上 下
54 / 80

第54話 愛の巣

しおりを挟む
学校はもはや戦場だった…

なぜか迷彩柄の衣装に身を包んだ先生たちが、多分エアガンと思うものを構えて正門で見張りをしている。

さらに塀の向こうから何やら見張り台のようなものも見える。
そこからは同じようにライフルのようなものを構えた人間と双眼鏡であたりを監視する人間が侵入者を警戒しているようだ。

いやなにこれ!?
今から学校使ってサバゲ―でもやるのかという雰囲気だった…

「あの、先生教室に入りたいんですが…」

正門に仁王立ちする先生に声をかけるとなぜか睨まれた。

「貴様、チェリーだな?校長の回し者の疑惑がある貴様を学校に入れるわけにはいかん、去れ!」

「いや意味不明な理由で登校拒否すんなよ!今日平日だろ!?授業は!?ねぇ授業は!?」

もう秋なのに受験生たちは大丈夫なのか?

「授業は通常通り行う。しかし校長サイドの人間はたとえ生徒であっても通すなとボスに言われている。去れ!」

「いや俺が授業についていけなくなるから勝手なことすんなよ!ていうかボスって誰だよ!?」

「それは言えん」

まぁそうだろうな…

しかし校長サイドの人間って誰だ?
カレンは娘だから当然として、身内のアラン教頭たちはどうなんだろう?

渋々寮に戻ると、校長が呑気にビールを飲んでいた。

「おい、なんで朝っぱらから飲んでるんだよ!」

「おお、きゃいときゅんではないか。もう飲まんとやっておれんじゃろうが。早速アランたちには連絡した。ここにくるみたいじゃからあとはよろしくの」

「おい、勝手に人に任せるな!まじでちゃんとしないと今回ばっかりはヤバそうですよ!!」

「あははは、なんか世界がぐるぐる回っとるわい。私の学校はもう誰かに奪われたんじゃー、あははは」

ダメだ、ショックで完全におかしくなってる…

ほどなくして校長は酔いつぶれてソファーで寝た。
カレンはそんな父親を見ても表情を変えない。

「カレン、校長って普段家ではこんなんなのか?」

「んー、お酒飲んでるの見たことない」

「相当キてるなこれは…」

しばらくして、アランさんとサリーさん、それに高村さんがやってきた。

しかし当然といえば当然なのだがアランさんと高村さんに不穏な空気が漂っている。

「あの…校長はちょっと寝ちゃいましたが先に話しといてくれって…」

「校長が一番ショックでしょうね。それだというのに従者の身でありながら年甲斐もなく主人の身内に手を出すなどという腐ったじじいがいるのは少し気分が悪いですが始めましょうか。」

