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9.聖峰への旅路(3)
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夕飯の後、暖炉で程良く温まったリビングに集まった四人の真ん中、ローテーブルに置かれたのはトトロアのギルド長が「ざっくりとしたやつ」と評した聖峰までの地図だ。
「さて、明日からはいよいよ不可侵の森を通って聖峰へ向かうわけだけど」
四つ折りにしていたことで出来な折り目を伸ばしながら話し始めたロシュの声を、三人は静かに聞く。
地図は大陸の南東部分、約四分の一をざっくりと記したもので、右上、大陸の東端に記載された『王都』の文字。そこからほぼ真っ直ぐ西に向かうと大陸のほぼ中央に位置する聖峰にぶつかるわけだが、聖峰から広がる不可侵の森の端から王都までの間には約300キロに及ぶ砂漠が広がっている。当然ながら南北にも広く、オアシスの一つも確認されていない砂の地を越えるのは基本的に有り得ない。
王都から他の都市に移動ということになると、大陸の輪郭に沿って北上、または南下するのが一般的だ。
『東の月輪』が拠点にしているトトロアの街はほぼ南端に位置するため、この地図では左下にその名が記載されている。
王都まで歩けば一月、馬車でも二週間以上は掛かるだろう。
「見ても判るように王都から聖峰までの最短距離は砂漠越えになるから、例の目撃情報がこの方向から来ているとは考え難い」
「当然ね。運よく不可侵の森の入り口に立てたとしてもその先には私たち吸血族の里や、私の隠れ家があるもの。異変があればそんな目撃情報以前に此方に反応があるわ」
マリアンヌが断言し、ロシュ達はそれを受け入れる。
「となると、聖峰に現れたおぞましい怪物の目撃情報は、王都より北、もしくは南のどこかを経由して齎されたはずだけど、十二年振りに音信不通だった兄が依頼して来たんだ。此方側だと推測するけれど、どうだろう」
「同感だ」
クロヴィスが頷いた。
「あの魔術は姿と共に声を伝える。いくら警戒しても第三者に聞かれてしまう可能性はゼロに出来ないのだから重要な内容ほど最初から録音しないのが一番だ」
「うん。そう考えると、聖峰に現れたおぞましい怪物という情報は、事実ではない」
「えっ」
ロシュの断言にイライザが驚きの声を上げる。
「でも私達は明日から聖峰に向かうんですよね?」
「向かうよ。方向的にはね」
「……え?」
混乱する少女に、ロシュは小さく笑って説明した。
「あのねイライザ。さっき師匠が言ったように大事なことほど言わない方が良いなら、怪物の目撃情報以上に隠さなければならない事があっただろう?」
「隠す……あ、呪いの……」
「そう。いくら王家の『影』に託した伝言とはいえ十年以上も関りの無かった僕に「王家が呪われた」なんて伝えてくること自体がおかしいんだよ」
「でも殿下は弟のロシュ様を心配して……」
「そうだね。本当に、純粋に心配して伝えてくれた可能性もゼロではないと思う。でも、僕はいないはずの王子だから」
イライザは瞠目する。
そんな内容の台詞を柔らかな笑顔で言い切ったことに顔色を変えた。
危機感が足りないと言えばそれまで。
しかしロシュの安全のためには冷酷無比になる二人の師を見ている彼からしてみればイライザのこういうところに救われるのは確かで。
だから、微笑える。
「『影』は確実に付いてきているだろうから聖峰には向かうよ。しかしどこで何を仕掛けられるかは判らない。あの伝言で僕たちに何をさせたいのか……どこに誘き出したいのかが判明するまでは聖峰に向かおうと思う」
トトロアの街から、地図上の今日通った道を指でなぞり、森の手前で止める。
ちょうどいま野営しているこの場所だ。
「明日からは森に入って、しばらくは北へ真っ直ぐ。ケルピーの湖辺りで東側に迂回して……森人族の集落はこの辺りでしたか」
「ああ。私が同行しているし敢えて避ける必要はないが、面倒ならもう少し東に逸れてから聖峰方面に方向修正した方が良いかな。時間を稼げば敵の腹の内も見えやすくなるかもしれないし」
「どうかな」
「森人族に関しては任せるわ。その人がいようがいまいが吸血族は招かれざる客でしょうし」
マリアンヌに確認を取るとそんな返事があった。
森人族と吸血族の仲の悪さは、この二人に限った事ではない。種族として合わないのが彼らなのだ。
それからまた二、三の確認事項を話し合って今日の作戦会議は終了した。
