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第1章 異世界に転移しました
9.影響力
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「って言うかですねぇ。レンくんの行動で天界が大騒ぎだったんですけど、自覚ありますかぁ?」
「えっ……」
「だってレンくんならもうちょっと警戒して人と接するまで時間が掛かるかと思っていたのに、まるで人が変わったみたいに行動的なんですもん。リーデン様なんて、わざわざスキル「通販」に『ロテュス 虎の巻』なんて本まで登録したんですよぉ? それがあればあの湖で2~3日は神具の中に篭るだろうから、その間に話をしに行けば良いと思っていたみたいですしぃ」
「あー……」
ものすごい申し訳なくなって来た。
そんな本があったなら……いや、最初から言ってくれても良かったのではと考えたところで僧侶のグローブの一件を思い出す。
たぶんリーデンは、俺が自分で気付くようにいろいろ仕掛けていたんだろう。
初めての世界、初めての場所。
25歳の自分なら、これから接する事になる誰かの迷惑にならないように可能な限りの知識を頭に詰め込もうとしたはずだ。
「見たい・知りたい」という欲求があれほど膨れ上がらなければ、きっと「通販」からその本を見つけ出して2~3日はあの場所に留まっていたと思う。あれは所持金から直で引き落とし出来るみたいだったから衣食住はきちんと保障されていたし、景色も綺麗だったし……と考えて、ふと引っ掛かった。
「行けばいいって、誰が?」
「リーデン様ですよ」
「どこに?」
「レンくんのいるところ?」
「主神は来れないって言わなかった⁈」
「神具の中なら別ですよぉ」
ローズベリーはカラカラと笑う。
「あれなんて御三方の甘やかしの結晶でほとんど神域ですもん。上級神だって数日は居座れそうなんですから力の源であるリーデン様なんて余裕で暮らせますよぅ」
「まじか……」
「マジマジですぅ。それなのに、ユーイチの件で大神様に話を通しに行ったほんのちょっとの隙に神具を片付けて出発しちゃってるんですもん。リーデン様のあの焦った顔なんて……うぷぷぷぷっ」
そんなに焦らせたのか……。
しかもユーイチの擁護に回る件で大神様に根回ししようとしてくれたのかな。そんな状況で俺がこれかぁ……ごめんなさいしか出て来ない。
「リーデン様に謝りたいけど、どうしたら……?」
「いまはちょっと厳しいと思いますよ、何やってんだって大神様に怒られてる真っ最中なので。あたしが来たのも緊急ですからぁ」
「っ……」
胃がきゅうってする。
お詫びのしようもないってこういうことだ。
その割にローズベリーは楽しそうだけど。
「過ぎたことはもういいんですよぉ。で、どんな心境の変化なんですかぁ?」
「あー……自分でも不思議なんですが、好奇心というか、したい、知りたいっていう欲求が抑えられないんです……あまりにも子どもっぽいのは、ヤーオターオ様の加護の影響かなと思っているんですが」
「あぁなるほど、それはありそうですね!」
納得、と言いたげにローズベリーが手を打つ。
「しかもいままで堰き止めていたものが一気に解放された感じなのかもしれませんねぇ! ヤーオターオ様の加護もカグヤ様の加護と同じくらい影響力がありますけど、心と体が安定したら落ち着くはずですし、ゆっくり慣れると良いと思いますよぉ」
「はい。……あの、ご迷惑をお掛けしてしまいましたけど、来てくれてありがとうございました」
くすくすと楽し気な女神様の様子に、とりあえず自分の推測が間違っていなかったと判ってホッとする。
リーデンの現況も知れたし、神具『住居兼用移動車両』Ex.で会う機会があるなら、会えた時にきちんとお詫びしようと決めた。
通販で「ロテュス 虎の巻」も購入しよう。
そう思って頭を下げたのに、女神は目を瞬かせながら変な声を出し始めた。
「うわぁ……」
「……?」
「あらぁ……あらあらあらあらどうしましょ……」
「ローズベリー様?」
「なんか解っちゃったかもしれません……このことなんですねぇ……あらあらあら……」
表情はゆるゆる、口元はニマニマという、言っては何だが不気味な表情を浮かべたローズベリーから気持ち後退ってしまう。
「……どうかしましたか?」
「えー? うーん、そうですねぇ。なんていうか、応援したくなっちゃった感じですぅ?」
「はい?」
「うふふ~っ、気にしないでくださぁい! あたしとしてはレンくんがピンチに陥ってくれたおかげでこうしてお会い出来ましたし、めっちゃ役得でしたぁ。うっふふ~最っ高です! レンくんっ、もっとも~っとリーデン様を振り回しちゃってくださいね!」