「アラン様ともあろうお方がなんとも器量の小さなことをおっしゃる。妹君の幸せを第一に考えられぬような兄上をお持ちでは、さぞサリー殿も苦労なさった事でしょう。」

「なんだと!?」

「勝負なら受けて立ちますぞ」

「ちょい待った!今揉めるなよ!!これが終わってからやってくれよ頼むから!」

こんなんで大丈夫かな…

「快斗君の言う通りよ!私はセバスチャンもお兄様も大好きなの、だから二人で私を取り合うなんてそんな悲しいことしないで!私はみんなのものよ!」

「うるさいわこのブラコン!!大体お前ら兄妹の関係がおかしいからこんなことになるんだよ!悲劇のヒロインすんな!」

あーイライラする…

「とにかく、今は学校を誰が占拠したのかを探るのが先です。先生曰くボスがいるって話でしたし、目的もまだわかりませんし。」

「校長の座を欲しいというのなら決闘する以外方法はありませんからね。学校を乗っ取る理由がよくわかりませんが…」

「アランさんたちは学校に入ることはできないんですか?」

「はい…校長の身内ということでそれはできませんでした。従者のものも顔がバレていて難しい様子です。」

「うーん、どうしようかな…あ、そうだ」

俺はあることを思い出した。
そう、学校内に住んでいるアホな先輩たちがいた。

「ちょっと心当たりがあるんで行ってきます。カレン、行くぞ」

「わかった、あなたとなら地の果てまでも」

「どこでそんなセリフおぼえたんだよ!急に出すのやめて驚くから!」

みんなを寮に残して外に出た後で、まず命先輩に電話をかけた。
教頭先生がいる前だと、さすがに学校に生徒が寝泊まりしてるなどというのは言い辛かったからである。

「もしもし、先輩?今どこですか?」

「おお、チェリー。スタジオにいるんだけどなんか学校がすごいことになってるな。とりあえずヤバくなったら隠し通路から脱出するよ。」

「その隠し通路教えてくれませんか?ていうかメラニーさんの部屋って校長の家ですよね?」

「いや、別で借りてる家があるんだが…校長には絶対に言うなよ?」

「言いませんよそんなこと…とにかく早く教えてください!」

聞いた住所に向かうと、ひっそりと建つ小さな平屋があった。

「ここ、佐津江との愛の巣」

「うーん、なんか入りたくなくなるなそれ…」

玄関の鍵は閉まっている。
カレンにメラニーさんへ電話してもらうとポストの中に鍵があるということだった…

隠れ家のくせに不用心だな…

鍵を開けて中に入ると、小さな部屋が三つあった。

二つはほとんど物置状態で散らかっていたが、奥の部屋に少し広めのベットが置いてあった。

ご丁寧にゴムやおもちゃも枕元にあった…

これは見たくなかったな…

「ママ、ここでエッチしてる」

「わかってても言わないで!」

「快斗、ここ借りる?」

「借りません!」

よからぬ想像が働きそうになりながらも隠し通路を探した。

そして押し入れの床に切れ目があった。

「これだ!カレン、ここから学校に行くぞ。」

「うん、なんかドキドキ」

二人で隠し通路をしばらく歩いた。

そう、歩けるほどに天井が高くご丁寧に灯りもついていてただのどこかの廊下を歩いているようだった。

どうやってこんな穴をこっそり掘るの!?いやお金もそうだけどここの生徒ってみんな何者なんだよ!

しばらくいくと梯子があったので昇ってから蓋を開けた。

「よいしょ…あ、スタジオだな。」

「おお、チェリー着いたか。」

命先輩が俺たちを迎えてくれた。

スタジオの入り口には鍵をかけてあるそうだが、授業が落ち着いたら先生が来る可能性はあるという。

俺は事情を説明した。

「というわけで、学校の中で何が起こっているか探ってほしいんです。俺とカレンはブラックリストに入ってるみたいですから…」

「なるほどな。俺も校長はいいお客さんだから追い出されると困る。よし、ひと肌ぬいでやるとするか!」

「ありがとうございます。」

「二人は一回寮に戻れ。ここにいると危険だからな。あと、薬師寺と大石には連絡入れておいてくれ。二人も多分協力してくれるはずだから。」

なんかこういう時に頼れる先輩がいたことで、俺は初めてこのアホな人たちとの出会いに感謝した…

一度二人で通路から隠れ家に戻ると何やら部屋から音がする。

恐る恐る押し入れから部屋を覗くとメラニーさんがいた。
しかも誰か男といる。

「ほんと君って可愛い顔してるわね、ここで夜を明かしましょうか。」
「え、本当に僕でいいのかい?じゃあ早速…」

「早速じゃないわ!なにやってんのこんなとこで!」

思わず突っ込んでしまった…

男は押し入れからのツッコミにビビッて逃げてしまった。

「あら、快斗くんじゃない。どうしたの君も私に抱かれにきたの?」

「娘の前でよく堂々とそんなことが言えますね…」

「ママ、元気そう」

「いやここはビッチって言わんのかい!」

元気も元気だよ、こんな昼間から男連れ込んでるんだから…

「それで、どうしたの?隠し通路を通ってまでスタジオにいく用事でもあったの?」

「いやそれがですね…」

俺は一応状況を説明した。

校長の嫁とはいえ学校関係者ではない彼女にそんな話をしても無駄化もしれないが、協力者は多いに越したことはない。

「なるほどねぇ、パパも恨み買うこと多いから。悪いことばっかしてると報いを受けるっていうし?」

「いやそれはあんたが一番言っちゃならん言葉だろ!どんだけ不貞行為働いてるんだよ!!」

この人が天罰を受けないとするのなら、もはやこの世に神はいない…

「それでですね、校長もかなり参っちゃてるんですよ…寮に来てくれませんか?アランさんやサリーさんもいるんだし。」

「ああ、あの二人もいるの?うーん、じゃあパス。私二人とはあんまり仲良くないのよ。」

「え、そうなんですか?意外ですね…。まぁとにかく協力してほしいことがあったらまた頼むんで、お願いしますね。」

「はーい、でもせっかくだからカレンと3Pしていく?」

「しません!」

ほんとに今更だがとんでもない親だな…

俺たちは寮に戻り命先輩の連絡を待つことにした。

寮にいるみんなと合流し、今学校で知り合いに何が起きているかを調べてもらっていると説明した。

「とりあえず昼だし、ピザでも頼みましょう」

寝ている校長を除いても5人いるので、ピザを六枚発注した。(カレンが二枚食べるので)

いつものようにアンが出前にきた。

「今日は多いな」

「いや、居候ができたとかじゃないからな」

「残念」

「便乗してここに住もうとするなよ!」

「今日はなに?」

「なんか校長が大変なことになってだな…」

「校長が?」

「ああ」

「なんでも言え、力になる」

「お前の忠誠心はどっから出てくるんだよ…」

こんだけ冷遇されてもアンだけは校長一筋だな…

「なんかあったら頼むわ。サンキュー」

「ダーツのフライト替えておく」

「いや多分ダーツ勝負はしないと思う…」

アンは何かを投げる仕草をしながら帰っていった。

いやだからダーツ勝負はしないぞ!?

