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番外編
???
しおりを挟む「申し訳ありません。失敗しました」
「そう」
虚ろな目で答える主。
「もう一度、チャンスをいただければ・・・」
「駄目よ」
ペーパーナイフをスっと撫で、くすくすと笑う。
「きっと警衛が厳しくなっているはず。もう方法がないわ」
「しかし・・・!」
こちらを振り向きふんわりと笑った。
「大丈夫よ。また機会はあるわ」
私は静かに頭を下げるしかなかった。
「あぁ早くお会いしたいわ、ヴァーデン様。待っていてください。すぐにわたくしが解放してあげますからね」
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