ケルピーの湖まで徒歩で三日ほど掛かるだろうし、旅自体がしばらくは森の中。家を出せるだけの平地があれば良し、無ければ通常の野営が続くことになる。
「明日の朝は7時出発で」
「了解です」
「判ったわ、……じゃあイライザちゃん。しばらくはベッドで寝られなくなるでしょうし今夜はゆっくり休ませてあげるわね」
「そ、そうですね! ゆっくり! 休みたいですっ!」
真っ赤になっているイライザに、ロシュは心の中で「ごめん」と「頑張れ」を伝える。
経験がないため何とも言えないが吸血族がお気に入りを咬んで血を吸う行為は人の食事と同じで命を繋ぐためには必須だ。
ただし吸われた方はイライザ曰く「ぽやぽやしてふわふわします」と。
お詫び程度とは言え吸血族と繋がることで吸われる方には魔力が増える。結果的に戦力の強化にはなるのだが、増えた魔力が体に馴染むまではいろいろと大変らしい。ベッドがないと横になる場所がなくて余計に辛いそうだ。
「ロシュはお風呂を堪能かな」
「あ、はい。そのつもりです」
「なら湯はりをしておくよ」
「ありがとうございます」
女性二人の遣り取りに呆れた様子のクロヴィスがそう言って浴室へ移動していくのを見送り、ロシュも急いで地図を片付けようとした。
「……旅、か」
十二年前に王都から逃げた先は砂漠を越えたマリアンヌの隠れ家で、その後にトトロアの街へ移動する時には不可侵の森を南下した。
賢者と呼ばれるクロヴィスとマリアンヌがいたから生き延びた旅だった。
そして現在。
ロシュは再び彼らと一緒にあの道を逆に進むことになる。
あの時と同じように、生きるために。
「叶うなら冒険者としてもっと気儘な旅を楽しみたいんだけどね」
こそっと呟いて、自分で笑ってしまった。
この世界をロシュも机上の地図でしか見たことがない。ほとんどはクロヴィスから習った知識だが、この世界に大陸はここ一つしかなく、国はヴォカロしかない。
広大な大地の八割は不可侵の森に覆われていて国が把握している人口はおよそ三千万人。
一方で、その三千万人に含まれない森人族や吸血族の隠れ里があることは知っているというのだから奇妙な話だ。
船に乗れば海に出られる。
広い森に阻まれていても聖峰の向こう側に行く事が出来る。
ただし沖に進むにつれて見えない壁に進路を阻まれて動けなくなると教えられたとき、ロシュはこの世界を「まるでガラス玉に大陸が閉じ込められたみたいだ」と思った。
「……聖峰に、神竜か」
曖昧ながらも前世の記憶を持ったまま此処にいる自分を振り返り、ロシュは小さな溜息と共に広げていた地図を折りたたんだ。
「さて、明日からはいよいよ不可侵の森を通って聖峰へ向かうわけだけど」
四つ折りにしていたことで出来な折り目を伸ばしながら話し始めたロシュの声を、三人は静かに聞く。
地図は大陸の南東部分、約四分の一をざっくりと記したもので、右上、大陸の東端に記載された『王都』の文字。そこからほぼ真っ直ぐ西に向かうと大陸のほぼ中央に位置する聖峰にぶつかるわけだが、聖峰から広がる不可侵の森の端から王都までの間には約300キロに及ぶ砂漠が広がっている。当然ながら南北にも広く、オアシスの一つも確認されていない砂の地を越えるのは基本的に有り得ない。
王都から他の都市に移動ということになると、大陸の輪郭に沿って北上、または南下するのが一般的だ。
『東の月輪』が拠点にしているトトロアの街はほぼ南端に位置するため、この地図では左下にその名が記載されている。
王都まで歩けば一月、馬車でも二週間以上は掛かるだろう。
「見ても判るように王都から聖峰までの最短距離は砂漠越えになるから、例の目撃情報がこの方向から来ているとは考え難い」
「当然ね。運よく不可侵の森の入り口に立てたとしてもその先には私たち吸血族の里や、私の隠れ家があるもの。異変があればそんな目撃情報以前に此方に反応があるわ」
マリアンヌが断言し、ロシュ達はそれを受け入れる。
「となると、聖峰に現れたおぞましい怪物の目撃情報は、王都より北、もしくは南のどこかを経由して齎されたはずだけど、十二年振りに音信不通だった兄が依頼して来たんだ。此方側だと推測するけれど、どうだろう」
「同感だ」
クロヴィスが頷いた。
「あの魔術は姿と共に声を伝える。いくら警戒しても第三者に聞かれてしまう可能性はゼロに出来ないのだから重要な内容ほど最初から録音しないのが一番だ」
「うん。そう考えると、聖峰に現れたおぞましい怪物という情報は、事実ではない」
「えっ」
ロシュの断言にイライザが驚きの声を上げる。
「でも私達は明日から聖峰に向かうんですよね?」
「向かうよ。方向的にはね」