「振り回すつもりは……」
「いいンですいいンです♪」
申し訳ないやら何やらで苦い顔になってしまう。
今この瞬間にもリーデンが頭を抱えている気がした。
「さて、わたしはそろそろお暇しますけどぉ……失言には注意ですよ、レンくん。判んない情報を出されたら「はい」「そうですね」「検討します」で流して、あとで調べるようにしてくださぁい」
「肝に銘じます」
「あと、鑑定は遠慮せずに使った方が良いです。人に対してもですよぉ。レンくんの安全と安寧が大神様の絶対命令で、何かあったらユーイチや、受け入れたリーデン様に責が及んじゃうってこと忘れないでくださぁい」
「えっ、それは、はいっ!」
「ん、イイ子ですね!」
ぽんぽんと、また頭を撫でられた。
三回目で、しかも女性相手となれば動揺より気恥ずかしい気持ちの方が大きい。
「じゃ、また会いましょうね」
「はい。ありがとうございました」
優しい笑顔が浮かんだ、次の瞬間だった。
糸が切れた人形みたいにララの身体がかくんとソファの上で緩む。
大丈夫かなと思って見ていたら彼女の目が開いて、ぱちぱちと瞬いた。
「……? ぁ、レンさん……」
「はい」
名前は憶えてくれている。
どのあたりからローズベリーだったのかが判らなくて返事しか出来ないが、ララはいま頭をフル回転させているだろう。
「……そちらの出金申請書は私がお渡ししましたか?」
「ええ」
即答しておく。
メモ用紙にした方は畳んで鞄に仕舞ってある。
「そう、ですか。すみません。少し……」
「大丈夫ですか?」
「はい。大変失礼いたしました……その、レンさんがこの辺りの地理に詳しくないと言う話ですが」
ん?
「ギルドの書庫に、持ち出しは出来ませんが周辺の簡易地図がありますから必要であれば受付に仰ってください。正教会所属のレンさんでしたら無条件で閲覧可能です。地図の他にも付近のダンジョンや、そこに生息する魔物の情報なども揃っていますよ」
「ダンジョン、ですか」
また身を乗り出しそうになり、慌てて抑える。
「まだしばらくは年齢的な理由で許可出来ませんが、ダンジョンで入手出来る素材は冒険者達の貴重な収入源ですし、正教会の僧侶であれば誘おうとする冒険者も多いと思います。興味があれば事前に情報を得ておくのも良いと思いますよ」
「それって、俺自身も素材を入手したり、売ったり出来るんですか? その……ダンジョンじゃなくて、森に生えている薬草とかでも」
「もちろん可能です。薬草の採取は常設依頼ですから気軽に持ち込んでください」
「ありがとうございます!」
欲しい情報も得られて嬉しくなる。
あとは現金だけだ。
出金申請書に500ゴールドと記入し、内訳は金貨3枚、銀貨10枚、銅貨100枚にした。
「はい、確かに。では恐れ入りますがこちら、金額をご確認のうえ承認をお願い致します」
先ほどの石板に彼女が触れるとテンキーみたいな数字が浮かび上がり、頼んだ「500」という金額が打ち込まれた。
間違いないのを確認し証紋でタッチ。
リーンと涼やかな音が鳴った。
「いまからお持ちします。少しこのままお待ちください」
「はい」
ララがそう言って部屋を出ていくのを見送り、部屋に一人きりになった途端に脱力する。
「あーーーー緊張した!」
すっかり温くなってしまった果実水は、それでも爽やかに喉を潤してくれた。
ララも大丈夫そうだし、記憶は女神様が適当に対処してくれたのだろう。
「ご迷惑をお掛けしました……」
虚空に向かって頭を下げた。
しばらくして、赤い布を被せたトレーを持ったララが戻って来た。
「ご確認下さい」
トレーをテーブルの上に置いてから布を取り払う。
そこには並べられた金貨3枚と、銀貨10枚。そして銅貨50枚の棒が二本。これは端切れみたいな布で簡易的に包まれていた。枚数は鑑定で確認済みだけど数えるフリは忘れない。
「ありがとうございます、助かりました」
「いいえ、助けて頂いたのは私共の方です」
「お役に立てて良かったです」
本心から笑んで、お金を鞄にしまう。
硬貨はずっしりと重くて、多く出し過ぎたかなと思ったけど、さっきのクルトの騒ぎを見ていて保証金は別で取っておいた方が良いと思ったから神具『住居兼用移動車両』Ex.の中にある引き出しで保管するつもりだ。
他の人には見えないって言うし、たぶん一番安全。
すぐに使わないお金も一緒にしておけば、使えるお金が余分にあるという安心にも繋がると考えた。
「ところで……」
「はい?」
「実は先ほどクルトさんがお戻りになりまして、レンさんにお会いしたいと言っているのですが、こちらに案内してもよろしいでしょうか?」
