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「では、俺はこれで──」
「あ、ごめん! ちょっと待って!
腰を浮かしたアイヴィスに、私は待ったを掛ける。
「最後に一つだけいい?」
「ええ、勿論です。なんでしょう?」
「──麻薬って、わかる?」
「…………いえ、噂には聞いたことがありますが……魔族は屈強な戦士です。そんなまやかしの物を頼るものはいません」
「そう……」
犯人の行動範囲は広い。
もしかしたら魔族にも使用者はいるんじゃないか? そう思ったんだけど、この世界の魔族達は意外と頼りになる。
「……そういえば」
と、そこでアイヴィスが何かを思い出したように呟いた。
「前にそのようなあやしい薬を売りつけられそうになったと、部下から報告が上がったことがあります」
「っ、それで、どうしたの? そいつの容姿とかわかる?」
「男だったようですが、目元深くまでローブを被っており、詳しいところまでは調べていないようです。気味が悪いと追い返したのが仇となりました……部下が言うには、ローブの奥に見えたのは紳士服のような物だったと」
「男で紳士服のような格好、そしてローブね。ありがとう、これだけ情報があれば助かるよ」
「いえ、ティア様の頼みです。これくらいして当然です。……よろしければ、魔族もその悪魔について調査をいたしますか?」
「…………いや、嬉しいけど、これは人の問題だ。魔族を関わらせる訳にはいかないよ」
魔族が動き出すとなれば、色々と危険だ。
もしかしたらギルドや国の調査員が魔族を見つけ、魔族と悪魔の関係も怪しまれてしまう可能性がある。それだけは絶対に避けるべきだ。
アイヴィスもそれはわかっているのか、わかりましたと残念そうに言い、それ以上は無理を言わなくなった。
「ではティア様、無理だけはなされませぬよう……勇者は活動を休止しているようですが、それでも何が起こるかわかりません。くれぐれも気を抜かれないよう」
「勇者? 何それ。私は創った覚えはないけど」
──勇者。
ここで新しい言葉が出てきた。
「……ああ、そういえばそうでした。勇者とは俺──魔王を倒すべく神からの加護を授かった人間です」
「我が子を殺すためってのは気に入らないけど、それでも人間の正義の味方ってことでしょう? 聞こえは良い気がするけど?」
「昔は良い勇者がいました。ですが、代々勇者とは受け継がれていくもの。時が経って今の勇者となり……」
「そいつが問題って訳だ」
アイヴィスはこくりと頷いた。
「奴は平気で人を傷つけます。女子供だろうと、関係なく。人の間では、すでに勇者は邪魔者扱いをされているようです。ですが、それを言えば反逆罪だと首を斬ります」
「どっちが悪役なのかわかったものじゃないね」
「ええ……どんなクズだとしても、勇者であることに変わりはありません。この町を訪れるやもしれません」
「そうかな、こんな田舎に来ることはないと思うよ? そもそも来る必要がない」
「ティア様……」
「……はぁ、わかってるよ。そのくらいは予想出来る。もし来た場合は警戒することにするよ。うちには最強の従者がいるからね。心配はいらない」
「『悪魔公』ですか……神が悪魔を召喚するとは、大胆なことをしますね。ですが、確かにあの悪魔ならば──」
「リリスだよ」
「失礼しました。リリス殿ならば、ティア様を確実に守ってくれることでしょう。……実際、訪問した時に殺されかけました」
「はぁ!? ちょっと大丈夫だったの?」
本気で焦り、体をペタペタと触る私を、アイヴィスは笑った。
「ええ、ティア様秘蔵のポーションを使い、完全回復しました。代金は後に送らせていただきます」
「いや、代金はいいよ。むしろ、うちのリリスが悪いことをしたね」
「気にしていません。急に訪問した俺が悪かったのです」
にしても、魔王を殺す手前まで持って行くとは……リリスは本当にやりすぎなんだよなぁ。主人の心臓が保たないよ。
また私の秘蔵のポーションということは、99パーセントのやつを使ったな?
