が金になる場合が多いため、生育地や、生育条件など、それらの情報を必要とする職業関係者内で秘匿されるのが当然なんだそうだ。
冒険者の場合は、先輩と一緒に自分の足で見て回りながら、用意したものに自筆で追記して図鑑を完成させるか、もしくは自分自身で新規開拓するしかない。
だから、新しい知識は銅級になってレイナルド達と一緒に依頼に行くまで我慢だと割り切り、本屋で中級図鑑を購入、準備だけはしておいたのだが……。
(素材屋に図鑑があるなんて盲点だった!)
商通り4番目の曲がり角奥にある素材街。
そこの十数店舗の中には図鑑を置いている店なんか一つも無かったから、それが当たり前だと思っていた。
早く行きたい、見たいという気持ちが顔に出ていたのか、アーロが「ふふっ」と笑った。
「良かった」
「え?」
「さっきの『初級図鑑』……勝手に申し訳ないと思いつつも、中を読んじゃったんだ。そしたら、レン君が勤勉なのがよく判ったから、もしかしたら……って。不安だったけど、ちゃんとお礼になりそうで良かった」
「お礼?」
「昨日の、ね」
左の人差し指を口の前に持っていき「秘密」のジェスチャーを取ったアーロは言う。
昨日の秘密と言えば回復魔法の件かな。
気にしなくて良いのにって思うけど、逆の立場だったら何としてもお返ししなきゃって俺も悩んだだろうから、素直に受け入れる事にする。
「ありがとうございます、俺には最高のご褒美です」
「じゃあ今から良いかな」
「もちろん!」
俺は即答し、彼と一緒に診療所を後にした。
アーロが案内してくれた素材屋は、驚くほど診療所から近かった。
ダンジョンの影響が及ぶ範囲内を南下してしばらく歩いてから小径を外れると見えて来た、森の木々の合間にぽつんと一軒だけ建っている小屋……小屋、に見えなくもない……いや、これは犬小屋では?
三角屋根に、人が出入り出来る扉は確かにあるけど、その家の面積は畳一枚分だ。
もう一度言う。
畳一枚分である。
「此処ですか?」
「やっぱり、びっくりするよね」
疑いの眼差しを向ける俺に、笑うアーロ。
どうやら本気らしい。
「よく気付きましたね、こんなに判り難いのに」
「どの素材屋に行っても必要数が揃えられなくて、診療所に戻って祖父たちに相談しようと思ったんだ。それでこの道を通っていて、乾燥させた薬草の匂いに気付いたんだ。さっきの図鑑の地図で確認したら、建物があるのは判ったんだけど、素材屋じゃなくて」
「素材屋じゃない?」
「うん。ここ、錬金術師の工房なんだよ」
一瞬ではあるけれど、アーロの言葉が巧く理解出来なくて頭の中が真っ白になった。
素材屋じゃない?
錬金術師の工房?
しかも気付いた理由が乾燥させた薬草の匂いだって?
「錬金術師だなんて……。昨日あんなことがあったのに、よく訪ねる気になりましたね」
「錬金術師だって皆がああじゃないよ」
苦笑交じりの返答に「確かに」と頷き返す。
そしてその判断は正しかったわけで、アーロは年齢だけじゃなく中身も俺よりずっと大人だと思った。
「さ、お邪魔しよ」
「はい」
あの小屋の中にどんな工房があるんだろう。
そんな緊張と共に後を付いて行くと、彼は扉をノックして、しばらく待つ。
そうしている内に聞こえて来たパタパタとした足音と、妙齢の女性の声。
「はいはーい?」
「夜分にすみません。昨日もお世話になりましたソワサン・ディヌズフ診療所の者です」
「ああ」
中の女性は納得したような声を出しながら解錠してくれた。
「いらっしゃい、昨日振りね」
言いながら顔を見せたのは背丈150センチにも満たない小柄な女性で、年齢は40代くらい。ゆるくウェーブの掛かったショートヘアが快活な印象を与えるが、着ているのは裾の長い白いローブで、風に乗って香るのは薬草の匂い――。
「……?」
その人に、俺は見覚えがあった。
「え、っと……あ、確かセルリーさん!」
「へ?」
思わず大きな声を出してしまった俺に、女性の方も目をぱちくりした後で「あ!」と大きな声を出す。
「応援領域持ちのレン君!」
「やっぱりセルリーさん!」
「え、え??」
獄鬼との戦闘があった夜に出会い、翌日の体調確認までしてくれた地人族・モグラ科の僧侶、セルリー。
半年ぶりの再会に驚く俺達の傍らで、アーロが目を白黒させていた。
「お待たせしました」
「いえ……あ、いや、俺の方こそ急に訪ねてごめんね。5時で終わりだと聞いていたから……少し時間をもらってもいいかな」
「それはもちろん」
「まずはこれを。昨日はありがとう、おかげで必要な数の薬草を仕入れる事が出来たんだ」
その言葉と一緒に差し出されたのは、昨日の夜に彼に貸した『初級図鑑』だ。
話があると言われたらこれくらいしか思い当たらなかったので、予想通りでホッとする。
「お役に立てて良かったです」
薬の補充が出来たことに関しては、実を言えば朝の段階で察していた。
不足していれば朝のミーティングで何かしらの連絡があったはずだからだ。それでも、実際に本人から聞くと安心感が違う。
「明日以降の分も確保出来そうですか?」
「うん、今日もこれから仕入れに行くつもりで……その、もしよければ一緒に行ってくれないかな、って」
「一緒に?」
受け取った『初級図鑑』をいつものウエストポーチ型の鞄に仕舞いながら、意外な言葉を聞き返す。
「もしかして仕入れの量が多いから、手伝いが必要なんですか?」
「違うよ!」
可能性がありそうな理由を挙げたつもりが、アーロは驚いた顔で首を振る。
「君が貸してくれた図鑑のおかげで見つけた店だし、行ってみたら、その、薬草以外の素材もたくさんあって」
「薬草以外の素材?」
「うん。実や、種なんかの植物素材はもちろん魔物素材もあったし……あとは、その店の店主自ら作ったって言う専門的な素材図鑑も販売してて」
「行きます!」
専門的な素材図鑑、その言葉に反射的に声が出た。
(それは見たい!)