戻ってみんなでピザを食べていると命先輩から電話が来た。
少し席を外して電話をとった。

「もしもし先輩?早かったですね。なにかわかりました?」

「ああ…それより今寮には誰がいる?」

「え、教頭と高村さんとサリーさん、それにカレンだけど?」

「まずいな…」

「どうかしたんですか?」

「時間がないから端的に言うぞ。今回の首謀者だがな…」

命先輩が首謀者の名前を言おうとしたときに後ろから声がした。

「誰と話してるんですか快斗くん?」

アランさんだった。

「い、いやちょっと先輩と…」

その時命先輩から出た名前の人はそこにいた。

「教頭が今回の事件のボスだ」

俺の目の前に、命先輩が名前を告げた人がいる。

「こっちで話をしてくれても構いませんよ?」

そう言って俺にアランさんが近づいてくる…

俺はとっさに通話を切った。

まさか…この人が犯人だと?

俺は優しく微笑みかけてくるアランさんを見ながら怯えた。

そしてこれからどうすれば良いか全く頭が働かないまま皆のいるところへ連れ戻された。

次回 裏切り者はアランだった!

この窮地をどう脱するのか!?

さらに共犯者の存在もあり事態は混沌とする…

一体彼の目的は?更に挑んでくる勝負とは!?

ちょっと真面目な展開だな…












しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

しゅうきゅうみっか!-女子サッカー部の高校生監督 片桐修人の苦難-

橋暮 梵人
青春
幼少の頃から日本サッカー界の至宝と言われ、各年代別日本代表のエースとして活躍し続けてきた片桐修人(かたぎり しゅうと)。 順風満帆だった彼の人生は高校一年の時、とある試合で大きく変わってしまう。 悪質なファウルでの大怪我によりピッチ上で輝くことが出来なくなった天才は、サッカー漬けだった日々と決別し人並みの青春を送ることに全力を注ぐようになる。 高校サッカーの強豪校から普通の私立高校に転入した片桐は、サッカーとは無縁の新しい高校生活に思いを馳せる。 しかしそんな片桐の前に、弱小女子サッカー部のキャプテン、鞍月光華(くらつき みつか)が現れる。 「どう、うちのサッカー部の監督、やってみない?」 これは高校生監督、片桐修人と弱小女子サッカー部の奮闘の記録である。

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

ネットで出会った最強ゲーマーは人見知りなコミュ障で俺だけに懐いてくる美少女でした

黒足袋
青春
インターネット上で†吸血鬼†を自称する最強ゲーマー・ヴァンピィ。 日向太陽はそんなヴァンピィとネット越しに交流する日々を楽しみながら、いつかリアルで会ってみたいと思っていた。 ある日彼はヴァンピィの正体が引きこもり不登校のクラスメイトの少女・月詠夜宵だと知ることになる。 人気コンシューマーゲームである魔法人形(マドール)の実力者として君臨し、ネットの世界で称賛されていた夜宵だが、リアルでは友達もおらず初対面の相手とまともに喋れない人見知りのコミュ障だった。 そんな夜宵はネット上で仲の良かった太陽にだけは心を開き、外の世界へ一緒に出かけようという彼の誘いを受け、不器用ながら交流を始めていく。 太陽も世間知らずで危なっかしい夜宵を守りながら二人の距離は徐々に近づいていく。 青春インターネットラブコメ! ここに開幕! ※表紙イラストは佐倉ツバメ様(@sakura_tsubame)に描いていただきました。

ガダンの寛ぎお食事処

蒼緋 玲
キャラ文芸
********************************************** とある屋敷の料理人ガダンは、 元魔術師団の魔術師で現在は 使用人として働いている。 日々の生活の中で欠かせない 三大欲求の一つ『食欲』 時には住人の心に寄り添った食事 時には酒と共に彩りある肴を提供 時には美味しさを求めて自ら買い付けへ 時には住人同士のメニュー論争まで 国有数の料理人として名を馳せても過言では ないくらい(住人談)、元魔術師の料理人が 織り成す美味なる心の籠もったお届けもの。 その先にある安らぎと癒やしのひとときを ご提供致します。 今日も今日とて 食堂と厨房の間にあるカウンターで 肘をつき住人の食事風景を楽しみながら眺める ガダンとその住人のちょっとした日常のお話。 ********************************************** 【一日5秒を私にください】 からの、ガダンのご飯物語です。 単独で読めますが原作を読んでいただけると、 登場キャラの人となりもわかって 味に深みが出るかもしれません(宣伝) 外部サイトにも投稿しています。

ドS編集M男と少し売れてる漫画家A子

北条丈太郎
キャラ文芸
不器用で短気な編集M男と面倒くさい少女漫画家A子の仕事以上恋愛未満な物語

処理中です...