「もちろんです!」
ララの表情を見て、クルトの問題も無事に解決したらしいことを察し、笑顔でそう答えた。
「えっ……」
「だってレンくんならもうちょっと警戒して人と接するまで時間が掛かるかと思っていたのに、まるで人が変わったみたいに行動的なんですもん。リーデン様なんて、わざわざスキル「通販」に『ロテュス 虎の巻』なんて本まで登録したんですよぉ? それがあればあの湖で2~3日は神具の中に篭るだろうから、その間に話をしに行けば良いと思っていたみたいですしぃ」
「あー……」
ものすごい申し訳なくなって来た。
そんな本があったなら……いや、最初から言ってくれても良かったのではと考えたところで僧侶のグローブの一件を思い出す。
たぶんリーデンは、俺が自分で気付くようにいろいろ仕掛けていたんだろう。
初めての世界、初めての場所。
25歳の自分なら、これから接する事になる誰かの迷惑にならないように可能な限りの知識を頭に詰め込もうとしたはずだ。
「見たい・知りたい」という欲求があれほど膨れ上がらなければ、きっと「通販」からその本を見つけ出して2~3日はあの場所に留まっていたと思う。あれは所持金から直で引き落とし出来るみたいだったから衣食住はきちんと保障されていたし、景色も綺麗だったし……と考えて、ふと引っ掛かった。
「行けばいいって、誰が?」
「リーデン様ですよ」
「どこに?」
「レンくんのいるところ?」
「主神は来れないって言わなかった⁈」
「神具の中なら別ですよぉ」
ローズベリーはカラカラと笑う。
「あれなんて御三方の甘やかしの結晶でほとんど神域ですもん。上級神だって数日は居座れそうなんですから力の源であるリーデン様なんて余裕で暮らせますよぅ」
「まじか……」
「マジマジですぅ。それなのに、ユーイチの件で大神様に話を通しに行ったほんのちょっとの隙に神具を片付けて出発しちゃってるんですもん。リーデン様のあの焦った顔なんて……うぷぷぷぷっ」
そんなに焦らせたのか……。
しかもユーイチの擁護に回る件で大神様に根回ししようとしてくれたのかな。そんな状況で俺がこれかぁ……ごめんなさいしか出て来ない。
「リーデン様に謝りたいけど、どうしたら……?」
「いまはちょっと厳しいと思いますよ、何やってんだって大神様に怒られてる真っ最中なので。あたしが来たのも緊急ですからぁ」
「っ……」
胃がきゅうってする。
お詫びのしようもないってこういうことだ。
その割にローズベリーは楽しそうだけど。
「過ぎたことはもういいんですよぉ。で、どんな心境の変化なんですかぁ?」
「あー……自分でも不思議なんですが、好奇心というか、したい、知りたいっていう欲求が抑えられないんです……あまりにも子どもっぽいのは、ヤーオターオ様の加護の影響かなと思っているんですが」
「あぁなるほど、それはありそうですね!」
納得、と言いたげにローズベリーが手を打つ。
「しかもいままで堰き止めていたものが一気に解放された感じなのかもしれませんねぇ! ヤーオターオ様の加護もカグヤ様の加護と同じくらい影響力がありますけど、心と体が安定したら落ち着くはずですし、ゆっくり慣れると良いと思いますよぉ」
「はい。……あの、ご迷惑をお掛けしてしまいましたけど、来てくれてありがとうございました」
くすくすと楽し気な女神様の様子に、とりあえず自分の推測が間違っていなかったと判ってホッとする。
リーデンの現況も知れたし、神具『住居兼用移動車両』Ex.で会う機会があるなら、会えた時にきちんとお詫びしようと決めた。
通販で「ロテュス 虎の巻」も購入しよう。
そう思って頭を下げたのに、女神は目を瞬かせながら変な声を出し始めた。
「うわぁ……」
「……?」
「あらぁ……あらあらあらあらどうしましょ……」
「ローズベリー様?」
「なんか解っちゃったかもしれません……このことなんですねぇ……あらあらあら……」
表情はゆるゆる、口元はニマニマという、言っては何だが不気味な表情を浮かべたローズベリーから気持ち後退ってしまう。
「……どうかしましたか?」
「えー? うーん、そうですねぇ。なんていうか、応援したくなっちゃった感じですぅ?」
「はい?」
「うふふ~っ、気にしないでくださぁい! あたしとしてはレンくんがピンチに陥ってくれたおかげでこうしてお会い出来ましたし、めっちゃ役得でしたぁ。うっふふ~最っ高です! レンくんっ、もっとも~っとリーデン様を振り回しちゃってくださいね!」
「振り回すつもりは……」
「いいンですいいンです♪」
申し訳ないやら何やらで苦い顔になってしまう。
今この瞬間にもリーデンが頭を抱えている気がした。