「……え?」
混乱する少女に、ロシュは小さく笑って説明した。
「あのねイライザ。さっき師匠が言ったように大事なことほど言わない方が良いなら、怪物の目撃情報以上に隠さなければならない事があっただろう?」
「隠す……あ、呪いの……」
「そう。いくら王家の『影』に託した伝言とはいえ十年以上も関りの無かった僕に「王家が呪われた」なんて伝えてくること自体がおかしいんだよ」
「でも殿下は弟のロシュ様を心配して……」
「そうだね。本当に、純粋に心配して伝えてくれた可能性もゼロではないと思う。でも、僕はいないはずの王子だから」
イライザは瞠目する。
そんな内容の台詞を柔らかな笑顔で言い切ったことに顔色を変えた。
危機感が足りないと言えばそれまで。
しかしロシュの安全のためには冷酷無比になる二人の師を見ている彼からしてみればイライザのこういうところに救われるのは確かで。
だから、微笑える。
「『影』は確実に付いてきているだろうから聖峰には向かうよ。しかしどこで何を仕掛けられるかは判らない。あの伝言で僕たちに何をさせたいのか……どこに誘き出したいのかが判明するまでは聖峰に向かおうと思う」
トトロアの街から、地図上の今日通った道を指でなぞり、森の手前で止める。
ちょうどいま野営しているこの場所だ。
「明日からは森に入って、しばらくは北へ真っ直ぐ。ケルピーの湖辺りで東側に迂回して……森人族の集落はこの辺りでしたか」
「ああ。私が同行しているし敢えて避ける必要はないが、面倒ならもう少し東に逸れてから聖峰方面に方向修正した方が良いかな。時間を稼げば敵の腹の内も見えやすくなるかもしれないし」
「どうかな」
「森人族に関しては任せるわ。その人がいようがいまいが吸血族は招かれざる客でしょうし」
マリアンヌに確認を取るとそんな返事があった。
森人族と吸血族の仲の悪さは、この二人に限った事ではない。種族として合わないのが彼らなのだ。
それからまた二、三の確認事項を話し合って今日の作戦会議は終了した。
ケルピーの湖まで徒歩で三日ほど掛かるだろうし、旅自体がしばらくは森の中。家を出せるだけの平地があれば良し、無ければ通常の野営が続くことになる。
「明日の朝は7時出発で」
「了解です」
「判ったわ、……じゃあイライザちゃん。しばらくはベッドで寝られなくなるでしょうし今夜はゆっくり休ませてあげるわね」
「そ、そうですね! ゆっくり! 休みたいですっ!」
真っ赤になっているイライザに、ロシュは心の中で「ごめん」と「頑張れ」を伝える。
経験がないため何とも言えないが吸血族がお気に入りを咬んで血を吸う行為は人の食事と同じで命を繋ぐためには必須だ。
ただし吸われた方はイライザ曰く「ぽやぽやしてふわふわします」と。
お詫び程度とは言え吸血族と繋がることで吸われる方には魔力が増える。結果的に戦力の強化にはなるのだが、増えた魔力が体に馴染むまではいろいろと大変らしい。ベッドがないと横になる場所がなくて余計に辛いそうだ。
「ロシュはお風呂を堪能かな」
「あ、はい。そのつもりです」
「なら湯はりをしておくよ」
「ありがとうございます」
女性二人の遣り取りに呆れた様子のクロヴィスがそう言って浴室へ移動していくのを見送り、ロシュも急いで地図を片付けようとした。
「……旅、か」
十二年前に王都から逃げた先は砂漠を越えたマリアンヌの隠れ家で、その後にトトロアの街へ移動する時には不可侵の森を南下した。
賢者と呼ばれるクロヴィスとマリアンヌがいたから生き延びた旅だった。
そして現在。
ロシュは再び彼らと一緒にあの道を逆に進むことになる。
あの時と同じように、生きるために。
「叶うなら冒険者としてもっと気儘な旅を楽しみたいんだけどね」
こそっと呟いて、自分で笑ってしまった。
この世界をロシュも机上の地図でしか見たことがない。ほとんどはクロヴィスから習った知識だが、この世界に大陸はここ一つしかなく、国はヴォカロしかない。
広大な大地の八割は不可侵の森に覆われていて国が把握している人口はおよそ三千万人。
一方で、その三千万人に含まれない森人族や吸血族の隠れ里があることは知っているというのだから奇妙な話だ。
船に乗れば海に出られる。
広い森に阻まれていても聖峰の向こう側に行く事が出来る。
ただし沖に進むにつれて見えない壁に進路を阻まれて動けなくなると教えられたとき、ロシュはこの世界を「まるでガラス玉に大陸が閉じ込められたみたいだ」と思った。
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