内容を確認して、場合によっては購入したい。
この半年間で『初級図鑑』を擦り切れるくらい読んで内容を覚えたが、これはいわゆる初級=新人向けの情報が主だから銅級以上の依頼に備えるには不足だ。
図書館や、街の中に数軒ある本屋にも度々足を運んだが、記載されている内容はハッキリ言って薄っぺらい。
ララやレイナルドにどうしてなのか聞いたら、銅級以上の情報はそれ自体が金になる場合が多いため、生育地や、生育条件など、それらの情報を必要とする職業関係者内で秘匿されるのが当然なんだそうだ。
冒険者の場合は、先輩と一緒に自分の足で見て回りながら、用意したものに自筆で追記して図鑑を完成させるか、もしくは自分自身で新規開拓するしかない。
だから、新しい知識は銅級になってレイナルド達と一緒に依頼に行くまで我慢だと割り切り、本屋で中級図鑑を購入、準備だけはしておいたのだが……。
(素材屋に図鑑があるなんて盲点だった!)
商通り4番目の曲がり角奥にある素材街。
そこの十数店舗の中には図鑑を置いている店なんか一つも無かったから、それが当たり前だと思っていた。
早く行きたい、見たいという気持ちが顔に出ていたのか、アーロが「ふふっ」と笑った。
「良かった」
「え?」
「さっきの『初級図鑑』……勝手に申し訳ないと思いつつも、中を読んじゃったんだ。そしたら、レン君が勤勉なのがよく判ったから、もしかしたら……って。不安だったけど、ちゃんとお礼になりそうで良かった」
「お礼?」
「昨日の、ね」
左の人差し指を口の前に持っていき「秘密」のジェスチャーを取ったアーロは言う。
昨日の秘密と言えば回復魔法の件かな。
気にしなくて良いのにって思うけど、逆の立場だったら何としてもお返ししなきゃって俺も悩んだだろうから、素直に受け入れる事にする。
「ありがとうございます、俺には最高のご褒美です」
「じゃあ今から良いかな」
「もちろん!」
俺は即答し、彼と一緒に診療所を後にした。
アーロが案内してくれた素材屋は、驚くほど診療所から近かった。
ダンジョンの影響が及ぶ範囲内を南下してしばらく歩いてから小径を外れると見えて来た、森の木々の合間にぽつんと一軒だけ建っている小屋……小屋、に見えなくもない……いや、これは犬小屋では?
三角屋根に、人が出入り出来る扉は確かにあるけど、その家の面積は畳一枚分だ。
もう一度言う。
畳一枚分である。
「此処ですか?」
「やっぱり、びっくりするよね」
疑いの眼差しを向ける俺に、笑うアーロ。
どうやら本気らしい。
「よく気付きましたね、こんなに判り難いのに」
「どの素材屋に行っても必要数が揃えられなくて、診療所に戻って祖父たちに相談しようと思ったんだ。それでこの道を通っていて、乾燥させた薬草の匂いに気付いたんだ。さっきの図鑑の地図で確認したら、建物があるのは判ったんだけど、素材屋じゃなくて」
「素材屋じゃない?」
「うん。ここ、錬金術師の工房なんだよ」
一瞬ではあるけれど、アーロの言葉が巧く理解出来なくて頭の中が真っ白になった。
素材屋じゃない?
錬金術師の工房?
しかも気付いた理由が乾燥させた薬草の匂いだって?
「錬金術師だなんて……。昨日あんなことがあったのに、よく訪ねる気になりましたね」
「錬金術師だって皆がああじゃないよ」
苦笑交じりの返答に「確かに」と頷き返す。
そしてその判断は正しかったわけで、アーロは年齢だけじゃなく中身も俺よりずっと大人だと思った。
「さ、お邪魔しよ」
「はい」
あの小屋の中にどんな工房があるんだろう。
そんな緊張と共に後を付いて行くと、彼は扉をノックして、しばらく待つ。
そうしている内に聞こえて来たパタパタとした足音と、妙齢の女性の声。
「はいはーい?」
「夜分にすみません。昨日もお世話になりましたソワサン・ディヌズフ診療所の者です」
「ああ」
中の女性は納得したような声を出しながら解錠してくれた。
「いらっしゃい、昨日振りね」
言いながら顔を見せたのは背丈150センチにも満たない小柄な女性で、年齢は40代くらい。ゆるくウェーブの掛かったショートヘアが快活な印象を与えるが、着ているのは裾の長い白いローブで、風に乗って香るのは薬草の匂い――。
「……?」
その人に、俺は見覚えがあった。
「え、っと……あ、確かセルリーさん!」
「へ?」
思わず大きな声を出してしまった俺に、女性の方も目をぱちくりした後で「あ!」と大きな声を出す。
「応援領域持ちのレン君!」
「やっぱりセルリーさん!」
「え、え??」
獄鬼との戦闘があった夜に出会い、翌日の体調確認までしてくれた地人族・モグラ科の僧侶、セルリー。
半年ぶりの再会に驚く俺達の傍らで、アーロが目を白黒させていた。
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