……まぁ、すぐに作れるから別に良いんだけど、少しは自重してほしい。
「ではティア様。本当にお気を抜かれないよう……」
「うん、今日は来てくれてありがとね。そっちこそ、気をつけて」
アイヴィスは最後に深く頭を下げ、体が光に包まれて私の目の前から消えた。
遠い場所を一瞬で移動できる『転移』の魔法だ。
「……どうやら帰ったようですわね」
魔王が帰ったことを感知したのか、店の方からリリスが姿を現した。
「何の用だったのです?」
「母親に会いに来ただけらしいよ」
その返答に、リリスは少しムッとした表情になった。
「母親に会うためだけに危険を冒して人の町に来るとは、随分と母親想いなのですね」
「あはは……まぁ皮肉を言わないであげてよ。アイヴィスは数千年も私を待っていてくれたんだ。私は嬉しいよ」
「……ふんっ、お店の片付けをしてきますわ」
あらら、拗ねちゃったか。
「案外可愛い面もあるんだね」
「──ティア様!」
「何も言っていないよー」
ボソッと聞こえないように言ったつもりだったけど、地獄耳だったようだ。
私は軽く手を振り、ご飯の用意が出来たら呼びに来てと伝えて部屋に戻る。
そのままベッドにダイブし、ゴロゴロと転がりながら今日起こったことを思い出す。
「アイヴィス……かぁ……」
私の魔力を感じることが出来れば、もしかしたらいつかやって来るかもしれないと予想はしていた。
でも、まさかこんなに早く来てくれるとは思っていなかった。
「嬉しいなぁ、こんなに大きくなって……」
最初はまだ成長途中の青年だった。
それが年を重ね、そして何度も転生を繰り返して私の願いを守ろうとしてくれていた。
嬉しくない訳がない。
「……勇者だっけ」
魔王を殺すために神から加護を授かった。
そんな奴がいるなんて知らなかった。気にかけるべき存在ではあるだろう。一応、問題児でもあるみたいだし、どこかで出会うなんてこともあり得る。可能性がゼロではないのなら、アイヴィスが言った通り注意しておくのが安全だろう。
今日の収穫は、麻薬の元凶の情報が少しでも手に入ったことだ。
ジュドーさんに報告するべきだろうけど、あの人がいつ帰ってくるのか把握していないので、その時を気長に待つしかない。
「あはは……何かないかなと思っていたけど、一気に色々進んだな」
そんな呑気なことを言っているけど、私は内心焦っていた。
どうにも、事件の中心に私が巻き込まれているような気がしてならない。
「いや、それはない。偶然だ偶然。たまたま重なっているように感じるだけで、別に問題はない」
現実逃避をしているという自覚は、ある。
それがわかっていても、逃げたい気持ちは大きかった。
「はぁ……」
ここまで関わっておいて、今更逃げられないことくらいわかっている。
それでもやっぱり休みたいと思うのが性な訳で……。
「休む。いつやる。今でしょ」
「ティア様、ご飯の準備が出来ました」
「あ、はい」
タイミングよく扉が開かれ、リリスが入ってくる。
難しいことはご飯を食べてからにしよう。
そう思い、私はベッドから起き上がった。
「あ、ごめん! ちょっと待って!
腰を浮かしたアイヴィスに、私は待ったを掛ける。
「最後に一つだけいい?」
「ええ、勿論です。なんでしょう?」
「──麻薬って、わかる?」
「…………いえ、噂には聞いたことがありますが……魔族は屈強な戦士です。そんなまやかしの物を頼るものはいません」
「そう……」
犯人の行動範囲は広い。
もしかしたら魔族にも使用者はいるんじゃないか? そう思ったんだけど、この世界の魔族達は意外と頼りになる。
「……そういえば」
と、そこでアイヴィスが何かを思い出したように呟いた。
「前にそのようなあやしい薬を売りつけられそうになったと、部下から報告が上がったことがあります」
「っ、それで、どうしたの? そいつの容姿とかわかる?」
「男だったようですが、目元深くまでローブを被っており、詳しいところまでは調べていないようです。気味が悪いと追い返したのが仇となりました……部下が言うには、ローブの奥に見えたのは紳士服のような物だったと」
「男で紳士服のような格好、そしてローブね。ありがとう、これだけ情報があれば助かるよ」
「いえ、ティア様の頼みです。これくらいして当然です。……よろしければ、魔族もその悪魔について調査をいたしますか?」
「…………いや、嬉しいけど、これは人の問題だ。魔族を関わらせる訳にはいかないよ」
魔族が動き出すとなれば、色々と危険だ。
もしかしたらギルドや国の調査員が魔族を見つけ、魔族と悪魔の関係も怪しまれてしまう可能性がある。それだけは絶対に避けるべきだ。
アイヴィスもそれはわかっているのか、わかりましたと残念そうに言い、それ以上は無理を言わなくなった。
「ではティア様、無理だけはなされませぬよう……勇者は活動を休止しているようですが、それでも何が起こるかわかりません。くれぐれも気を抜かれないよう」
「勇者? 何それ。私は創った覚えはないけど」
──勇者。