「さて、わたしはそろそろお暇しますけどぉ……失言には注意ですよ、レンくん。判んない情報を出されたら「はい」「そうですね」「検討します」で流して、あとで調べるようにしてくださぁい」
「肝に銘じます」
「あと、鑑定は遠慮せずに使った方が良いです。人に対してもですよぉ。レンくんの安全と安寧が大神様の絶対命令で、何かあったらユーイチや、受け入れたリーデン様に責が及んじゃうってこと忘れないでくださぁい」
「えっ、それは、はいっ!」
「ん、イイ子ですね!」
ぽんぽんと、また頭を撫でられた。
三回目で、しかも女性相手となれば動揺より気恥ずかしい気持ちの方が大きい。
「じゃ、また会いましょうね」
「はい。ありがとうございました」
優しい笑顔が浮かんだ、次の瞬間だった。
糸が切れた人形みたいにララの身体がかくんとソファの上で緩む。
大丈夫かなと思って見ていたら彼女の目が開いて、ぱちぱちと瞬いた。
「……? ぁ、レンさん……」
「はい」
名前は憶えてくれている。
どのあたりからローズベリーだったのかが判らなくて返事しか出来ないが、ララはいま頭をフル回転させているだろう。
「……そちらの出金申請書は私がお渡ししましたか?」
「ええ」
即答しておく。
メモ用紙にした方は畳んで鞄に仕舞ってある。
「そう、ですか。すみません。少し……」
「大丈夫ですか?」
「はい。大変失礼いたしました……その、レンさんがこの辺りの地理に詳しくないと言う話ですが」
ん?
「ギルドの書庫に、持ち出しは出来ませんが周辺の簡易地図がありますから必要であれば受付に仰ってください。正教会所属のレンさんでしたら無条件で閲覧可能です。地図の他にも付近のダンジョンや、そこに生息する魔物の情報なども揃っていますよ」
「ダンジョン、ですか」
また身を乗り出しそうになり、慌てて抑える。
「まだしばらくは年齢的な理由で許可出来ませんが、ダンジョンで入手出来る素材は冒険者達の貴重な収入源ですし、正教会の僧侶であれば誘おうとする冒険者も多いと思います。興味があれば事前に情報を得ておくのも良いと思いますよ」
「それって、俺自身も素材を入手したり、売ったり出来るんですか? その……ダンジョンじゃなくて、森に生えている薬草とかでも」
「もちろん可能です。薬草の採取は常設依頼ですから気軽に持ち込んでください」
「ありがとうございます!」
欲しい情報も得られて嬉しくなる。
あとは現金だけだ。
出金申請書に500ゴールドと記入し、内訳は金貨3枚、銀貨10枚、銅貨100枚にした。
「はい、確かに。では恐れ入りますがこちら、金額をご確認のうえ承認をお願い致します」
先ほどの石板に彼女が触れるとテンキーみたいな数字が浮かび上がり、頼んだ「500」という金額が打ち込まれた。
間違いないのを確認し証紋でタッチ。
リーンと涼やかな音が鳴った。
「いまからお持ちします。少しこのままお待ちください」
「はい」
ララがそう言って部屋を出ていくのを見送り、部屋に一人きりになった途端に脱力する。
「あーーーー緊張した!」
すっかり温くなってしまった果実水は、それでも爽やかに喉を潤してくれた。
ララも大丈夫そうだし、記憶は女神様が適当に対処してくれたのだろう。
「ご迷惑をお掛けしました……」
虚空に向かって頭を下げた。
しばらくして、赤い布を被せたトレーを持ったララが戻って来た。
「ご確認下さい」
トレーをテーブルの上に置いてから布を取り払う。
そこには並べられた金貨3枚と、銀貨10枚。そして銅貨50枚の棒が二本。これは端切れみたいな布で簡易的に包まれていた。枚数は鑑定で確認済みだけど数えるフリは忘れない。
「ありがとうございます、助かりました」
「いいえ、助けて頂いたのは私共の方です」
「お役に立てて良かったです」
本心から笑んで、お金を鞄にしまう。
硬貨はずっしりと重くて、多く出し過ぎたかなと思ったけど、さっきのクルトの騒ぎを見ていて保証金は別で取っておいた方が良いと思ったから神具『住居兼用移動車両』Ex.の中にある引き出しで保管するつもりだ。
他の人には見えないって言うし、たぶん一番安全。
すぐに使わないお金も一緒にしておけば、使えるお金が余分にあるという安心にも繋がると考えた。
「ところで……」
「はい?」
「実は先ほどクルトさんがお戻りになりまして、レンさんにお会いしたいと言っているのですが、こちらに案内してもよろしいでしょうか?」
「もちろんです!」
ララの表情を見て、クルトの問題も無事に解決したらしいことを察し、笑顔でそう答えた。
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