ここで新しい言葉が出てきた。
「……ああ、そういえばそうでした。勇者とは俺──魔王を倒すべく神からの加護を授かった人間です」
「我が子を殺すためってのは気に入らないけど、それでも人間の正義の味方ってことでしょう? 聞こえは良い気がするけど?」
「昔は良い勇者がいました。ですが、代々勇者とは受け継がれていくもの。時が経って今の勇者となり……」
「そいつが問題って訳だ」
アイヴィスはこくりと頷いた。
「奴は平気で人を傷つけます。女子供だろうと、関係なく。人の間では、すでに勇者は邪魔者扱いをされているようです。ですが、それを言えば反逆罪だと首を斬ります」
「どっちが悪役なのかわかったものじゃないね」
「ええ……どんなクズだとしても、勇者であることに変わりはありません。この町を訪れるやもしれません」
「そうかな、こんな田舎に来ることはないと思うよ? そもそも来る必要がない」
「ティア様……」
「……はぁ、わかってるよ。そのくらいは予想出来る。もし来た場合は警戒することにするよ。うちには最強の従者がいるからね。心配はいらない」
「『悪魔公』ですか……神が悪魔を召喚するとは、大胆なことをしますね。ですが、確かにあの悪魔ならば──」
「リリスだよ」
「失礼しました。リリス殿ならば、ティア様を確実に守ってくれることでしょう。……実際、訪問した時に殺されかけました」
「はぁ!? ちょっと大丈夫だったの?」
本気で焦り、体をペタペタと触る私を、アイヴィスは笑った。
「ええ、ティア様秘蔵のポーションを使い、完全回復しました。代金は後に送らせていただきます」
「いや、代金はいいよ。むしろ、うちのリリスが悪いことをしたね」
「気にしていません。急に訪問した俺が悪かったのです」
にしても、魔王を殺す手前まで持って行くとは……リリスは本当にやりすぎなんだよなぁ。主人の心臓が保たないよ。
また私の秘蔵のポーションということは、99パーセントのやつを使ったな?
……まぁ、すぐに作れるから別に良いんだけど、少しは自重してほしい。
「ではティア様。本当にお気を抜かれないよう……」
「うん、今日は来てくれてありがとね。そっちこそ、気をつけて」
アイヴィスは最後に深く頭を下げ、体が光に包まれて私の目の前から消えた。
遠い場所を一瞬で移動できる『転移』の魔法だ。
「……どうやら帰ったようですわね」
魔王が帰ったことを感知したのか、店の方からリリスが姿を現した。
「何の用だったのです?」
「母親に会いに来ただけらしいよ」
その返答に、リリスは少しムッとした表情になった。
「母親に会うためだけに危険を冒して人の町に来るとは、随分と母親想いなのですね」
「あはは……まぁ皮肉を言わないであげてよ。アイヴィスは数千年も私を待っていてくれたんだ。私は嬉しいよ」
「……ふんっ、お店の片付けをしてきますわ」
あらら、拗ねちゃったか。
「案外可愛い面もあるんだね」
「──ティア様!」
「何も言っていないよー」
ボソッと聞こえないように言ったつもりだったけど、地獄耳だったようだ。
私は軽く手を振り、ご飯の用意が出来たら呼びに来てと伝えて部屋に戻る。
そのままベッドにダイブし、ゴロゴロと転がりながら今日起こったことを思い出す。
「アイヴィス……かぁ……」
私の魔力を感じることが出来れば、もしかしたらいつかやって来るかもしれないと予想はしていた。
でも、まさかこんなに早く来てくれるとは思っていなかった。
「嬉しいなぁ、こんなに大きくなって……」
最初はまだ成長途中の青年だった。
それが年を重ね、そして何度も転生を繰り返して私の願いを守ろうとしてくれていた。
嬉しくない訳がない。
「……勇者だっけ」
魔王を殺すために神から加護を授かった。
そんな奴がいるなんて知らなかった。気にかけるべき存在ではあるだろう。一応、問題児でもあるみたいだし、どこかで出会うなんてこともあり得る。可能性がゼロではないのなら、アイヴィスが言った通り注意しておくのが安全だろう。
今日の収穫は、麻薬の元凶の情報が少しでも手に入ったことだ。
ジュドーさんに報告するべきだろうけど、あの人がいつ帰ってくるのか把握していないので、その時を気長に待つしかない。
「あはは……何かないかなと思っていたけど、一気に色々進んだな」
そんな呑気なことを言っているけど、私は内心焦っていた。
どうにも、事件の中心に私が巻き込まれているような気がしてならない。
「いや、それはない。偶然だ偶然。たまたま重なっているように感じるだけで、別に問題はない」
現実逃避をしているという自覚は、ある。
それがわかっていても、逃げたい気持ちは大きかった。
「はぁ……」
ここまで関わっておいて、今更逃げられないことくらいわかっている。
それでもやっぱり休みたいと思うのが性な訳で……。
「休む。いつやる。今でしょ」
「ティア様、ご飯の準備が出来ました」
「あ、はい」
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